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色と風水

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私達の日常に存在している「色」ですが、色にはパワーが宿っているとされています。
視覚的な作用があることはもちろんのことです。
しかし、色には紫外線や赤外線等と同様の電磁波のエネルギーを持っているのです。
今回は、色の持つパワーと風水について、ご紹介をして行きたいと思います。

色と身体について

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導入の部分において、色にはパワーがあるとお伝えをしました。
人が実際に目で見ることが出来る電磁波を可視光線と言います。
この可視光線の波長の長さやエネルギーの大きさによって、見える色が決まります。
色の持つパワーは単に視覚的なものだけではなく、科学的根拠にも基づいたものになり、
医療の現場にも色が取り入れられています。

例えば、患者さんの心が落ち着くということから、医療機関の内装にも、青色が取り入れられています。
また、医師や看護師さんの白衣と言ったら白色のイメージでしたが、最近では、ネイビー色のユニフォームを取り入れている医療機関もあるそうです。

小さいお子さんだけではなく、大人になっても、お医者さんは怖い、苦手なイメージを持つ人が多いと思います。
どうしても、ドキドキして緊張してしまうのもやむを得ないので、そういった緊張や興奮を和らげる効果が期待されます。

特に、東洋医学においては、色彩診断治療といった治療法があります。
身体の中の細胞は、それぞれに微量の電磁波を出しています。
体の不調がある部分の細胞は、本来の波長の電磁波を出していません。
その異常な細胞の波長と同じ色の、とても小さな布を、身体の不調のある部分に貼って、細胞の波長を正常な状態にするといったものです。

専門的な知識には詳しくはありませんが、赤色には身体を温めたり、活動的にしたり、青色は冷静さ、集中力を与えたり、黄色やオレンジ色は元気をもらえたり、ピンク色は可愛らしさやときめき、愛情のいろとされていますね。
その様に、色には身に着けたり見るだけでもパワーが貰えます。
視覚的なものだけではなく、科学的な根拠もあるのです。

方位と色について

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色の持つパワーについては、ご紹介をしました。
次に、色は方位とも関わりがあるので、それぞれに見て行きたいと思います。

  • 北  紫色、赤紫色、ピンク色、紺色、水色
  • 北東 黄色、ベージュ色、キャメル色、茶色、金色
  • 東  レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色
  • 東南 レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色
  • 南  赤色、赤茶色、オレンジ色、赤紫色、ピンク色
  • 南西 黄色、ベージュ色、キャメル色、茶色、金色
  • 西  白色、銀色、透明色
  • 北西 白色、銀色、透明色

となります。

風水について

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風水とは、古代中国で生み出された、気(エネルギー)を利用した開運法です。
風水の基本となっている考え方には、陰陽論と五行論の二つがあります。

まず、一つ目の陰陽論とは、全ての物事には、陰と陽との二極の性質が組み合わされているとする考え方です。
例えば、プラスとマイナス、男と女といったこと等です。

二つ目の五行論とは、全ての物事には、木(もく)、火(か)、土(ど)、金(ごん)、水(すい)の五つの要素から成り立っているとする考え方です。

五行論では、相性が良い要素同士を相生(そうしょう)、相性が普通の要素同士を比和(ひわ)、相性が良くない要素同士を相剋(そうこく)とそれぞれに言います。

相生

木・水(水は、木を育てます。)
木・火(木は、火を起こします。)
火・土(火は、燃え尽きると灰となります。この際、灰は土とします。)
土・金(金は、土から生み出されます。)
金・水(良質の水は、金から生み出されます。)となります。

比和は、木・木等の様に、同じ要素同士のものとなります。

相剋

木・土(土は、気の養分を吸い取ってしまいます。)
木・金(斧等の金は、木を切ってしまいます。)
火・水(火は、水に消されてしまいます。)
火・金(金は、火に溶かされてしまいます。)
土・水(土は、水を汚してしまいます。)

となります。

また、五行は、それぞれの要素だけではなく、方位、色、季節、身体の五臓、顔の部位、感情にも当てはめることが出来る為、それらも見て行きたいと思います。

  • 木(もく)
    東、青色、春、肝臓、目、怒り
  • 火(か)
    南、赤色、夏、心臓、舌、喜び
  • 土(ど)
    中央、黄色、土用、脾臓、口、憂鬱
  • 金(ごん)
    西、白色、秋、肺、鼻、哀愁
  • 水(すい)
    北、黒色、冬、腎臓、耳、驚き

となります。

実際に風水を取り入れてみる

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色と身体について、方位と色について、風水について、五行と方位、色などについて見てきました。
今度は、実際に風水と、風水に色を取り入れて行きましょう。

私が以前、風水について勉強をしていた時は、本来の風水の風は情報、風水の水は物質、お金という意味であり、良い情報を得て、お金を得るという考え方だと教えていただきました。
それが日本に伝わり、風水は開運の為の方法となったとのことです。
そして、風水におけるもう一つのコツは、要らないものは極力置かないことだそうです。

それでは、玄関や寝室、台所、お手洗い、浴室等に、実際に風水を取り入れてみましょう。

玄関

一番大事な場所で、吉方位は東南、南向きです。
東南の場合は、レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色、南の場合は、 赤色、赤茶色、オレンジ色、赤紫色、ピンク色のものを取り入れると良いでしょう。
玄関に、靴を沢山出しっぱなしにしてあるのは良いことではなく、一人一足分だけ玄関に出しておいて、他の靴は靴箱に仕舞ってしまうのが良いです。

また、玄関マットやスリッパはこまめに洗いましょう。

寝室

運気は眠っている間に整えられるとされます。
吉方位は、北、北西、南西です。
北の場合は、紫色、赤紫色、ピンク色、紺茶色、金色のものを取り入れると良いでしょう。
尚、北や北西は夫婦の結びつきを強めますが、冷えやすいので、注意が必要です。

頭を向ける方向は、出来たら北、北西が良いとされています。
これから活躍をしたい場合は、東でも構わないでしょう。
しかし、西に向けると、ぐっすり寝すぎて朝起きるのが困難になりがちです。
それと、夜寝る前は、必ず窓を閉める様にして下さい。
悪いものが入ってきやすいとされています。

台所

台所は、家族の健康を司ります。
吉方位は、東南、東で、北西や西日が入らなければ良いとされています。
東南、東の場合は、レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色のものを取り入れてみて下さい。

また、台所周辺は、常に綺麗にしておきたいものです。
水と火の相性は良くないので、コンロの近くにシンクがあったり、冷蔵庫の上に電子レンジを置くのも出来れば控えましょう。

お手洗い

吉方位は、東南、東です。
東南、東の場合は、レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色のものを取り入れてみて下さい。

そして、お手洗いの中にカレンダーやポスターを飾ったり、冬場は辛いかもしれませんが、トイレカバーを掛けるのもあまり良くはありません。
水を流す時は必ず蓋を閉めて、スリッパもこまめに洗いましょう。

浴室

吉方位は、南東、東です。
東南、東の場合は、レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色のものを取り入れてみて下さい。

浴室の中には、なるべくカミソリ等の刃物を置かない様に、難しい様であれば、刃先が見えない様に工夫をしてみて下さい。

居間

吉方位は、東南、東、南、西北、中央です。
東南、東の場合は、レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色のものを、南の場合は、
赤色、赤茶色、オレンジ色、赤紫色、ピンク色、南西の場合は、黄色、ベージュ色、キャメル色、茶色、金色、中央の場合は、黄色のものを取り入れてみて下さい。

まとめ

いかかでしたでしょうか。
まだありますが、今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。

全てを吉方位や適した色にする必要はありません。
出来る範囲で、日常に風水を取り入れて生活をより豊かにして行きましょう。

紫色、赤紫色、ピンク色、紺色、水色
北東 黄色、ベージュ色、キャメル色、茶色、金色
東  レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色
東南 レモン色、黄緑色、緑色、青色、青緑色
南  赤色、赤茶色、オレンジ色、赤紫色、ピンク色
南西 黄色、ベージュ色、キャメル色、茶色、金色
西  白色、銀色、透明色
北西 白色、銀色、透明色

となります。