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おすすめの自己分析ツールとその活用法を紹介! 就活にぴったりなものは?

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就活には、自己分析がつきものです。そのためにツールを使う方もいると思います。しかしながら、自己分析ツールは無料のもの、有料のものを問わずに非常に数が多く、基準もわかりづらいのでどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、就活をする際に最適な、自己分析ツールの使い方とおすすめの自己分析ツールについてまとめます。

自己分析ツールの使い方と活用方法

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大抵の自己分析ツールは、設問に答えると自分の強みや性格が表示されます。この設問と答えは科学的に分析されて設定されており、その人が持つ適正と強みを客観的に見て表示できるのが特徴です。そのため、話題作りのために利用される一般的な性格診断などとは違い、誕生日や血液型や星座といった占い的な要素はありません。
就活においては、この自己分析ツールを用いて志望動機や自己PRを作成します。というのも、自己PRや志望動機のためには、自分の強みと弱みを知っておかなければならないからです。特に自己PRをするのであれば、客観的に見た自分の強みと志向は知っておいたほうがよいでしょう。
ただし、自己分析ツールに頼りすぎてもいけません。なぜなら、自己分析ツールは質問に答えて分析結果を導き出すというツールの仕様上、どうしても「自分が認識している範囲での強み」しか判断できないからです。
人によっては質問に対して素直に答えられなかったり、「自分はこうなんだ」という凝り固まった固定観念にとらわれてしまっている方もいます。他にも、自分で認識している自己とは常に真逆な行動をとっている方もいます。
よって、自己分析ツールで出てくる診断結果はあくまでも自分が持つ側面のひとつと捉えたほうがいいでしょう。本格的に自己PRを作成したりする際には、第三者からの意見も聞いたほうが、バランスのよい自己分析になるはずです。
とはいえ、自己分析ツールは自分というものを知る足掛かりとしては最適なツールです。そこで以下では、数ある自己分析ツールの内、おすすめできるものを有料と無料のものにわけて解説していきましょう。

有料のおすすめ自己分析ツール

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有料の自己分析ツールは、無料のものが溢れていることもあり、それほど数はありません。ただ、数が少ない分、ひとつひとつの自己分析ツールは非常に品質の高いものです。
具体的に有名な有料自己分析ツールには、「ストレングスファインダー」と「ポテクト」の二つがあります。それぞれのツールについて、詳しく解説していきましょう。

ストレングスファインダー

ストレングスファインダーとは、世界中で最も有名なものといっても過言ではない自己分析ツールです。発祥の地はアメリカで、ストレングス(力)ファインダー(発見者)の名前の通り、自分の力=資質を見つけるためのツールとして開発されました。
設問数は200問で、全てに答えると、自分が持っている資質の内、最もアピールしやすい「強み」が5つ提示されます。それぞれの強みには詳細なレポートが添付されており、資質と共に、自分がどんな人間なのかも判断できます。さらに、「その資質をどう活かせばいいのか」までレポートしてくれるのが特徴です。
診断を受けるためには診断サイトにアクセスするためのアクセスコードが必要になります。このアクセスコードはギャラップ社が販売している「ストレングスファインダー」の本を購入するか、ギャラップ社にアクセスしてアクセスコードを直接購入する必要があります。どちらの場合およそ2000円ほどかかるので、基本は本を購入したほうがいいでしょう。

ポテクト

ポテクトとは、日本において高い評価を受けている自己分析ツールです。「Potential(潜在能力)」を「Detect(見つける)」するツールとして開発されたこのツールは、日本企業の研修や入社時テストにも利用されるほ信頼を得ています。
50の資質の中から自分が最も適応している強みを検出してくれる点は他のツールと同様ですが、ポテクトの魅力はなんといっても視覚的にわかりやすいチャートやグラフを表示してくれることにあります。このチャートのおかげで、自分の強みと弱みを視覚的に判断できます。
日本で開発されたツールであることから、日本人の価値観と社会に併せて設問されている点も魅力的です。価格は1500円~ですが、結果をSNSにシェアすることでウェブ版のみ無料で利用できます。

無料のおすすめ自己分析ツール

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無料の自己分析ツールは、非常に簡単なものから綿密な診断をしてくれるものまで、非常に多くの数があります。その分、自己分析の精度は玉石混合で、中にはほとんど占いのようなものもあります。
そんな中で、特に自己分析の精度が高く、使いやすいツールは以下の通りです。

SKIT 能力診断

SKITは、「実戦的な能力診断」をイメージした自己分析ツールです。このツールは実際に選考が行われるのと同じ形で設問を掲載されており、そのおかげでまるで実際に選考試験を受けているかのような形で自己診断ができます。
独自の項目を設け、ポイント別に自分の性格を診断してくれるのが特徴です。また、自分が他人とどのように関わるのかに関しても結果を出してくれるので、志望動機を考えるときにも最適な自己分析ツールといえるでしょう。
診断結果の情報量が多いので、自分という存在を深堀りしたいという方におすすめの診断です。ただし、設問数と選択肢が非常に多いせいでかなり時間がかかります。平均でも1時間ほどかかるので、診断を受ける際は時間と余裕のあるときにしましょう。

Zelfium

「Zelfium」は、「最も科学的な自己分析ツール」と銘打ってサービスを展開しているツールです。その言葉に偽りはなく、多角的かつ深い場所まで1人の人間を深堀りしてくれます。
外向性ひとつ分析するにしても、5つの観点から分析してくれるので、自分が「どう」外交的なのか、あるいは内向的なのかを判断できます。また、分析に用いるAIは膨大なデータを蓄積しており、このおかげでかなりわかりやすい分析が可能です。
これほど詳細に分析できるテストでありながらも、かかる時間がたったの10分程度であるという点も魅力といえます。有料のプレミアム版もありますが、無料版でも十分すぎるほどの分析データを弾きだしてくれるので就活で使う分には問題ありません。
無料版を試してみて、もっと自分のことを知りたくなったら、プレミアム版を購入してみてもいいでしょう。

エニアグラム

このテストは、非常に古くから使われている性格診断です。「エニアグラム」の起源は古く、20世紀前半から研究されている性格判断の方法です。この診断では、人間を9つの性格にわけて分析することを目的としています。
手軽に判断できる上に、診断結果が100年以上研鑽を重ねられてきた内容なので、「自分はこういう人間だ」と納得しやすいのが魅力です。ただし、エニアグラムはあくまでも「疑似科学」で、本格的な心理学の場においては信頼されていないテストでもあります。
自分の表面的な性格や魅力を判断することはできるものの、詳細に自分の内面や潜在意識まで知りたいという場合は、別の診断も利用しましょう。

グッドポイント診断

「グッドポイント診断」とは、日本における就活サイトの最大手のひとつ、「リクナビ」が作り出した「良いところ」を見つけ出すための診断です。診断結果が8568通りもあるというお触れの通り、個人個人にあわせて診断結果が出やすいのが魅力といえます。
また、設問が「はい」「いいえ」だけで答えられるのも魅力です。このおかげで、診断にかかる時間は短く、設問の数は多い物のすぐに終わります。そのため、電車の待ち時間など、ちょっとした隙間時間にも出来るのが魅力です。

リクナビ診断

リクナビ診断は、非常に手軽な診断です。設問数は100問で、「あてはまる・あてはまらない」を答えていくだけの簡単な診断です。そのため、分析の精度としてはそれほど高いものではありません。とはいえ、診断に要する時間がたったの5分間なのは忙しい就活生にとっては魅力です。
他の診断を腰を据えてやる時間がないという場合や、出来るだけ短い時間で自己診断の「つかみ」をしたいという場合には有効な診断です。

有料のものと無料のものの違いは? 自己分析ツールはどっちを使えばいい?

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自己分析ツールには、前述したように無料のものと有料のものがあります。それぞれどちらにも有効性がありますが、有料のものと無料のものをそれぞれ比較したとき、どちらを優先していくべきなのでしょうか。
結論としては、基本的に無料のものを利用したほうがいいでしょう。というのも、最近の無料自己分析ツールは有料のものと比較しても遜色がないほど精度が高く、詳細だからです。よって、基本は無料のものを複数組み合わせて自己分析をしたほうがいいでしょう。
ただ、有料の自己分析ツールは自分の長所をより深堀りしてくれるので、志望する企業が、自分の長所と深く関連している場合は有料のものを利用してもいいでしょう。
有料と無料、いずれの自己分析ツールを利用するにしても、大切なのはその使い方です。分析結果を読んだだけで満足しては、ただ性格診断をしたにすぎません。重要なのは、自分の長所を自覚した上で自己PRを組み立て、いかに自分の魅力を企業にアピールするのかということです。
自己分析ツールは、あくまでもそのための一助でしかないことに気を付けましょう。

まとめ

自己分析ツールには無料のものと有料のものがあります。どちらを利用するにしても、大切なのはツールで得た情報を自分でかみ砕いて利用することです。具体的には、履歴書を書いたり、面接の際に「自分の長所」や「自分の短所」を活用します。
また、自己分析ツールの中には、「どうすれば活躍できるのか」「向いている職業は何か」といった観点で自己分析をしてくれるものもあります。そうした情報を助言として耳に入れつつ、「自分のやりたいこと」を探してみるのもいいでしょう。