既卒にとって、求人の探し方は迷うポイントの一つです。なかなか良い求人が見つからない、既卒向けの求人ってどうやって探せば良いの…?と困っている人は多いでしょう。
既卒向けの求人の探し方には、ポイントやコツがあります。重要なコツを覚えておけば、いざ求人を探すとなっても困ることは少ないでしょう。
そこで今回は、就職に失敗しないためにも、既卒向けの求人の探し方のポイントを解説していきたいと思います。
既卒は求人の探し方に迷うことが多い
既卒にとって就活で大変なことの一つは、求人の探し方です。求人の探し方がわからず、途方に暮れている人も多いでしょう。
・新卒採用には応募していいのか
・中途採用は既卒も応募可能なのか
・求人サイトを眺めていても効率よく求人を見つけられない
・どこも条件が厳しい気がして絶望的な心理になる
……などなど、既卒が就活で求人を探す際には、悩ましいことはたくさんあります。既卒はすでに学校を卒業している身ですから、新卒の就活と違って、情報を共有し合える同級生がいないのも悩みが増えるポイントになります。
既卒の求人の探し方のポイントをチェックしよう
では実際に、既卒の求人の探し方のポイントやコツ、おすすめの対策を見ていきたいと思います。既卒向けの求人の探し方に迷ったときは、まず以下のポイントを意識して探してみてください。
既卒向けの求人を探して応募する
まず、求人をチェックするときは、既卒でも応募できるのかをよく見るようにしましょう。企業によっては既卒でも応募できると具体的に書かれている場合もあります。わかりやすく条件が書かれている方が、安心して応募もしやすいですよね。
求人サイトや企業のホームページから採用情報を見るときには、既卒でも応募できるのかをよく見ておきましょう。ちなみに経験を問われるようなタイプの中途採用に求人も、「未経験者可」「経験については応相談」と書かれていた場合は、既卒でも応募できる場合があります。
就職サイト・就活エージェントに登録する
既卒の求人の探し方で一番重要になってくるのは、就職サイトや就職エージェントに登録することです。特に一人一人に担当がつく就職エージェントの場合は、その人に合った既卒向け求人を紹介してくれるため、探し方の効率が非常に良くなるといったメリットがあります。
就職エージェント、求人サイトの場合、扱っている求人・力を入れている求人は場所によって違ってきます。利用するなら既卒や第二新卒など、20代前半向けの求人を中心に扱っているところがおすすめです。また、既卒の場合は、フリーターやニートから正社員を目指すのに力を入れているサイト・エージェントも良いですね。
地元就職を目指すなら実はハローワークが強い
地元での就職を目指す場合は、求人の探し方としてはハローワークがおすすめです。ハローワークでは求職者に向けて、地元で人員の募集をかけている会社を主に見つけてくれます。
既卒向け…と特化しているわけではありまえんが、既卒は年齢的にもまだまだ若い分、紹介してもらえる求人もたくさんあるでしょう。ハローワークは地域の会社と昔から深いつながりがあることが多いため、就職しやすいよう働きかけてくれることもあります。どうしても地元で就職したいという場合は、ハローワークに通うといった求人の探し方を実践していきましょう。
自分が目指す業界に強い支援サービスを知ろう
既卒が就活するうえで、就職サイトや就職エージェントなどの支援サービスの利用はとても大事になってきますが、利用する支援サービスはしっかり選びたいところです。
例えばIT業界を目指すのであれば、IT業界に強い就職エージェントに登録するのが良いでしょう。既卒向けの求人をたくさん扱っているというわけではなくても、その業界に強い分、良い条件の求人に巡り会える可能性は高いです。
そのため既卒の就活で求人の探し方を模索するときは、まず自分が目指す業界に強い支援サービスを知ることが大切になってきます。
新卒向けの求人に応募することもできる
ちなみに既卒は、学校卒業後から3年以内は新卒向けの求人に応募することも可能です。そのため就職浪人というかたちを経て、新卒向けの求人にエントリーする既卒者もたくさんいます。
新卒枠の場合は、もし内定をもらえた場合は基本的に入社は4月になるため、この点は注意点として覚えておきましょう。すぐにでも働きたい場合は中途採用枠の方で応募する必要が出てきますが、ゆとりがある場合は新卒向けの求人で応募すると良いでしょう。やはり通年採用である中途採用枠と比べて、新卒向けの枠の方が、企業も席を用意しやすいからです。
特定の業界や大手求人にこだわりすぎないことも大事
特定の業界にばかり執着しないこと、大手の求人ばかりチェックしないことも、求人の探し方としては重要なポイントになってきます。既卒の場合、新卒や第二新卒と比べて立場上印象がマイナスになることも多い分、不利になることもたくさんあります。そのため求人を選り好みしていると、大事なチャンスを逃す可能性が出てきます。
既卒で大手を目指すことも、もちろん不可能ではありません。ですがある程度視野を広げて柔軟な考え方を持つことが、既卒の就活には大事になってくることも、ぜひ忘れないでおきましょう。
既卒の求人の探し方がわからない時は就職エージェントを頼る
既卒の求人の探し方がわからない場合は、就職エージェントを頼って求人を紹介してもらうという方法がやはり一番効果的です。就職エージェントについては先ほども探し方のポイントで触れてきましたが、なぜおすすめなのかという点をもう少し深く掘り下げてみましょう。
就職エージェントなら数多くの求人を紹介してくれる
就職エージェントの場合、担当してくれるキャリアアドバイザーは就職のプロですから、その人に合った求人を見極めて紹介してくれます。大手の就職エージェントであれば持っている求人も多いでしょうし、分母が増える分、求人探しはより有利になると言えるでしょう。
求人を探す際は、適宜悩み・相談に乗ってもらえるのもありがたいポイントです。
・自分はこの業界が良いが本当に向いているのか
・既卒の場合、この企業で内定をもらえる可能性はどれくらいあるのか
・どの業界なら就職できる可能性が高いのか
などなど、求人探しで悩みに感じていることは逐一相談ができます。求人の探し方を考えるうえで、非常に役立つのは言うまでもないでしょう。
既卒者の採用を積極的に行っている企業とのつながりも深い
既卒向けの就職エージェントの場合は、既卒採用に積極的な企業とのつながりも深いです。それぞれどんな企業なのかもしっかりチェックしているため、求人を紹介する際にはミスマッチも起こりにくいでしょう。
また、既卒の作用を積極的に行っている企業の求人を紹介してもらえれば、就職しやすいようプッシュしてもらえたり交渉も精力的に行ってくれたりします。何かと有利に働く部分が多いため、既卒向けの就職エージェントには登録しておいて損はないでしょう。
既卒向けの面接対策を徹底的に行ってくれる
既卒にとって悩ましいポイントになるのが、やはり就活の際の面接です。卒業後に何をやっていたのか聞かれてしっかり受け答えできる自信がない……という人はたくさんいるでしょう。そんなとき既卒向けのサポートを徹底している就職エージェントなら、既卒向けの面接対策もしっかり行ってくれます。そのため就活するのにあたって、不安解消につながる部分は大きいでしょう。
既卒の求人の探し方を自分で模索したいときは…
既卒向けの求人の探し方を自分で模索したい場合は、以下のような探し方をしていくと良いでしょう。
担当がつかないタイプの就職サイトで求人を探す
求人を探すときは、担当のキャリアアドバイザーがつかないタイプの就職サイトをチェックしていくのがおすすめです。担当がつかないタイプの就職サイトなら、基本的には自分のペースで求人をチェックしながら就活を進めていくことができます。
就職エージェントや担当者がつく就職サイトの場合は、サポートが手厚い分、自由度が低くなってしまうというデメリットもあります。自分が希望するような求人を紹介してもらえない場合もありますし、すべてが有利に働くわけではないのは事実です。そのため人によっては、自分で探すやり方の方が安心できると感じる場合もあるでしょう。
自分で全部行わなければいけない大変さはあるが自由度は高い
とはいえやはり、自分で求人を探していくということは、リスクや不安なポイントも出てくるものです。その求人がどれだけ狙い目なのかは判断しづらいですし、意外と狙い目な求人も見落としやすいでしょう。全部自分で就活に必要なことをこなしていくのは、やはり大変なことです。
自分で全てやる自由度を優先するのか、それともサポートを優先するのか、考え方は人それぞれです。まずはどんな求人の探し方が自分に合っているのかを考えながら、探し方を模索していくと良いでしょう。
行き詰まりを感じたときに就職エージェントを頼る方法も
自分で探すのに行き詰まりを感じたら、その段階で就職エージェントに頼ってみるのも大事です。就職エージェントに登録したからといって、実際のところは就職エージェントから紹介された求人にしか応募できないというわけではありません。
自分で求人を探しつつ紹介を受けることもできますし、別の就職エージェントとあわせて複数利用している人もたくさんいます。より条件の良い求人を探していくためにも、ぜひいろいろな探し方を模索してみてください。
まとめ
既卒向けの求人を探すのは何かと大変ですよね。初めての就活に臨む人も多いでしょうし、探し方でわからないことがある人も多いでしょう。
既卒が応募できる求人を見つける際には、まず探し方のポイントを押さえることが大事です。そのうえで就職エージェントや就職サイトなど、有効な探し方を見つけて、自分が希望する条件に合った求人を探しあてていきましょう。