楽天モバイルの機種変更は、自分で手続きをしなくてはいけないので難しそうだなと思っていませんか?実は楽天モバイルの機種変更は、意外に簡単で、金額的にもとても手軽にできます。気になる楽天モバイルの機種変更について、徹底解説します。
目次
楽天モバイルで機種変更する魅力とは
楽天モバイルは、格安SIMの中でも契約率No.1を誇る会社でした。ここが過去形になるのには理由があります。楽天モバイルは、2022年4月8日から携帯キャリア(MVO)化されたのです。これまでのMVNOとしての実績を持ちつつ、MVOとして挑戦する楽天モバイルには多くの注目が集まっています。
また、楽天モバイルは実店舗があるので、何かトラブルが起きたり心配事があるときも気軽に店頭でのサービスを受けることができます。大手キャリアと同じように、対面式のサービスを受けられるのは安心ですね。
楽天モバイルは楽天市場グループなので、楽天モバイルを使うと自動的に楽天スーパーポイントが貯まります。いつも通りスマホを使っているだけで、お買い物にも使える便利なポイントが貯まるという楽天会員にとってはとても魅力となる点があるので、楽天モバイル契約者なら機種変更で楽天ユーザーで居続けるのがおすすめです。
楽天モバイルで機種変更する方法
早速楽天モバイルで機種変更をしたいと思った場合、楽天モバイルで機種変更の問い合わせをどこにしたらよいのでしょうか。実は、楽天モバイルには機種変更用の問い合わせ窓口はありません。楽天モバイルの契約中に考えられる、機種変更のパターンについてご説明します。
楽天モバイルの端末を買い増しする
楽天モバイル契約者が機種変更するのに最も簡単な方法は、楽天モバイルの端末を買い増しする方法です。
楽天モバイルでは、機種変更用の問い合わせ窓口の代わりに「買い増し注文」というサポートがあります。楽天モバイルの端末の買い増しなので、もちろん楽天モバイルを利用していることが買い増しをするための条件です。
楽天モバイルの会員サポートページから、買い増し注文が行えます。
楽天モバイル端末以外を買う
楽天モバイルではiPhoneの取り扱いがありません。また、それ以外にも楽天では取り扱っていない端末もたくさんあります。そのような楽天モバイルでの取り扱い以外の端末を使いたい場合は、外部サイトでSIMロックフリーの端末を入手するという方法もあります。
この場合、中古端末の専門ショップ、オークションやフリマサイト、オンラインショップの中古販売等を利用することが考えられます。楽天モバイルの公式価格よりも安価で端末を入手できる可能性もあります。
しかし、端末の保証がなかったり、中古なのでバッテリーなどが劣化している可能性があったりと、見た目が綺麗でも目に見えない部分でトラブルを抱えていることがあります。また、楽天の動作確認リスト以外の機種(iPhoneシリーズも現在動作確認対象外です)は、自己責任での購入となります。
機種変更後も端末代金以外の支払いは変わらない
楽天モバイルでは、機種を買い増ししても端末代金以外の支払いは変わりません。機種変更手数料などの別途支払いは発生しないので、機種代金さえ頭に置いておけば、気軽に機種変更をすることができます。
もちろん、楽天モバイル以外で端末を買い増して機種変更した場合も、月々の支払い料金は変わりません。
初心者には楽天モバイル端末の買い増しがおすすめ
楽天モバイル端末以外の端末を購入した場合、楽天モバイルのSIMカードで正常に動作するかどうかを自分で確認する必要があります。
動作確認について不安がある人は、きちんと動作確認がされている楽天モバイル端末を買い増しすることをおすすめします。
楽天モバイルでの機種変更の流れ
では、実際に楽天モバイルで機種変更をするときの流れをご説明します。今回は実店舗の楽天モバイルショップでの購入ではなく、楽天モバイルのメンバーズステーションから端末の買い増しをする方法での機種変更の流れを説明します。
楽天モバイルのメンバーズステーションにログイン
まず、楽天モバイルのサポートページである「メンバーズステーション」にログインします。このメンバーズステーションは、楽天モバイルに既に加入している人だけが使えるページです。今回は買い増しの説明なので、機種変更を考えている方ならログインできるという前提でご説明します。
端末を注文する
ログインしたら、端末買い増しの申し込みボタンをクリックします。端末買い増しサービスの注意事項が表示されるので、それをよく読んで、同意して申し込みボタンをクリックしてください。
画面上に注文可能な端末の一覧が表示されます。自分の買いたい端末をクリックして、容量や色を選択して決定します。そのまま画面の指示に従って端末の注文を完了させましょう。
注文した端末は指定の住所に届きます。自宅など、送付先の住所に間違いがないかしっかりと確認するようにしてください。
届いた端末の動作確認
平均で2~3日、遅くとも一週間ほどで手元に端末が届きます。新しい端末が届いたら、まずはSIMカード無しで正常に動作するかどうか確認しましょう。
もしも初期不良があった場合は、この時点で楽天モバイルのカスタマーサービスに連絡し、取り換えなどの対応をしてもらうようにしてください。
SIMカードを入れ替える
動作確認が終わったら、新しい端末と今まで利用していた端末両方の電源を落とします。今まで利用していた端末からSIMカードを取り出し、新しい端末にそのSIMカードをセットします。SIMカードを入れ替える時に傷をつけたり割ったりしないように気を付けて作業しましょう。
SIMカードの入れ替えが終わったら、新しい端末の電源を入れて、SIMカードの認識エラーが起きないか確認をします。ここでエラーが頻発する場合は、端末の初期不良と同様にカスタマーサービスに連絡しましょう。
通信設定を行う
最後に、新しい端末でネットワーク設定を行います。Androidの場合は基本的にネットワーク設定をしなくてもインターネットに接続できますが、iOSの場合はネットワーク設定(APN設定)が必要です。
WiFiに接続し、SafariからAPN構成プロファイルをインストールします。警告文が出た場合も次に進んで大丈夫です。インストールが完了したらネットワーク設定も完了です。通常通り端末を利用することができます。
楽天モバイルで機種変更するときの注意点
楽天モバイルでの機種変更手続きは自分でも簡単にできることがわかりましたが、注意すべきポイントもいくつかあります。注意点についても詳しく見て行きましょう。
SIMカードのサイズに注意
SIMカードには大きさの種類があります。今使っている端末と新しい端末のSIMカードのサイズが同じでない場合、SIMカードのサイズ変更手続きを行わなくてはいけません。この手続きには3,000円の変更手数料が発生します。
カードサイズが違った場合、小さなサイズから大きなサイズへはアダプタを利用して取り付けが可能です。大きなサイズから小さなサイズに変わった場合、SIMカードカッターなどを使って新しい端末に挿入する人も居ますが、解約の際に破損とみなされて賠償金を請求される場合があるのでおすすめしません。
データの移行は自分で行わなくてはいけない
SIMカードの入れ替えで移行できるのは、携帯番号と回線契約の設定だけです。メールアドレスの設定や、メールの内容、アプリやおサイフケータイの引っ越しなど、全てのデータの移行は自分で行わなくてはいけません。
おサイフケータイ機能については、新しい端末が対応していない場合は当たり前ですが使えなくなってしまいます。前の端末で残金を使い切るなどの対応が必要になります。
ドコモ版以外のキャリア端末は使えない可能性が高い
SIMロック解除していても、ドコモ版以外のキャリア端末は楽天モバイルで動作しなかったという口コミが多数あります。中古の端末を自分で購入する場合、楽天モバイルで動作するかどうかを確認する手段があれば必ず確認しましょう。
楽天モバイル公式でも、ドコモ版以外のキャリア版端末の利用は推奨していません。動作確認一覧においても、その他キャリア版端末の動作状況は更新されることは無さそうですし、キャリア化以降はドコモ版の端末の動作も保証されない可能性があります。
3G専用端末は使用不可
2015年10月6日以降に申し込みをした楽天モバイルのSIMは、3G専用端末ではデータ通信をする事が出来ません。音声通話のみの機能に限定されてしまうため、データSIMを使っている場合はなにも出来なくなってしまいます。
現在、楽天モバイルが販売している端末ラインナップには3G専用端末は存在しないため、公式で購入した場合にはこの心配をする必要はありません。しかし、中古品などを自分で手配した場合は、3G専用端末でないか確認することも忘れないようにしてください。
楽天モバイルの機種変更はポイントをおさえれば簡単に自分でできる
楽天モバイルの機種変更は、ポイントさえ押さえておけば、公式サイトから端末を簡単に購入してSIMカードを引き継ぐことができます。手数料も発生しないので、楽天モバイルから欲しい機種が販売されている場合は、自分で機種変更をすることを検討してみてはいかがでしょうか。