「思っていたよりもドコモ光の通信速度が遅い。もう解約しようか迷っている」という人もいるかと思います。そこで本記事では、ドコモ光を解約する前に知っておきたい、通信速度を改善する方法などについて紹介していきます。
ドコモ光は他社通信サービスと比較しても料金・通信品質ともに優れています。通信速度で悩んでいるのであれば、プロバイダやルーターなどの問題が考えられます。中にはちょっとしたことで通信速度が改善することもあるので、解約する前に試してみませんか。
本当に遅い?ドコモ光について紹介します
通信速度についてアドバイスする前に、まずはドコモ光とはどのようなサービスなのか紹介したいと思います。
「ドコモ光は遅いと聞くけど、そもそもどのようなサービスか知らない」というドコモ光の契約を迷っている人は、是非参考にしてください。
ドコモが提供する固定通信サービス
ドコモ光について、公式サイトでは以下のように説明されています。
ドコモ光とは、フレッツ光回線またはケーブルテレビの設備を使ってドコモが提供するプロバイダ一体型の光インターネットサービスです。
引用:ドコモ光
言い換えると、ドコモ光とはドコモが提供している固定データ通信サービスです。スマホのモバイルデータ通信とは異なり通信速度が比較的安定しており、通信速度が速いのが特徴的です。またギガ数制限もないので、データ通信量を気にせずインターネットを楽しめます。
またドコモ光は最大1Gbpsでの通信に対応していますが、一部地域では超高速データ通信できる10ギガプランが用意されています。安定したデータ通信し放題の高速回線が欲しいなら、ドコモ光がおすすめです。
スマホとのセット割引がお得
ドコモのサービスを利用している人は、ドコモ光をお得に利用できます。
ドコモのスマホを利用している人は「ドコモ光セット割」を活用することで、ドコモの通信費の一部が割引されます。ドコモのギガプランなら永年1,000円割引、カケホーダイ&パケあえるなら最大3,500円割引となります。
月々1,000円割引されるだけでも、年間だと12,000円の通信費削減につながります。ドコモのスマホを利用している人でまだ固定回線がない人は、ドコモ光がおすすめです。
ドコモ光が遅い!主な原因を紹介します
以下ではドコモ光が遅いと感じる主な原因について紹介します。
ドコモ光が遅い原因1:混雑時間帯
契約しているプロバイダによっては、時間帯によってアクセスが集中して通信速度が低下することがあるようです。比較的混雑が発生しにくい通信方式である「IPv6」に対応していないプロバイダを利用しているときに、回線の混雑が発生しやすいようです。
またインターネットを利用している環境によっても通信速度が遅くなることがあります。例えばマンションなどの集合住宅で光回線を利用している場合、光回線なのは共用部分までで、マンション内の各部屋へは通信速度が遅いアナログ回線を利用している場合があります。
このように、時間帯や利用環境によっても通信速度が遅くなるリスクがあります。
ドコモ光が遅い原因2:アクセス先サイトの混雑
特定のサイトにアクセスする時のみ通信速度が遅い、もしくはアクセスできない場合はアクセス先のサイトが混雑している可能性があります。
この場合は時間をおいて再アクセスすることで、問題なく利用できるでしょう。アクセス先のサイトの不具合はこちらからは治せないので、時間が解決するのを待ちましょう。
ドコモ光が遅い原因3:電波干渉が発生している
有線ではなくWi-Fiでインターネットに接続している場合、電波干渉が原因で通信速度が遅くなっている場合があります。例えばWi-Fiで利用される2.4GHz帯は、電子レンジやコードレス電話などと電波干渉をおこし、電波干渉が発生する可能性があります。
Wi-Fiルーターと受信するデバイスの間に電波干渉を起こしそうな家電がないか確認してみましょう。また壁などの障害物がある場合、通信速度が遅くなる可能性もあります。
ドコモ光が遅い!改善策を紹介します
ドコモ光の通信速度が遅くなる原因について、心当たりがつきましたか?
以下では通信速度を改善するためにできる、具体的な方法について紹介します。
ドコモ光が遅いなら:ルーター・デバイスの再起動
通信速度が遅い場合は、ルーターや受信側のデバイス(スマホ・パソコンなど)を再起動してみましょう。ルーターを再起動させる場合は、1時間程度電源をオフにしてから起動させることで、症状が改善する場合があります。
通信速度が遅くなったと感じたら、まずはデバイスに再起動をかけてみましょう。
ドコモ光が遅いなら:ルーターの更新
ルーターのバージョンを更新することで、通信速度が改善する場合もあります。
プロバイダ側で自動で更新してくれるルーターもありますが、中には手動でファームウェア更新をかける必要があるルーターもあります。
ファームウェアの更新はルーターの設定画面から行えることが多いです。ルーターの取扱説明書をご確認ください。
ドコモ光が遅いなら:IPv6対応プロバイダへ変更
新しいインターネット接続方式である「IPv6」対応プロバイダおよびルーターに変更することで、通信速度が改善される場合があります。従来の無線機器で幅広く利用されている通信方式は「IPv4」と呼ばれるモノが多いです。
IPv4とIPv6は接続方法が異なり、IPv6のほうがより速くインターネットと通信できるようになりました。プロバイダの公式ページでは「IPv6対応ルーターを販売中」などと謳われていることが多いです。
これからプロバイダ契約する人は、IPv6対応か否かを重視してみてはいかがでしょうか。既にルーターを利用中でIPv6非対応の場合、IPv6ルーターへの交換やプロバイダの変更を検討してみませんか。
ドコモ光が遅いなら:WiFiの場合は電波干渉を疑う
Wi-Fi利用中に通信速度が低下するなら、電波干渉の可能性があります。
電波干渉が発生するケースとしては、主に電子レンジの傍でWi-Fiを利用している場合が挙げられます。また壁などの障害物がある場合、通信速度が低下する場合もあります。
Wi-Fi利用中のみ通信速度が低下するなら、利用環境を見直してみませんか。障害物を減らしたり、5GHz帯を利用することで通信速度が改善される可能性があります。
ドコモ光が遅い!解約すべき?
「ドコモ光はもう利用したくない!解約して他のサービスに乗り換えたい」と考えている人もいるでしょう。そこで下記では、ドコモ光に変わるおすすめの通信サービスはあるのか考察したいと思います。
ドコモ光は他社より通信速度が速い
ドコモ光は、他の固定通信サービスよりも通信速度が速いと言えます。なぜなら、ドコモ光では超高速の「10ギガプラン」が用意されているからです。ドコモ光や他の光通信サービスでは、通信速度1Gbpsに対応していることが多いです。一方でドコモの10ギガプランなら、10Gbpsでデータ通信できます。これは、他社固定データ通信サービスと比較しても圧倒的に速いです。
ただしドコモ光の10ギガプランは、首都圏などの一部地域でしか契約できないので注意しましょう。
ドコモ光はサービスが充実している
ドコモ光は「あんしんパック ホーム」や「デジタル機器補償サービス」など、安心して利用できるサポート体制が充実しています。またドコモが提供している「dマガジン」や「dTV」などの様々なサービスがあるので、ドコモ光を契約すればそれらのコンテンツをデータ通信量を気にせず利用できます。
ドコモ光よりもプロバイダを変更すべき?
ドコモ光では、1ギガプランで24のプロバイダ、10ギガプランは7つのプロバイダに対応しています。プロバイダによって月額料金に違いがあったり、IPv6対応の有無が異なります。
ドコモ光の通信速度が遅いと感じたなら、まずはプロバイダやルーターを変更してみてはいかがでしょうか。
まとめ:ドコモ光が遅いと感じたら対策を打ちましょう
いかがでしたか。
通信速度が速いイメージのあるドコモ光ですが、プロバイダやルーターなどの条件によっては通信速度が遅くなることもあるようです。しかし、多くの場合は少し設定を見直したり使い方を変えたりするだけで通信速度が改善されます。
またルーターを最新モデルに変更するだけで、通信速度が大幅に向上することもあります。また通信速度が安定している「IPv6」に対応したプロバイダ・ルーターに乗り換えるのもおすすめです。
ドコモ光は固定回線サービスの中でも比較的おすすめです。「遅くてイライラする」と嘆く前に、本記事で紹介した改善方法を試してみてはいかがでしょうか。