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WiMAXを価格表記で比較時の注意点とおすすめプロバイダ3社

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「WiMAXはどこで購入してもお得みたいに宣伝しているけど、本当かあやしい」と感じているあなたへ、本記事ではWiMAXの価格を見る際の注意点とおすすめプロバイダを紹介します。

WiMAXの価格表記は当てにならない?

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WiMAXの紹介ページでは「月額料金が安い」「業界最安クラスの月額利用料」といった文言をよく見かけますよね。しかしどのプロバイダを見ても「安い」「お得」ばかりで、本当のところはどこが安いのか気になるかと思います。

実は安いと謳っている月額料金ですが、割引期間や手数料などを考慮すると必ずしもお得とは限りません。

WiMAXは表記価格を適用する条件が複雑

WiMAXの月額料金は「一定期間だけ安い」「キャッシュバック込みで安い」など、前提条件付きで「業界最安クラス」を謳っているプロバイダが多いです。

単純に月額料金が安いでWiMAXを契約すると、実は損するケースもあるので注意しましょう。

オプション加入が必須のケースもある

WiMAXの割引条件では「有料オプションに加入すること」を適応条件に設定しているプロバイダも少なくありません。

こうした有料オプションは、初月に解約すれば無料で終わることが多いので、忘れずに解約しておきましょう。

WiMAXのトータル価格では割高になる?

安さ重視でWiMAXを契約するのであれば、2年間もしくは3年間でトータルでかかる費用を比較するべきです。

各プロバイダはお得なキャンペーンの謳い文句として「月額料金最安クラス」であることを喧伝しておりますが、月額料が安くても手数料が高かったり、キャッシュバックがあまりないケースもあり、トータルで考えるとあまりお得でないケースも多いです。

WiMAXは2年もしくは3年といったスパンで契約する方法が一般的です。なので契約期間のトータル支払い金額から算出し、どのプロバイダが安いか比較検討することが大切です。

WiMAXは違約金価格が高い!契約期間に注意

スマートフォンの2年縛り等が緩和されている傾向にありますが、WiMAXでは2年契約や3年契約といった契約方法がいまだにスタンダードです。

契約期間内に解約すると1万円を超える解約違約金を請求されてしまうケースもあるので、これが納得していない人はWiMAX契約を1度踏みとどまりましょう。

価格が安い!WiMAX契約するならおすすめの3社

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以下では契約期間トータルで考えた月額料金が安い、おすすめのプロバイダを3社ほど紹介します。

GMOとくとくBB:キャッシュバック含めるとお得

GMOとくとくBBの魅力はなんといっても高額なキャッシュバック。キャッシュバック金額の多額さでは他のプロバイダの追随を許しません。キャッシュバックを受け取れば、実質的なWiMAX利用料は全プロバイダの中でも最安クラスです。しかし注意点もあるので気をつけましょう。

【GMOとくとくBBの特徴】

  • キャッシュバック金額が全プロバイダでトップクラス
  • ただしキャッシュバック受け取り手続きは「契約11ヶ月目に」「GMOから提供されたメールアドレスに送信され」「メール送信日の翌月末までにキャッシュバック受け取り手続きを完了」する必要がある。
  • キャッシュバック受け取り手続きを忘れた場合、キャッシュバックを受け取れなくなる。

GMOとくとくBBを契約するときに決め手は「キャッシュバック受け取り手続きを忘れないかどうか」にかかっています。どうしてもキャッシュバック受け取りが不安な人は、下記の別プロバイダでの契約をおすすめします。

カシモWiFi:月額料金が安い

カシモWiMAXの特徴は「月額料金の安さ」です。ルーターは新古品を利用しているので、月額料金を抑えることができます。

また他のプロバイダと異なり、キャッシュバックなどを利用せずとも月額料金が安いので、安心して利用できるのもポイントです。

【カシモWiMAXの特徴】

  • 端末代が0円
  • 契約初月は1,380円で利用可能
  • 最安プランで選べるルーターはWX05のみ

カシモWiMAXを契約するときの決め手は「受け取り方法が複雑なキャッシュバックは避けたい」「ルーターが新古品で少し古くても我慢できるか」によります。

月額料金が単純に安いという安心感はありますが、ルーターが少し古かったり、他のプロバイダと比較すると必ずしも月額料金が最安というわけではない点に注意しましょう。

BIGLOBE WiMAX:1年契約できるWiMAXプロバイダ

BIGLOBE WiMAXの特徴はなんといっても「最低利用期間が1年のプランに対応」している点です。他のプロバイダだと2年、3年契約が当たり前。契約期間未満で解約する場合は解約料が発生してしまいます。

一方のBIGLOBE WiMAXであれば、以下のような特徴があります。

【BIGLOBE WiMAXの特徴】

  • 1年以内の解約料は1,000円。2年目以降は解約料が不要。
  • キャッシュバックの受け取り期間が短い
  • 口座振替にも対応
  • 長期契約する場合は、あまりお得じゃない

以上のことから、BIGLOBE WiMAXを契約するときの決め手は「お試しで1年ぐらいWiMAXを利用したい」と思っているかどうかによります。1年ぐらいWiMAXが必要という人にBIGLOBE WiMAXはおすすめです。その反面「WiMAXを長期的に長く利用したい」と考えている人にはあまりおすすめできません。

キャッシュバック価格でWiMAXを選ぶときの注意点

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簡単にですが、キャッシュバックを受け取れない主な理由を下記にまとめました。

  • 契約から一年後に短期間だけ申請できる、などユーザーが忘れる
  • キャッシュバック適用条件を満たしていない
  • プロバイダが提供しているメールアドレスに連絡が来る

キャッシュバックを受け取りにくいプロバイダとして有名なのが「GMOとくとくBB」です。「契約から11ヶ月後に」「プロバイダが提供するメールアドレスにキャッシュバック申請方法を記載したメールが送られ」「申請メールが送信された日から翌月末までに申請しないとキャッシュバックが1円も貰えない」という、申請忘れをしやすい仕組みになっています。

キャッシュバック込みで月額料金を考えると全プロバイダの中でもトップクラスに安くなります。よって「とにかくトータルで支払うWiMAX費用を抑えたい」人にとって、GMOとくとくBB経由での契約はおすすめできます。

ただし上述の通り、キャッシュバックの受け取りを忘れてしまいやすいのが難点です。忘れないようカレンダーに記入しておくか、シンプルに月額料金を割り引いてくれる「カシモWiMAX」などのプロバイダから契約するのもおすすめです。

価格だけじゃない?WiMAXの選び方

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以下ではWiMAX契約をお勧めする人、他の通信サービスをお勧めする人の特徴について解説します。

WiMAXは引っ越しが多い人におすすめ

引っ越しが多い人ほどWiMAXルーターの活用をお勧めします。

モバイルルーターもしくはホームルーターであれば、固定回線の開設工事をするでもなくすぐにインターネットを利用できます。固定回線の開設工事は繁忙期になると数カ月先になることもあるので、インターネットの利用できるまで少し待たされます。

これに対してWiMAXルーターであれば持っていればすぐにインターネットを利用できるのでお勧めです。

通信制限に注意

WiMAXのギガ放題プランでは、3日間に10GB以上のデータ通信をすると夜の6時から翌朝2時まで、1Mbpsの速度制限がかかります。これは格安SIMの速度制限(128kbps)と比較すればかなり早い通信速度です。インターネットの閲覧やSNSのチェックは問題なく可能です。

使い勝手の良いWiMAXのギガ放題プランですが、たくさんデータ通信量を消費してしまうと、夜のリラックスタイムにインターネットを思うように使うことができなくなります。映画をたくさん見る人や動画をたくさん見る人は、固定回線を設置した方がより幸せになれるでしょう。

オンラインゲームするなら固定回線がおすすめ

オンラインゲームが趣味な人はWiMAXの活用をお勧めしません。

オンラインゲーム、特にFPSゲームをプレイする人は、常に安定した高速データ通信回線がないと、快適にゲームをプレイすることもままなりません。

WiMAXは通信速度が安定しているとは言え、無線でのデータ通信なので簡単に通信速度が低下しやすいです。通信制限がかかってしまうと、快適にプレイするのはまず無理でしょう。

オンラインゲームをするのであれば、固定回線の設置をお勧めします。

格安SIMとカウントフリー・オプションで十分かも?

格安SIMの中にはLINEモバイルやBIGLOBEモバイルといった、特定のアプリで消費したデータ通信量をカウントしない「カウントフリー・オプション」を採用している業者もあります。

格安SIMはWiMAXや大手キャリアと異なり、朝夕の通勤通学時間帯やお昼頃は速度制限がかかります。よって使い勝手としては必ずしも優れていませんが、格安の通信費でお得にデータ通信できるのが魅力的です。

カウントフリー・オプションとテザリングを組み合わせれば、(通信速度が安定しない点に目をつぶれば)ダントツにお得なモバイルデータ通信サービスになります。

WiMAXはモバイルルーター?ホームルーター?

最後に、結局のところモバイルルーターとホームルーターはどっちがオススメなのか解説したいと思います。

接続台数が多いならホームルーターがおすすめ

IoT家電など自宅でWi-Fi接続する機器が多いのであればホームルーターをお勧めします。

持ち運びできることが強みのモバイルルーターですが、明日中は室内のデバイスはインターネット通信できなくなります。IoTデバイスなどを利用している人は、ホームルーターの方が使い勝手が良いでしょう。

迷ったらモバイルルーターがおすすめ

結論ですが、ほとんどの人がモバイルルーターで十分だと思います。

モバイルルーターの弱点として挙げた、接続台数の少なさや、室内利用時の電波受信感度ですが、基本的に最新のルーターであればほとんど気にする必要はありません。

最新のルーターであれば室内利用でも電波を受信しやすくなっていますし、同時接続台数も増加しています。よほど電子機器をたくさん持っていない限り、モバイルルーターで十分カバーできるでしょう。

まとめ:価格だけでWiMAXを比較すると損するかも?

いかがでしたか。

月額料金最安クラスを謳っているWiMAXプロバイダですが、契約期間のトータルで考えた場合は必ずしもお得ではないことが分かりましたね。

WiMAXは更新月以外に解約すると、1万円を超える解約違約金を請求されます。WiMAXを本契約する場合は、本記事でおすすめしたプロバイダ経由での契約がおすすめです。また短期間だけ利用したい人はレンタルWiMAXを活用したり、格安SIMなどで代用することをおすすめします。