毎月のケータイ代が高すぎて困っているという人も多いのではないでしょうか?そんな人煮おすすめなのが、今話題の格安sim。聞いたことはあるけど、実際どんなものなのかよく分かっていないという方も多いはず。そこでこの記事では、格安simについて徹底解説します。格安simを選ぶメリットやデメリット、そして、失敗しない選び方についてまとめました。
目次
格安simとは?
まずは、格安simについて説明しましょう。簡単にいうと格安simは、小さなICカード(所謂SIMカード)を使った低価格なインターネット・通話サービスを言います。大手キャリアのスマホと比べて格安で利用できるため「格安sim」と言われているのです。
格安simにある2つの種類とは?
格安simには2つの種類があります。その2つについてここで詳しく紹介します。
音声通話sim
まず一つ目は、音声通話simです。音声通話simは、090・080番号の音声通話が利用でき、ほとんどのプランがMNP(番号ポータビリティ)に対応しているため、現在利用している電話番号をそのまま引き継ぐことができます。「音声通話」ということで、ネットよりも主に通話を多く利用する人に向いています。
データ専用sim
二つ目は、データ専用simです。データ専用simは、タブレットやモバイルWi-Fiルーターなど、ネットのみを利用したい人に向いています。普段から、動画を見たり音楽を楽しむことが多いという人は、音声通話simよりデータ専用simを選ぶほうが得策です。
格安simのメリットとは?
では、ここから格安simのメリットについて紹介します。メリットが分かれば格安simを選んだ方が良いということも分かりますので、ぜひ、チェックしてみてください。
月額料金が安くなる
格安simのメリット一つ目は、月額料金が安くなるということです。格安simは、大手キャリアと比べると約3分の1の料金になるものがほとんど。これほど安くなる理由には、店舗数が少ないため大手キャリアに比べて人件費を抑えることができること、そして、設定も自分で行う必要があったりするなど、あらゆる理由から安くなっているのです。
品質は大手キャリアと同じ
格安simのインターネット・通話の回線は、MVNOがdocomoやauから借りて提供しているため、品質は大手キャリアと変わりません。ですが、一部の機能が利用できないということもあるため、契約する前に確認しておくことも大切です。
今の番号を引き継げる
格安simは、上記でも述べたように現在利用している番号を引き継ぐことができます。もし、現在の番号を利用したくないという方でも、番号を変更することができますので、その点に関しては、大手キャリアと同じです。
最低利用期間が短い
大手キャリアで契約をすると最低でも2年使用しなければなりません。ですが、格安simには、そのような2年縛りがなく多くのプランの最低利用期間は1年に設定されています。また、自動更新もないため最低利用期間を過ぎれば、いつ解約しても違約金も発生しないのです。
格安simのデメリットとは?
ここからは、格安simのデメリットについて紹介します。デメリットを知っていれば、格安simに変更する際の注意点にもなりますの覚えておいて損はありません。
実店舗が少ない
格安simは、冒頭でも述べたように「格安」であることが最大の魅力です。その理由は、十店舗が少ないという点が挙げられます。大手キャリアであれば、店舗を訪れて契約をするのですが、格安simは店舗数が少ないため、契約は電話やメールが基本。足を運ばずに済む分、格安simが自宅に送られてくるため、時間がかかります。時間がかかるということは、届くまでに、電話やメール・ネットが利用できない期間が存在してしまう可能性もあるということ。そのため、前のケータイを解約するタイミングも重要となります。
製品の保証がなくなる
現在の端末をそのまま利用する場合、Apple社以外の製品は携帯電話会社が提供している端末の保証がなくなり、メーカー保証のみとなります。そのため、最低利用期間内にもし壊れてしまったら、新規でケータイを買い替えなくてはならないという、ちょっとした面倒なデメリットも生じてしまいます。
キャリアメールが利用できない
格安simでは、キャリアメールを利用することができません。キャリアメールとは、「~@docomo.ne.jp」「~@ezweb.ne.jp」「~@softbank.ne.jp」といった大手キャリアのドメインを利用したもの。このキャリアメールは、携帯電話キャリアの解約と同時に使えなくなります。格安simで利用できるのは、GmailやYahooメールなどのフリーメールが一般的です。
初期設定を自分でやる必要がある
大手キャリアでスマホを契約すると、初期設定からネット通信などあらゆる設定を行ってくれます。ですが、格安simは、それらの作業を自分で行わなければなりません。設定はSIMカードをスマホに装着してから行います。設定方法は、比較的簡単ではありますが、かなり面倒な作業であるということは覚えておいた方が良いでしょう、また、iPhoneとAndroidで初期設定は異なります。手順はネットでも公開されているため、それらの手順を確認しながら行うことをおすすめします。
失敗しない格安simの選び方とは?
では、どのようにして格安simを選べば失敗せずに済むのか。ここで、失敗しない格安simの選び方について紹介します。
格安sim各社の料金を比較する
まず一つ目のポイントは、格安sim各社の料金を比較することです。せっかく「格安」ナノですから、少しでも安いプランを用意している会社を選んだ方が得策ということは間違いありません。格安simは店舗数は少ないものの、販売している会社はたくさんあります。格安simには、音声通話simとデータ専用simがあるということを上記で紹介しましたが、格安sim会社によっては、5分までの通話かけ放題や、合計60分までの通話が定額料金で利用できるプランなど色々とあります。また、月額料金に含まれているプランとオプションで追加できるプランがあり、オプションの場合は月1,000円程度の追加料金がかかるものもあります。料金プランは比較的シンプルに設定されているものが多いので、大手キャリアに比べると分かりやすいです。現在利用している番号をそのまま引き継ぎたい方は、MNP(番号ポータビリティ)に対応しているプランを選びましょう。電話番号同士で短いメッセージを手軽に送受信したい人にはSMS(ショートメッセージサービス)に対応しているプランがおすすめです。
格安sim各社に速度を比較する
二つ目のポイントは、格安sim会社の速度を比較するという方法です。格安simの通信速度は、大きく分けて高速(75Mbps以上)と低速(200kbps前後)の2種類があります。高速は、大手キャリアと同等の速さと考られており問題なく利用できます。一方の低速は、サービスによっては問題なく利用できますが、動画や画像などを多用するサービスでは読み込み速度の遅さを感じてしまうこともあります。格安simは元々販売された当初、大手キャリアに比べるとどうしても速度が遅くなるということが問題でした。ですが、最近ではほとんどの格安sim会社がその問題を改善し、大手キャリアと比べても差が生じないような通信速度となっています。速度が落ちてしまう原因は色々と考えられますが、動画や音楽を良く聞くという人は、高速の方を選んでおいた方が良いかもしれません。
格安sim各社の回線を比較する
三つ目のポイントは、格安sim会社の回線を比較するということです。格安sim会社は大手キャリアの回線を使用しています。そのため、自分が住んでいる場所によって、通信回線が良い場所、悪い場所が存在するのも大手キャリアと同じことが言えるのです。また、買い替える時にも、自分がこれまで利用していた大手キャリアの回線と同じものを選べば、回線が良いのか悪いのかも分かります。もし、他の回線の格安sim会社を選ぶのであれば、契約をする前に、自分の今いる場所の回線に合っているのかどうかを確かめておきましょう。
おすすめの格安simとは?
それでは最後に、おすすめの格安sim会社を紹介します。
UQモバイル
UQモバイルは、au回線の格安simです。通信速度も安定しており、データ通信専用の無制限プランがあるなど、思う存分ネットを楽しむことができるのが特徴。また、実店舗も存在しているため、サポートも充実しています。支払いも口座振替ができ、何より知名度も高い。家族みんなで利用する人には、家族割も適用されるため、さらに安く利用することができます。
Y!mobile
Y!mobileは、格安simの大手と言っても過言ではないほど大人気の格安sim会社です。Y!mobileの最大の魅力は、プラン料金内に10分間のかけ放題が組み込まれていること。さらに、通信速度も他の格安sim会社と比べて圧倒的に速いです。ソフトバンク光とのセット割・家族割で契約をすれば、さらにお得に。知名度も高く、実店舗もあるため、購入後のサポートも万全です。
LINE mobile
LINE mobileは、格安simでは珍しい、docomo・au・ソフトバンクの3つの回線が利用できるのが最大の売り。格安simでは利用できないLINEのID検索にも対応しています。また、主要SNSやLINE MUSICがカウントフリーで使えたり、LINE Payカードで料金支払いが可能に。現在、人気急上昇中の格安simとあって、若い人を中心に利用者が増えています。
BIGLOBE mobile
BIGLOBE mobileは、docomoとauの2つの回線が利用できる格安sim会社です。BIGLOBE mobileの最大の特徴は、小容量~大容量まで、料金プランが豊富であること。エンタメフリーオプションに加入すれば、YouTubeやApple Musicなどがカウントフリーでたっぷりと楽しめます。また、家族で容量をシェアできるシェアSIMにも対応。BIGLOBE mobilであれば、家族全員がネットを満喫できるというわけです。
mineo
mineoは、docomo・au・ソフトバンクの3つの回線に対応している顧客満足度の高い格安sim会社です。独自コミュニティが活発で、オプションやキャンペーンの充実度が圧倒的に多いというのも魅力の一つ。小容量~大容量まで、料金プランも豊富に揃えています。
【まとめ】格安simで毎月の料金を安くしよう
格安simについて紹介しました。格安simは、その名の通り、「格安」でスマホが利用でいるサービスです。現在使用しているスマホ代が高いと感じている方は、ぜひ、格安simに乗り換えて、毎月の料金を安くしましょう。