「ソフトバンクAirとの契約を考えているけど、通信速度は問題ないか知りたい」という人へ向けて、本記事ではソフトバンクAirの通信速度に関する評判や良い点・悪い点について紹介しています。
ソフトバンクAirはいわゆるホームルーターと呼ばれるタイプの端末で「回線の設置工事が不要」というメリットがあります。とはいえ無線のデータ通信サービスなので、通信速度の安定性は固定回線に劣るというのが実情です。
とはいえソフトバンクAirはスマホ契約とのセット割引があることや、大手キャリアのソフトバンクが提供しているサービスだけあり安心感があります。ぜひソフトバンクAirを契約する際は、本記事を参考にして検討してください。
目次
ソフトバンクAirとは？通信速度は速い？
以下ではソフトバンクAirの特徴について解説します。
ソフトバンクAirの特徴：ソフトバンクが提供するWiFiサービス
ソフトバンクAirはソフトバンク株式会社が提供している、モバイルインターネットサービスです。
通常の固定回線と異なり、ルーターのコンセントを挿すだけで利用開始できる手軽さが大きな魅力です。一方でスマートフォンやモバイルルーターとは異なりバッテリーを搭載していないため、ちょっとした外出で持ち運ぶといった使い方には向いていません。
ソフトバンクAirのような”ホームルーター”と呼ばれるデバイスは「回線の設置工事が必要ない」「データ容量無制限で使い放題」といったメリットがあります。出張や単身赴任などが多い人は、ホームルーターがあれば自宅で高品質なインターネット環境を、手軽に構築できます。
ソフトバンクAirの特徴：コンセントに挿すだけで利用可能
ソフトバンクAirなどに代表されるホームルーターの大きな特徴は”コンセントに挿すだけですぐに利用開始できる”ことです。
固定回線を設置する場合だと、申し込みから工事完了まで2週間～1カ月程度かかる場合が多いです。もちろん工事が終了するまでは、固定回線を利用することができません。一方でソフトバンクAirの場合は、（利用可能なエリア内であれば）ルーターをコンセントに挿すだけで高品質なデータ通信環境が構築できます。
転勤の多い人など、頻繁に引っ越しをする人におすすめできる商品です。
ソフトバンクAirの特徴：スマホ契約とソフトバンクAir利用で割引あり
ソフトバンクユーザーであれば、ソフトバンクAirとスマホのセット契約で割引を受けることが可能です。2022年4月現在、ソフトバンクのスマホ1台当たり永年1,000円/月の割引を受けることができます。
ソフトバンクのスマホを2台利用している場合は2,000円/月、3台利用している人なら3,000円/月の割引となります。家族でソフトバンクを利用している人ほどお得な仕組みです。
ソフトバンクAirの評判！通信速度が遅いって本当？
以下ではソフトバンクAirの評判について解説します。
ソフトバンクAirの評判1：データ通信速度が遅い・繋がらない
ソフトバンクAirの評判をチェックすると「データ通信速度が遅い・繋がらない」というコメントを目にします。
実際ソフトバンクAirの下り最大速度は481Mbpsと、他のモバイルルーターと比較しても遅い方です。またソフトバンクという知名度があるために利用者数も多く、アクセスが集中することで一時的に通信速度制限が発生することもあるようです。
ただしソフトバンクAirなどの無線データ通信サービスは、壁などの遮蔽物や電波干渉を起こしやすい家電などの影響を強く受けます。通信環境を少し変えたら通信速度が改善されるケースもあります。
ソフトバンクAirの評判2：通信速度が遅いし解約違約金も高い
ソフトバンクAirの評判をチェックすると「解約違約金が高い」というコメントを目にします。
実際ソフトバンクAirは2年間の自動更新となっており、更新月以外に解約した場合は9,500円（税抜）の解除料が発生します。さらにAirターミナルを分割払いで購入した場合は残債を一括で請求されます。
このことから、ソフトバンクAirの解約違約金は割高感があります。参考までに、WiMAXの場合は解約違約金だけで1万円以上の解約違約金を請求されるケースもあります。「解約違約金」のみに注目した場合はソフトバンクAirの解除料が特別高いわけではありません。
ソフトバンクAirの評判3：通信速度が遅いしルーター代金も高い
ソフトバンクAirの評判をチェックすると「ルーター代金が高い」というコメントを目にします。Airターミナルは一括支払いの場合は税込59,400円となります。
参考までに、WiMAXルーターの場合は本体価格が15,000円です。たしかにソフトバンクAirのホームルーター「Airターミナル」の本体価格は相場よりも高いと言えます。
速度が遅い以外にも？ソフトバンクAirの良い点・悪い点
以下ではソフトバンクAirの良い点・悪い点について解説します。
ソフトバンクAirの良い点・良い評判1：固定回線の設置工事が不要
ソフトバンクAirの良い点は、なんといってもコンセントさえあればどこでも高品質なデータ通信環境を得られる点です。
固定回線は安定した通信回線ですが、設置工事の完了まで1カ月程度の時間がかかります。また引っ越しをしてしまえば、再び回線の設置工事をする必要があります。スマートフォンの通信回線でデータ通信環境をまかなうことも不可能ではないですが、月間の通信量に上限がある上、格安SIMの場合は時間帯による速度制限リスクもあります。
ソフトバンクAirは固定回線のような設置工事が必要なく、スマートフォン通信のようにデータ通信量の制限が無いので魅力的です。
ソフトバンクAirの良い点・良い評判2：ソフトバンクが提供している安心感
ソフトバンクAirは名前のとおり、日本の大手三大キャリアの1つであるソフトバンク株式会社がサービスを提供しています。
通信サービスを提供している業者は多くありますが、やはり知名度のある会社のほうが安心して契約しやすいですよね。ソフトバンクは多くの日本人に馴染みのある会社だけあり、サービスに対する信頼感や安心感は大きいです。
ソフトバンクAirの悪い点・悪い評判1：固定回線のほうが安定している
ソフトバンクAirの下り最大速度は481Mbpsです。一方でドコモ光などの固定回線の場合は下り1Gbpsを超える通信速度となっています。また最近では一部エリア限定とはいえWiMAXでも最大下り通信速度1Gbpsを超えるルーターも発売されています。
あくまで理論値なので、実際の通信速度は上記の値よりも遅くなります。とはいえソフトバンクAirが固定回線やモバイルルーターよりも通信速度が遅い点は否定できません。
また無線接続という性質上、電波干渉を受けるリスクや障害物がある場合に通信速度が低下するリスクもあります。
ソフトバンクAirの悪い点・悪い評判2：ルーター代が高い
ソフトバンクAirのルーター「Airターミナル」の本体価格は高いです。
Airターミナルの本体代金は、一括支払いの場合は税込59,400円、分割支払いの場合は最大36回払いに対応しています。
分割払いのほうがお得に見えますが、36回払いなので最初の契約更新月（24カ月目）に解約すると、ルーターの残債を請求されます。またAirターミナルはSIMカードを入れ替えても利用できず、実質的に再利用不可となります。
Airターミナルをレンタルで利用すれば解約しやすくなりますが、レンタル料490円が追加で発生する点とソフトバンクAirスタート割が適応されない点を考慮すると割高感が否めません。
遅いわけがない！ソフトバンクAirよりおすすめのホームルーター
以下ではソフトバンクAirよりもおすすめのホームルーターを紹介します。
速度が速い！おすすめホームルーター1：UQ WiMAX
UQ WiMAXの特徴は「通信速度が高速、かつ安定している」「ほぼデータ通信使い放題」「2年ごとに契約更新できる」ことです。
UQ WiMAXのデータ通信回線はスマートフォンとは異なる回線を利用しており、お昼時間帯でもまず速度規制されません。UQ WiMAXを利用している人が周りにとても多い、もしくは基地局のトラブルでもない限り、安定したデータ通信ができます。
「ギガ放題」なら3日間で10GB以上データ通信しなければ、速度制限がかかることはありません。また仮に速度制限がかかっても、制限される時間帯は”4日目の18時から5日目の朝2時まで”と、非常に限定されています。
またUQ WiMAXの契約年数は2年ごとなので、ソフトバンクAirよりも早いスパンでお得に乗り換え可能です。
速度が速い！おすすめルーター2：Y!mobile
Y!mobileの”Pocket WiFiプラン2（ベーシック）”には下記のような特徴があります。
- 契約期間の縛りなし
- 月額4,380円で4Gの高速通信し放題（アドバンスオプションを利用）
データ通信使い放題で利用すると月額料金4,380円かかるので、他のサービスよりも若干料金が高い印象はあります。
ただし2年間契約の縛りがなく、ソフトバンクの4G回線が使い放題になるメリットは大きいのでおすすめです。
まとめ：ソフトバンクAirの実際の通信速度は遅い可能性が高い
いかがでしたか。
ソフトバンクAirはスペック的にもコスト的にも、多くの人にお勧めしにくいサービスかもしれません。しかしソフトバンクスマホとのセット割を家族で利用すれば、月額料金を大幅に抑えて利用することも可能です。
ソフトバンクのサービスを日ごろから利用している人にとっては、ソフトバンクAirの契約を考えてもよいのではないでしょうか。
