最近は、下まつげのまつ毛パーマをする方が増えています。そんな中でもセルフで下まつげのまつ毛パーマをしたことで、下まつげにカールがかからないことやまつ毛が折れてしまったなどの問題も多発しているのです。1度まつ毛が折れたり縮れたりすると修復するのには、時間がかかります。
そこで今回は、下まつげのまつ毛パーマをセルフでするやり方と注意点について解説していきたいと思います。
これまで長い間サロンで施術してもらっていた方もセルフのやり方を覚えたいという方も是非参考にしてください。
目次
セルフでも下まつげはまつ毛パーマできるのか
セルフでも下まつげのまつ毛パーマは、できます。
しかし、すぐにセルフで下まつげのまつ毛パーマを始めない方がいい方もいます。それは、以下の2つの項目のどちらかに当てはまってしまう方です。
- セルフでまつ毛パーマをしたことがない
- セルフでまつ毛パーマをする時は、ビューラー式のみしか使ったことがない
この2つの項目のどちらかにでも当てはまってしまう方は、下まつげのまつ毛パーマから始めるのではなく、ロット式で上まつ毛のまつ毛パーマをすることから始めましょう。
なぜロット式で上まつ毛のまつ毛パーマから始めるのかについては、4つの理由があります。
- 下まつげのまつ毛パーマは、ほとんどがロット式
- 上まつ毛よりも下まつげのまつ毛パーマの方が難しい
- 下まつげは短いため折れたり、縮れたりしやすい
- 上まつ毛よりも下まつげの方が薬剤が目に入りやすい
これら4つの理由について、1つ1つ説明していきます。
下まつげのまつ毛パーマは、ほとんどがロット式
下まつげのまつ毛パーマは、ほとんどがロット式です。
その為、これまでセルフでのまつ毛パーマをビューラー式で行っていた方は、ロット式のやり方に慣れていません。その為、最初から難しい下まつげのまつ毛パーマを初めて使うロット式で行うのは、ハードルが高すぎます。
上まつ毛よりも下まつげのまつ毛パーマの方が難しい
上まつ毛よりも下まつげのまつ毛パーマの方が難しいと感じるのは、サロンのアイリストもセルフでやる方も同じです。サロンによっては、下まつげのまつ毛パーマを断るところさえあります。下まつげのまつ毛パーマをしているアイリストは少ないのです。
それほど、下まつげのまつ毛パーマは難しいということです。
下まつげは短いため折れたり、縮れたりしやすい
ダメージが少ないと言われているまつ毛パーマですが、ダメージがないわけではありません。さらに上まつ毛よりも下まつげは短いため、ダメージを受けるとまつ毛は、より折れやすく縮れやすくなります。
下まつげのまつ毛パーマは、元々薬剤の進化により安全性が高くなったことで実現したことです。それなのに、まつ毛が折れたり縮れたりしていては元も子もないでしょう。
上まつ毛よりも下まつげの方が薬剤が目に入りやすい
上まつ毛よりも下まつげの方がまつ毛が短いため、薬剤が目に入りやすくなります。まつ毛が短いことから薬剤をまつ毛に塗ることが難しいのです。これを理由に下まつげのまつ毛パーマを苦手としているアイリストもいます。
アイリストが苦手意識を持つほど下まつげに薬剤を塗るのは、練習の積み重ねが必要なようです。
これら4つの理由からロット式のセルフでまつ毛パーマをしたことがない方には、すぐにセルフで下まつげのまつ毛パーマをすることは、おすすめできません。
下まつげをまつ毛パーマできない人はいるのか
下まつげをセルフでまつ毛パーマするやり方を説明する前に、まつ毛パーマができない方について説明していきます。
下まつげが3㎜以下の方は、まつ毛パーマができません。これは、セルフだからできないというわけではなくサロンであっても同様です。
上まつ毛であればまつ毛パーマができない方は、ほとんどいません。しかし、下まつげとなるとできない方もでてきますので、まずはまつ育から始めましょう。
まつ育で下まつげを伸ばし増やしてから、まつ毛パーマに挑戦しましょう。
セルフで下まつげのまつ毛パーマをする方法
下まつげのセルフでのやり方は、通常のまつ毛パーマのやり方と変わりません。そして下まつげの場合は、コツが2つあるので紹介していきます。
- 下まつげには、平たいロットを使う
- 下まつげを内側に向けてロットに貼り付ける
この2つのコツによって、カールがかかりづらい下まつげのまつ毛パーマがやりやすくなります。
まずは、必要な物を用意しましょう。
- スタンド式の鏡
- 爪楊枝
- コットン
- 水
- 綿棒
- 付けまつ毛用のノリ
- ロット(まぶたに合う幅にカット、上まつ毛と下まつげで別々のロットを用意)
- まつ毛パーマ液 2種類 ・水溶性のノリ(透明なもの)
用意するものが多いので、まつ毛パーマ用のキッドを購入するのが1番です。
- すっぴんで目元を清潔にします。ロットにまつ毛がかかりやすいようにビューラーでまつ毛を上げておきましょう。
- ロットに付けまつ毛用のノリをつけ、まぶたの際から貼り付けます。(下まつげをロットに貼り付ける時のコツ:下まつげを内側に向ける)
- 水溶性のノリをロットにつけ、まつ毛を爪楊枝でロットに貼り付けましょう。(上まつ毛は、爪楊枝を横にして1度にまつ毛を上げると貼り付けやすく、下まつげは2・3本ずつ貼り付けましょう)
- 貼り付けられたら、爪楊枝で1本ずつ整えます。(この時に下まつげが内側に向いているか確認してください)
- 1種類目のパーマ液を塗ります。(根元の1㎜程は塗らない)まつ毛が見えなくなるくらいまでしっかりと塗りましょう。その後、指定時間通り放置します。
- 水を含ませたコットンでパーマ液を拭き取りましょう。薬剤が残ると、巻きあがりが弱くなるのでしっかり拭き取ります。
- 2種類目のパーマ液を塗ります。塗る量は1種類目と同量で、指定時間通り放置してください。
- 水を含ませたコットンでパーマ液を拭き取りましょう。
- コットンで濡らして、ロットを外します。
- まつ毛についているパーマ液やノリを拭き取って、終わりです。
コツだけでなく、ロットを外すときやコットンでまつ毛についている薬剤を拭き取る時も、特に下まつげは慎重に行いましょう。
セルフで下まつげのまつ毛パーマをする時の注意点
セルフで下まつげのまつ毛パーマをする時の注意点は、2つです。
- 根本1㎜は塗らない
- 上まつ毛以上に丁寧に扱う
下まつげのまつ毛パーマは、この2つに注意しながら行うことがとても大切です。
1つ1つ解説していきます。
根本1㎜は塗らない
根本1㎜に薬剤を塗ってしまうと、まつ毛が薬剤に負けてしまって折れたり縮れたりしてしまいやすくなります。さらには、目に薬剤が入りかねません。下まつげのまつ毛パーマの中で1番大切な事ともいえます。
上まつ毛以上に丁寧に扱う
下まつげは短いため、上まつ毛よりもダメージを受けやすいです。ですので、まつ毛パーマをしている最中もまつ毛パーマ後も丁寧に扱いましょう。
まつ毛パーマ後は、まつ毛美容液を塗ってまつ毛を強くしましょう。
まとめ
今回は、下まつげのまつ毛パーマをセルフでするやり方と注意点について解説致しました。少しでも多くの方が下まつげのまつ毛パーマをセルフですることが難しく、色んな準備をしてから行うことだということを知っていただけたら幸いです。
すぐに下まつげのまつ毛パーマをするのではなく、まつ毛を伸ばしたり、きちんと練習を重ねてから行ってください。皆さんが理想通りのまつ毛パーマができて、より自分に自信が持てることを願っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。