「面接では何を聞かれるのだろう?」
「質問の意図がわからないときは、どうやって答えれば良いのだろう?」
など、面接に関する悩みは多いものかと思います。
初めは何を答えて良いのか分からずに、戸惑ってしまいますよね?
しかし面接の質問に慣れてしまうことで、スラスラと話せるようになるんです!
なぜかというと、面接官の面接の目的はただ一つ!
「会社に合う人材を確保すること」です。
このために色々な方向から質問していることが分かると、何でも答えれるようになります。
ではその秘密を順番に説明していきますね!
目次
就活面接|質問の流れとマナー
就活の質問の流れは、面接官が質問をして、就活生が答える。
という一方的なコミュニケーションが基本になります。
このときのコミュニケーションで気をつけるべきマナーは、
・話し手の面接官の目をみて話す。
・結論からわかりやすく話す。
この2つになります。
面接のなかでは、質問に対する回答内容だけでなく、あなたの話し方や聞く姿勢も一緒に見られています。ぜひ、聞く姿勢・話す姿勢についても注意していきましょう!
就活面接|よく聞かれる質問
では、よく聞かれる質問を5つご紹介します。
<面接で良く聞かれる5つの質問>
・志望動機を教えてください
・自己PRをしてください
・当社が第一志望ですか?
・学生時代に頑張ったことを教えてください
・あなたの長所・短所を教えてください
上記5つの質問がよく聞かれます。
それぞれ説明していきます。
よく聞かれる質問 その1
面接でよく聞かれる質問その1は「志望動機を教えてください」です。
この質問はほぼ聞かれます。1次面接・2次面接と両方で聞かれることが多いです。
面接官の目的は「なぜこの企業を志望するのか?」「この会社のどこが良くて入社したいのか?」を知りたいということです。
就活生の皆さんは「この会社のどこがいいのだろう」「この会社でなにがしたいのだろう」と考えて答えるようにしましょう。
ここでポイントがあります。
・志望動機に「完全週休2日がよかった」
・「残業時間が短いからよかった」
など、福利厚生を理由とした志望動機は止めましょう。
働き方改革や過労死などの影響もあり、多くの就活生が福利厚生や労働環境を気にしています。それ自体は決して悪いことではありません。
しかし、面接という場においては「労働条件が良いから当社を志望した」と認識してしまいます。企業としては利益を拡大して生き残るために社員を採用しています。ですから「事業戦略やサービス内容、他ではできない仕事に魅力を感じて入社して欲しい」というのが本音です
志望動機は「仕事から考える」と良いでしょう。
例えば「御社は各様々な地域から商品を仕入れ、お客様にご提供しています。お客様のご要望に幅広くお答えできる点が魅力的です」などが模範的です。
このように企業の特徴を捉えた事業に関する志望動機が望ましいです。
よく聞かれる質問 その2
よく聞かれる質問その2は「自己PRをしてください」です。
これは面接の初めに多く聞かれる質問です。
面接官が「自己PR」を聞く理由は、
求める採用要件を満たす資質や適性が見られるかを確かめるためです。
面接官は「どのような人材を採用したいか」などの要件をあらかじめ決めています。
そのため就活生の「性格などの特徴」をヒヤリングして採用要件と一致するか確認しています。
「自己PR」に関してはPRポイントが幅広くあります。
自分のPRポイントを1つ選んでアピールしてくださいね。
よく聞かれる質問 その3
面接でよく聞かれる質問その3は「当社が第一志望ですか?」という質問です。
面接官が「御社が第一希望です」という人を採用したいのは当然です。
しかし、必ずしも「御社が第一志望です」と答えないと合格できないわけではありません。
これは経験談ですが、就活も終わりを迎えそうな時、「現在内定を複数貰っていて、どの会社に入社するか悩んでいます」と答えても、その企業から内定をもらえました。
面接官は親身になって就活の相談にのってくれ、結果として第一志望ではなかった企業が第一志望になりました。
このように面接官は、必ずしも「はい、第一志望です」という答えを望んでいないです。
時には今の現状を素直に答えることが最適な場合もあります。
よく聞かれる質問 その4
面接でよく聞かれる質問その4は「学生時代に頑張ったことを教えてください」です。
これは1次面接で聞かれることが多いです。
面接官の目的は「学生時代に何を考えどう頑張ってきたのか」を聞くことで、就活生のキャラクターを確認する目的があります。
答え方としては、学生時代に「何に力を入れて取り組み、そこから何を得たのか?」ということを起点に答えていくと良いでしょう。
部活のキャプテンやバイトリーダー経験であれば【リーダーシップ】という力
部活に4年間打ち込んだのであれば【継続力】をアピールできます。
何か自分が誇れること・誰にも負けないと思うことを1つ選んで話してください。
よく聞かれる質問 その5
面接でよく聞かれる質問 その5は「あなたの長所・短所を教えてください」という質問です。
この質問の目的は、長所に関しては「強みを知ること」また短所に関しては「短所をどう克服したのか」を聞きたいと思っています。
短所の答え方は
「〇〇という短所があるのですが、〇〇を意識し、改善するよう努めています」
というふうに答えると良いです。
短所に関しては、面接官はおおらかに見てくれます。
「人だからそんなこともある。努力しているのが大事だ」と言ってくれる場合も多いので正直に言うことをおすすめします。
以上が面接でよく聞かれる質問と答え方のポイントになります。
「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」は定番の質問です。
面接が進んでいくと「どの会社も似た質問が多い」「質問への受け答えが上手くなってきた」と実感してくるはずです。
就活面接|質問に答えるときのポイント
他の人が質問に対して「どのように考えて話しているの?」と疑問に思う人もいるかと思います。そこで質問に答える時のポイントをご紹介します。
質問に答える時のポイント
・面接官の知りたいことに的確に答えること
・すべての質問は自分に不利になるようには答えない
順番にお話していきます。
質問に答えるときのポイント その1
質問に答える時のポイントその1は「面接官の知りたいことに的確に答えること」です。
そもそも面接官の知りたいことは、あなたが何ができるか?という「能力・性格」と、あなたが何がしたいのか?という「志向」の2つです。その2つを知ることで候補者が入社して活躍できるのか?を確認しています。
ここのポイントを抑えて質問に答えて行きましょう。
性格・能力を確認する質問例をあげると、
・あなたの長所・短所はなんですか?
・学生時代に力を入れたことは何ですか?
・自分を動物に例えると何ですか?
などが性格・能力を聞く質問に当たります。
逆に
・当社に入社したらどんな仕事をしたいですか?
・あなたの将来のビジョンを教えて下さい?
などは志向を聞く質問に当たります。
このように、「性格・能力+志向」という観点から、あなたのキャラクターを判断し、面接を受ける企業とマッチング度を見ているのです。
近年では、このような質問だけではマッチング度を確認するには不十分と考え、AIを導入しているケースもあります。面接では「自分の考えを言葉にする」言語化能力が身につくので、しっかりと質問の回答を考えることも大事です。
質問に答えるときのポイント その2
質問に答える時のポイントその2は「すべての質問に自分の不利に答えない」です。
例えば、「うちの仕事はノルマもきついし、残業もあるけど不安はないですか?」
「うちは転勤もあるし、夜も遅くなるけど体力的にできる?」などの質問があります。
こういった質問には「できます!」「問題ありません」と答えてしまいましょう。
質問する側の面接官も、このような質問には深い回答を期待していません。
このような質問には臆せず、自信をもって答えましょう。
就活面接|質問に答えるための事前準備
質問に答えるための事前準備としてやること!
① 自己分析~まずは自分の事を知ろう!
② 企業分析~その企業の強み・その企業でできることを知ろう~
仕事は準備が8割!面接も同じですきちんと準備をしましょう。
面接の準備に関しては【自己分析と企業分析】が欠かせません。
軸がないと急な質問に答えれないので軸を作るためにもこの2つは重要です。
<自己分析>
・過去の自分を振り返って、どう思いどう行動したのかを分析する。
・未来の自分から逆算する。将来こうなりたいからという視点で考える。
< 企業分析>
・HPや説明会でもらったパンフレットを参考にする。
・OB、OG訪問などができない場合はWEBの評判を参考にする。
自己分析のやり方「未来の自分から逆算する」を少し補足して説明します。
これは「20年後こうなりたいから10年後こうなる必要がある。この目標を叶えるにはこんな特徴の会社に入る必要がある」という感じに考えていくことです。
このやり方は「就社ではなく就職という軸で考える」ための方法で知られています。
「キャリアをしっかりと歩みたい」という目的がある人にオススメです。
まとめ
以上、就活の面接でよく聞かれる質問と受け答えのポイントをご紹介してきました。
まとめると、面接官の質問はある程度傾向が決まっています。
特に「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」この3つは非常によく聞かれます。
また質問の答え方のポイントは、自分の軸を作るために【自己分析・企業分析】をすることです。しっかりと自分と企業を知り面接の準備をしましょう。
面接官の質問に合わせるのではなく、しっかりと自分の意見を言うということが大事だと思います。良い就活ができるよう願っています。