ニートという言葉が最近では頻繁に使用されるようになりました。
昔はニートという言葉はありませんでしたよね。
なんで、急にニートという言葉が頻繁に使用されるようになったのでしょうか。それは、ニート人口が急増したからとも言うことができます。
しかし、ニートという言葉が登場したから、ニート人口が更に急増したとも言うことができます。ニートとは、無職をぼかした言葉であり、無職を敢えて許してしまったキーワードなのかもしれません。
若い人たちは、敢えてニートという言葉を自分自身で語りたがり、
ニートという言葉に温存して、安心しているのです。20代ニートの人たちは、決してニートという言葉をネガティブな言葉とはとらえていないこともあります。
ニートに対して、問題点をもう少し深堀してみましょう。
目次
20 代のニートならまだ余裕しゃくしゃく?
まだまだ若い人たちは、甘えて許されていることがあります。そんなモラトリアムの期間を象徴している言葉がニートととらえてもいいのではないでしょうか。
ニートという言葉は、やっぱり若い人たちに当てはめる言葉であり、40歳、50歳になってニートといういい方はあまりしません。
20代の人たちは、ニートという言葉を頻繁に使用して、モラトリアムの期間を主張しているのです。
ニートとは無職のことですが、敢えて若い人たちは無職とは言いませんよね。
無職と言えば、社会的に追放されてしまった
ようなイメージもあり、敢えて、無職はネガティブな言葉です。
若い人たちは、敢えて無職という言葉を使って、自分にムチを打とうとはしていません。まだまだ、ニートのオブラートに包まれて、自由に生きたいと思っているのです。
ニートと無職は同じ意味なのに、ニートは、ポジティブ、無職はネガティブ程度のイメージの違いができてしまうのは、まさに外国語のパワーでは。
歌詞にもよく外国の言葉が登場しますが、それも日本語では直接的すぎるものが、英語によってぼかされ、イメージを広げる余地が残されているのです。
再び、歌詞の話しですが、無職はなかなか歌の歌詞として使いたがらないですが、ニートなら、なんとなく歌詞に使えるという感じもするのではないでしょうか。
それほど、無職とニートにはイメージの違いがあります。しかし、何度も言いますが、ニートも無職も同じです。
ニートでもまだ20 代だから本気で仕事しようなんて考えていない
20代ニートの人たちは、まだまだ余裕しゃくしゃくのモチベーションでいらっしゃることでしょう。まだ、20代ニートの状態がヤバいことだとは思っておらず、本気で仕事しなければならないという気持に至ってはいません。
最近は、ニート人口も急増して、自分だけでなく周囲の人たちもニートだと思えば、安心してニートというオブラートに包まれて、生活していることでしょう。
20代ニートの人たちはお金の問題は心配なし?
悠々と20代ニートの人たちはニートを主張するものの、果たして、お金を稼がないでどう生活しているのでしょうか。
20代ニートの人たちは余裕しゃくしゃくでも、お金に困窮している以上、段々と危機感を感じるはずです。やっぱり、人間は食うために仕事をしなければならないのです。
20代ニートの人たちはまだまだ若いから、親のすねをかじっているのも許される期間です。食事は親が出してくれるものを食べて、あとは部屋に引きこもり、インターネットで時間を過ごし、かかるお金は通信料程度だというケースもあります。
20代ニートの人たちは、あまりお金を使いたがらない傾向も見てとることができます。
欲しいものがあれば、お金を稼ごうというモチベーションも生まれるかもしれませんが、欲しいものがないのなら、お金は敢えて必要ありませんよね。そのような若者たちが非常に多くいます。
社会がそのような人たちを問題視しているのは、そのような若い人たちが急増してしまえば商品経済が成立しないからです。
社会は、20代ニートの人たちにもっとお金を使えと言っているのです。使うためにはお金が必要、つまり仕事をしなさいと言っているのです。
実際に、20代ニートというものの、小遣い稼ぎをしている人たちもこの中には含まれています。
それ程お金を使いたがっていない訳ですから、5万円程度稼ぐことができれば余裕です。
この程度のお金は、この現代社会では、いちいち仕事に出かけていかないでも、インターネットを繋ぎ稼ぐことができます。
ブログ運営で稼ぐという人たちもいることでしょう。そして、アフィリエイトでもその程度のお金は、簡単に稼ぐことができます。
20代ニートの人たちは、ただ家の中でただぼーっとしている訳ではなく、一応稼ぐための努力をしています。
そのような意味では、会社にただ行けば、給料をもらうことができるサラリーマンより努力をしているといういい方もできるかもしれません。
アフィリエイトの方々は、基本、個人事業ということになりますが、5万円程度は税金逃れもしており、個人事業というよりは、ほとんどニートのジャンルです。
20代ニートの人たちは、アフィリエイトのノウハウを家に閉じこもり蓄積しているのかもしれません。そのような人たちは、今後、起業して成功するというケースもない訳ではありません。
ニートでもまだ20 代なので、これから起業しようとしている
20代ニートの人たちは、まだまだ若いから可能性があり、失敗しても許されることでしょう。
20代ニートというもものの、本当に、サラリーマン以上、しっかり人生設計について考えている可能性もあります。
大学を卒業して、会社に就職、日々ハードワークに追われて、遅くに家へ帰れば食事をして、お風呂に入って就寝……。そのライフスタイルでは、いろいろ考えることができないですよね。
気がつけば定年退職をして、そのとき、ああしておけば良かったと
いろいろ後悔したりするかもしれません。
個人事業主か、会社設立
20代ニートというのは、起業の準備をしている期間なのかもしれません。いま、起業人口も急増しています。
中には、インターネットで簡単にスタートできるものもあるから、より起業人口を増やしているのでしょう。
ただし、起業人口は確かに急増していますが、起業はそんなに簡単ではありません。
起業人口が急増しているものの、起業に失敗している人口も現在、急増中です。
20代ニートの人たちが起業、それは決して甘い世界ではありません。
20代ニートの人たちの中には、会社でサラリーマンとして組織に従うのが嫌だから、起業して自分自身で会社を設立してやろうという人たちもいます。
法人は個人事業主とは違い、税金面や信用面でのメリットもあります。税金に対しては、所得税と法人税を比較すると、法人税は累進性が低いメリットがあります。
個人事業の場合、収入から経費を差し引くことができますが、所得全部に対して、所得税を支払いする必要があります。法人では、一部のみを経営者の報酬とし、そこには所得税がかかって来ます。残りの部分は、法人税の課税です。
また、信用度が高いのも法人です。大企業と取引したいと思っても、個人事業ではなかなか相手にしてもらうことができないでしょう。
また、法人であれば、
保険を経費にできたり、赤字の繰越が個人より長めだったりいろいろメリットがあります。
ただし、登記に対して定款作成が必要だったり、手間な部分も多くあります。
結論を言えば、大きく稼ごうというモチベーションをお持ちなら会社設立ということになり、そうでないなら個人事業ということになるのではないでしょうか。
いずれにしても、20代ニートの人たちが、このような方向性でいるのならある程度評価することができる訳ですが。
20 代でニートが起業 簡単ではないかも
最近は、インターネット環境が普及しているから、安易に起業しようというモチベーションも起こります。
インターネットで、アフィリエイトなら、インターネット環境とパソコンがあればすることができます。
アフィリエイトとは、
成果報酬型の広告のことです。主に以下のような仕組みのことです。自身のホームページやブログ記事に企業、特定の商品やサービス広告を掲載し、そこへ訪れた人たちがその広告をクリックし、商品やサービスを購入すれば、広告主の利益になる成果報酬が発生します。
最近はアフィリエイトで楽々お金を稼ぐことができる記事も多く見かけますが、最初、アフィリエイトをスタートした人たちは、おおかた、全然稼ぐことができない……と思うのではないでしょうか。こんなはずじゃない……と、すぐにアフィリエイトを離脱してしまう人たちもいます。
実際に、アフィリエイトで稼ぐことができる人たちは、しばらく辛抱して、アフィリエイトを続けた人たちです。コツコツ実績を積み重ねて、月間で数百万円の利益をあげる人たちもいます。
アフィリエイトは、楽というものの、いろいろ努力しなければならないことはあるでしょう。
20代ニートの人たちが起業してやろうと思うものの、ニートというモラトリアムの期間甘やかされて、甘い夢を見ているだけなのかもしれません。
20代ニートの人たちは、安易に起業という言葉を喋りたがっているのです。起業は、実際には簡単に行うことができます。しかし、起業で成功している人たちは、ほとんどいないと言ってもいいでしょう。
自由気ままにネットサーフィンをしていてたまたま起業というキーワードを見つけ、簡単にスタート出来るからはじめてみようというモチベーションでは、起業は、100%成功しません。
【20 代のニート】 まとめ
いかがでしょうか。20代ニートの人たちは、まだまだモラトリアムの期間、甘やかされている存在です。まだまだ、若いから許されてもいいことがあります。
しかし、20代ニートの人たちも20代ではいずれなくなってしまうでしょう。もう、そろそろ、モラトリアムの期間を卒業しなければならない時が来ます。そのとき、あなたは、ニートではなく、単に無職なのです。
20代ニートの人たちが起業をスタートしようとして頑張っている人たちもいらっしゃることでしょう。仕事をスタートしようというモチベーションは評価することができますが、起業は実際には簡単ではありません。
しっかり人生設計をたてて行うようにしましょう。辛抱が大事です。モラトリアムの期間を辛抱にもあてることができればいいのですが。