「SIMフリー版のXperia Z1を入手・利用したい」と考えている方もいるかもしれません。
しかし残念ながら、Xperia Z1開発元のソニーは大手キャリア向けにスマートフォンを出荷しているので、SIMフリーモデルというものがなかなかありません。そこでオススメなのが、キャリアで購入したXperia Z1をSIMロックする方法です。ただしXperiaはSIMロック解除できるものとできないものがあるので注意が必要です。
またXperia Z1は2022年現在だとスペック的に悩みを取りませてますし、他の格安SIMを入手した方がお得になるかと思います。Xperia Z1に強いこだわりがなければ、最新の格安スマホを買うことをお勧めします。
目次
SIMフリー版Xperia Z1は中古スマホ取り扱いサイトで入手可能
残念ですが、2022年現在で新品のXperia Z1を入手するのがかなり難しいです。Xperia Z1はすでに販売終了しているので、新しいXperia Z1が入荷してくる事はありません。よって中古スマホ販売サイトから、中古品のXperia Z1を入手する方法が1番確実です。
SIMフリーとは？SIMロックスマホの問題点
SIMロックとSIMフリーについてしっかり理解していない人もいるかと思うので、ここで一度、その定義について確認します。
キャリアで販売されているスマートフォンは、すべてSIMロックというものがかかっています。SIMロックされたスマートフォンは、販売されたキャリアWi-Fiの通信回線を利用できなくなります。例えばドコモで購入したスマートフォンは、auやソフトバンクの回線を利用できなくなります。
一方でSIMフリーのスマートフォンは、基本的にどこのキャリアでも通信回線を利用できるスマートフォンとなります。ただしスマートフォン自体が各キャリアの通信バンドに対応していないと、通信できなかったり通信しにくくなるリスクもあります。またSIMカードのサイズを一致させないと、そもそもスマートフォンに挿入することもできません。
SIMフリーのスマートフォンは通信回線と端末の相性確認など手間はあるものの、1つのキャリアに縛られず利用できる点が大きなメリットです。
今から新品のXperia Z1は入手できる？
残念ながら2022年現在、Xperia Z1の製造や販売は終了しています。
今からXperia Z1を入手するなら中古スマホ取り扱い店舗または中古スマホサイト、フリマアプリから入手する必要があるでしょう。
手持ちのXperia Z1をSIMフリー化する方法
以下ではXperia Z1をSIMフリー化する方法について紹介します。残念ながら、Xperia Z1をSIMフリー化する方法はあまり多くありません。
ドコモ版はSIMロック解除可能
ドコモ公式サイトによると、Xperia Z1はSIMロックの解除に対応している機種です。ドコモで販売されたスマートフォンをSIMロック解除する場合は「ドコモオンライン手続き」「電話」「ドコモショップに持ち込み」でSIMロック解除できます。
ドコモショップもしくは電話でSIMロック解除する場合は手数料が税別3,000円かかります。手数料を節約するなら、ドコモオンライン手続きからSIMロック解除を行ったほうが良いでしょう。
au版はSIMロック解除できません
残念ながら、au版Xperia Z1はSIMロック解除できません。
au公式サイトを確認すると、SIMロック解除の対象となるのは「2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること。」と記載されています。Xperia Z1は2013年に発売されたスマートフォンなので、この基準を満たしていません。
具体的にどのスマートフォンがauのSIMロック解除基準を満たしているのかについては、公式サイトをご確認ください。
SIMフリー版Xperia Z1を今から手に入れても利用できる？
以下ではXperia Z1は2022年現在でも問題なく利用できるのかについて考察したいと思います。
結論を述べると、Xperia Z1は現在でもギリギリ利用はできるけれど、オススメはできません。
必要最低限の機能なら現代でも利用できる
Xperia Z1は5.0インチのフルHDに対応したスマートフォンです。おサイフケータイや防水・防塵、ワンセグとフルセグに対応しているので、便利なスマートフォンと言えます。
ただし問題は本体の処理性です。スマホが快適に動くかどうかを決めるうえで重要となるメモリ（RAM）が2GBしか搭載されていません。昨今のAndroidスマホは格安スマホでも4GB以上搭載しているモデルが多いので、Xperia Z1のメモリは少ないです。動作がもっさりしたり、アプリの利用中に急に端末が反応しなくなるなどのリスクが考えられます。
また本体容量（ストレージ）は32GBほど。MicroSDカードを利用しても64GBしか拡張できません。これも昨今のAndroidスマホでは標準で64GB以上、MicroSDカードは256GB以上拡張できることを考慮すると、Xperia Z1はかなり少ない容量です。ストレージが少なければアプリをインストールできる数も少なくなりますし、電子書籍や動画をダウンロードして持ち運べる本数も少なくなってしまいます。
Xperia Z1のスペックを総評すると「利用できないことは無いけど、おすすめできないスマホ」といえます。ただし「外出先でフルセグを視聴するためだけに利用したい」など、割り切って利用するのであれば購入を検討しても良いかと思います。
OSのアップデート対象外になっている可能性もある
スペックと同様に注意すべきは、OSのアップデートに対応しているかどうかです。
Xperia Z1に標準で搭載されているOSは「Android 4.2」、2022年現在配信されているAndroid OSは「Android 10」です。端末が古すぎる場合、最新のOSにアップデートされず、古いOSしか利用できないケースも多いです。実機で検証してみないと断言できませんが、Xperia Z1はAndroid 10にアップデートできないリスクが高いです。
最新のOSにアップデートできないと、セキュリティ上のリスクが増します。またアプリも最新OSに対応してアップデートされるので、古いOSのままだと最新機能を利用できない可能性が高いです。
以上のことからXperia Z1を購入しても、日常使いとして利用するのも難しいといえます。
SIMフリー版Xperia Z1を中古で入手するときに気を付けたいポイント
以下ではSIMフリー版Xperia Z1の中古品を入手するときに気を付けるべきポイントを紹介します。
新品のスマホと異なり、中古スマホ購入にはいくつか気を付けるべきポイントがあります。最悪の場合、せっかく購入した中古スマホがモバイルデータ通信できなくなるリスクもあるので注意しましょう。
白ロムと赤ロムの違いを理解しておく
中古スマホを購入する際は「赤ロム」に注意しましょう。赤ロムとは、端末代金が未払いのスマートフォンのことを指します。
端末代金が未払いだと、キャリア側で該当するスマートフォンがデータ通信を利用できなくなるよう、端末側にロックをかける措置がとられます。データ通信ができなくなれば、スマホとしての利用が困難となるのは想像に難くないでしょう。
中古スマホの場合、既に赤ロムとなっているスマホを購入しないのはもちろん、端末代金が払い終わっていないスマホの購入に気を付けましょう。端末代金を支払い中の中古スマホを購入した場合、スマホをキャリアから購入した人が支払いを怠ると、自分が購入したスマホが通信できなくなります。
中古スマホを購入する際は赤ロム化リスクに注意するのはもちろん、赤ロム化した場合の保証が充実している会社から中古スマホを購入することをおすすめします。
バッテリーを交換しやすいか確認しておく
中古スマホを購入する上で気になるのが、バッテリーの劣化具合です。バッテリーが劣化していると、充電してもすぐにバッテリーが切れてしまいます。持ち運ぶことが前提となっているスマートフォンだからこそ、バッテリーが長時間持つかどうかは重要な要素といえるでしょう。
中古スマホを購入前にバッテリーの状態を確かめるのは難しいと思うので、バッテリー交換しやすいかどうかを確認してみてはいかがでしょうか。たとえばiPhoneの場合は全国各地にiPhone修理店があり、そこでバッテリー交換も受け付けてくれます。一方で古いスマホやあまり有名ではないスマホの場合、バッテリー交換に対応してくれる店舗を探すだけでも大変です。
購入後にバッテリー交換しやすいモデルかどうかを確かめておくことは、中古スマホを購入する上で大切な心構えです。なおバッテリー交換すると、防水機能が低下するリスクがあります。バッテリー交換をお願いする前に、修理店に確認してみましょう。
返金の仕組みや保証を確認
中古スマホを購入する場合は、万が一の際に保証が充実しているかどうかは重要な要素といえます。例えば赤ロムになった場合は期間を問わず全額返金してくれたり、3か月以内であれば交換や返金に応じてくれる会社から中古スマホを購入するようにしたいです。
保証を受けるにはレシートや納品書が必要になるケースも多いので、中古スマホ購入時の書類は保管しておくことをおすすめします。
まとめ：SIMフリー版Xperia Z1はあまりおすすめしません
いかがでしたか。
SIMフリー版といえど、Xperia Z1は2022年現在では端末のパワー不足感があります。電話をする、メールをする、インターネット検索を利用するといった基本的な機能は利用できるものの、アプリによっては動作しないこともあるでしょう。
最近は本体価格が安い「格安スマホ」も人気です。特にXperia Z1に対して強いこだわりが無ければ、最新の格安スマホの購入をおすすめします。
