ニートとは、そもそもどのような意味を持った言葉なのでしょうか。それは、十五歳から三十四歳までの、基本、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない人たちのことです。
若い人たちは、ニートという言葉をメリットとして受けいれていることはないでしょうか。ニートを自慢している若い人たちも……。
20代のニートは、まだまだ大丈夫で、許されている期間なのでしょうか。
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20代ニート まだまだ若いから余裕
ニートだけど20代……、そんな人たちは、ニートを解消しようというモチベーションではなく、このままで全く問題なしという考えに依存しているかもしれません。
実際に、ニートだけど20代という人たちは、堂々とニートだと語ることが多い傾向を見て取ることができます。
現在、無職ですといういい方は、それでも、
なかなか言いづらいことはあるのではないでしょうか。
しかし、ニートという海外の言葉を使用して、無職という言葉をオブラートに包んでしまったようなところもあります。
20代の若い人たちは、ニートという言葉を結構当たり前に使用していたりするから、このようにまるで流行の言葉のようになってしまったのかもしれません。
若い人たちが、ニートという現状を良しとしていれば、周囲の人たちがどうニートのあなたを心配しても問題は解決に至るはずはありませんよね。
なんで20代の若い人たちは、ニートを自慢げに話しているのでしょうか。
合コンに行って、オレまだニートと言っても、20代だからまだ勉強中なのねとか、別に生活に困っていないのならそれで大丈夫……と思っているかもしれません。
お金の問題は、とても大事です。お金がなければ、ニート脱却というモチベーションもより高く持つことができるでしょうけど、親のお金で悠々と遊んでいるニートたちもいます。
しかし、周囲の人たちは、まだ、親のお金で遊んでいて駄目な子供ねという思い方はしません。まだまだ、モラトリアムの期間、20代のニートは許されているのです。
20代のニートは、家がお金持ちである勲章のようなものかもしれません。だとしてら、やっぱり合コンでも、ニートということを自慢げに話そうとしている人がいて当然です。
親も、お金があれば、子供たちに仕事なんてしなくてもいいと思っていることはないでしょうか。
ずっと続ければ社会的人間として通用しなくなってしまうのでマズイと思うものの、敢えてお金があれば仕事はしなくていいというのは、納得のいく理由付けです。親たちは、いずれ社会人として羽ばたいてくれればいいというほぼ過保護状態です。
つらい体験をしてお金を稼いで来た親たちの方が、子供を甘えさせてやりたいという気持を持つ傾向が高いです。親には、甘えさせることができるゆとりが存在しているのです。
周囲の人たちもニートが多い
20代の若い人たちに聞けば、ニートの体験をしたことがあると主張する人たちは少なくはありません。
学生であり、まだまだ仕事が許されている期間だと認識している人たちもいるでしょう。若い人たちは、まだまだ、仕事をしなければならない認識など持っていないのです。
まだまだ学びの時間ととらえている人たちもいるでしょう。そして、学びの時間といういい方をしておきながら、ただ、サボりグウたれている人たちもいます。
それでも、まだまだ20代は若いから、周囲の人たちもそれ程深刻な問題とは受けとってはおらず、見逃しているようなところがあります。
しかし、20代というと言うものの、もちろん年齢前半と後半とは違い、そろそろ、20代ニートが許されない、マズい時期にさしかかっているかもしれません。それに気付かないでいることには相当リスクがあると思いますが。
それに気付かないということは、30代にさしかかり、40代も越え、永遠ニートになってしまうかもしれません。
そろそろ、中高年ニートとは言わないです。ニートとは、若い人たちだけに当てはめる言葉であり、そのような人たちは、単に無職です。
無職として、社会の落伍者としてのレッテルを確実に貼り付けられてしまうかもしれません。
だから、20代ニートで問題なしと考えていい頃、しっかりニート脱却の対策についても考えていかなければなりません。
人生逆転の夢がある
20代のニートだから、まだまだ可能性があります。その可能性に親たちも期待しているようなところがあります。
20代のニートだから、これから、俳優の道を目指してやろうという気持になることもあります。更に、海外へ留学してやろうという気持にもなることがあります。
そのような計画は、もう少し早い時期にしなければならないものの、周囲の人たちは、長い期間決定しなかったのは、それだけ煮詰めていたからであり、確実性の高い船出という認識の仕方をしているかもしれません。
野球で言えばどうでしょうか。前半で、10点程度取っても、逆転されてしまう可能性は充分ありますよね。そのような試合って、とても見苦しい試合です。
人生において、そのような見苦しさを露呈してしまっている人たちって、結構多いです。
まだまだ、自分が何をしなければならないかわからない状態でレールに乗ってしまい、脱線してしまった感じでしょうか。
野球で、多くの人たちが望んでいるのはそのような試合ではなく、逆転サヨナラホームランです。
しかし、20代のニートたちは、そのような可能性は存在しているものの、相当確率は低いということを知らねばならないでしょう。基本は、ほとんどそのようなゲームは負けゲームです。
20代ニート それでも就活しなければならないと思っている
20代のニートたちは、自慢げにニートであることを人たちに喋るものの、いずれ就職活動しなければならない認識もお持ちでしょう。
問題はそれがいつかです。そして、社会が寛容にあなたを受けとめてくれるかです。
基本、大学を卒業して、新卒入社という形が望ましい訳ですから、その路線からは既に外れてしまったという人たちが多くいらっしゃることでしょう。
しかし、第二新卒という言葉があります。新卒にはまることができなかった人たちは、第二新卒があるから大丈夫という気持でいるのでしょうか。
第二新卒とは、新卒のように明確な基準がありませんが、一般的には学校を卒業して企業に就職したのち、1~3年以内に就職や転職をする若年層の人材のことを指します。このような言葉は、昔はなかったのかもしれません。
社会も、モラトリアムの期間を寛容に受けいれようといしている姿勢はあります。社会もフレキシィブルに変わろうとしている事実もあります。
しかし、20代のニートが社会とスムーズに向き合うことができるのは、ここ程度の期間までと言うことができるかもしれません。
20代のニートには、学校を卒業して企業に就職した経験のない人たちがいます。大学、専門学校へ行って勉強する気持もなく、高卒そのままニートという人たちもいるでしょう。高校中退ニートということもあります。つまり、同じ年齢でも、既に相当、後遺症を残しているニートたちがいます。やる気になっている20代のニートと、そうでないニートがいます。
就活で失敗 ニートになってしまうリスク
大学まで行って社会人になる気満々の人たちでも、就職活動に失敗してしまい、ニートというケースもあります。社会は、やる気を持っている人間を全部受けとめてくれる程楽観できる構造をしている訳ではありません。
それでも、20代のニートなら、まだ可能性が残されています。
なぜ企業で20代のニートが許されているのかといえば、若いから会社の中で教育をすることができ、経験を学ぶことができる年齢と判断しているからです。
そして、会社は、年齢の上の人たちに従う組織であり、20代ニートはまだ充分見合う年齢です。
40代ニートが突然、会社に入社しても、上司との折り合いがなかなかつかない問題点を抱えてしまうことになります。社会がスムーズに機能するために、受けいれることができる年齢の限界が存在します。
20代のニートが、そろそろ就職活動しようかな思い、希望している会社に即入社できる甘い社会ではありませんので、相当危機感を抱いていただきたいですね。一度でも就職活動をして失敗した人たちならそう感じかもしれませんが、社会は自分自身の自由になるものとなめてかかっている人たちもいるのかもしれません。
就職活動で失敗することによって、ニートに転落してしまう人たちも実際にはいます。では、あなたは、今後ニートにならないため、どのようなことに注意、努力しなければならないのでしょうか。
まずは、どうしてもニートになりたくないと自分自身に危機感を持たせるようにしましょう。ただし、ネガティブな気持になってばかりいても先には進むことができません。あなたは、まだまだ若いのだから大丈夫という姿勢を持って頑張っていきましょう。
不採用が続くと「自分はダメな人間なんだ」という自己否定の思考になってしまうものです。そのような人たちがほとんどですが、就職活動とは誰でも失敗を繰り返すものです。
自分自身にエリート意識をもつほど、自分自身に駄目人間のレッテルを貼り付けることになります。就職活動を乗り切るためには柔軟な考え方や対応力が大切です。
【就活で失敗 ニートになってしまう】 まとめ
いかがでしょうか。20代のニートの人たちには甘えというものが存在しています。まだまだ大丈夫な時期かもしれませんが、そろそろ、危機感も持って行動しなければならない時です。
就職活動を乗り切るためには柔軟な考え方や対応力が大切です。
20代ニートとは、甘えのモラトリアムの期間ではなく、就職活動のノウハウを蓄積する期間です。