lineがスマホ会社を作った、それがlineモバイルです。LINEはスマホの普及とともに爆発的に流行して、今や生活に欠かせないものです。私も日々LINEで連絡を取り、LINEしか知らない人も結構います。しかし、スマホの普及とともに料金が高くなってしまいました。そこで今回はlineモバイルの解説をします。多くのMVNOが存在しますが、その中でもlineモバイルはコストパフォーマンスに優れていますので、ぜひ確認してみてください。
目次
lineモバイルとは
lineモバイルはlineが運営する格安スマホ会社で、2016年に設立されました。近年ではモデルの本田翼さんをCMで起用して、何かと話題になる会社です。lineモバイルという名の通り、MVNOの中でもlineを利用するのに最適なオプションがついています。さらにline以外にもSNSに強いという特徴があり、MVNOでは珍しいカウントフリーと呼ばれるオプションが人気です。
lineモバイルと大手携帯電話会社を比べてみた
では気になるlineモバイルの料金について比較していきます。ここでは皆さんも知っている大手携帯電話会社(ドコモ、au、ソフトバンク)と比較をしていきます。注意点として端末代は含まれていないので、端末を購入するときは追加で端末代がかかります。
モデルケース
東京在住、26歳男性 会社員 一人暮らしでそこまでスマホは使わない。
月の通信量は1GB以下で自宅にはWi-Fiがあるものとする。
家族割りや同時契約等は使えないものとする。
ドコモの場合
もっとも適したプランはギガライトです。
通信量1GBの場合、月額は2,980円です。
auの場合
もっとも適したプランは新auピタットプランNです。
通信量1GBの場合、月額は2,980円です。
ソフトバンクの場合
もっとも適したプランはミニフィットです。
通信量1GBの場合、月額は最初の半年間は2,980円(税抜)、残りは3,980円です。
結果としては3社ともほぼ横並びの料金です。3社とも公式サイト上では月額1,980円(税抜)と宣伝していますが、条件に3回線以上同時の契約(家族割りの適用)やネット回線の同時契約(別途費用がかかる)といった条件があります。一人暮らしの場合、条件を満たしにくいことの方が多いので今回は適用できないとして計算しています。それではlineモバイルの料金を確認してみます。
ラインモバイルの場合
もっとも適したプランはベーシックプランです。
通信量0.5GBの場合、月額は1,100円(税抜)です。
(通信量3GBの場合、月額は1,480円(税抜)です。)
結果としてはlineモバイルは大手携帯会社と比較すると、半額以下の料金になることが分かります。もっとも通信量が少ないプランの通信量が0.5GBなので、次に通信量が少ないプランの通信量3GBも併記しています。それでもlineモバイルなら半額以下なのでいかに安いかが分かると思います。
しかし、この結果見た人の中でこう思う人もいると思います。
「月の通信量が少なすぎ、月に1GBで足りるわけがない。」
確かに最近ではYouTubeやU-NEXT、Netflixなどの動画通信サービスが人気のため、1GBでは少ないという人が多いと思います。ではもっと通信量を使うモデルケースで比較してみます。
モデルケース
東京在住、26歳男性 会社員 一人暮らしで自宅、移動中よくスマホを使う
月の通信量は10GB以下で自宅にはWi-Fiがあるものとする。
家族割りや同時契約等は使えないものとする。
ドコモの場合
もっとも適したプランはギガホです。
通信量60GBの場合、月額は最初の半年間は4,980円(税抜)、残りは5,980円です。
auの場合
もっとも適したプランはauデータMAXプランProです。
通信量使い放題の場合、月額は最初の半年間は5,480円(税抜)、残りは6,480円です。
ソフトバンクの場合
もっとも適したプランはメリハリプランです。
通信量50GBの場合、月額は最初の7ヶ月は6,480円(税抜)、残りは7,480円(税抜)です。
結果としては大手携帯会社の場合、10GBを超えるときは50GB以上や使い放題になるプランが主流になります。料金についてもバラバラですが、機種代をあわせると月額10000円を超えそうな気がします。それではlineモバイルの料金を確認してみます。
lineモバイル場合
もっとも適したプランはベーシックプランです。
通信量12GBの場合、月額は3,480円です。
結果としてはlineモバイルの場合、大手携帯会社より月額料金は安くなることが分かります。しかし、lineモバイルの場合は通信量も12GBと、大手携帯会社に比べると少ないので一概によいとは言えません。通信量の多いプランの場合は、実際に必要な通信量を把握してもっともよいプランを探すことが大切です。
lineモバイルと大手MVNOと比べてみた
次にlineモバイルと大手MVNOの料金を比較していきます。MVNOは大手携帯会社から回線をレンタルしているため、条件としてはlineモバイルと一緒です。そのため大きな差は出にくいですが結果はどうなるでしょうか。注意点として端末代は含まれていないので、端末を購入するときは追加で端末代がかかります。
モデルケース
東京在住、26歳男性 会社員 一人暮らしでスマホはそこそこ使う。
月の通信量は6GB以下で自宅にはWi-Fiがあるものとする。
家族割りや同時契約等は使えないものとする。
ワイモバイルの場合
もっとも適したプランはスマホベーシックプランMです。
通信量9GBの場合、月額は最初の半年は2,980円(税抜)、残りは3,680円(税抜)です。
UQモバイルの場合
もっとも適したプランはプランMです。
通信量9GBの場合、月額は2,980円(税抜)です。
BIGLOBEモバイルの場合
もっとも適したプランはベーシックコース6GBです。
通信量6GBの場合、月額は2,150円(税抜)です。
結果としては大手MVNOの場合、6~9GBの料金はばらつきが大きいことが分かります。もちろん安ければ安いほどよいのは事実ですが、通信品質等の問題もあり一概によいとは言い切れません。この中ではBIGLOBEモバイルが一番安いので、安くそれなりのスマホを持つならおすすめです。ではlineモバイルの料金を確認してみます。
lineモバイルの場合
もっとも適したプランはベーシックプランです。
通信量6GBの場合、月額は2,980円です。
結果としてはlineモバイルの場合、料金としては2番目に安いという結果になります。大手MVNOと比較しても、遜色ない安さであり、選択肢に入ると思います。また安さ以外の面でもlineモバイルには独自の特徴があるため、紹介していきます。
lineモバイルの強み、lineモバイルの特徴とは
lineモバイルの強みは2つあります。ここではその強みの詳細を解説していきます。
SNSに特化、データフリーオプションとは
1つ目はlineモバイル独自のオプション、データフリーです。よくあるスマホの使いかたにSNSを中心に使うというのがあります。LINE、Twitter、Instagramなど中高生から社会人までよく使うことは多いと思います。しかしSNSは日々使うため通信量を結構使ってしまいます。そこで役立つのがデータフリーです。データフリーを使うと対象アプリのSNSの通信量を使わず利用できるようになります。
lineモバイルでは、すべてのプランでLINEは通信量を使わず利用できます。これは無料ですので絶対に入っておきたいオプションです。さらに有料ですが2種類のオプションが存在します。
SNSデータフリー 月額280円(税抜)
- LINE
の3種類のアプリが通信量を使わず利用可能になる。
SNS音楽データフリー 月額480円(税抜)
- LINE
- LINE MUSIC
の5種類のアプリが通信量を使わず利用可能になる。
月額も500円以下で人気SNSの通信量がかからなくなるうれしいオプションです。データフリーのオプションはMVNOでは、lineモバイルにしか存在しないのでおすすめです。通信量も減らせるので、うまく使えば月額の料金が下がるのでぜひ活用していきましょう。
回線を自由に選べる
またlineモバイルの特徴として、契約時に使う回線を選ぶことができるというものがあります。例えばMVNOにしたいけどドコモの回線を使いたいといった人もいます。その場合、ドコモの回線を使っているMVNOから選ぶ必要があります。しかしlineモバイルはすべての回線から選択できるので、自由に選ぶことができます。スマホはその仕組み上、どうしても通信品質に地域差ができてしまいます。
私の出身地ではauの電波以外が入りにくいという状態だったので、必然的にau以外の回線は選びにくいという状況でした。そういうときにlineモバイルは、回線を選ぶことができるため便利です。ちなみにこだわりがない場合はソフトバンクの回線をおすすめします。理由としては電話機能がドコモ、auよりよいからです。留守番電話がただで使えたりしますのでおすすめです。
まとめ
まとめとしてlineモバイルの料金、特徴を解説してきました。lineモバイルは大手携帯会社と比較して料金が安く、MVNOと比較してもほぼ同水準であることがわかります。またlineモバイルの特徴としてデータフリー、回線を選べるなどがあります。大容量プランはあまり充実していませんが、データフリーを使いこなせばお得に使えるlことがineモバイル最大の強みです。ぜひ検討してみてください。