ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えを検討している人も多いでしょう。ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという位置づけなので、ソフトバンクを利用している人なら知っている人も多いかと思います。
ワイモバイルへ乗り換えると通信費を抑えることができますが、通信品質やサービス内容が悪くなることもあります。とはいえワイモバイルは他の格安SIMと比較しても通信サービスが充実しており、おすすめできる通信キャリアです。
通信費を節約したいと考えているソフトバンクユーザーは、ワイモバイルへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
目次
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えはお得か?料金プランを紹介
通信費を抑えられると評判のワイモバイルですが、ソフトバンクと比較して本当にお得なのでしょうか。
ソフトバンクとワイモバイルの料金プランをチェックしてみましょう。
ソフトバンクの料金プラン
ソフトバンクの料金プランは下記のとおりです。
下記でご紹介する料金プランの内容は2022年4月現在のソフトバンク公式サイトに基づいています。
【メリハリプラン】
基本プラン(音声) | 980円/月 |
データプランメリハリ(最大50GB/月+対象アプリのカウントフリーサービス) | 6,500円/月 |
5G基本料 | 1,000円/月 |
通話オプション(任意) | ・準定額オプション+:800円
・定額オプション+:1,800円 |
半年おトク割(6ヶ月) | -1,000円/月 |
5G無料キャンペーン(2年間) | -1,000円/月 |
おうち割 光セット(対象者のみ) | -1,000円/月 |
みんな家族割+(対象者のみ) | 2人で利用:-500円/月
3人で利用:-1,500円/月 4人以上で利用:-2,000円/月 |
カウントフリー対象サービス | YouTube 、Amazon Prime Video、Abema TV、TVer、GYAO!、kurashiru、Hulu、スタディサプリ/スタディサプリ English、AR SQUARE、VR SQUARE、FR SQUARE、バスケットLIVE、LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok |
勝手に1,500円割引サービス
(カウントフリー対象サービス含め、月のデータ通信量が2GB以下の場合) |
-1,500円/月 |
特記事項 | 時間帯による通信速度制限あり |
【ミニフィットプラン】
データミニフィットプラン | ・~1GB:3,000円/月
・~2GB:5,000円/月 ・~5GB:6,500円/月 |
基本プラン(音声) | 980円/月 |
通話オプション(任意) | ・準定額オプション+:800円/月
・定額オプション+:1,800円/月 |
半年おトク割(6ヶ月間) | -1,000円/月 |
ネットとセットで(おうち割 光セット)(対象者のみ) | -1,000円/月 |
特記事項 | 5GB超過後は送受信最大128kbpsまで速度制限が発生します。
(データチャージで速度制限は解除可能) |
【スマホデビュープラン】
4Gスマホの場合 | 5Gスマホの場合 | |
データプラン1GB | 1,500円/月 | 1,500円/月 |
基本プラン(音声) | 980円/月 | 980円/月 |
5G基本料 | – | 1,000円/月 |
準定額オプション+(通話オプション) | 800円/月 | 800円/月 |
1年おトク割 | -1,000円/月 | -1,000円/月 |
5G無料キャンペーン(2年間) | – | -1,000円/月 |
小容量割 | -1,300円/月 | -1,300円/月 |
特記事項 | ガラケーからスマホへのりかえ(MNP)もしくは機種変更の方のみ契約可能 |
【通話オプション】
- 準定額オプション+:1回5分以内の国内通話が何度でもかけ放題
- 定額オプション+:24時間いつでも国内通話かけ放題
ワイモバイルの料金プラン
Y!モバイルの料金プランは下記のとおりです。
下記でご紹介する料金プランの内容は2022年4月現在のY!モバイル公式サイトに基づいています。
【スマホベーシックプラン】
プラン | S | M | R |
月額料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
新規割(契約月の翌月~6か月間) | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
おうち割光セット(A)もしくは家族割引サービス(2回線目以降)適用 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
月額データ通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
通話料 | 1回10分以内なら国内通話無料(10分超過時は30秒ごとに20円) |
参考:Y!モバイル
【データベーシックプラン】
月額通信費 | 高速データ通信量 | 速度制限 | |
データプランS | 1,980円/月 | 1GB/月 | 高速データ通信量超過後は最大通信速度128kbps |
データプランL | 3,696円/月 | 7GB/月 |
参考:Y!モバイル
【スーパーだれとでも定額】
Y!モバイルが提供する「スーパーだれとでも定額」オプションを契約すると、他社携帯電話や固定電話への国内通話が無料になります。
対象料金プラン | ・スマホベーシックプラン
・スマホプラン ・ケータイベーシックプランSS ・ケータイプランSS ・ケータイプラン |
申し込み | 必要 |
月額料 | ケータイプラン:1,500円
その他:1,000円 |
参考:Y!モバイル
【データ増量オプション】
Y!モバイルではデータ通信量を割安でチャージできる「データ増量オプション」が提供されています。
対象料金プラン | ・スマホプラン
・スマホベーシックプラン |
申し込み | 必要 |
月額料 | 500円/月(初月無料) |
参考:Y!モバイル
追加されるデータ通信量は契約しているプランによって異なります。
プラン名 | スマホベーシックプランS | スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランL |
通常の通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
増量後の通信量 | 4GB
(500MB×2回) |
12GB
(500MB×6回) |
17GB
(500MB×6回) |
参考:Y!モバイル
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリット
以下ではソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリットについて紹介します。
ソフトバンクからワイモバイル乗り換えメリット1:月額料金が安い
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える最大のメリットは、月額料金が安くなることです。ソフトバンクでもミニフィットプランの1GB未満の場合や、スマホデビュープランのデータプラン1GBならかなりお安く契約することができます。
しかし月々のデータ通信容量を1GB以下に抑える事は非常に難しいです。ほとんど外出先でスマートフォンを利用しなければ達成できるかもしれませんが、そうなればそもそもソフトバンクを契約している必要がないかと思います。
ワイモバイルならソフトバンクの最小容量プランと同じくらいの値段で、月々3GBまでデータ通信できます。
同じくらいの通信料金でたくさんデータ通信できるワイモバイルの方がお得ではないでしょうか。
ソフトバンクからワイモバイル乗り換えメリット2:ソフトバンクで取り扱ってないスマホを入手できる
ソフトバンクでは最新のiPhoneやハイエンドAndroidスマホなど、高価格高機能なスマートフォンを取り扱っています。一方でワイモバイルでは、格安スマホと呼ばれる3万円から5万円程度の低価格スマートフォンを中心に取り扱っています。
多機能なスマートフォンは様々な便利機能を揃えているので、スマートフォンをたくさん利用する人にとってはお勧めです。一方であまりスマートフォンを利用しない人や、そこまで多機能を求めない人にとっては本体価格が高いスマートフォンとなります。
格安スマホはハイエンドスマホほど多機能ではありませんが、インターネット検索やSNS、通話といった基本的な機能を揃えています。スマートフォンの購入費用を抑えたい人や、あまりスマートフォンを利用しない人は、ワイモバイルで取り扱っている格安スマホで充分だと思います。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるデメリット
以下ではソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるデメリットについて紹介します。
ソフトバンクからワイモバイル乗り換えデメリット1:通信速度が遅くなる可能性がある
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドと言う位置づけで、ソフトバンク並みに安定した補足データ通信回線が特徴です。しかしあくまで格安SIMなので、ソフトバンク回線が逼迫したときはデータ通信速度に制限が発生することが考えられます。
通信回線の安定性を重視する人や、速度遅延は少しでも許せないと言った人は、ワイモバイルよりもソフトバンクと契約した方が良いでしょう。
ソフトバンクからワイモバイル乗り換えデメリット2:ハイエンドスマホを契約しにくい
ソフトバンクではハイエンドスマホを中心に取り扱っているのに対し、ワイモバイルでは格安スマホを中心に取り扱っています。格安スマホは本体価格は安いものの、カメラの解像度や本体の処理性能等でハイエンドスマホに見劣りします。
とはいえあまりスマートフォンを利用しない人や、高画質カメラや高い処理性能を必要とするアプリを利用しない人は、格安スマホでも問題なく利用できるでしょう。
しかしハイエンドスマホの便利さや質の差を知ってしまう人にとっては、格安スマホはいまいち物足りないという人もいるでしょう。最新のハイエンドスマホを利用したい人は、ソフトバンクの契約をお勧めします。
ソフトバンクからワイモバイル乗り換えデメリット3:サービス内容が悪くなる
ワイモバイルはソフトバンクよりも月額料金が安い分、サービス内容で見劣りします。ソフトバンクショップよりも日店舗数が少ないですし、最新の高速通信サービスである5Gにも対応していません。
あまりスマートフォンにこだわらない人はそれでも良いかもしれませんが、少しでも早く通信速度を求める人や、手厚いサポートを求める人にとっては、ワイモバイルは少し物足りないかもしれません。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え手順を解説
以下ではソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える手順を具体的に紹介します。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え1:MNP予約番号の入手
ソフトバンクからワイモバイルMNP転出するには、まずはソフトバンクからMNP予約番号を取得する必要があります。MNP予約番号はソフトバンクショップへ来店するが、インターネット経由で申請するか、電話で申し込むか、といった方法が挙げられます。
1番確実で手っ取り早いのは電話でMNP予約番号を取得することです。詳しい連絡先はこちらからご確認ください。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え2:ワイモバイルへの申し込み
ソフトバンクからMNP予約番号を取得したら、次はワイモバイルへ行き新規契約の手続きを行いましょう。オンラインストアもしくはワイモバイルショップから新規契約手続きはできます。
契約時にはご本人名義のクレジットカードと本人確認書類、印鑑が必要になります。詳しくはこちらを確認ください。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え3:APN設定
スマートフォンを持ち込んでワイモバイルを利用する場合、APN設定が必要になります。APN設定をしないとモバイルデータ通信を利用できないので、必ずあらかじめ設定しておきましょう。APN設定の手順は公式サイトより確認できます。
またワイモバイルからスマートフォンを購入した場合は、APN設定は必要ありません。
まとめ:通信費を安くするならソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えがおすすめ
いかがでしたか。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えれば、通信費を大幅に節約できる人も多そうですね。ただし月間データ通信容量やサービス品質はソフトバンクの方が優れているので、一概にワイモバイルへの乗り換えはおすすめできません。
安定した高品質サービスを受けたいならソフトバンクのほうがおすすめですし、通信費を抑えたいならワイモバイルのほうがおすすめです。ワイモバイルは他の格安SIMと比較しても通信回線が安定しており、国内通話かけ放題オプションにも対応している便利な格安SIMです。
サービス品質をできるだけ落とさず通信費を抑えたいと考えている人は、ワイモバイルへの乗り換えを前向きに考えても良いかと思います。