wimaxを使っているけど電波が弱くて困っている、という方はいませんか?そんな人にこの記事では、電波改善が期待できる自作アンテナの作り方を紹介します。また、wimaxについて詳しく知ってもらうために、メリットやデメリットなどについてもまとめました。興味のある方は、ぜひご覧ください。
目次
【自作アンテナ】wimaxのメリット
まずは、wimaxのメリットから紹介します。
工事不要
一つ目のメリットは、工事不要であるということです。自宅で利用するインターネット言うと光回線をイメージする人も多いと思います。ですが、光回線の場合、光ファイバーケーブルを自宅に引く込むことが条件のため、その条件をクリアするためには工事が必要に。工事にかかる費用は2万円~4万円になると言われているため負担にもなります。一方のwimaxは工事が不要で利用できるため、無駄な出費も増えません。
利用エリアが広い
二つ目のメリットは、利用エリアが広いということです。wimaxのエリアは、全国対応。ですが、山間部や一部離島では利用できない場所もあるため、契約時に確認することをおすすめします。
モバイル回線としては通信速度が速い
三つ目のメリットは、モバイル回線としては通信速度が速いということです。wimax2+の下りの最大速度は1.2Gbpsです。この1.2Gbpsというスピードは、現在一般的に普及している光回線の1Gbpsを超える速度です。受信する場所によって通信速度は異なりますが、速度が速いことに越したことはありません。
通信制限がない
四つ目のメリットは、通信制限がないということです。通信制限がないということは、上限がないということと同じですから、通信速度に制限がかかることもないということ。すなわち、使い放題となるのです。
月額料金が安い
五つ目のメリットは、月額料金が安いということです。大手キャリアのパケット金額は1GBで月額3,000円ほど。より大容量の50GBで月額7,500円ほどです。ですが、wimaxの場合無制限で月額4,000円ほど。比べるとかなり安いということが分かります。
スマホとのセット割が適用
六つ目のメリットは、スマホとセット割が適用されるということです。wimaxを契約すると対象ユーザーであれば、月々のスマホ料金が割引されます。契約するだけで安くなるのであれば、お得度も増します。
機種変更ができる
七つ目のメリットは、機種変更ができるということです。wimaxでは基本無料で機種変更を行うことができます。ただしこれには条件があり、無料で機種変更するためには、現在の機種を22ヶ月以上利用している必要があるので、注意してください。
【自作アンテナ】wimaxのデメリット
wimaxのメリットを紹介したところで、ここで、wimaxのデメリットについて紹介します。
電波が弱い
一つ目のデメリットは、電波が弱いということです。これは、wimaxに限った話ではありませんが、無線タイプのインターネット回線は電波の性質上、壁やビル等の建造物、そしてm障害物に弱いという特性があります。例えば、スマホで使われるLTEの周波数は高くても2Gヘルツ。対してwimaxは2.5Gヘルツとワンランク上の周波数帯を使っています。そのため、LTEと比べて障害物に弱い。そのような理由から、wimaxのエリア内であっても電波を発信する基地局と受信するwimax端末の間に,山やビルなどがあったりすると、電波障害が起きたりもします。ですが、通信速度は速いというのは変わりません。
速度制限がかかる
二つ目のデメリットは、速度制限がかかるということです。wimaxは、無線のインターネットとしては、上記で述べたように速い速度をほこります。ですが、光回線のようにどんどん使うと速度制限がかかります。メリットの部分で速度制限はかからないと述べましたが、通信制限なしを売りとしている「ギガ放題プラン」は、月間の制限こそありません。が、実は、3日間で10GBの制限が設けられています。そのため、あまり使い過ぎると制限がかかるというわけです。
原則3年契約
三つ目のデメリットは、原則3年契約であるということです。スマホを契約する場合2年契約といった縛りがあります。それと同じようにwimaxにも契約期間が存在。更新月以外に解約をすると違約金が発生します。特に初月~13カ月目に解約をすると19,000円もの高額な違約金が発生してしまいますので、注意してください。
専用ルーターが必要
四つ目のデメリットは、専用ルーターが必要であるということです。wimaxを利用する際は、wimax専用のモバイルルーターが無ければ利用することはできません。このモバイルルーターは契約時にセットとしてもらうことができます。また、このモバイルルーターがあるからと言って安心してはいけません。。モバイルルーターは電子機器ですので充電が必要です。充電が切れると利用できませんので、充電ができる時には充電をしておきましょう。
wimaxアンテナの電波改善方法
ではここで、wimaxアンテナの電波改善方法について紹介します。
wimax2+と4glteを活用する
まずは、wimax2+と4glteを活用するという方法です。電波が悪い場合は、wimax2+のハイパーフォーマンスモードから4glteのハイスピードプラスエリアモードに切り替えると通信が改善されます。ただし、これは有料オプションのため、速度制限がかかることもありますのでご注意ください。
ルーターの設置場所を変える
続いては、ルーターの設置場所を変えてみるという方法です。wimaxは上に行けば行くほど電波がよく届きます。例えば2階建て住宅の場合、1階で電波が弱いと感じたら2階に移すということです。その他にも、壁よりも薄い窓際に設置することで、電波の通りが良くなったりもします。
クレードルを使う
続いては、クレードルを使うという方法です。クレードルとは、wimaxを置く台のことです。充電する機能や、有線LANケーブルをつなぐとパソコンに無線LANが内蔵されていなくてもインターネット接続が可能になるという便利な機能を備えているのが特徴。このクレードルの上にwimaxを置くことで、通常はアンテナが立たない場所でも立つ可能性が高くなるのです。
uqの室内アンテナを利用する
続いては、uq室内アンテナを利用するということです。uqの室内アンテナとは、uqコミュニケーションズが無料で貸し出してくれる小型のwimax基地局のことです。この室内アンテナを設置することで、wimaxの電波を強くするということです。因みに、このuq室内アンテナは、初期費用や工事費用、月額料金も全て無料です。
アンテナを自作する
続いては、アンテナを自作するという方法です。wimaxの電波が弱いということはアンテナ自体が弱いということも考えられます。この問題を解決するために自作でアンテナを作り、電波を強くしようとする考えなのですが、自作でアンテナが作れるのかと疑問に思う人も多いかもしれません。ですが、実は簡単に作ることができますし、尚且つ簡単に電波を強くする方法でもあるのです。
wimaxは自作アンテナで電波を強化できる
wimaxの電波を強くするために、自作のアンテナを作る。中々画期的な発想ではありますが、実は効果てきめん。実際に自作アンテナを作成して、wimaxを快適に楽しんでいる人も多いようです。
wimaxアンテナを強化する自作アンテナの作り方
ではここで、wimaxアンテナを強化する自作アンテナの作り方について紹介します。
パラボラアンテナ
一つ目は、パラボラアンテナです。パラボラアンテナ作りに必要となるのは、「金属製のボウル」「両面テープ付きフック」「まな板置き」の3つです。まず初めに、まな板置きの角度を曲げてボウルをセットします。次にフックを使って角度を固定します。次に、wimaxルーターをクレードルに固定し、ボウル内に設置します。最後に、設置場所やパラボラの向きをアンテナを状況に合わせて調整すれば完了です。
リフレクター
続いて、リフレクターです。リフレクターは、光や音を反射させる装置のこと。用意するのは、コンロ周りに使うアルミ製のシートです。このアルミ製のシートでwimax端末を覆うと、広範囲の電波を拾うことができます。
巨大パラボラアンテナ
続いて、巨大パラボラアンテナです。巨大パラボラアンテナ作りに必要となるのは、ビニール傘とアルミホイル。作り方は、ビニール傘にアルミホイルを貼り付けるだけ。少し時間はかかりますが、大きなアンテナとなるため、広範囲の電波を拾うことができます。また、ビニール傘は捨てるのがもったいないので、このような使い方をすれば、ゴミを減らすこともでき一石二鳥です。
【まとめ】自作アンテナでwimaxの電波改善を
wimaxの電波改善におすすめな自作アンテナについて紹介しました。wimaxの電波を強くするために、自作アンテナは少ない材料で簡単に作ることができます。もし現在、wimaxの電波が弱いと感じている人は、ぜひ一度作ってみてはいかがでしょう。思った以上に電波の改善がみられるはずです。