転職エージェントは転職活動の心強い味方です。その中でももっとも有名な会社がリクルートです。リクルートは新卒既卒問わず求人を紹介しており、日本人なら誰しも聞いたことのある会社です。しかし、そんなリクルートですが一度登録したら頻繁にメールが来たりすることであまりよい印象を持っていない人もいると思います。もちろん過剰なメールはあまりよいことではないのですが、悪い印象を持ちリクルートを使わないのはもったいないです。
そこで今回は転職エージェント会社、リクルートについて詳しく解説します。今転職を検討しているあなた、リクルートの強みを理解して転職活動に役立ててください。
目次
転職エージェントとは リクルートを含め多くの会社が存在する
最初に転職エージェントについて解説します。転職エージェントの役割は企業と転職者を繋げる橋渡しというものです。しかし、ただ企業に転職者を紹介するのではありません。転職エージェントはそれ以外の役割を持っています。それは企業側の求める人材の選定、そして転職者の定着をおこなうことです。まず前提として、既卒の就職活動では面接の回数が1回であることが多いです。
これは面接というものが企業側の負担が大きい選考になるからです。そこで使われるのが転職エージェントです。企業側は自社で面接をおこなわず、転職エージェントに面談や仕事の紹介という形で選考活動を依頼しています。その選考で紹介する企業を選びつつ選考をおこなうという形です。そのため企業としては転職エージェントを通して転職活動を推奨しており、その要望に答える形で転職エージェントが存在します。
転職エージェントは新卒の就職活動における1~3次選考も兼任しているわけです。そしてもう1つ重要な役割が定着率をあげることです。既卒の就職活動は過去に違う会社に勤めていたことのある人材を採用するということもあり、転職されるというリスクが高くなりがちです。そのため企業側も採用した人材がすぐに転職や離職をすることを警戒します。そこでポイントとなるのが転職エージェントの存在です。
転職エージェントを通して就職活動をおこなうことで、転職エージェントに対する恩というものが発生します。そのため1~3ヶ月といった短期の離職が発生しにくくなりやすいというメリットがあります。また採用後のアフターケアをおこなう転職エージェントも珍しくなく、短期離職を防ぐための様々な制度も存在します。それほど既卒の就職活動においては短期離職が問題視されています。
このように既卒の就職活動において転職エージェントの役割は重要であり、転職活動では必須と言えるものです。今回解説するリクルートもこの転職エージェントに含まれ、その中でもリクルートは最大手と呼ばれる存在です。そんなリクルートの特徴や評判は実際はどうなのでしょうか。次はリクルートの特徴について解説します。
転職エージェントリクルート その強みとは?
次にリクルートについて解説します。リクルートは持ち株会社であり、正式にはリクルートホールディングスと呼ばれています。主に人材紹介業、金融業、IT関連事業をおこなっており、転職エージェントとしても有名です。転職エージェントとしてはリクナビNEXTというブランドを用いており、新卒求人から転職求人まで幅広い求人を扱っています。そんなリクルートの強みは2つあります。
1つ目は転職エージェントとして最大クラスの規模を誇るその事業規模です。一般的な転職エージェントに比べ、リクルートの規模はそれこそ数倍以上の大きさを誇ります。そのためとにかく求人の数、求人の広さ、求人の種類には自信があります。例えばよく転職候補に挙がるIT系だけでも11種類の項目があり、それぞれに50件を超える求人が存在します。求人の総数は数えきれないほどあるためあなたにぴったりの求人を見つけやすいです。
また求人の種類も多く、2020年5月現在で下記の取り扱いがあります。
営業
事務・管理
企画・マーケティング・経営・管理職
サービス・販売・外食
Web・インターネット・ゲーム
Webサイト・インターネットサービス
クリエイティブ(メディア・アパレル・デザイン)
専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)
ITエンジニア(システム開発・SE・インフラ)
エンジニア(機械・電気・電子・半導体・制御)
素材・化学・食品・医薬品技術職
医療・福祉・介護
建築・土木技術職
技能工・設備・交通・運輸
教育・保育・公務員・農林水産・その他
あまりにも数が多いため細かな詳細は省略しますが、15項目100種類以上の職種の求人を取り扱っています。これは他に比較がないリクルートのみの強みと言えます。さらに求人の地域も日本全国に加え、海外も含まれているのは嬉しいですね。このようにリクルートの強みとして、最大手ならではの求人の多さがあります。
2つ目は登録の簡単さです。リクルートの運営する転職エージェントリクナビNEXTはネットで簡単に登録できるだけでなく、登録するだけで様々な恩恵を得ることができます。たった5分の会員登録でスカウト機能を始め、希望職種の新着求人をまとめて紹介する機能など多くの機能を使うことができます。またリクナビNEXTにしか掲載していない求人も多く、85%はリクナビNEXTにしかない求人となっています。
このように多くのメリットを受けることができる会員登録がわずか5分で終了する簡単さが大きな強みになります。スカウト機能や診断機能といった今では当たり前の機能もリクルートが先駆けで普及した機能であり、常に時代の最先端の転職活動を提供しています。このようにリクルートには他の転職エージェントにはない強みがあり、これらをうまく使うことで有利な転職活動をおこなえます。
最大手でも注意、転職エージェントの仕組みと注意点
リクルート、マイナビ、ハタラクティブのように近年は多くの転職エージェントが存在します。転職活動も一昔前と違い、口コミや紹介ではなく転職エージェントを使うことが普通になりました。そんな転職エージェントですが利用するときに注意するべきことが存在します。それは転職活動をおこなうときに個人情報を与えてしまうことです。この個人情報をめぐっては事件が多数起きているというのが現状です。
特に多いのが情報流出であり、氏名、年齢、性別、メールアドレス、電話番号、
住所、学歴といった転職活動に使われる個人情報が流出したという事件は後を経ちません。もちろん企業側も対策をしており、めったなことではおきません。しかし、個人情報を提供するということはいつの時代もリスクが伴います。そのことは注意しておきたいです。特にメールアドレスは新しく入手するといった対策も可能です。
転職活動はその性質上多くの個人情報を提供しておこなうため、パスワードの見直しなど最低限の事故対策を忘れないように気を付けましょう。
転職エージェントリクルート その評判は?
最後にリクルートの評判について解説します。リクルートの評判ですが転職エージェントとしてはよい評判です。しかし、ネット上では決してよくはありません。その理由として挙げられていることが主に2つあります。今回はそれぞれについて詳しく解説していきます。
1つ目はリクルート系列の転職エージェントを使って転職に失敗したというものです。具体的には「ブラック企業に転職してしまった」「求人情報より給料が少なく残業が多い」「希望していた職種と違う仕事に配属となった」といった口コミが目立っています。これらについて詳しく見ていきましょう。まず大前提としてリクルートは転職エージェントであり、求人を紹介する会社です。
そのためリクルートに直接雇用されるわけではないため、給料や残業といった情報の詳細は決定することができません。もちろん、紹介する企業には一定の条件を満たしてもらう必要があり、ある程度の選別は可能です。しかし、入社後の情報についてはあまり保証できないことがほとんどです。これらの口コミに共通することはリクルートが悪いというより、転職先が悪いということです。
もちろんリクルートが紹介しているため気持ちは分かります。しかし、膨大な求人の一部であるため決してリクルートで紹介する求人が悪いというわけではありません。ネット上にある口コミはあくまでごくごくわずかなものであり、リクルート全体の求人が悪いわけではありません。そこは注意して見るようにしましょう。またネットは性質上悪い口コミが目立つのでそこにも注意が必要です。
2つ目はメールが大量に来るようになったというものです。これに関しては登録時にメールのサービスを設定していて、その設定を解除していないからメールが来るだけです。メールが気になる人はログインして設定を変えることが可能なので試してみましょう。特に転職活動が終わってからは不要なものも多くなるので早めに設定を変更することを忘れないようにしましょう。
このようにネット上では一部不評がありますが。リクルートの評判は総じてよいと言えます。さすが、転職エージェント最大手であることはあります。もし転職を検討しているのならリクルートはおすすめです。
まとめ 転職エージェントリクルートは規模の大きさが魅力
まとめとして今記事では転職エージェントリクルートについて解説しました。転職エージェントの特徴やリクルートの強みを解説し、リクルートについての評判を解説しました。リクルートは転職エージェントの中でもその規模を強みとした転職エージェントです。うまく使うことで転職活動を成功することも可能です。ぜひ転職を検討している人はリクルートを使ってみましょう。