「楽天モバイルを契約しようと思っているけど、通信スピードが問題ないか不安」と考えている人もいるかと思います。本記事では楽天モバイルの通信スピードが早いかどうか考察しています。
結論から述べると、楽天モバイルの「スーパーホーダイ」プランでは速度制限が発生しても最大1Mbpsで通信できます。他の格安SIMより通信スピードは早いと言って良いでしょう。
ただしあくまで”最大”1Mbpsなので、実際の通信スピードはこれを下回る可能性はあります。
とはいえ他の格安SIMでは128kbps前後の通信スピードまで制限されるのが一般的です。楽天モバイルは、格安SIMの中では通信スピードが比較的早いと言って良いでしょう。
目次
楽天モバイルの通信スピードは遅くないです
楽天モバイルの通信速度は遅くないです。他の格安SIMの場合、速度制限時は128kbps程度まで遅くなる一方、スーパーホーダイを利用すれば最大1Mbpsで通信できます。
速度制限時も最大1Mbpsで通信可能
楽天モバイルの通信プランは「月に〇GB以上通信すると速度制限」という契約です。ただしドコモ回線の場合契約できる「スーパーホーダイ」なら、ギガを使い切っても最大1Mbpsで通信できます。
通信速度が1MbpsあればSNS利用やニュース閲覧はもちろん、YouTubeも画質を抑えれば途切れずに視聴できます。ただし通信が込み合う時間帯(12~13時、18~19時)の間は最高速度300kbpsまで遅くなるので注意しましょう。また「組み合わせプラン」を契約している場合は、ギガを使い切ると最大200kbpsまで速度制限されます。
楽天モバイルの通信プラン・オプション・通信スピード
以下では楽天モバイルの通信プランについて紹介します。
スーパーホーダイ
ドコモ回線で楽天モバイルを契約するなら「スーパーホーダイのプランS」がおすすめです。
【スーパーホーダイの魅力】
- 速度制限がかかっても最大1Mbpsで通信可能(※)
- 10分間までなら何度でも通話し放題
※12:00~13:00、18:00~19:00の混雑時間帯は最大300kbps
プランSでは物足りないと思われるかもしれませんが、仮に速度制限がかかっても最大1Mbpsまで通信速度がでるなら、日常利用でも問題なく利用できます。また10分間なら何度でも通話し放題オプションが標準で搭載されているのも嬉しいですね。
スマートフォンをそこそこ利用する、もしくはガッツリ利用する人におすすめのプランです。
組み合わせオプション
スーパーホーダイは魅力的な通信プランですが、残念ながらドコモ回線のみの提供となっています。au回線で楽天モバイルを利用するときは「組み合わせプラン」の中から自分に合った通信容量のプランを選択しましょう。
組み合わせプランでは通信容量オーバー後の1Mbps速度規制ではなく、他の格安SIMと変わらない200kbpsまで速度制限がかかります。
正直なところ、スーパーホーダイが魅力的すぎて「組み合わせプラン」はあまりおすすめできません。強いてメリットを挙げるなら「データ通信専用SIMを契約できる」「10分間の通話し放題オプションが任意」であることです。
楽天でんわ10分かけ放題
楽天モバイルでは「楽天でんわアプリを利用時に10分かけ放題サービス」を提供しています。標準でインストールされている電話アプリでなく、別途”楽天でんわ”アプリを利用することで10分間の国内通話が何度でもかけ放題になるサービスです。
楽天でんわ10分かけ放題サービスはスーパーホーダイの場合は標準搭載されており、組み合わせプランの場合は任意で通話オプションを付けることができます。組み合わせプランで10分使い放題サービスを利用する場合、月額850円(税別)の追加料金が必要です。
通信スピードから考える、楽天モバイルをおすすめする人・しない人
以下では楽天モバイルをおすすめする人とおすすめしない人の特徴について紹介します。
スマホのヘビーユーザーには楽天モバイルがおすすめ
楽天モバイルはスマホのヘビーユーザーにおすすめです。なぜかというと、スーパーホーダイプランがヘビーユーザー向けの料金プランだからです。
スーパーホーダイの特徴は”ギガを使い切っても最大1Mbpsで通信できる(実質無制限でデータ通信できる)””10分間何度でも国内の音声通話し放題”という、スマホで通話・通信をたくさん利用する人向けのプランです。
スーパーホーダイの場合、最低料金のプランSでも2年目以降は2,980円が月額基本料金となり、格安SIMとしては高めの値段設定かもしれません。とはいえ高めの料金を払って余りある良質なサービスを楽天モバイルは提供しています。
スマホをたくさん利用したい人は、楽天モバイルでスーパーホーダイの契約をおすすめします。
ライトユーザーには楽天モバイルは割高
一方でスマホのライトユーザーにとっては、楽天モバイルはあまりおすすめできません。
スーパーホーダイはライトユーザーにとって過剰なサービスが多いです。組み合わせプランを利用すれば他の格安SIMと同程度の安さになるものの、料金の安さを求めるのであればカウントフリーにも対応している「LINEモバイル」など、他におすすめの格安SIMがあります。
スマホのヘビーユーザーか楽天スーパーポイント狙いの人以外は、楽天モバイルはあまりおすすめできません。
通信スピードを活かせるか?楽天モバイルのおすすめスマホ
以下では楽天モバイルで取り扱われているおすすめスマートフォンについて紹介します。
コスパ最強の格安スマホ:OPPO A5 2022
中華スマホメーカーの”OPPO”は、低価格ながらハイエンドスマホに迫るカメラ性能を備えたスマホ製作に定評があります。
OPPO A5 2022の特徴は「クアッドカメラ(背面カメラが4台)」「5,000mAhの大容量バッテリー」「6.5インチの大画面ディスプレイ」といったところです。
カメラを4台搭載しているだけでもすごいですが、一番注目すべきはiPhone 11でもお馴染みの「超広角撮影」に対応しているところです。これによって、幅広い画角で写真撮影できます。
また6.5インチの大画面ディスプレイ。こちらはiPhone 11 Pro MAXぐらい大きなサイズ感です。またバッテリー容量も一般的なスマホが4,000mAh前後であるのに対し、OPPO A5 2022では5,000mAhも搭載しているのも嬉しいポイント。
ここまで機能が盛りだくさんで、一括支払いしてもお値段が3万円を切るという破格のスマホです。おサイフケータイ非対応や防水非対応といった弱点もありますが、コスパを考えればかなりお買い得のスマホです。
高いカメラ性能と安心感のあるブランド:AQUOS sense 3 lite
ブランド力のあるAQUOSシリーズの廉価スマホモデル「AQUOS sense 3 lite」はディスプレイサイズ5.5インチの、比較的コンパクトなスマホです。ちなみにAQUOS sense 3 liteは楽天モバイルでのみ販売されているスマートフォンです。
こちらは一括購入すると約3.3万円。おサイフケータイに対応するなど、性能的にもバランスの取れたモデルです。AQUOSブランドが好きな人は”買い”のモデルといえます。
いろいろと話題のスマホ:HUAWEI nova 5T
ニュースでいろいろと話題になっている中国メーカー「Huawei」が製作したスマートフォン”HUAWEI nova 5T”。特筆すべきはそのカメラ性能です。
なんとHUAWEI nova 5Tは背面に4つのカメラを搭載し、高解像度の写真撮影が可能です。カメラはAIを搭載しており、シーンに合わせてAIが最適な加工を施してくれます。食事シーンでは食べ物がおいしく映るように、夜景撮影では光がつぶれてしまわないよう、くっきりとした鮮明な写真撮影が可能です。
いろいろと話題のメーカーの製造するスマートフォンですが、その性能は確かです。一括で購入する場合は約6万円ほどかかりますが、カメラにこだわる人におすすめできるスマートフォンです。
一番安いのに高スペック!?:HUAWEI nova lite3
こちらも同じくHUAWEI製品ですが、お値段は一気に下がり、一括支払いならわずか約2万円で購入できます。
価格は安くなりましたがカメラ性能には力が入っており「AI搭載デュアルカメラ」に「6.21インチのしずく型ノッチディスプレイ搭載」「本体背面に指紋認証センサーを搭載」など十分実用的なスマホに仕上がっています。
価格が安いためスペックが気になるところですが、どうやらインターネット閲覧やSNSなどの機能なら問題なくサクサク利用できます。
お手頃価格を追求しつつ、できるだけカメラ性能にこだわりたい人におすすめのモデルです。
高価なハイエンドスマホ:Galaxy Note 10+
「とにかくハイスペックのスマートフォンを利用したい」という人におすすめなのが、2019年に発売された”Galaxy Note 10+”です。一括支払いで購入すると、なんと13万円近くの出費となります。しかしその性能は本物。
6.8インチの高画質ディスプレイに高性能メモリ、高性能トリプルカメラ、スタイラスペンを内蔵など、特徴的なスペックを挙げだしたらキリがありません。とにかくすごいです。強いて1つだけ魅力を紹介するなら、Galaxy Note 10+は他のハイエンドスマホと異なり、付属の内蔵スタイラスペンでディスプレイ操作が可能です。
メモ帳のような利用方法が可能で、使い方を工夫すれば紙のメモ帳を持ち運ぶ手間がなくなるかもしれません。
まとめ:楽天モバイルの通信スピードは遅くない
いかがでしたか。
楽天モバイルは通信速度・サービスなど総合的に優れていることが分かりました。楽天市場を頻繁に利用する人はSPUも上がるので、楽天モバイルを利用したいところです。またスーパーホーダイを利用すれば、実質的に通信制限にとらわれず、かつ10分間国内通話し放題となります。スマホを頻繁に利用する人は、楽天モバイルのスーパーホーダイをおすすめします。