まつ毛パーマはロットという器具、プラスまつ毛専用のパーマ液を使用して施術を行います。まつ毛パーマは、自分自身のまつ毛に対してカールを作る技術であるのに対して、マツエクはまつ毛をベースとしてエクステとグルーを使用して、自身のまつ毛にエクステをつける技術です。
どちらも女性の方々の目元を魅力的なものにするという意味あいでは同じですが、施術の内容などのには大きな違いがあります。
まつ毛パーマの後、マツエクはOKなのか質問が多かったので回答したいと思います。
目次
まつ毛パーマ、マツエクとは
まつ毛パーマとは自まつ毛に専用のパーマ液でパーマをかけ、まつ毛をカールさせる施術のことを言います。最近女性の方々は、まつ毛パーマにしようとする方々が急増しています。まつ毛パーマにすることで、毎朝ビューラーをしないでもまつ毛がカールしているので忙しい時間に少し余裕を作ることができるのではないでしょうか。
一方でマツエクは、まつげエクステンションを略した言葉で、自まつげに対して1本ずつエクステンションをグルー(専用接着剤)で装着する技術のことを言います。
マツエクのメリットはなんといっても軽くて自然な付け心地があること、&お手入れの手軽さにあります。逆にコストと施術に行く手間はかかってしまいますが、その分時間のない朝メイクを短縮することができます。
また、マツエクとマスカラが大きく違うのは自分の目の形、なりたい顔に合わせまつげをデザインできることです。
一方ではマスカラがいいという方々もいらっしゃることでしょう。しかし、マツエクの方がプロのカウンセリングがあり、また豊富な種類のエクステがあり、それぞれお客様1人1人にマッチしたデザインを実現でき、マスカラではちょっと不自然になってしまうボリューム感を自然な感じで出すことができます。
まつ毛パーマ後マツエクはOK?
マツエクサロンに行けば、まつ毛パーマした後マツエクはできませんと断られてしまうこともあります。それは、まつ毛パーマをした後ではマツエクの仕上がりのデザインであったりマツエクのもちをキープすることができないためです。
まつ毛パーマとエクステにはそれぞれ違い、特徴がありますので、違いを知ることでまつ毛パーマの施術をした後、どのような問題が起こるのかもおおかた理解はすることができます。
まつ毛パーマの後、エクステすることができない理由はここにある
基本まつ毛パーマの後、マツエクはNGです。なぜNGとなってしまうのかといえば、
- マツエクを上手く接着することができない
- マツエクを正しく固定することができない
- まつ毛のダメージが大きい
あたりの点からです。
まつ毛パーマによって作られたカールによって、エクステのグルーを使用しても健全に接着部分の面積をキープすることができなくなってしまって、マツエクにしても実際にはなかなかいいもちを実現することができません。
また、エクステの角度にも無理があり上手く固定することができないから、決してマツエクにしても美しい仕上がりを実現することが難しい問題があります。
マツエクはまつ毛を土台にして行う作業をします。まつ毛パーマにしてしまうことで、土台部分が不安定な信用できないものになっているため、マツエクを上手く成功させることができないのです。
カールも実際には強くかかっている部分、取れてしまっている部分、またカールをかけることができなかった産毛などがありバラバラ状態なのです。それは上まつ毛だけでなく、下まつ毛に対してもです。
カールが弱くなっていると個人的判断をしても実際にはそれはバラバラ状態であり、なかなかエクステは難しいです。
そして正しいルールを踏んでマツエクをしないことにはまつ毛に対して相当大きな負担をかけてしまうことになります。ちゃんとマツエクをつけることができない状態は、ほとんど取れかかったマツエクと同じです。そのような中途半端なマツエクはタオルであったり、マクラなどの繊維に対しても簡単に引っかかってしまう状態です。日常生活においていろいろな物理的障害も出て来てまつ毛に負担が大きくもたらされることになります。
まつ毛パーマ後、いつならマツエクしてもいい?
ではまつ毛パーマ後いつだったらマツエクしてもOKということなのでしょうか。
おおかたまつ毛パーマ後、マツエクしてもOKな期間は、三ヶ月経ったあととしています。
三ヶ月程度経過することでなんとかまつ毛パーマのカールは落ち着いた感じにすることができます。するとマツエクを正しい位置に接着することができるようになります。美しいマツエクデザインもこの段階であれば可能です。
まつ毛の毛周期から生え変わりもあり、パーマが施術されていない健康なまつ毛と共にカールが無くなることが選ばれるべきベストな期間です。
下まつ毛の場合は、まつげの長さや本数と比例して毛周期も少し短い傾向がありますので最適期間には多少違いがあります。
まつ毛の毛周期とは
髪の毛にも毛周期がありますが、それはまつ毛も同じです。まつ毛はだいたい3ヶ月間のサイクルで生え替わりをしています。日本人の女性の方々は、おおかた片目に対して、100~120本程度毛が生えているのですが、その中で一日だいたい1本から3本程度が抜け、また0.01mm~0.02mmのスピードで伸びています。
まつ毛は、普段毛周期を繰り返して新しい毛と古い毛が新旧交代しているのです。
まつ毛パーマ後どうしてもマツエクにしたい
基本、サロンの多くではまつ毛パーマ施術をして三ヶ月以内であれば断られることが多くあります。しかし、まつ毛パーマ後、どうしてもマツエクしたいという女性もいらっしゃるかもしれません。であれば、断られないサロンを探すという段取りになるのだと思いますが。
どうしてもマツエクにしたいと要求すれば、それを断ることができないサロンも多くあるのだと思います。しかし、そのようなサロンで実際に対応してもらうことができたとしてもクレームが起こったとしても、そこまでは受け付けてもらうことができませんので注意してください。
実際にされる時には、現在のまつ毛のコンディションがどうなのか、よく話し合いをして決定するといいでしょう。様々サロンがありますが、三ヶ月ではなく二ヶ月内は断っているなどの違いはあるようです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回、まつ毛パーマ後のマツエクはしてもOKか、いつからなら大丈夫なのかあたりのことを解説しました。
最近女性たちは目を魅力的なものにしたいばかり、まつ毛パーマ、またマツエクに注目している方々がとても多いです。まつ毛パーマとマツエクは似たようなものであり、目を魅力的なものにすると言う意味あいでは似ていますが全く別物です。それぞれの違いをまずは明確にする必要があります。
まつ毛パーマ後マツエクは基本三ヶ月後あたりからはOKです。それ以前にまつ毛パーマ後マツエクにしてしまうことで、問題が様々起こることがありますので注意するようにしてください。
アイリストはまつ毛に関する様々な知識を持ち施術に取り組んでいる立場の人たちです。まつ毛パーマのこと、マツエクのことがわからないという場合、このような人たちに相談するといいでしょう。