この記事ではモトローラから発売されたスマホであるMoto G4 Plusのスペックについて取り上げます。発売以来数年が経過した今でも、Moto G4 Plusは人気のスマホとして評判を呼んでいます。今も人気を誇るMoto G4 Plusのスペックの秘密を探っていきましょう。
目次
【スペックも紹介】モトローラの Moto G4 Plusとは?
Moto G4 Plusは2016年7月22日に発売されたSIMフリーのスマホです。発売元はアメリカに本社を置くモトローラ。35,800円という価格で発売されたMoto G4 Plus。見かけは少々チープな印象のある機種で、メーカーのホームページには日本語の説明もないような機種でした。
しかしMoto G4 Plusは日本では国内初の電話回線デュアルスタンバイに対応した機種となりました。デュアルスタンバイの需要は常に一定数あり、Moto G4 Plusはこの機能のお陰で人気上位にランクしていました。デュアルスタンバイによってMoto G4 Plusは人気機種になったと言っても過言ではないでしょう。
デュアルスタンバイはSIMカードを2枚装着して電話を2回線待ち受けにする方法です。特にガラケー時代のSIMカードをそのままの電話番号で使いたい人などに人気があります。デュアルスタンバイについては後で詳しく説明しましょう。
Motorola Moto G4 Plusのスペック表を紹介!
Moto G4 Plusのスペックの説明に移る前に、まずはMoto G4 Plusのスペックを一覧表にしてみましょう。一覧表は以下のようになります。
OS | Android6.0.1 |
SoC | Snapdragon617
1.5GHz 8コアSoC |
メモリ | 3GB |
容量 | 16GB/32GB |
ディスプレイ | 5.5 full HD
(1,920×1,080) |
メインカメラ | 1,600万画素 |
サブカメラ | 500万画素 |
対応バンド | LTE
1/3/5/7/8/1920/28/40 3GB 1/2/5/8/19 |
カードスロット | SIMカードスロット×2
(デュアルスタンバイ対応) SDカードスロット |
バッテリー | 3,000mAh |
サイズ | 152.9×76.5×7.87mm |
重量 | 157g |
カラー・バリエーション | ホワイト/ブラック |
その他備考 | WiFi:
IEEE802.11a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)
Bluetooth: 4.0LE+EDR
指紋認証機能搭載
Nano-coating撥水処理 |
【ハイスペック】モトローラMoto G4 Plusのメリットとは?
モトローラMoto G4 Plusのスペックを一覧表で紹介しました。それでは早速、Moto G4 Plusのスペックについて細かくレビューしましょう。スペック別に分けて、そのセールスポイントを説明します。
Moto G4 Plusのメリット①DSDS対応
Moto G4 Plusのスペックとしては何よりもまず、DSDS対応である事が挙げられるでしょう。Moto G4 Plusは日本で初めてDSDSを可能にしたスマホであり、その反響は大きなものでした。現在ではMoto G4 Plusのヒットを受けて、多くのスマホがDSDS、更には2回線とも4Gの待ち受けにできるDSDVに対応しています。
DSDSとはデュアルSIMデュアル・スタンバイの略。1台のスマホに2枚のSIMカードを装着する事によって、2種類の電話番号の待ち受けができるというスマホの使用方法です。DSDSでは待ち受け状態において、2つの電話番号とも受信する事ができます。そして通話を始めると、もう1つの電話番号は通話中の状態になります。
DSDSは今まで2台のスマホを持っていた人に評判を呼びました。例えば仕事とプライベートで2台のスマホを持っていた人。DSDSによって1台のスマホで事が足り、また用途を使い分ける事が可能です。
また、ガラケーからスマホに変える際に、ガラケー時代に使っていた電話番号を変えたくないという人も、そのSIMカードをそのまま使えます。Moto G4 PlusはこのDSDS機能によって評判となったスマホです。
Moto G4 Plusのメリット②カメラが高画質
Moto G4 Plusのスペックとしてはカメラが高性能である事も挙げられるでしょう。確かに現在ではトリプルレンズやダブルレンズのカメラなど、もはやプロ仕様とも言えるカメラを搭載したスマホも登場しています。そういった機種と比較するとグレードは落ちる事は否定できません。
しかしMoto G4 Plusは格安スマホでありながら、同時期に発売された高級スマホに匹敵するとも言われるカメラ機能を持っています。当時の専門家の評価でも、100点満点の84点という高得点を獲得していました。Moto G4 Plusのカメラのスペックとしては、以下のようなセールスポイントが挙げられます。
- いかなる撮影環境でもフォーカスが素早くて正確
- 野外撮影では特に発色が良い
- 採光が少ない環境でもホワイトバランスが良い
一方、以下のようなマイナス面も挙げられています。
- 野外撮影時に暗い部分が潰れる事がある
- 野外撮影時に青みがかる事がある
- HDR撮影やホワイトバランスが時々崩れる
問題点も挙げられていますが、スマホのカメラとしては、現在でも充分合格点には達しているでしょう。
Moto G4 Plusのメリット③優れたバッテリー
Moto G4 Plusのスペックとしてはバッテリーも取り上げるべきポイントと言えるでしょう。Moto G4 Plusのバッテリー容量は3000mAh。現在、高級スマホでは4,000mAhを超えるバッテリーも出てきている中で、特に大容量とは言えないかもしれません。
しかしMoto G4 Plusのバッテリーはヘヴィー・ユーザーでなければ満足できる容量であるとは言えるでしょう。特に長時間の使用をしなければ1日に1回の充電で充分です。またMoto G4 Plusには高速充電機能もあり。TurboPowerの専用充電器を使用する事で、15分の充電で6時間の利用が可能になります。
Moto G4 Plusは専用充電器との併用をすれば、大抵のニーズには答えられるバッテリーを搭載しています。
Moto G4 Plusのメリット④大容量CPU
Moto G4 PlusのCPUも格安スマホとしてはかなり良いレベルのものを搭載していると言えるでしょう。Moto G4 PlusのCPUはSnapdragon617と呼ばれるもの。このSnapdragon617は1.5GHzの8コアで、普通の使い方であれば問題なく使えるスペックを持っています。
一般的なゲームであれば、問題のない容量を持ち合わせていると言えるでしょう。ただし、PUBGなどの大容量デームでは能力不足となってしまいます。RAMは3GB。このクラスのスマホでは2GBのRAMが多い中で、Moto G4 Plusは一度に複数のタスクを素早く処理できます。
Moto G4 PlusのCPUは、一度に多くのアプリを開く人も満足ができる能力を持ち合わせています。
Moto G4 Plusのメリット⑤ドコモとソフトバンク対応
Moto G4 Plusのスペックとしては、ドコモとソフトバンク回線で問題なく利用できる事も挙げられます。Moto G4 PlusはLTE回線においては9種類のバンドに対応。また、3G回線も5つのバンドに対応しています。このため、ドコモ及びソフトバンク回線においてはインターネットも音声通話も問題なく使用できます。
なお、Moto G4 Plusはau回線においてはほぼ使う事ができません。Moto G4 Plusを格安SIMで利用したい場合は、ドコモかソフトバンク回線を利用している会社を選ぶ事で使用可能になります。
【ハイスペック】注意点もあり!Moto G4 Plusのデメリットとは?
Moto G4 Plusのスペックを紹介しました。Moto G4 Plusは格安スマホとしてはグレードの高いスペックを持っていますが、デメリットも存在します。Moto G4 Plusに機種変更する前の注意点をまとめてみました。
Moto G4 Plusのデメリット①Micro USB対応
Moto G4 Plusを選ぶ際の注意点としては、まずUSBコネクタのタイプが挙げられます。Moto G4 PlusのUSBコネクタはmicroUSBと呼ばれるタイプです。現在のスマホではType-Cという規格が主流になっていますが、microUSBは古いタイプです。今までType-Cのケーブルを使っていた人は使えなくなるので注意して下さい。
Moto G4 Plusのデメリット②防水防塵・おサイフケータイ非対応
Moto G4 Plusを選ぶ際のデメリットとして、防水・防塵機能がない事も挙げられます。そのため、浸水は故障の原因となりますので注意しなければなりません。またFeliCaによるおサイフケータイにも非対応です。
Moto G4 Plusのデメリット③高負荷ゲームに不向き
Moto G4 Plusを選ぶ際のデメリットとして、高負荷ゲームには不向きという事が挙げられます。Moto G4 Plusはモンハンなどのゲームは問題なくプレイできますが、PUBGなどの高負荷ゲームとなると難しくなります。これはMoto G4 Plusが格安スマホである事を考えると仕方がない事かもしれません。
高負荷のゲームを快適な環境でプレイするためにはある程度高級クラスのスマホが必要となるでしょう。
Moto G4 Plusのデメリット④au非対応
Moto G4 Plusはau回線に非対応である事は大きな注意点です。前述のように、ドコモとソフトバンク回線においては問題なく利用できます。そのため、大手通信会社を使うのであればドコモかソフトバンク、格安SIM会社を使うのであればこの2社の回線を利用している会社を選ぶ必要があります。
モトローラ Moto G4 Plusはスペックに優れ低価格!
モトローラのスマホMoto G4 Plusのスペックについて、ここまで説明してきました。Moto G4 PlusはDSDS対応機種として話題になりましたが、格安スマホとして現在でも通用するスペックを持ち合わせています。格安スマホを探す場合、機種変更の際の候補に挙げても良い機種だと言えるでしょう。