格安スマホで契約すると、どうしてもスマホ本体も安いものを選びがちです。もちろん本体が安くて困ることはないのですが、カメラやバッテリーの性能が低いと使いにくさが目立ってしまいます。格安スマホで扱っている機種でカメラ性能が高い機種はないか、と探しているあなたに向けて、今回はスマホのカメラ性能について解説します。カメラの性能ってどのようにして決まるか知っていますか?
実はカメラの性能は本体価格と比例して高くなるわけではありません。本体が高くてもカメラ性能が高くないシリーズ、例えばiPhoneシリーズなど多く存在します。そこで格安スマホでも扱っている、カメラ性能が高い機種についても大公開します。興味がある方はぜひ最後まで見ていってください。
目次
格安スマホとは? 安さが特徴のスマホ会社
最初は格安スマホについて解説します。格安スマホは料金の安いスマホのことではありません。正確にはMVNOと呼ばれる仮想移動体通信事業者の中で、主にスマートフォンの通信を扱っている会社の総称です。このMVNOと呼ばれる通信業者の特徴として、自社で回線を持たず回線の一部を借りることでサービスを提供しています。スマホの場合、自社で回線を持っているのはドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4社です。
この4社から回線を借りてサービスを提供する会社は、料金にかかわらず格安スマホと呼ばれます。この格安スマホは特徴としてキャリアに比べると通信速度が遅いという特徴があります。その理由として回線を借りるとき、借りられる回線に制限があるからです。例えばキャリアが回線を10本持っているとき、格安スマホは2~3本しか借りることができません。この2~3本に混雑時はアクセスが集中します。
そのため混雑時にも7~8本使えるキャリアに比べると、2~3本しか使えない格安スマホは通信速度が遅くなってしまいます。これは格安スマホのデメリットというより、格安スマホの特徴の1つです。この混雑時に通信速度が遅くなる代わりに、格安スマホは月額料金が安くなります。これは回線の維持費や管理費がかからないためであり、キャリアの料金が高めである理由でもあります。
その格安スマホですが安さが強みのためか、スマホ本体も手ごろな価格帯のものが多いです。一般的にミドルエンド、エントリーモデルと呼ばれるスマホを中心としているため、高スペックのスマホはあまり扱っていません。そのためカメラ性能が低いスマホが多いと思われています。しかし、実際はそうではありません。次は本当に格安スマホで扱っているスマホは、カメラ性能が低いのかどうかについて解説します。
格安スマホで扱っているスマホはカメラ性能が低い?
次は格安スマホで扱っているスマホは、カメラ性能が低いのか解説します。スマホのカメラ性能は主に2つのポイントで判断できます。それはカメラの画素数とカメラ自体の数です。カメラのレンズには画素数と呼ばれるものが設定されています。画素数とは写真1枚に打てる点の数で、その点の数が多いほど繊細で美しい写真が撮れます。つまりこの画素数が高ければ高いほど、カメラの性能が高いということになります。
よく使われているiPhoneはシリーズによって異なりますが、1200万画素という数字です。これより大きければ高性能なカメラであると言えるでしょう。そしてもう1つがカメラ自体の数です。一般にスマホには2つカメラがついています。外側に向いてるメインカメラと内側に向いてるインカメラです。ほとんどのスマホの場合この2つですが、最新機種などはメインカメラが2つ以上のものもあります。
メインカメラが2つ以上あると写真の画質が向上します。その理由は写真に入る光の量が増加するからです。この光の量が増えると写真自体の発色がよくなり、より自然に近い色の写真が取ることができます。そのためカメラ機能にこだわったスマホは、多くのカメラレンズをつけているというわけです。最新のiPhoneであるiPhone 11 Pro Maxにはメインカメラ3つ、インカメラ1つの4つのカメラがついています。
その結果今まであまり評価されなかったカメラについても、高い評価をされることになりました。カメラの数は写真の質、ひいてはカメラの性能に直接影響します。この2つのポイントを理解すればカメラの性能は判断できます。では実際に格安スマホで扱っているカメラ性能の高いスマホはどれぐらいあるのでしょうか。最後は実際に格安スマホ会社で買えるカメラ性能の高いスマホを紹介します。
格安スマホでも買える、カメラ性能が高くておすすめできる機種はこれだ
最後に実際に格安スマホ会社で取り扱いのある格安スマホについて解説します。今回は画素数、カメラの数を中心に他にプラス要素がある場合はそれも紹介します。ぜひ確認してみてください。
最初に紹介するスマホはHUAWEI P30です。こちらは中国の有名メーカーのスマホです。カメラ機能の特徴としてメインカメラが3つ、インカメラが1つと合計4つのカメラを持っています。メインカメラの画素数は1,600万画素の超広角カメラ、4,000万画素の広角カメラ、800万画素の望遠カメラを持っており、様々なシチュエーションに対応可能です。特に4,000万画素のメインカメラの画質はよく、星空の撮影が可能です。
わずかな光でも取り込めるメインカメラでの夜景写真は、まさに一眼レフで撮った写真と間違えるほど美しいです。さらにインカメラも3,200万画素と高画質であり、外も内も得意な万能カメラです。この性能でありながら本体性能も高いのがよいです。このHUAWEI P30は楽天モバイルを中心に複数の会社で取り扱っています。
次に紹介するスマホはOPPO A5 2022です。こちらは名前こそ有名ではないですがとんでもないスペックをしています。このOPPO A5 2022ですがエントリーモデルと呼ばれる初心者用のスマホです。そのため本体価格が安く、19,800円(税抜)で購入することができます。それなのにこのOPPO A5 2022はメインカメラ4つ、インカメラ1つの合計4つのカメラを持っています。
メインカメラの画素数は1,200万画素と控え目ですが、合計4つのカメラから撮影される写真は立体的です。とてもエントリーモデルのスマホとは思えないクオリティをしています。さらに、インカメラも1,600画素と十分なスペックをしており、そのコスパは歴代最強とも言われています。このOPPO A5 2022は楽天モバイルを中心に取り扱いがあります。
最後に紹介するのはXperia 8です。こちらは日本のソニーが作っているシリーズのスマホであり、使ったことがある人も多いと思います。このXperia 8は直前にでたXperia 5の廉価版という扱いですが、カメラに関してはほぼ違いがありません。メインカメラが2つ、インカメラが1つの合計3つのカメラがついています。画素数はメインカメラ1,200万画素、800万画素、インカメラ800万画素と今までのものに比べたら控え目です。
しかし、光学2倍ズーム機能、手振れ補正といった写真撮影に嬉しい機能もついています。さらに写真加工がカメラアプリ内で可能であり、美肌効果や目の大きさを加工できます。本体も縦長で、同時に2つのアプリを動かせるという便利機能を持っています。この高性能が5万円以下とコスパも抜群です。このXperia 8はワイモバイルを始めとした多くの格安スマホ会社で取り扱っています。
どうしても使いたいスマホがある、SIMフリーという選択肢も
今回紹介したスマホ以外でどうしても使いたいスマホがある人もいると思います。特に最近話題のiPhone 11 Pro Maxを使いたいという人は多いはずです。しかし、iPhone 11 Pro Maxを始めとした人気機種は、格安スマホで取り扱いがないことがほとんどです。そこでおすすめしたいのがSIMフリー端末です。これは簡単に説明すると、どのスマホ会社でも使える状態のスマホという意味です。
もしどうしても使いたい機種があるけど、取り扱いしている格安スマホ会社がないときはSIMフリーで使いたい機種を買いましょう。その後、中身のSIMカードだけ格安SIMと契約することで好きな機種を使いながら、格安スマホを使うことができます。このSIMフリー端末はヨドバシカメラや楽天市場といった、ネットショップを中心に販売しています。価格も店舗で購入するものとほとんど変わらないです。
もしどうしても使いたい機種がある人は、このSIMフリー端末で購入することも検討してみてください。手続きも簡単なので初心者にもおすすめです。
まとめ、格安スマホでもカメラ性能の高い機種は取り扱っている
まとめとして今記事では格安スマホ会社でも取り扱っているカメラ性能の高い機種について解説しました。格安スマホの仕組み、カメラ性能を決めるポイントを解説し、実際に格安スマホ会社で取り扱っているカメラ性能の高いスマホを紹介しました。今後は1億総発信者となり、写真を使って投稿する機会が増えていきます。そのときにきれいじゃない写真を使いたくないですよね。
この記事を読んで興味を持ったあなたは、ぜひカメラの性能が高いスマホの購入を検討してみてください。安いものは2万円以下から存在しており、カメラ機能以外も使いやすいものも多いです。今後のスマホライフがより美しくなるように、よいカメラを使っていってください。