wifiを利用して気になるのが、通信速度。現在自分が利用しているwifiの通信速度が遅いと感じたことはありませんか?それには何かしらの原因があるはずです。そこでこの記事では、wifiの通信速度が遅くなる原因や改善方法、wifiルーター選びのチェックポイントを紹介します。自分のwifiが遅いと感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
wifiの通信速度が遅くなる原因
まずは、wifiの通信速度が遅くなる原因について紹介します。
ルーターの位置が悪い
一つ目は、ルーターの位置が悪いということです。wifiルーターは軽くコンパクトなサイズで、部屋の中であればどこにでも置くことができます。が、wifiルーターの電波は、遮断物に弱いもの。そのため、通信端末とwifiルーターの間に壁があったり、距離が遠かったりするとwifiルーターの電波が遮断され、通信速度が遅くなる可能性があるのです。
接続している端末が多い
二つ目は、接続している端末が多いということです。wifiルーターはそれぞれ接続できる端末数が限られています。接続できる端末数以上を接続していると、通信がうまく行えないということも。そんな時は、今一度、利用しているルーターの接続上限数やどれくらいの端末が接続されているのかを確認してみましょう。
電波を発している機器が側にある
三つ目は、電波を発している機器が側にあるということです。wifiの電波は、他の電波の影響を受けるものです。電子レンジなど強い電波を出している機器が側にある場合は、通信が途切れてしまう恐れがあるため、wifiルーターの周りに電波を発している機器がないか確かめてみましょう。
ルーターの調子が悪い
四つ目は、ルーターの調子が悪いということです。wifiルーターを常に電源オンで利用している人も少なくないと思います。ですが、ずっと電源をオンにしたままだと、時折調子が悪くなることがあります。wifiルーターの不調が疑われる場合は、一度再起動を行なって様子を見てください。
ファイアウォールの設定によるもの
五つ目は、ファイアウォールの設定によるものということです。通信のセキュリティ設定であるファイアウォールの影響で通信速度が遅くなる場合があります。もし、ファイアウォールによるものだとしたら、セキュリティレベルを下げることを検討してもいいかもしれません。
端末に負担がかかりすぎている
六つ目は、端末に負荷がかかりすぎているということです。例えば、バックグラウンドで多くのアプリが動いていると言った場合、端末に負荷がかかります。このような場合は、端末側の問題で通信速度が遅くなってしまう場合があります。多くのアプリが動いていないか、負荷の強い処理が行われていないかを確認してみましょう。
wifi通信速度の改善方法
ここからは、wifi通信速度の改善方法を紹介します。
ルーターとデバイスをリセットさせる
一つ目は、ルーターとデバイスをリセットするということです。これは、wifi通信速度を改善させるもっとも簡単な方法の一つ。ルーターとデバイスを再起動させることで、改善される可能性が高くなります。
周波数を切り替える
二つ目は、周波数を切り替えるということです。wifiルーターには、2.4GHzと5GHzという2種類の周波数に対応しているものが少なくありません。一般的に5GHzの方が高速な通信が行うことができるため、現在利用している機器が対応している場合は、5GHzを利用するようにしましょう。
OSバージョンを最新の状態にする
三つ目は、OSバージョンを最新の状態にするということです。OSのバージョンがあまりにも古い場合、通信速度に影響を及ぼすことがあります。そんな時は、OSのバージョンを最新のバージョンにアップロードさせましょう。
設置場所を変える
四つ目は、設置場所を変えるという方法です。上記でも述べたようにwifiルーターの置き場所悪いと電波障害が起こり、通信に影響を及ぼしてしまいます。家のどこに居ても安定した通信を望むのであれば、ベストな場所を見つけることをおすすめします。
中継器を置く
五つ目は、中継器を置こうということです。設置場所を変えても通信速度が遅い、または電波が届かないのであれば、中継器を置くことをおすすめします。中継器を置くことで、wifiが届くエリアが拡大されますので、wifiの電波が届かなかった部屋でも利用ができるかもしれません。
アンテナの向きを変える
六つ目は、アンテナの向きを変えてみるということです。多くのwifiルーターでは、アンテナの向きを変えることができます。パソコンなどの端末の方にアンテナを向けることで、通信が安定する可能性があります。
使用済みのアプリは閉じる
七つ目は、利用済みのアプリは閉じるということです。これも上記で述べたように、端末の負荷を抑えるため、利用済みのアプリを閉じてしまいましょう。多数のアプリを開いていることで、通信に影響を及ぼしているかもしれません。
wifi通信速度の快適目安
では、wifi通信速度の快適な目安とは一体どのくらいなのでしょうか。ここで、目安となる通信速度について紹介します。
速度の単位は「Mbps」
まずは、速度の単位は、Mbpsであるということ。Mbpsは、「Megabits per second」(メガビット毎秒)を表す単位で、1秒ごとに何百万ビットのデータを送信できるかを表すものです。1Mbpsで約1000Kbps。数字が高ければ高いほど速いということになります。
サクサク動かしたいなら「10Mbps以上」
続いては、サクサク動かしたいなら、10Mbps以上であるということ。快適にインターネットを使うには、10Mbps以上が最適です。10Mbpsから30Mbpsであれば、動画やゲームにとっても十分な速度です。
オンラインゲームには「PING値」が重要
続いては、オンラインゲームには、PING値が重要であるということ。PINGとは、応答速度を表す値です。PINGの値が大きいと、データの送受信に時間がかかり、ダウンロードなどが遅くなりますので、小さい方を選びましょう。
通信速度が速いwifiルーターの選び方チェックポイント
ではここで、通信速度が速いwifiルーターの選び方に関するチェックポイントを紹介します。
何人で使うのか・何台の機器を接続するのか
一つ目は、何人で使うのか、または何台の機器を接続するのかによって選ぶという方法です。利用人数や台数を確認する理由は、1台のwifiルーターに接続するパソコンやスマホ、タブレットなどの台数が増えると、電波が分散され、通信速度に影響を及ぼしてしまうからです。そのため、利用人数や利用台数は購入前に確認しておきましょう。
部屋の間取りや設置場所はどこか
二つ目は、への間取りや設置場所はどこにするかという事です。wifiルーターと接続機器の距離が離れれば離れるほど,電波が弱まって通信速度が遅くなります。また、wifiルーターを設置する場所によっては、壁やその他障害物の影響を受けて通信が不安定となることもあります。多くのwifiルーターのパッケージには、間取りに関する情報も載っていますので、忘れずにチェックしましょう。
インターネットの利用方法
三つ目は、インターネットの利用方法です。例えば、PS4やパソコンのオンラインゲームをプレイする機会が多い人であるならば、「ポート開放(ポート転送設定)」に対応しているwifiルーターを選んだ方が良いですし、ひかりTVやケーブルテレビ局などのSTB(セットトップボックス)などで動画視聴をする人は、「IPv6パススルー」にも対応しているものがおすすめです。
通信規格は「11ac」
四つ目は、通信規格は「11ac」を選ぶということです。wifiルーターには様々な規格が存在しますが、快適な通信速度でインターネットを楽しみたいのであれば、11acに対応したwifiルーターがおすすめです。
周波数帯は「5GHz」
五つ目は、周波数は「5GHz」を選ぶということです。これは、上記の改善方法で紹介した「周波数を切り替える」と同じで、5GHzの方が通信速度が速いからです。
内蔵アンテナor外付けタイプ
六つ目は、内蔵アンテナor外付けタイプかで選ぶという方法です。内蔵アンテナは、価格が安くコンパクトなサイズのものが多いです。外付けタイプは、アンテナが外付けのため電波の送受信が強く、2階にも3階にも強い電波を飛ばすことができます。
電波の弱点を解消する機器
七つ目は、電波の弱点を解消する機器をについて確認するということです。最近販売されているwifiルーターには、接続機器に対して効率よく電波を送る機能や電波を束ねてより強くより遠い距離での送受信が可能となる機能が付いているものも多くあります。これらの機能を利用することで、より快適にインターネットを利用することができます。
【まとめ】通信速度の速いwifiでネットを満喫しよう
wifiの通信速度について紹介しました。wifiは様々なことが原因で速度を落としてしまうこともありますが、簡単な方法で改善できるものでもあります。通信速度が遅いと感じた場合は、今回紹介した改善方法を参考に対処してみてください。