「UQモバイルを契約しようか考えているけれど、デメリットがあるのか気になる」と考えている人もいるかと思います。そこで本記事では、UQモバイルのデメリットについて詳しく紹介しています。
UQモバイルは大手キャリアよりも月末通信料が安く、他の格安SIMより通信サービスの品質が良いというメリットもあります。しかし大手キャリアではなかったような不満点があるのも事実です。
UQモバイルの契約は多くの人にオススメですが、人によっては大手キャリアからUQモバイルに乗り換えることによって不便に感じるポイントがあり、再び大手キャリアに戻ってしまう人もいるでしょう。
「大手キャリアからUQモバイルに乗り換えたのは失敗だった」と後悔しないために、デメリットについて事前にしっかり把握しておきましょう。
目次
UQモバイルのデメリット、見過ごしていませんか?
大手キャリアよりも月額通信料を安く抑えられる格安SIMが人気です。その中でもUQモバイルはauのサブブランドとして、高い知名度と安定感を誇ります。それなのになぜデメリットに注目しなければならないのでしょうか。
実は1番格安SIMといっても、それぞれの会社に長所と短所があります。よって一概に「UQモバイルだからすべての人にオススメ」とは言いにくいのが実情です。よく考えずに契約してしまうと、人によっては「思っていたものと違った」と感じ、すぐに他のキャリアへ乗り換えたいと考える人も出てくるでしょう。
なので、あえてUQモバイルのデメリットに注目し、それでも自分にぴったりかどうか考えてみるのは、ミスマッチを防ぐ上でもとても重要なことだと思います。
本記事はUQモバイルのデメリットについて細かく紹介しています。デメリットを考慮した上で、それでもUQモバイルを契約したいと思うのであれば、きっとUQモバイルを満足して使っていただけるかと思います。
UQモバイルのデメリットを紹介
以下ではUQモバイルのデメリットについて紹介します。少し細かいところまで突っ込んで解説しています。しかし契約した後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、契約前の今の段階でしっかり検討しておきましょう。
UQモバイルのデメリット1:シェアプランが無い
一部の格安SIMでは、家族や複数デバイスで利用するときに契約できるシェア音声プランがあります。シェアプランは、月末データ通信容量を家族全員で共有できる仕組みです。
一方UQモバイルの場合、シェアプランがなく、代わりに基本料金500円が毎月割引になる「家族割」があります。
シェアプランと家族割を比較したときにどちらがお得かは、契約する人数や通信プランによって変わります。しかし多くの場合、シェアプランで契約した方がお得なケースが多いです。
UQモバイルのデメリット2:LTE通信しかできない
UQモバイルのみならず、他の格安SIMではLTE回線(4G回線)しか利用できません。つまり、昔大手キャリアが提供していた3G回線は、格安SIMでは利用できません。
ただし最近はLTE通信可能エリアが拡大しており、3G回線でないと通信できないエリアはかなり少なくなっています。一応デメリットとは言えますが、今現在であれば大きな障害とはならないでしょう。
UQモバイルのデメリット3:au版iPhoneはSIMロック解除が必要
UQモバイルはau回線を利用しています。
しかしiPhone 7シリーズもしくはiPhone SE(第一世代)以前のiPhoneの場合、たとえauのiPhoneでもSIMロック解除しないとUQモバイルで利用できません。一方でiPhone 8以降のシリーズであれば、auのiPhoneならSIMロック解除なしで、au以外のiPhoneならSIMロックを解除すれば利用できます。
UQモバイルでスマートフォンを持ち込んで利用する場合、事前に端末の相性を調べておくことをおすすめします。相性が悪い端末はUQモバイルで通信できない可能性があるので、事前に公式ページを確認しておきましょう。
UQモバイルのデメリット4:auよりも通信速度が遅くなりやすい
UQモバイルはauのサブブランドという位置づけで、他の格安SIMよりも通信回線が安定していることが大きなメリットです。しかしそれでも、auなどの大手通信キャリアよりは、通信品質に劣ります。あまりにアクセスが集中すると、通信回線が遅くなることもあります。
常に高速データ通信できる、通信回線の安定性を求めるのであれば、大手キャリアとの契約がオススメといえます。
UQモバイルのデメリット5:LINEのID検索を利用できない
意外なデメリットですが、格安SIMではLINEのID検索ができません。LINEのID検索は年齢認証を突破する必要がありますが、年齢認証は大手キャリアでないと行えません。
LINEのID検索を利用するなら、大手通信キャリアもしくはLINEモバイルとの契約をお勧めします。LINEモバイルは格安SIMですが、唯一大手キャリア以外でLINEの年齢認証に対応しています。
ただし最近は位置情報で友達を追加したり、QRコードで友達を追加するといった方法もあります。ID検索にこだわる必要は、通常利用の範囲内であればあまりないかと思います。
UQモバイルのメリットも紹介します
UQモバイルのデメリットについて詳しく理解できたかと思います。お勧めの格安SIMだからといって、すべての点において満足できるわけではなさそうですね。
しかしデメリットばかり紹介するのもアンフェアかと思います。そこで以下では、UQモバイルのメリットについて紹介します。
UQmobileのメリット1:格安SIMの中では通信速度が安定している
UQモバイルの大きなメリットは、通信速度が安定していることです。格安SIMは大手キャリアから通信回線の一部を借りてきて利用しています。
これに対してUQモバイルはauのサブブランドという位置づけで、他の格安SIMよりも混雑時間帯に通信速度が遅くなりにくいという特徴があります。
ただしデメリットでも紹介したように、通信回線の安定性は大手キャリアよりも劣ります。格安SIMよりも安定した高速通信回線を利用しつつ通信費を抑えたいという人にUQモバイルはお勧めです。
UQmobileのメリット2:データ通信し放題プランがある
データ通信専用SIMのみですが、UQモバイルにはデータ無制限プランがあります。月額1980円で最大送受信速度は500kbpsとやや遅めの通信速度ですが、データ通信し放題というのは大きなメリットです。
音声通話はできないので、メインの通信回線として利用することはあまりお勧めできません。タブレットやセカンドスマホに挿しておくSIMカードとして有用です。
ただし注意点として、三日間で6GB以上送信すると速度制限が発生することもあるようです。
さらに付け加えると、より高速なデータ通信回線を欲しい人は、UQ WiMAXのセット契約を考えてみてはいかがでしょうか。WiMAXは安定した高速データ通信回線です。UQモバイルとのセット利用で割引もありますので、いちど検討してみてはいかがでしょうか。
デメリットばかりのUQモバイルはおすすめできない?
本記事ではUQモバイルのデメリットとメリットについて紹介してきました。ここまで読んで、自分はUQモバイルと契約すべきかどうか判断できましたか?
まだ自分がUQモバイルを契約すべきかどうか判断できないという人に向けて、下記では大手キャリアと契約するべきか、もしくはUQモバイルと契約すべきか、判断すべきポイントについて紹介します。
サービス内容では大手キャリアに及ばない
他社の格安SIMより優れたサービス内容でお勧めのUQモバイルですが、残念ながらauなどの大手キャリアよりサービス内容が優れているとは言えません。
UQモバイルは格安SIMよりも安定した通信回線に、大手キャリアよりも安い月額通信費が魅力の通信キャリアです。速度遅延が発生しにくい高品質なデータ通信回線や、5G通信などの最先端サービスを利用したい人、先方が各地に多くあるauショップで対面サービスを受けたい人は、大手キャリアとの契約をした方がお勧めです。
コスパの良さならUQモバイルはおすすめの格安SIM
上述しましたが、UQモバイルの魅力はコスパの良さにあると思います。
通信品質では大手キャリアに劣り、月額料金の最安プランならもっと安い通信プランを用意している格安SIMは他にもあります。
しかし裏返せば、大手通信キャリアよりも通信費が安く、他の格安SIMよりも通信速度が安定しており速度遅延が発生しにくいというのがUQモバイルのメリットです。
「通信速度制限に悩まされたくないけど、月々の通信費も抑えたい」と考えているのであれば、UQモバイルとの契約を考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ:UQモバイルのデメリットも把握しておこう
いかがでしたか。
UQモバイルには残念ながらデメリットもあります。しかしそれと同じ位かそれ以上に良い面やメリットもたくさんあります。
多くの人にUQモバイルはお勧めできますが、残念ながら上記で挙げたデメリットが気になる人は、他の通信キャリアとの契約を考えた方が良いかもしれません。
ただし他社の格安SIMや大手通信キャリアと比較しても、UQモバイルはとても魅力あるお勧めの格安SIMといえます。データ通信回線が比較的安定しており、国内通話し放題オプションに対応している格安SIMは、多くないです。
デメリットや他社と比較した上で、いちど冷静に考えてみてはいかがでしょうか。きっとUQモバイルの魅力がわかるかと思います。