まつ毛のエクステはグルーで装着しますが、それはエクステ専用の接着剤です。
ただ、これが肌に合わない場合は、アレルギーや結膜炎を起こす場合があります。
海外製のグルーは製品の品質や使用されている成分が保障されていないものが多いです。
極力、結膜炎になることを防ぐには日本製のグルーを使用しているサロン、技術のある施術者に施術してもらうことをおすすめします。
目次
結膜炎を防ぐには、安心できるマツエクサロンの施術とカウセリングとで
結膜炎とマツエクとの関係は、マツエクの施術に不備があったときの事後に発生するかと思われます。
正しいマツエクの施術に関しては、マツエクの施術で結膜炎が発生してしまうということは考えられません。
マツエクを施術したことで結膜炎になってしまうというのは、「目にグルーが入ってしまう」といった不備が考えられます。
ただ、グルーが目に入ってしまうということはほとんど考えられないことですが、時にはグルーが染みることは考えられることです。
とくにお肌の弱い方では、目に染みやすいといったことも考えられます。そのため、お肌の弱い方ではそのようなリスクもあることを考慮しなければなりません。
それを防ぐには、事前に使用されている商材や施術者にお肌の弱いことを伝えておく必要があります。
まつ毛エクステの施術の前には不安や心配を取り除いた状態で行う必要があります。
そのため、まつ毛エクステの施術の前のカウンセリングは
とても重要な事柄となります。
細やかなカウセリングをしっかりと行うことで、施術中にグルーが目に染みることや目に違和感などのないようにしたいものです。
結膜炎とマツエクとの因果関係とは?
マツエクが原因でなる結膜炎とはいったいどのような症状になるのでしょうか?
マツエクが原因でなる結膜炎の症状のひとつに「朝、生きたら目やにがたくさん出て目が開かないくらいになった」という症状があります。
マツエクが原因でなる結膜炎には、「たくさん目やにが出る」といった症状があるようです。
しかも、その結膜炎にはさまざまな種類があって眼科医の見解からみるとその数もとても多いということです。
眼科医から見た、結膜炎とマツエクの関係
結膜炎を眼科医から見た場合、マツエクと目やにの因果関係はどのように示されているのでしょうか?
結膜炎とマツエクの原因として考えられるのは
・マツエクの施術による物理的な刺激のせい
・グルーによる化学的な刺激のせい、アレルギー反応
以上の2つが挙げられます。
マツエクによる物理的な刺激のせい
マツエク施術では、自まつ毛が折れたり、人工毛が眼球に触れることがあります。そのため、角膜に傷がつく場合もあります。
施術直後でも、自まつ毛が人工毛の重さで取れたり、折れてしまうこともあります。
専用接着剤による化学的刺激やアレルギー反応によるもの
気化したグルーでは角膜に傷がつく場合や、瞼が炎症を起こすこともあります。目や瞼の皮膚はとても刺激に弱いものです。
接着剤の気化では、肌に触れていなくてもアレルギー症状を起こす場合があります。
マツエクが原因の主な症状にはどのようなものが?
マツエクが原因の目のトラブルにはどのような症状があるのでしょうか?
マツエクが原因で起こる症状は放置していても自然に治ることはありません。
マツエクで症状に気がついた場合には、すみやかに眼科医へかかる必要があります。
急性結膜炎は急激に起こる症状
急性結膜炎は症状が急激に起こり、目やにが出たり、結膜が充血するものです。
重症化すると眼痛が伴って、症状が強い場合には角膜の表面に小さな濁りが残ります。
そのため、視力障害を引き起こす可能性があります。
アレルギー性結膜炎は抗原が付着する
アレルギー性結膜炎は目の表面に抗原(アレルギーを起こす物質)が付着することで発症します。
症状としては、目のかゆみ・涙・目やに・瞼の裏のぶつぶつに気がつきます。
マイボーム腺梗塞はものもらい?
マイボーム腺梗塞は、マイボーム腺が詰まっている状態で細菌感染を起こすとものもらいになります。
マイボーム腺が詰まると、液表層への油分の供給が低下します。涙が蒸発しやすくなることでドライアイの原因にもなります。
目の違和感、不快感の原因にもなり黒目の表面を傷つける場合もあります。
点状表層角膜炎は重症化で失明する場合も?
点状表層角膜炎は、異物感やまぶしさ、傷みなどの症状があります。重症化すると視力障害を引き起こす場合があります。
角膜上皮に小さな点状の傷がついた状態です。細菌感染すると角膜びらんに悪化する場合もあります。
角膜びらんとは、角膜の表面の上皮が部分的にとれた状態です。目の異物感、痛み、充血、涙が出やすいです。
角膜びらんが悪化することで、角膜潰瘍に悪化する場合があります。
角膜潰瘍は、角膜の組織が欠損して角膜実質までに及んだ状態です。
異物感・痛み・激痛・充血・涙・目やになどの症状があります。
重症化することで視力低下、治ったあとでも失明に至るケースがまれにあり、注意が必要です。
とくに気をつけたい目やにの対策とは?
サロンなどの対応で「かねてから目やにが出やすい」といったお客様の対応では、施術する際には目やにを軽減するための対策を行う必要が考えられます。
そのための対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
事前カウンセリングで目やに対策を
マツエクで目やに対策をしっかりと行うためには、事前のカウセリングが大切になってきます。
カウンセリングでは
・いつから目やにが出始めたのか?
・その時の施術内容とは?
・目やに以外の症状はあるのか?充血、かゆみなど。
・医師の診察を受けましたか?
ヒアリングでは医師の許可の有無を確認後に許可が下りていない場合には、施術は延期するなどの処置が必要になってきます。
パッチテストでグルーとの相性を確認する
目やに対策では、カウセリングで目の違和感を訴えた場合パッチテストを行うことで、グルーとの相性が確認できます。
最初のパッチテストで問題なかったからといっても、体調や体質の変化でグルーアレルギーは突然発症する場合があります。
そのため、パッチテストはその都度必要になってくるかと思われます。
目やにの出やすい方にはマツエクの本数を減らす
施術するマツエクの本数が多すぎる場合、ホコリなどを絡めることで目の周りは不衛生な状態になります。
ホコリは異物として目の中に入ってくると、それを排出するために目やにや涙目になってしまいます。
どうしてもマツエクを希望される方には、マツエクの本数を減らすといったデザインを提供する方法もあります。
マツエクに付いた目やにはどうするの?
マツエクに目やにが付着してしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
・少量の場合
マツエクに目やにが少量付着してしまった場合には、綿棒を使って除去する方法があります。
綿棒はぬるま湯でしめらせてから、目尻から目頭へと動かして目やにを絡めとります。
くれぐれも指でつまむなどしないよう気をつけます。エクステが抜けてしまう恐れがあります。
・頑固な目やに対策には?
頑固な目やににはワセリンなどを使用してみます。オイルフリーのクレンジングをコットンや綿棒に付けると目やにが取れやすくなります。
また、蒸しタオルなどを使用して目やにを柔らかくするのも効果があります。
まとめ
基本的に目に目やにや違和感があれば、マツエクなどの施術は中止すべきです。目やには目に何らかのトラブルがあるときが多いです。グルーを使用する施術は危険が伴います。また、施術後に目に目やにや違和感、痛み、充血、涙の症状があれば一度眼科を受診すべきでしょう。さらに、グルーについては注意が必要です。外国産に比べると国内のグルーは品質は保たれていますが、施術の場合の取扱いにも十分に注意が必要になってくるかと思われます。
まとめ