ニートとは、基本、何もしていない人たちのことです。何もしないでいい……、それは非常に羨ましいことです。みなさんも、できれば気楽なニート生活をしたいと思っているのではないでしょうか。
しかし、実際に何もしないでいいということがあり得るのでしょうか。何もしなければ、お金がないということです。お金がなければ飢え死にしてしまうことになりますが。
ニートと言うものの、はっきりと言えば、お金稼ぎとはしっかり向き合っている存在とも言うことができるのではないでしょうか。
そうでなけば親のすねかじりです。いい方を変えれば親がニートを許しているのかもしれません。
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ニートは、お金稼ぎをする必要がないお金持ち?
ニートという言葉をみなさんいろいろな意味合いで解釈しているところがあります。実際にそれでいいのかもしれませんが、もう少し、共通認識を持っていないと、ニートについて話しあうときズレ、誤解が起きてしまう可能性がありますよね。
ニートは、Not in Education, Employment or Trainingで「NEET」なのです。
つまり、あの人ニートねといういい方をすれば、あの人は、就学・就労していない、また職業訓練も受けていない人たちのことです。
あと、ニートは、基本、
15から34歳までの年齢の人たちのことを言います。つまり、40歳あたりで仕事をしていない人たちのことを基本ニートといういい方はしません。
ニートは、Not in Education, Employment or Training、就労していない人たちのことであり、基本、お金稼ぎをしていない人たちということになります。
ニートは、何もしないで家でごろごろ……、しかし、お金稼ぎをしなければ、すぐに飢え死にしてしまうではありませんか。
しかしニートは、ひょっとしたらお金稼ぎをしなくていい人物なのかもしれません。お金稼ぎをしなくていいということは、考えられるケースは親のすねかじりです。
親がお金持ちなら、ニートは、別に敢えて労働をする必要はありません。
ニートは、お金稼ぎが必要ない、親の援助がある?
ニートは、親がお金持ちで、親に援助してもらうことができれば、お金稼ぎの必要はありません。
全然お金がなくて子供を見放しているような家庭環境と、お金持ちの親を持つニートは、根本的にニートの質が違うということになります。
親がお金持ちなら、敢えて子供たちは労働意欲がわかないとも言えます。親にお金がないから、働こうという労働意欲をわかすことができるのなら、子供さんがニートなのは、ストレートに親の責任ということになりますが。
お金持ちの親は、過保護に子供を育てないで子供にムダにお金を与えないというしつけも必要です。子供さんは、働かない美学を小さいうちに身につけてしまうと、簡単には修正することができなくなります。
親の財産がまだあればいいのかもしれませんが、もし、親の財産もなくなってしまった時には、子供さんは、自立することができないで飢え死しか選択肢はなくなってしまうでしょう。
ニートなのに、高級ブランドの時計など身につけている人たちは、親がお金持ちである可能性があります。お金稼ぎをして高級ブランドの時計を購入した訳ではありません。
しかし、ニートのイメージは、お金がないイメージなのでやっぱり矛盾はしていますよね……。
ニートは、孤独というイメージもありますが、例えば、私の知っているニートの場合、親が会社の社長をしていて、お金持ちのため、友だちにいろいろ食事をおごってあげたりしているのです。友だちもいろいろおごってくれるから、アイツとつきあっていようというモチベーションでいます。
決して、恵まれた友だち関係ということができないかもしれませんが、このような孤独とは全く違うニートも存在もあります。ニートという存在は、“哀れみ”の対象という認識の仕方をすれば、全然違うこともありますので、注意しましょう。
ニートは、お金稼ぎしないでも、使わないから減らない……?
家がお金持ちではないから、お金稼ぎをしなければならないニートも当然います。しかし、お金稼ぎをしなければならないニートなのに、なぜか家でごろごろしていたりします。それは何故なのでしょうか。
ニートと言えども、やっぱりお金稼ぎはしなければならないです。ニートは、仕事をしていない、仕事の訓練も受けていないという定義がありますが、実際に仕事をしているニートは一杯います。お金稼ぎをしなければ飢え死にしてしまうからです。
しかし、ニートは真剣にお金稼ぎと向き合っている訳ではありません。ちょっとニートはお金稼ぎと向き合い、お金をある程度稼ぐことができれば、すぐにアルバイトを辞めて、再びぐうたらなニート生活です。
お金は使うから減る
ニートは、本来の意味は仕事をしていない人たちのことです。しかし、お金稼ぎをしないと生活することができないですよね。おおかた、日本においてニートという存在は、お金がなくなればちょっとお金稼ぎをしている形態がほとんどと言っていいのではないでしょうか。お金稼ぎをしないで家に閉じこもるタイプの人たちは、「引きこもり」という別の呼び名があります。
インターネットでも、「ニートはお金がないのにどうして生活しているの?」……という疑問が非常に多いです。仕事をしないのがニートなので、仕事をしていればニートとは基本は言いません。ここには矛盾があります。
例えば、インターネットでは、祖母があげているらしい……とか、
必要に応じてお金を渡すという回答もありました。
つまり、ニートであるためには、親が相当援助している背景はあるようです。それがなれければ、ニートと言えども仕事しなければならないでしょう。
2007年に厚生労働省委託により実施された調査『ニートの状態にある若年者の実態及び支援策に関する調査研究』では、出身家庭の経済状況について、3.3%が「余裕がある」、10.8%が「やや余裕がある」、47.1%が「ふつう」というデータ結果があります。
ここでこのような調査をしているところを見れば、ニートは、親のお金と深い関係を持っている存在ということができます。
47.1%が「ふつう」ということです。そして、28%が「やや苦しい」、8.9%が「非常に苦しい」という結果ですが、ニートは、敢えて言えば、お金をそれ程使わないから、47.1%が「ふつう」程度でも、わずかな援助でニート生活を充分送ることができます。当たり前のことを言いますが、お金は使うから減るのではないでしょうか。
親と同居して、食事は親と一緒に食べているとしたら、何に対してお金をかけなければならないのでしょうか。
最近の若い人たちはお金を使わない
最近の若い人たちはお金を使いたがらないのです。だから、わずかな小遣い程度でも充分ニートを続けることができてしまうのです。
最近で言えば、問題は、インターネットの通信費程度ではないでしょうか。ある記事では、ニートは、生活費は両親が負担しているのが現状と書かれてあります。
インターネットの通信費程度、親任せにしているニートもいるでしょう。
ニートは、家の中に引きこもってずっとインターネット生活……、充分それで生きることができてしまうのです。
実際には、インターネットがあればいろいろなことが出来ますからね。私もそれで大丈夫という人たちが多いでしょう。つまり、インターネットが、ニート人口を増やしているともいうことができます。
最近の若い人たちはお金を使わない……、それは、商品経済の危機とも言うことができます。どんないい商品を作っても、商品は若者に購入してもらうことができません。ニート人口を抱えていることは、ニートそれぞれの人たちの危機ではなく、日本の危機です。
それでもニートはお金稼ぎしないと飢え死にしてしまうかも
最近では、50歳ニート問題もクローズアップしています。ニートと騒がれた頃からずっとニートを続けている人たちは、そろそろそのような年齢に達しているからです。
そして、依然ニートはお金稼ぎをしないで親のすねかじりという
のなら、そろそろ親も高齢者で限界ですよね。
結論をいえば、ニートは自分自身でお金稼ぎをしなければ飢え死にしてしまうのです。
そろそろニートもお金稼ぎ 就職しなければならない?
しかし、50歳ニートが、その年齢からニートを離脱しようと思っても決してうまく成功出来ないでしょう。それはもう遅すぎなのかもしれません。
ですから、もっと早い
時期にニートに危機感をもち、お金稼ぎをしなければなりません。
しかし、親が仕事をしないことを許してしまっていることはないでしょうか。
人間は、やっぱり仕事をしなければならない存在とも言えます。それを一年ニートという時期に気が付けばいいのです。
ニートにもいろいろ種類があります。一年ニートという期間も、就職活動ではブランクの理由をしっかり聞かれますが、まだ、若いから企業があなたを採用する可能性は充分あります。
ニートは、甘い蜜のようなものです。企業に就職するよりはニートの方が、お金がなくても全然楽でしょう。
そして若い人たちはいずれなんとかするというモチベーションでいるかもしれませんが、甘い蜜にずっぽりはまったままでいれば、いつの間にか50歳ニートになってしまい、企業でも全然相手にされなくなってしまうでしょう。
【ニートのお金稼ぎ】まとめ
親が仕事をしないことを許してしまっていることはないでしょうか。その家庭環境が、ニートを作り出している可能性があります。
人間は、やはりお金稼ぎをしなければならない飢え死にしてしまうのです。援助してくれる親も高齢者となりやがて死んでしまうでしょう。そのときどうにかしようと思うのでは手後れです。