WiMAXでたくさんデータ通信をしたいと考えている人へ向けて、本記事では「WiMAXで大容量データ通信をするやり方と注意点」について解説します。
結論ですが、WiMAXのギガ放題プランを契約すれば、ほぼ無制限でデータ通信できます。ただしauの4G LTEプランを利用すると、月7GB以上の利用で通信制限が発生するので気をつけましょう。
目次
WiMAXに通信制限は発生するのか?
インターネット通信が安定しているイメージのあるWiMAXですか、通信制限は発生するのでしょうか。
【結論】WiMAXに通信制限は発生します
残念ながら、ギガ放題プランを契約してもWiMAXで通信制限が発生する可能性があります。
WiMAXが通信制限される条件
WiMAXの速度規制が発生する条件は「3日間で10GB以上のデータ通信」です。もし10GB以上通信した場合、翌日の夜6時から翌朝2時の間だけ、1Mbpsの速度制限が発生します。
格安SIMの128kbps速度制限と比較すると、かなり緩い速度規制ですね。とはいえ、動画を快適に閲覧したい人やアプリのアップデートを行うのは厳しいでしょう。
通信制限がかかってもWiMAXは利用できる
WiMAXの通信制限は、それほど気にする必要は無いのかもしれません。
WiMAXの通信制限速度
大容量通信すると通信制限が止まってしまう、WiMAXのデータ通信プランですが、言い換えれば「3日間で10GB以上データ通信しても、翌日の夜6時から翌朝2時以外なら速度制限は発生しない」ということです。
つまり夜時間にWiMAXを利用しない、という人であれば、ほぼノーリスクでWiMAXを使い放題できる。というわけです。WiMAXを利用するのは朝~昼間の時間帯のみ、という人は、WiMAXの速度制限を気にする必要はほぼありません。
またWiMAXで速度制限が発生するとはいえ、1Mbpsも通信速度がでるなら、日常的なインターネット利用は問題なくできます。
たとえば「インターネットで検索する」「SNSをチェック」「スマホゲームで遊ぶ(※)」といった動作は問題なく利用できます。YouTubeやAbemaTVでの動画閲覧も、画質を抑えれば再生途中にストップすることなく視聴できます。
スマートフォンですこし遊ぶ、程度であれば速度制限がかかった状態のWiMAXでも問題なく利用できるでしょう。
(※)データ通信量の多いゲームだと遅延が発生する可能性あります。
格安SIMの通信制限速度
通信速度制限は格安SIMを利用している人にとってなじみのあるものではないでしょうか。
朝夕の通勤通学時間帯、また12時から13時の間、インターネットに繋がりにくくて不便を感じた人も多いでしょう。それが通信速度制限です。多くの格安SIMでは128kbpsまで通信速度が低下します。
通信速度制限が発生する条件は「契約プラン以上のデータ通信をする」「混雑時間帯にデータ通信をする」ことなどで起こりえます。
WiMAXは混雑時間帯を理由に速度制限が発生することはほぼ無いですし、ギガ放題プランなら仮に速度制限が発生してもインターネット閲覧なら問題なく利用できる早さです。
WiMAXは通信制限がかかっても早い
WiMAXと格安SIMの速度制限を比較すると、仮にWiMAXで速度制限がかかってまだ全然使えるレベルである事は理解できるかと思います。
ただし注意しておかなければならないのは、auの4GLTEプランで、月7 GB以上利用すると、月末まで通信速度が128kbpsまで制限されてしまいます。格安SIMであればデータチャージすることによって再び高速通信できますが、WiMAXにはそのような仕組みがなく、好きな変わるまで速度制限を受けた状態で乗り切らなければなりません。
4G LTEプランを利用するときは、データ通信料によく注意しましょう。
【3日で10GB】WiMAXの通信制限がかかってしまう利用方法
WiMAXの速度制限がかかってしまいがちな使い方について解説します。
YouTubeの垂れ流し
YouTubeで動画を連続再生する場合、10GB消費まで約47時間(標準画質時)です。作業用BGMをYouTubeで聴いている人は要注意です。
また画質を高画質(HD)にすると、約16時間で10GBを消費します。WiMAX利用時は、動画の画質を抑える必要がありますね。
動画のダウンロード
例えばAmazon Prime VideoやNetflixなど、映画のオンデマンドサービスではあらかじめ映画をダウンロードしておくことで、データ通信せずに映画を視聴することができます。
映画をダウンロードするときにWiMAXを利用すると、簡単に通信制限がかかってしまう可能性もあります。
アプリの更新・ダウンロード
スマートフォンのアプリストアには面白いアプリがたくさんあります。しかしアプリのダウンロードをWiMAXで行うのは、あまりおすすめしません。最近は1GBを超える大容量ゲームアプリもあるので、一回のダウンロードでWiMAXの通信量にかなりの影響を与える恐れがあります。
アプリのダウンロード・更新は固定回線のWiFi、もしくはフリーWiFiスポットの活用を心がけましょう。
【WiMAXの通信制限が発生】1Mbpsはどの程度快適に利用できるのか解説
次に、WiMAXで通信制限がかかるとどの位不便なのか検証したいと思います。
WiMAXの通信制限がかかるとどうなるのか?
WiMAXで速度制限がかかるとどうなるのでしょうか。スマートフォンでよく利用する主な機能について、通信速度が制限された状態でどれぐらい使えるか考察したいと思います。
ネットサーフィン
Google検索などインターネットを利用して情報を探したい場合、WiMAXの速度制限を受けていてもまず問題なく利用できます。
ただしデータ情報量の多いサイトなどでは、表示されるまでに時間のかかる可能性もあります。とはいえほとんどのサイトでは問題なくスムーズにサイトを閲覧できるでしょう。
SNS
LINEやTwitter、InstagramやFacebookといったSNSも問題なく利用できます。
ただし通信環境によっては、画像や動画の表示や再生に、やや遅延を感じる可能性もあります。
スマホゲーム
ソーシャルゲームなどの、リアルタイム性を要求されないスマホゲームはまず問題なくプレイできます。
ただしオンライン要素の強いゲームやオンラインシューティングゲームなど、リアルタイムでの対人戦要素が強いアプリでは、速度制限を受けていると快適にプレイできないでしょう。
動画視聴
意外に思われますが、IMAXで速度制限を受けていてもYouTubeなどの動画は問題なく再生可能です。
ただし高画質で再生すると、動画の再生は頻繁にストップしてしまうでしょう。遅延なく動画を視聴したい場合は、動画は画質を標準もしくは低画質に設定することをお勧めします。
アプリの更新・ダウンロード
大容量アプリのダウンロードや、複数のアプリの更新によってデータ通信量が圧迫されるケースもあります。
特に最近のゲームは大量のデータ通信を求められるものもあり、たくさんアプリをダウンロードしたり更新したりすると、一気に通信制限がかかる可能性もあります。
通信制限がかからないWiMAXの利用方法
最後に、通信制限のかからないWiMAXの利用方法について解説したいと思います。
動画は低画質で視聴する
YouTubeやAbemaTVなどの動画は、できるだけ画質を抑えて再生することをお勧めします。動画はたくさんのデータ通信量を消費するイメージがありますが、画質を抑えることによって、動画をたくさん使用しても問題なくWiMAXを利用できます。
動画再生は、画質にさえ気をつけていれば問題ないことを覚えておきましょう。
アプリの更新・ダウンロードは固定回線で行う
スマートフォンのアプリの更新や新しいダウンロードは、できるだけ固定回線から行うことをお勧めします。
固定回線はデータをたくさん送信しても、速度制限がかかる可能性はまずありません。持ち運びできない点がネックですが、頻繁にアプリをダウンロードしたり、高画質で動画を再生したい人は、固定回線の設置を強くお勧めします。
フリーWiFiの利用もあり
事情があって固定回線を設置できない場合は、フリーWi-Fiスポットの活用もお勧めです。最近では特に都市部でフリーWi-Fiスポットは急激に増えています。フリーWi-Fiスポットは誰でも利用できますし、データ通信量の制限もないので気軽に利用できますね。
ただしフリーWi-Fiスポットは誰でも利用できる分セキュリティーも低いです。あまり重要なデータはフリーWi-Fiスポットでやり取りせず、あくまでアプリの更新やコンテンツのダウンロードだけに留めておきましょう。
FPSゲームが趣味なら固定回線を設置しよう
繰り返しになりますが、オンラインゲームの趣味であれば固定回線の設置をお勧めします。特にリアルタイム性の強いFPSゲームなどは、速度遅延がそのままゲームの快適さに影響します。
自分の快適にプレイするためにも、対戦相手をイライラさせないためにも、オンラインゲームをするのであれば固定回線の設置を強くお勧めします。
まとめ:WiMAXの通信制限は恐れる必要なし!
いかがでしたか。
WiMAXは通信制限が発生する恐れもありますが、多くの人にとっては特に恐れる必要はない、ゆるい縛りであることがわかったと思います。
またフリーWi-Fiスポットや固定回線の設置等で、うまくWiMAXのデータ通信量を節約することも可能です。ギガ放題プランを選択しているのであれば、WiMAXの通信制限は基本的に恐れる必要はありません。