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【新卒の方向け】最終面接の逆質問って何を言えばいい?例をあげて紹介

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新卒で最初の面接を突破し、いよいよ最終面接。そうなると気になるのが、ほぼ必ず設けられる「逆質問」の機会です。
この機会は、通常の面接とは逆に、面接者が会社に対して質問したいことを尋ね、面接官のほうがそれを答えてくれることをいいます。最終面接でよく用いられる手法で、ほとんどの場合は面接の終わり際にされることが多いようです。
しかし、いざ最終面接の最後の最後で「何か質問はありますか」と聞かれても、何も思いつかない方も多いのではないでしょうか。ここではそんな新卒の方に向けて、最終面接での逆質問の攻略法をまとめていきましょう。

最終面接で逆質問って新卒の何を見るの?

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最終面接での逆質問を考えるのなら、まずは企業が逆質問で何を見ているのかを知っておかなければなりません。これを知っておかないと、せっかくの機会を的外れな質問で濁してしまい、面接での評価を落としてしまいかねないからです。
具体的に、面接官が新卒の何を見ているのかはその企業によって千差万別です。しかし、多くの企業が共通して見ている点は少なくとも2点存在します。
ひとつめの点は、その人が持つ発想力と好奇心です。逆質問という、テンプレートのないものを用意することで、新卒の方がどんな発想ができるのか、どこまで未知のものに好奇心を持てるのか、という点を推し量っています。
ふたつめの点は、新卒の方が、自社に対してどれくらい興味を持っているのかという点です。会社や事業に興味のある方であれば、採用されてからも長く働く可能性が高いので、新卒の人がそのような人材かどうかを、逆質問によって見極めるのです。
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。

その人の発想力と好奇心を見ている

発想力と好奇心は、未知の課題や新しい仕事に直面したときに大切な要素です。好奇心が強い人は新しい仕事を学ぶときも積極的に学ぼうとしますし、発想力が柔軟な人は困難な状況に遭遇しても、新しいアイデアでその状況に対処できます。
つまり、逆質問ができない新卒の方や、逆質問の内容に全くやる気のないような新卒の方は、自分から発想力や好奇心がなく、マニュアル対応しかできません、とアピールしているようなものなのです。

どれくらい企業に興味を持っているか

企業は、新卒の学生を採用するのならできる限り優秀な人材を採用したいと考えています。そして同様に、できる限り長く働いてくれる人材を探しています。
その点、企業のことについて興味を持って逆質問をしてくるような新卒の学生は、仕事に興味を持ち、長く働いてくれる人材といえます。そのため、鋭い逆質問をするような学生は、それだけ優遇されやすいのです。

最終面接の逆質問は「特にありません」では勿体ない! 新卒だからこそ何か質問しましょう

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最終質問の逆質問は、一応「何かあれば質問してください」という体を取っていますが、実際のところは、逆質問もまた面接における判断基準のひとつです。逆質問に対して「特にありません」と答えることは、自分から評価される項目をひとつ減らしているようなものだと考えてください。
実際、企業の面接官を務める重役の方は、逆質問で評価を大幅にあげることもあったようです。もちろん逆に評価を下げることもあったようですが、「特になし」という答えよりは好印象になります。
なぜこれほど逆質問が重視されるのでしょうか。その理由は、前述したように学生の発想力と好奇心を見たいからということもあります。しかしそれ以上に、逆質問は「企業をもっと知ってもらいたいから」という意図もあるのです。
面接の場は働こうとしている人を評価する場であると同時に、面接を受ける側も企業を評価します。いわば、面接というものはお互いに評価をしあう場です。
よって、企業側としても自分の魅力を伝えたいと考えています。最終面接まで来たのなら、その人は企業にとってかなり魅力的な人材のはずです。そのため、内定の後に他の企業に行ってしまわないよう、自分の企業がいかに素晴らしいのか、知ってもらいたいのです。
そういう質問で逆質問という場を見ると、この場は面接を受ける人の知りたいと思っている情報をダイレクトに伝えられる場です。大げさにいえば、「何か質問はありませんか」という言葉は、「弊社の魅力を伝えたいので気になることを言ってください」という言葉にも言い換えられます。
そう考えれば、「特にありません」という答えが、いかに問題のある答えなのか、わかるのではないでしょうか。「貴社にはあまり興味がわきません」と答えるようなものです。これまで良い心象を持っていたとしても、悪い方向に傾いてしまう可能性が高いでしょう。

新卒の方は特に最終面接で逆質問できるように準備しておきましょう

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逆質問の大切さは先に述べた通りです。しかし、いざ最終面接のときに「質問はありますか?」と聞かれると、手一杯になって適切な質問が全く思い浮かばないということもあるはずです。
そのために大切なのが、逆質問に備えて面接の準備をしておくことです。面接の準備をする際に、あらかじめ逆質問をする内容を決めておきましょう。
ただ、適当な逆質問、特に答える必要性を感じさせられないものは、むしろマイナス評価になりかねません。適当な質問をするのではなく、面接の前にすべき質問に吟味を重ね、自分がなぜそれを質問したいのかということを明確にしておきましょう。
そのために大事なのが、企業のホームページ等を見ることです。ホームページに書いてあることは、面接において基本的にはすでに知っているものとして扱われます。よって、質問をするのなら、調べてもわからないことにしましょう。
そして、質問の内容ははい、いいえで答えられるものではなく、具体的な数字や事実が返ってくるようなものにしましょう。例えば、福利厚生について知りたい場合、「福利厚生はしっかりとしていますか?」という、答えを二択で迫るような質問では、企業側がはいと答えただけで終わってしまいます。
しかし、具体的に年間休日数は何日ですか、と聞けば、具体的な休日数が返ってきます。そこから、他の手当に関しても重ねて質問できるでしょう。
このように、質問を作るときは意識すべき点を意識して質問するようにしてください。

最終面接の逆質問で質問するべき事項と新卒はNGな事項

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最終面接の逆質問は、できるのなら希望する職種や企業、その他業界の雰囲気などを加味して、自分で研究して作成するのがベストです。ただ、闇雲に質問をするのも不安だと思います。
そこでここでは、逆質問の中で特に評価をあげたものをピックアップして紹介していきましょう。

「熱意」を感じさせる質問は好印象

逆質問に熱意を感じさせるものは、かなり良い印象を持たれるようです。例えば、質問をする前に業界分析を挟んだり、自分がなぜこの業界で働きたいのかを示しつつ、仕事のモチベーションとなるものは何かと尋ねたりといった質問は、強い熱意を感じさせられます。
どんな方向であれ、「ここで働きたい」という意志をしっかりと見せるような逆質問はかなり効果的です。そのためには、「会社や仕事のことをもっと知りたい」という熱意を感じさせるような質問をするといいでしょう。

「将来のビジョン」を持って質問しよう

「もし御社で働けるのなら」という文脈で行われるような、将来のビジョンを持った逆質問は、働きたいという意志を強く感じさせるので、おすすめです。例をあげれば、「入社までの時間に取っておくべき資格」「読んでおくべき本」「取得しておくべき技術」など、具体的なビジョンを持った質問は効果的に作用するようです。
また、入社してから自分がどのようなことをしていくのか、働き始めたら具体的にどのような仕事からはじまるのか、具体的に自分がするべき仕事に関する質問も、同様に現実的なビジョンを持った質問として定番です。
こうした、自分が働いてからのビジョンを前提にしたような質問は、企業側に「見通しのある新卒」という印象を与えると共に、意欲を持った新卒だという印象を与えることができます。

お金のことについては基本的にNG

企業で働く際、最も大切なのはお金に関わることだと思います。例えば、給与、昇給といった直接的な給料に関わることは、多くの人にとって最大限の関心事といっても過言ではありません。
それに加えて、休暇に関することも、多くの人にとっては大きな関心毎といえるでしょう。しかしながら、お金や休暇に関する質問は、逆質問の場ではあまり適切なものではありません。
なぜなら、こうした質問を突っ込んで聞きすぎると、やる気がないのではないかと勘繰られてしまうからです。そのため、お金に関わることは自分で調べ、逆質問の場では聞かないようにしましょう。
どうしても聞きたいのなら、「長く働きたいので」「家庭を持った場合のことを考えて」などといった前提を持った上で質問してください。あくまでも「働きたい」という意志を感じさせるような質問の仕方を意識しましょう。

調べればわかることを聞くのもNG

逆質問では、調べてもわからないことを聞くのが鉄則です。企業の理念や、行っている事業について、社長についてなど、調べればすぐにわかるようなことを聞くことは、「ホームページをろくに見ていません」とアピールするようなものです。
そうした調べればわかることを前提条件にした上で、将来の会社の展望などを聞くようにしましょう。こうすることによって、しっかりと企業や業界について調査してきたということをアピールするのと同時に、熱意を示せます。
複数の企業で面接をしていると、一社一社調べるのが面倒に感じるかもしれませんが、複数の最終面接を掛け持ちするということはあまりないはずです。よって、最終面接ではその企業に関することを徹底的に調べ上げ、熱意のある逆質問を作っておきましょう。

まとめ

最終面接の逆質問は、大抵の場合、面接の最後、しめくくりとして行われます。もし、ここで面接官の印象がネガティブな状態で終わってしまうと、最終的な評価にも響いてくる可能性もありえるでしょう。
いくら最初の方で立派なことを言ったとしても、逆質問でいまいちな印象を与えてしまうと、竜頭蛇尾のような評価になってしまいかねません。よって、最後の最後まで油断せず、あらかじめ考えた質問をしかりと投げかけてください。