「ソフトバンク回線で利用できるおすすめの格安SIMを知りたい」と思っている方へ、本記事ではソフトバンク回線のおすすめ格安SIMを3社ほど紹介します。
ソフトバンク回線を提供している格安SIMは多くありませんが、おすすめできるMVNOはあります。ソフトバンクのサブブランドである”Y!モバイル”では格安SIMクラスの低価格で大手キャリアと変わらない通信サービスを受けられますし、LINEモバイルはSNS利用に適しています。
いまソフトバンクから購入したスマートフォンを利用している人は、ソフトバンク回線を提供しているMVNOと契約してみませんか?
目次
格安SIMとは?ソフトバンク回線以外にもあるの?
まずは格安SIMについて簡単に説明します。
格安SIMとは日本の大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から通信回線帯域の一部を借りてモバイル通信サービスを提供している業者(MVNO)のことです。
MVNOはドコモ、au、ソフトバンクのいずれか(もしくは2つ以上)から通信回線を借りているため、ソフトバンク回線以外でも利用できる格安SIM業者はあります。
格安SIMのメリット
格安SIMを利用するメリットは「大手キャリアと契約するよりも圧倒的に月額通信料が安い」ことです。
大手キャリアと通信契約すると、最安プランでも7,000円前後は月額料金がかかります。1万円以上の通信費を払っている人も少なくないでしょう。一方で格安SIMは、データ通信プランのみなら1,000円を切るプランもありますし、音声通話プランでも1,000円ちょっとで利用開始できる格安SIMが多いです。
圧倒的な低価格こそ、格安SIMを利用するメリットといえます。
格安SIMのデメリット
一方で格安SIMのデメリットは「時間帯によって通信速度が大幅に低下する」ことです。
大手キャリアの通信回線の一部しか借りていないので、少ない回線に多くのアクセスが集中すると回線が混雑し、通信速度が著しく低下します。
通信速度制限が発生しやすいのは通勤通学時間帯(7~9時、17~19時)およびお昼時間帯(12~13時)です。とくに平日のお昼時間帯の速度制限はキツく、インターネット検索するのにも苦労します。
ソフトバンク回線の格安SIMおすすめ3社
以下ではソフトバンク回線を利用している、おすすめの格安SIMを3社ほど紹介します。
ソフトバンク回線のおすすめ格安SIM1:Y!モバイル
Y!モバイルは”ソフトバンクのサブブランド”といった位置づけで、格安SIMのお手軽料金と大手キャリアの通信速度の速さを兼ね備えたMVNOです。
格安SIMのデメリットであげた「時間帯による通信速度制限」がY!モバイルでは発生しにくく、ソフトバンクとおなじインターネットの使い心地といえます。インターネット通信が快適にも関わらず、料金プランは格安SIMと同じ価格帯なので、大手キャリアと格安SIMの良いとこ取りが可能です。
ソフトバンク回線のおすすめ格安SIM2:LINEモバイル
LINEモバイルはチャットアプリ「LINE」が運営する格安SIMです。
LINEモバイルの特徴は、特定のアプリで発生した通信費をカウントしない「カウントフリー・オプション」を提供しているところ。LINEの通信量はカウント対象外になりますし、追加オプションをつければTwitterやFacebook、InstagramといったSNSアプリの通信量もカウント対象外となります。
またLINEモバイルでは、格安SIMの中で唯一「LINEの年齢認証」に対応しています。実はLINEの年齢認証は大手キャリアもしくはLINEモバイルでないと認証できません。年齢認証できないとLINEの「ID検索」が利用できません。
とはいえID検索ができなくても友だちを追加する方法はあるので、まずLINEの利用で困ることはないかと思われます。
ソフトバンク回線のおすすめ格安SIM3:mineo
mineoは格安SIM初心者向けのMVNOです。
mineoが運営する「マイネ王」というコミュニティにて、mineo利用中に発生した不明点を気軽に質問できます。また運営に対する意見も同コミュニティ上で可能です。
家族とパケットをシェアするプランが用意されていたり、実店舗も全国に200箇所以上あるのも安心感があります。
格安SIMの利用に不安を感じている人におすすめの、初心者向けMVNOといえます。
ソフトバンク回線の格安SIMを利用するメリットとは?
以下ではソフトバンク回線の格安SIMを利用するメリットについて解説します。
ソフトバンクが販売したスマホを再利用できる
ソフトバンク回線の格安SIMを利用する一番のメリットは、ソフトバンクから購入したスマートフォンをそのまま利用できることです。
キャリアから購入したスマートフォンには「SIMロック」という制限がかかっており、たとえばソフトバンクから購入したスマホをドコモSIMで利用することはできません。
最近では「SIMロック解除」も以前より簡単にできるようになりましたが、解除手続きをするのもめんどくさいですよね。
しかしSIMロックされたスマホは、同じキャリアの回線であれば利用できます。たとえばソフトバンクで購入したスマートフォンは、ソフトバンク回線の格安SIMであれば、SIMロックを解除せずとも利用できます。
Y!モバイルは通信速度が速い
これはY!モバイル限定のメリットですが、他のMVNOと比較しても通信速度が早く、かつ安定しているのが大きなメリットです。
格安SIMを利用していて感じる大きなデメリットが「お昼時間帯にスマホでデータ通信できない」こと。これが不満で、大手キャリアに戻るユーザーも少なくありません。
Y!モバイルはソフトバンク回線をそのまま利用しているので、お昼時間帯にアクセスが集中しても、通信速度が遅くなることはまずありません。それでいて通信料金も格安SIMと同じくらいなので、非常にお得です。
【結論】格安SIMはソフトバンク回線にこだわる必要なし
結論ですが、ソフトバンクから購入したスマホをそのまま利用したいといった人でない限り、ソフトバンク回線にこだわる必要はありません。
ソフトバンク回線を提供していなくてもおすすめできるMVNOはありますし、SIMロック解除もショップに持ち込めば簡単にできるので、わざわざソフトバンク回線にこだわるメリットは正直ありません。
ソフトバンク回線の格安SIMと大手キャリアの違い
最後に、ソフトバンク回線を提供している格安SIMと大手キャリア(ソフトバンク本体)の違いについて解説します。なおY!モバイルは料金プラン的に格安SIMの位置づけとなっていますが、提供されるサービス内容はソフトバンク本体と遜色ありません。
通信速度
格安SIMと大手キャリアの違いは、通信速度の安定性です。格安SIMでも高速データ通信は可能ですが、アクセスが集中する時間帯では通信速度がガクッと下がってしまいます。
大手キャリアであればアクセスの集中による通信速度低下は滅多に発生しません。使いたいときに快適にデータ通信できるのが、大手キャリアと契約するメリットといえます。
なお上述の通り、Y!モバイルはソフトバンク回線をそのまま利用しているので、アクセス集中による通信速度の低下はめったに発生しません。
通話し放題プラン
大手キャリアでは「国内通話であればいつでも、何度でも、何分でも利用し放題」プランが用意されています。
一方で格安SIMでは「1回10分以内の通話であれば、何度でも通話し放題」といった制限がついています。あまり通話をしない人であれば気になりませんが、仕事で通話をたくさんする人にとっては大きなデメリットといえます。
なおY!モバイルでは格安SIMクラスの低価格で唯一「国内通話であればいつでも、何度でも、何分でも利用し放題」プランが用意されています。たくさん通話を利用する人は、大手キャリアもしくはY!モバイルとの契約締結をおすすめします。
サポートの手厚さ
格安SIMでは通信料金を抑えるため、徹底してコストの削減を行っています。よって格安SIMが運営する直営店や販売店舗など、実在の店舗がない(もしくは少ない)ことが大きなデメリットです。
インターネット経由で手軽に契約できるのが魅力の格安SIMですが、店員さんから直接サービスの説明を受けられないのを不安に思う人もいるかとおもいます。
大手キャリアであればキャリアショップが全国各地にありますし、不具合や故障が発生したときはキャリアショップに持ち込めば良いという安心感がありますよね。
各種サポートの手厚さは、大手キャリアの圧勝です。
まとめ:ソフトバンク回線の格安SIMならY!モバイルがおすすめ
いかがでしたか。
格安SIMではさまざまなキャリアの回線を提供しているんので、わざわざソフトバンク回線にこだわる理由は正直あまりありません。ソフトバンクから購入したスマホを利用中で、SIMロック解除がめんどくさいといった人であれば、ソフトバンク回線の格安SIM利用がおすすめといえます。
ソフトバンク回線でとくにおすすめなのが、本記事で何度も紹介している”Y!モバイル”です。
ソフトバンク回線をそのまま利用しているので時間帯による通信速度制限が発生しにくく、ソフトバンクと同じくらい快適に利用できます。また格安SIMの中で唯一「いつでも、どこでも、何度でも通話し放題」プランを提供しているのも多いなメリットです。仕事で通話を頻繁にする人はY!モバイルと契約するメリットが大きいといえます。