「WiMAXルーターが古くなってきたから、そろそろ機種変更しようかな」と思っているあなたへ向けて。本記事ではWiMAXの機種変更をおすすめしない理由について解説します。
いきなり結論ですが、WiMAXは機種変更するよりも乗り換えたほうがお得に利用できます。
目次
WiMAXの機種変更をおすすめしない理由
繰り返しですが、WiMAXは同じプロバイダ内で機種変更するよりも別のプロバイダに乗り換えたほうがお得です。
プロバイダを乗り換える手間や契約更新月のタイミングといった問題はありますが、キャッシュバック狙いで別プロバイダに乗り換えたほうがお得にWiMAXを利用できます。
WiMAXの機種変更は「再契約」扱い
多くのプロバイダでWiMAXルーターを機種変更する場合、書類上は「再契約」扱いになります。つまり一度プロバイダを契約して、あらたにルーターと通信プランを契約した、ということですね。
機種変更(再契約)する場合は解約違約金が発生しませんが、契約更新月はリセットされますし、キャッシュバックなどのお得なキャンペーンは適用されません。
キャッシュバックなど特典がほぼない
プロバイダ経由でWiMAXを契約すると「〇円キャッシュバック」「毎月〇円割引」などお得な特典が受けられますよね。残念ながら、機種変更の場合はこれらの特典が一切受けられません。
よって同じプロバイダ内で機種変更するよりも、別プロバイダでWiMAXを新規契約したほうがユーザーにとってお得というのが実情です。
「お得な機種変更キャンペーン」は本当にお得?
UQ WiMAXでは一律15,000円の機種変更料金が発生します。これに対してプロバイダの中には「いまなら乗り換え時に発生する機種変更料金がタダ」といったキャンペーンを行っている会社もあります。
一見するとお得に見えますが、しっかりコストを計算すると、別プロバイダに乗り換えたほうがお得になるケースも少なくありません。もちろんキャッシュバックが少ないプロバイダに乗り換えても旨味はないので、乗り換え先のプロバイダを吟味する必要はあります。
とはいえ、安くWiMAXを利用したい人は別プロバイダに乗り換えてルーターを買い替えたほうがお得です。
WiMAXは機種変更より新規契約がおすすめ
機種変更するなら別プロバイダからの新規契約がおすすめな理由について、深堀していきます。
月額料金が安くなる
プロバイダを比較する際に大切なのは、2年もしくは3年で支払う金額のトータルが高いか安いか計算することです。
というのも「月額料金が安い」と謳っているプロバイダは多いですが、じつは手数料が高額だったり、割引が数カ月でなくなってしまうプロバイダもあります。
よって契約期間中に支払う合計金額からキャッシュバックなどの割引金額を引いた数字が、比較すべき”本当の”WiMAX利用費用となります。
本当のWiMAX利用費用を計算すると、たとえ機種代金がタダになったとしても、別のプロバイダから新規契約したほうがお得であることが分かると思います。
好きな機種を選べる
お得に機種変更できるキャンペーンでありがちなのが、1世代前のルーターのみ対象となっているパターンです。
もちろん少し古いモデルでも、WiMAXは問題なく利用できます。とはいえ新しいルーターのほうが性能が高いのも事実です。とくに最新のモバイルルーターは、室内利用時でも問題なく通信できるようアンテナが強化されており、以前より使い勝手が向上しています。
別のプロバイダから新規契約したほうが”本当に”お得ではないでしょうか。
機種変更するなら新規で乗り換え!おすすめWiMAXプロバイダ
以下ではおすすめのWiMAXについて紹介させていただきます。
機種変更よりWiMAX新規契約がお得:GMOとくとくBB
GMOとくとくBBの魅力はなんといっても高額なキャッシュバック。キャッシュバック金額の多額さでは他のプロバイダの追随を許しません。キャッシュバックを受け取れば、実質的なWiMAX利用料は全プロバイダの中でも最安クラスです。しかし注意点もあるので気をつけましょう。
【GMOとくとくBBの特徴】
- キャッシュバック金額が全プロバイダでトップクラス
- ただしキャッシュバック受け取り手続きは「契約11ヶ月目に」「GMOから提供されたメールアドレスに送信され」「メール送信日の翌月末までにキャッシュバック受け取り手続きを完了」する必要がある。
- キャッシュバック受け取り手続きを忘れた場合、キャッシュバックを受け取れなくなる。
GMOとくとくBBを契約するときに決め手は「キャッシュバック受け取り手続きを忘れないかどうか」にかかっています。どうしてもキャッシュバック受け取りが不安な人は、下記の別プロバイダでの契約をおすすめします。
機種変更よりWiMAX新規契約がお得:カシモWiFi
カシモWiMAXの特徴は「月額料金の安さ」です。ルーターは新古品を利用しているので、月額料金を抑えることができます。
また他のプロバイダと異なり、キャッシュバックなどを利用せずとも月額料金が安いので、安心して利用できるのもポイントです。
【カシモWiMAXの特徴】
- 端末代が0円
- 契約初月は1,380円で利用可能
- 最安プランで選べるルーターはWX05のみ
カシモWiMAXを契約するときの決め手は「受け取り方法が複雑なキャッシュバックは避けたい」「ルーターが新古品で少し古くても我慢できるか」によります。
月額料金が単純に安いという安心感はありますが、ルーターが少し古かったり、他のプロバイダと比較すると必ずしも月額料金が最安というわけではない点に注意しましょう。
機種変更よりWiMAX新規契約がお得:BIGLOBE WiMAX
BIGLOBE WiMAXの特徴はなんといっても「最低利用期間が1年のプランに対応」している点です。他のプロバイダだと2年、3年契約が当たり前。契約期間未満で解約する場合は解約料が発生してしまいます。
一方のBIGLOBE WiMAXであれば、以下のような特徴があります。
【BIGLOBE WiMAXの特徴】
- 1年以内の解約料は1,000円。2年目以降は解約料が不要。
- キャッシュバックの受け取り期間が短い
- 口座振替にも対応
- 長期契約する場合は、あまりお得じゃない
以上のことから、BIGLOBE WiMAXを契約するときの決め手は「お試しで1年ぐらいWiMAXを利用したい」と思っているかどうかによります。1年ぐらいWiMAXが必要という人にBIGLOBE WiMAXはおすすめです。その反面「WiMAXを長期的に長く利用したい」と考えている人にはあまりおすすめできません。
機種変更よりWiMAXを解約するべき?判断ポイントを解説します
もしかしたらあなたには、もうWiMAXは必要ないかもしれないですね。機種変更を考える以前に、WiMAXを解約した方が良いかもしれません。
以下では「WiMAXを解約すべきかどうかの判断ポイント」について紹介します。
外出先で安定したデータ通信環境が必要か?
WiMAXを利用してみていかがでしたか。思ったよりも外出先でデータ通信をしておらず、好きに数GBしか使っていない人もいるのではないでしょうか。
もし月に数GBしか使わず、外出先でパソコンなどに接続する機会も少ないのであれば、スマートフォンのテザリングやフリーWi-Fiスポットの活用などで対応できるかもしれません。
WiMAXはお得ですが、それでも月に3000円から4000円前後はかかるサービスです。いちどWiMAXの月間通信量を確認してみて、思ったほど使っていないのであれば、別の通信サービスに切り替えた方がお得かもしれません。
フリーWiFiや固定回線で代替できないか?
最近は都内でフリースポットWi-Fiに対応したスポットをよく見かけます。フリースポットWi-Fiは2人でも無料でWi-Fiサービスを利用できるので、外出先でたくさん通信した人にとっては重宝するサービスです。
もちろんセキュリティーの問題などもあるので、あまり利用しすぎるのもよくないかもしれません。とはいえWiMAXの代わりになるサービスであることに間違いはありません。
他にも自宅に固定回線を設置するのも良いかもしれませんね。固定回線の設置には工事費用などもかかるので、手間も時間もかかります。とは言え固定回線はいちど設置してしまえば、常に安定した高速通信が可能です。動画投稿やオンラインゲームを頻繁にする人は、固定回線の設置を間違いなくお勧めします。また高画質で動画を視聴する人も、固定回線の方がスムーズに視聴できるでしょう。
スマホのテザリングで代替できないか?
スマートフォンをルーター化するテザリング機能、利用している人も多いのではないでしょうか。最近ではほぼ全ての機種でテザリングを利用できるようになり、以前よりも使いやすいサービスになりましたね。
テザリングは格安SIMでも利用可能です。月額通信料をかなり安く抑えつつ、外出先でも様々なデバイスにインターネット接続させることができる、とても便利なサービスです。
大手キャリアと契約しつつテザリングすれば、ほとんどWiMAXルーターの代わりになると言って良いでしょう。
専用のルーターを持ち歩く必要もないので、スマートフォンのテザリングもオススメできるサービスです。
まとめ:WiMAXで機種変更はおすすめしない!
いかがでしたか。
同じプロバイダの中でWiMAXルーターを機種変更するのは、あまりお勧めできることではないです。契約更新月に注意して、別プロバイダから新しくWiMAXを契約することをお勧めします。
さらにそもそもの話、WiMAXをその期間に解約しても良いかもしれませんね。フリースポットWi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を利用すれば、WiMAXのライトユーザーなら十分代用できるサービスです。