暮らしのメディア

自分の軸の作り方! 人生の目標を見つけて豊かな生活を

pixta 18679640 M 1 2 940x625 - 自分の軸の作り方! 人生の目標を見つけて豊かな生活を

自分軸と他人軸という言葉があります。「自分軸の作り方」という風に使われる言葉です。ただ、この言葉は俗に言われていることなのではっきりとその意味を言い切ることはできません。ただ、大抵の場合は自分の中心となる価値観のことを示しているようです。
自分の軸を作れば、あらゆる意思決定で迷いが減ります。特に就活では、有利になることが多いでしょう。そこでここでは、自分の軸の作り方を解説していきましょう。

自分の軸の作り方。意思決定の源泉をはっきりとさせましょう

business 3695073 1280 1024x682 - 自分の軸の作り方! 人生の目標を見つけて豊かな生活を

自分の軸を作りたいのなら、最も大切なのは自分を見つめなおすことです。そしてその次に、自分の未来を見つめてください。この両方が、自分の軸を作る際に大切になるからです。
しかし、自分を見つめなおす、未来を考えるという抽象的な言葉では、いまいち何を考えるべきなのかわからないと思います。そこでここでは、自分の軸を作りたいときに積極的に考えるべき点を3つ、具体的に紹介します。

目標を決める

自分の軸を作るということは、自分の行動する指針を作るということです。そのためには、まず自分の目標を作りましょう。目標は何個設定しても構いません。ただ、お互いの目標が矛盾しないようにしてください。
例えば、「Aさんと結婚したい」という目標と「Bさんと結婚したい」という目標は同時には設定できません。他にも、同時に達成するのが困難なものも避けましょう。例をあげれば、「漫画家になりたい」という目標と「小説家になりたい」という目標は、ごく一部の秀才・天才を除いて達成はできないはずです。
自分の目標を定めたら、それが自分にとっての、最も単純な軸になります。小説家になりたいのなら小説を書いたり、優れた作品に触れたり、文章の練習をしたり、作品に活かせるような経験をしたりするのが最適な行動になるはずです。
目標を立てることで、自分が今やるべきことが見えてきます。そのため、目標は短絡的なものでも構いません。最終目標の前に、少しずつ小目標を立てていけば、その都度行動の指針として使えます。

「なりたい自分」を想像する

先ほど設定した目標を達成したとき、自分はどんな人間になっているでしょうか。理想的な状態で自分が目的を達成したときのことを想像してください。
自分はどこにいて、誰と話していて、何を食べて、どんな仕事をしているのか、とにかく詳細に「なりたい自分」を想像しましょう。なぜなら、これが自分にとってさらに詳細な目標になるからです。

なりたい自分のために何ができるのか

なりたい自分を詳しく想像できたら、そんな自分になるためにはこれから何をすべきなのかを考えましょう。例えば、出版業界に就職して、編集者として一線で活躍したいと考えているのなら、やるべきことは編集者の仕事の実態を掴むことです。
望ましい性格や人付き合いをしたいという場合も同様のことが考えられます。仲良くなりたい人がいるのなら、その人が好きなものを勉強したり、声をかけたり、性格を分析したりするのがするべき行動です。
このように、自分の未来の目標が見えれば、今やるべき行動も見えてきます。こうした考え方で普段から生活をしていれば、目標に関わらないような余計な行動や浪費をしなくなるはずです。自分が今からする行動は、「なりたい自分」になるための行動と考えましょう。それが、自分の軸を持つということです。
なお、一度決めた目標は絶対に変えてはいけないというわけではありません。なぜなら、人間を取り囲む環境は変わっていくからです。それに合わせて、適宜軸を曲げるのは、決して悪いことではありません。

自分の軸の作り方は簡単! 大切なのは一歩を踏み出すこと

idea gacce31494 1920 1024x683 - 自分の軸の作り方! 人生の目標を見つけて豊かな生活を

前述したように、自分の軸の作り方は簡単です。目的を持って、それを実現した自分を想像し、そんな自分になるための行動を意識すればいいのです。それが、自分の行動を律する軸になります。
しかしながら、軸を作るのは簡単でも、それに従って生きるのは考えられているよりもずっと難しいことです。なぜなら、人間は社会的な動物であり、常に他人と関わって生きていくことになるからです。その証拠に、「本当は家ですべきことがあるけれど、遊びに誘われたから別のことをする」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
このような状況で自分の軸を保ち続けるために必要なことは、まずは小さな一歩から踏み出すことです。具体的に、朝起きたら「今日やるべきこと」を確認する癖をつけましょう。今、自分が何をすべきなのかを目標を意識しながら考え、心の中で何度か確認しましょう。休養、趣味、勉強、どんなものでも構わないので、とにかく今日の過ごし方を考えてください。
こうした、やるべきことを決めてそれに従って動くことは、自分の軸に従って生きる練習になります。これが一歩を踏み出すことです。
ただ、やるべきことを決めていざ作業をはじめても、余計な雑音が入ってきて、何をすべきなのかわからなくなることがあるかもしれません。そんなときは、一度目を閉じて3回深く呼吸をしてみましょう。煩雑な思考がすっと消えて、自分のやるべきことに集中できるはずです。
1日の目標を立てて、それに従って生活することに慣れてきたら、今度はもっと遠くの目標を掲げてみましょう。それはもちろん、前述した「なりたい自分」になるための目標です。色々な人と仲良くなるために積極的に人と優しくする、資格を取るために勉強するなど、どんなものでも構いません。
長期的にやるべきことを見定めれば、そのための行動にも情熱を持てるはずです。しかし、やるべきことがわかっていても、「やらなければいけないこと」が邪魔してくることもあるでしょう。例えば、資格の勉強をしなければならないのに、全く自分にとって関係のない宿題を出されたり、目の前に仕事に集中したいのに雑用を押し付けられたりすることもあると思います。
そんなときは、目の前のことに集中しましょう。目標ばかりを見ていると、あたかも目標からそれた行動が完全に無駄な行動に感じるかもしれません。しかし、目の前にある仕事や用事は、自分が誰かから必要とされるからこそ降りかかってくるものなのです。よって、やらなければいけないことが目の前にあるのなら、「目標に繋がる道」と捉えて、集中しましょう。
このように、自分の軸で生きるための一歩は、日常のどこにでも転がっています。

自分の軸の作り方を理解したら実践しよう

IMARIC20160805210023 TP V4 - 自分の軸の作り方! 人生の目標を見つけて豊かな生活を

目標を作り、それを自分の軸にすることを決めたら、あとは自分の軸に従って生きるための実践あるのみです。特に今まで「〇〇さんが言っていたから」「〇〇さんに言われたから」ということを人生の軸にしてきた人にとって、自分の軸に従って生きるのは難しいと思います。
そこで以下では、今まで他人を軸にして生きてきた人が、自分の軸に従って生きるためのポイントを紹介していきましょう。

自分の意志を表示する

他人を軸にして生きている人は、「私」が主語になることが極端に少ないことが多いようです。「私は~と思う」「私は~が好き」「私は~をやりたい」と声に出して言いましょう。それが自分の意志を表示するということです。
自分が何らかの意思を持っているとわかっていれば、他人はおいそれとその意思を曲げようとはしません。他人を軸にして生きている人の多くは、自分の意志がない人だと思われており、そのせいで手伝いや一時的な遊び相手として選ばれることが多いのです。「自分には自分の目標があり、意志がある」ということを表明しましょう。

時には「嫌われる勇気」も必要

自分の意志を表明して誰かの誘いを断ると、それが原因で諍いに発展してしまうこともあると思います。場合によっては、誰かから嫌われてしまうかもしれません。しかし、自分軸を持って生きるということは、時に人から嫌われることも覚悟しなければならないものです。
自分の予定を優先したという理由で誰かを嫌うような人は、そもそも自分の人生に良い影響をもたらう人ではないはずです。悪人ではないかもしれませんが、そういった人は、言ってしまえば「嫌われても別にいい」人だといえます。
自分の思った通りに動かないと怒るような人は、ただ他人を支配して喜んでいるだけで、他人軸でしか生きられない人を使って自分の欲求を満たしているだけです。そんな人に嫌われてもよいと考えるのが、自分軸で生きるために重要なことといえるでしょう。

ポジティブシンキングを持とう

ポジティブに生きることは、自分の軸を持つために重要です。自分の軸を持って生きることは、時に非難されることもあります。そんなときネガティブになってしまうと、落ち込んでしまって、精神的につらい時期が続いてしまうでしょう。
そこで大切なのがポジティブシンキングです。自分の軸に従った行動が非難されたのなら、「それはあの人の軸と自分の軸がずれていたから」だと考え、「自分自分、人は人」として非難されたことは忘れてしまいましょう。

自分の軸の作り方を理解して精神的に豊かになろう

GREEN20160902534715 TP V4 - 自分の軸の作り方! 人生の目標を見つけて豊かな生活を

たまに勘違いされることもありますが、自分勝手と自分の軸を持つことは違います。自分勝手な人は、他人を振り回しますが、自分の軸を持つ人は、自分の選択肢に他人を巻き込みません。仮に自分の選択が他人に影響をもたらすのなら、それを熟慮した上で選択します。
その時、他人の迷惑を顧みずに自分にだけ利益を得る手段を取るのが「自分勝手」な人です。一方、自分の軸を持っている人は、他人になるべく迷惑をかけないという前提を守りながら、責任を持った選択をします。
これを理解して自分の軸を持つことで、精神的に豊かな生活を送れるようになるでしょう。他人を受け入れつつも、自分の中に軸を持つことが、目標へ向かうための大切な手段なのです。

まとめ

自分の軸の作り方は、目標を設定してそれに向かうための道筋を見つけることでもあります。よって、大切なのはまずは目標を作り上げることです。
ただ、自分の軸を発見したり、作り方を理解しただけで終わってしまっては何の意味もありません。重要なのは、そこから自分の軸に沿った生き方をすることです。そのためには、まずは「今日やること」「それを達成するためにしなければいけないこと」を理解して、実践していきましょう。