「楽天モバイルでWiFiルーターを購入しようか迷っている」と考えている人も多いかと思います。本記事では楽天の取り扱っているモバイルルーターを3機種紹介し、同時に楽天WiFiルーターの特徴やおすすめできる人の特徴についても紹介しています。
楽天のモバイルルーターはドコモ、au、もしくは楽天の自社回線を利用してデータ通信できるサービスです。データ通信SIMを利用するので、WiMAXなどでデメリットとして挙げられる、高額な解約違約金がないのがメリットです（ただしルーター端末代金を支払う必要はあり）。
タブレットやパソコンを頻繁に持ち運びする人は、この機会に楽天モバイルのWiFiルーターを契約してみませんか。
目次
楽天モバイルではポケットWiFi契約ができる
以下では楽天モバイルのポケットWi-Fiの魅力について紹介します。
楽天モバイルのポケットWiFiの魅力
楽天モバイルが提供しているポケットWiFiの魅力は下記のとおりです。
- 契約期間の縛りがない
- 余ったデータ通信量を翌月まで繰り越せる
モバイルルーターとして有名な”WiMAX”などでは、2年間契約を結んで利用するケースが多いです。2年に1度の契約更新月以外で解約すると、高額な解約違約金を請求されるケースがあります。
一方で楽天モバイルのポケットWiFiの場合、いつ解約しても解約違約金が発生しません。必要な期間だけ契約して、必要がなくなったらすぐに解約違約金を支払わずに解約できます。WiMAXを契約するほど長期間利用する予定はないけど、レンタルルーターだと短期間すぎて利用しにくいと思っている人におすすめです。
また格安SIMと同じく、余ったデータ通信量を翌月まで繰り越すことができます。例えば月3GB契約を結び今月は1GBしか利用しなかった場合、余った2GBを翌月に繰り越すことができます。この場合翌月は前月分の2GB+今月分の3GB、計5GBの高速データ通信が可能です。ただし繰り越せるのは翌月までなので注意しましょう。
楽天モバイルのポケットWiFiの残念な点
楽天モバイルが提供しているポケットWiFiの残念なポイントは下記のとおりです。
- データ通信無制限プランがない
- 通信速度が遅くなりがち
楽天モバイルでは残念ながら、データ通信し放題プランが用意されていません。よってあらかじめ決められた通信量をオーバーすると、速度制限がかかってしまいます。
3日間で10GB以内なら速度制限が発生しないWiMAXやネットワークを占有するほど大容量通信をしない限り通信制限がかからないどんなときもWiFiと比較すると、やや不満感があります。
また利用する回線はドコモもしくはau回線なので、格安SIMと同じく時間帯による速度制限が発生します。平日のお昼時間帯や通勤通学時間帯は速度制限が発生するリスクが大きいので注意しましょう。
楽天モバイルで取り扱われているポケットWiFiルーター
以下では楽天モバイルで取り扱っているポケットWi-Fiルーターについて紹介します。
楽天モバイルのWiFiルーター：Aterm MP02LN
Aterm MP02LNはモバイルルーターの中でも小さくて軽いのが特徴的です。本体カラーは「メタリックシルバー」に加えて楽天モバイル限定カラーの「ミラーレッド」も取り扱われています。
本体サイズは約91 × 50 × 12mmと小型で、本体重量は約71gです。連続通信時間は約10時間でテザリング時の同時接続台数は最大10台まで可能です。
端末代金は一括払いで13,800円、分割払いで575円と、楽天モバイルで取り扱われているモバイルルーターの中で一番安いです。
楽天モバイルのWiFiルーター：Aterm MR05LN RW
Aterm MR05LN RWはSIMカードを2枚挿入できる「デュアルSIM」に対応したモバイルルーターです。本体カラーはホワイトのみ。
本体サイズは約115 × 63 × 11mmで、本体重量は約115gです。連続通信時間は約14時間でテザリング時の同時接続台数は最大16台まで可能です。
端末代金は一括払いで23,800円、分割払いで991円となります。
楽天モバイルのWiFiルーター：Aterm MR05LN
Aterm MR05LNはスタイリッシュな本体デザインが特徴の高性能モバイルルーターです。デュアルSIMにも対応しており、LTE-Advancedにも対応しているため375Mbps対応の高速データ通信が可能です。
本体サイズは約115 × 63 × 11mmで、本体重量は約115gです。連続通信時間は約14時間です。端末代金は一括払いで24,090円、分割払いで1,003円となります。
楽天モバイルWiFi by エコネクトとは？
以下では楽天のWiFiサービス「楽天モバイルWiFi by エコネクト」について紹介します。
ポケットWiFiとの違い
楽天モバイルWiFi by エコネクトとは、月額362円で全国15万か所以上にある「BBモバイルポイント」「Wi2」のWiFiスポットを利用できるサービスです。
フリーWiFiスポットのように特定の場所で利用できるWiFiサービスですが、楽天モバイルWiFi by エコネクトの場合は有料オプションに登録しないと利用できない仕組みになっています。
ポケットWiFiと比較すると、バッテリー切れの心配や持ち運びをしなくて良いので便利です。ただしWi2スポットの場合は最大300Mbps、BBモバイルポイントの場合は最大3Mbps程度の通信速度しか出ません。特にBBモバイルポイントを利用する際は、通信速度は期待できそうにありません。
楽天モバイルWiFi by エコネクトの利用方法
楽天モバイルWiFi by エコネクトを利用するには申し込みが必要です。新規契約時にはオプションに追加し、既に楽天モバイルを利用中の人は「メンバーズステーション」より申し込みを行いましょう。
Androidスマホの場合はGoogleプレイストアより「楽天モバイルSIMアプリ」をインスールしましょう。アプリを起動し、左上のアイコンをタップすると表示される「楽天モバイルWiFi」をタップして、楽天モバイルWiFiのIDとパスワードを入力して利用開始しましょう。
iPhoneの場合はAppストアの「エコネクトWiFi」アプリをインストールしましょう。アプリを立ち上げたら楽天モバイルWiFiのIDとパスワードを入力し、ログインします。
さらに詳しい手順は公式サイトをご確認ください。
楽天モバイルのWiFiルーターをおすすめする人。エコネクトをおすすめする人
以下では楽天モバイルをおすすめする人の特徴、楽天モバイルWiFi by エコネクトをおすすめする人の特徴について紹介します。
都市部に住んでいるならエコネクトの利用もあり
マクドナルドやカフェなどで楽天モバイルWiFi by エコネクトは利用できます。地方に住んでいる人でも活用できますが、やはり都市部に住んでいる人ほど楽天モバイルWiFi by エコネクトを利用できる施設が多いことも事実です。
地方に住んでいる人は自分の行動圏内に楽天モバイルWiFi by エコネクト対応エリアがあるか検討してから契約を考えてみませんか。
都市部に住んでいる人は契約しておいて損は無いと思います。しかし楽天モバイルWiFiで十分という人であれば、無理に契約する必要もないでしょう。
安定したデータ通信回線なら楽天モバイルのポケットWiFiルーターがおすすめ
楽天モバイルWiFi by エコネクトの欠点としては、通信回線の不安定さが挙げられます。特にBBポイントの場合、最大通信速度が3Mbpsと非常に遅いです。Wi2スポットは最大300Mbpsと頑張っていますが、じつはWiFiスポットの通信回線状況は店舗によって大きく異なります。
接続台数が多いほど通信速度は低下しますし、すでに多くのデバイスで接続している状態だと、WiFi接続できないことも考えられます。
一方で楽天モバイルのポケットWi-Fiなら、楽天モバイルWiFi by エコネクトよりも安定したデータ通信回線を利用できます。「必ず利用できないと困る」のであれば、楽天モバイルのポケットWi-Fi契約を優先することをおすすめします。
まとめ：楽天モバイルのWiFiサービスをうまく活用しよう
いかがでしたか。楽天モバイルのポケットWi-Fiは最低契約期間も無いため、いつ解約しても解約違約金を請求されることはありません。ドコモもしくはauのデータ通信回線を利用しているため、安心して利用できます。
ただし格安SIMの楽天モバイルと同じく、平日のお昼頃などアクセスが集中する時間帯は速度制限が発生するリスクが高いです。また月に利用できる高速データ通信量の上限が決まっているため、データ通信し放題というわけではない点に注意が必要です。
とはいえ楽天モバイルのポケットWi-Fiは気軽に利用できるので、2年契約縛りを避けたい人や楽天モバイルを利用中のユーザーなどにおすすめです。契約期間の縛りがないので、気軽に解約できるのが楽天モバイルのポケットWi-Fiの強みです。試しに一度、楽天モバイルのポケットWi-Fiを契約してみませんか。
