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最終面接が落ちたショックでモチベーションが枯渇! どうやって解決する?

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最終面接は、いわば目標まであと一歩の状態です。そこから落ちたときのショックは、当事者にしかわからない心の傷になると思います。しかし、就活を続けるためにはいつまでもショック状態のまま苦しんでいるわけにはいきません。落ちたものは仕方ないと割り切り、次に進まなければならないのです。
しかし、いざ切り替えようとしてもなかなかうまくいかないのが現実だと思います。そこでここでは、最終面接に落ちてしまったとき、気持ちを切り替える方法をまとめていきましょう。

最終面接に落ちたせいでショックを受けている方は多くいます

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気持ちが落ち込んでいると、「こんな気持ちになっているのは自分くらいじゃないか」という、自虐的な感情が湧いてきます。1人でふさぎ込んでいると、自分以外全員が敵なのではないかという、つらい感情に流されてしまうこともあるでしょう。
しかし、そんなことはありません。同じ立場の人は、日本中にいくらでもいます。というのも、最終面接の合格率はおよそ50%といわれており、採用された人数と同じ人数が最終面接で落ちているのです。最終面接までいけば絶対に採用されると言っている人もいますが、実情は決してそんなことはありません。
そのため、少なくとも自分はごく限られた不運に見舞われた人間ではないということを考えましょう。自分と同じ立場の人間が複数人いることを考えると、少し勇気が湧いてくると思います。
実際に、インターネットを見れば、同じ立場の人がたくさん見つかるでしょう。もちろん、大学生として就活をしているのなら、同学年に似たような境遇に置かれた人もいるはずです。
友達や周囲の経験を聞いていると、あたかも最終面接で落ちた人が珍しく、孤独を感じる方もいるかもしれません。しかし、気分が暗くなったときは同じ立場の人がいることを思い出してください。自分が1人じゃないと再確認できれば、前に進む力も出てくるでしょう。

最終面接に落ちた就活生が陥る状態3つ【ショック状態】

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最終面接に落ちると、ほとんどの人は現実を受け止めきれずにショック状態になってしまいます。特に、最終面接での手応えがあればあるほど、面接の結果が信じられなくなってしまうと思います。
具体的に、「無気力」「自堕落」「攻撃的」な状態になってしまいがちです。なぜ、ショック状態の就活生がこのような状態に陥るのでしょうか。以下では、最終面接に落ちた就活生が陥りがちなショック状態と、そうなってしまう理由をまとめていきます。

目標を見失い、無気力になってしまう

何度も何度も入念にシミュレーションをし、ようやくこぎつけた第一志望の最終面接。就活生であれば、誰しも全力を投じてそこで合格できるようにするでしょう。しかし、全力を投じた結果が不採用だった場合、どう感じるでしょうか。
次の目標に向けて頑張ろうと、今の状態をポジティブに捉えられる人もいるでしょう。しかし、中には次の目標を見つけられず、無気力に陥ってしまう方がいます。こうなってしまうと何をしようにしてもやる気が起きず、結果ニート状態になってしまうという人もいるようです。
こうなってしまう原因の多くは、その人が「失敗」や「挫折」に慣れていないことにあります。これまで順風満帆な人生を歩んでいたほど、失敗から立ち直るすべを知らないのです。そうでなくとも、自分の中で明確な目標や指標を定めていなかった人や、親にレールを敷いてもらい続けた人はこの状態に陥りがちです。
よって、もし自分が目標を見失って無気力状態になってしまっているのなら、自分の原点に立ち返ってみましょう。そもそも自分が何をするためにその企業を志望していたのか思い出しましょう。
そして、「自分がやりたいこと」はその企業以外でもできないか検討してみてください。もし、他の企業でも出来るのなら、やりたいことができる企業を次の目標に定めるといいでしょう。
その企業でしかできないのなら、二次募集に応募してみたり、資格を身につけたり、キャリアを積んだりしてすることが次の目標になります。このように、自分のやりたいことが見つかっていれば、次の目標を定めることは難しくありません。

自信がなくなり、自堕落になってしまう

何度も何度も繰り返し最終面接や面接で不合格を通知され続けていると、少しずつストレスが嵩んでいきます。そしてある日、自分の中で何かが切れたように、「全てがどうでもいい」「何をやってもどうせ無駄」だという気持ちが湧いてきて、負の感情の波にのまれてしまうことがあります。
この状態になってしまうと、何もかもがどうでもよくなってしまい、就職活動自体を止めてしまう傾向にあるようです。重症になると、全てを忘れるために破滅的なお金の使い方をしてしまったり、全く関係のないことに全力を傾けたりしてしまいます。
何度も何度も同じ内容のストレスに晒されることで発現する無気力状態を、「学習性無力感」といいます。これは、「最初からどうせ無理なんだ」と思うことにより、何らかの失敗が起きたときに「やっぱり無理だった」と自分を納得させる、心を守る心理的な防衛反応です。
しかし就活でこの学習性無力感に陥ってしまうと、就活を続けるモチベーションに繋がりません。よって、自分が無力感から自堕落な生活をはじめてしまっていると感じたら、まずは自分のモチベーションを取り戻しましょう。
そもそも、最終面接まで行っている時点でそれは「成功」です。よって、自分が今まで最終面接まで行けたことを思い出しましょう。そして、一次面接、二次面接について、自分でうまくいったことを書き留めてください。
他にも、知り合いに励ましてもらうのもいいでしょう。とにかく、自信を取り戻せるようにしましょう。

怒りから攻撃的になってしまう

最終面接は、時に自分ではどうしようもない理由で落ちてしまいます。周囲の人間が自分よりも優秀だった、企業の採用枠が余っていなかった、人間的な相性が面接官を務める人と悪かった、など、こうした条件は自分では変えられません。
こうした理不尽に晒されると、人間は防衛反応として怒りを感じます。それ自体は正常なのですが、その矛先が周囲に向かってしまうと危険です。
もし、自分が普段よりも攻撃的な立ち振る舞いをしていると感じたら、一度深呼吸して、「自分が今感じている怒りは誰への怒りなのか」を意識しましょう。もしそれが理不尽な就活に対しての怒りなら、「自分を落とした企業を見返す」というように、怒りをモチベーションに変えてみてください。

最終面接に落ちたショックから立ち直るために今すぐすべきこと

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最終面接で落ちたショックはぬぐいがたいことかもしれません。しかし、時間は決して止まりません。就活生は、最終面接で落ちたことを受け止め、今すぐショックから立ち直るべきです。
では、ショックから立ち直るためにはどうすればいいのでしょうか。以下では、立ち直り方について詳しく紹介します。

自分の気持ちを信頼できる人に打ち明ける

最終面接で落ちてショックだということや、自分が今、とてもつらい状態にあるということを、信じられる人に打ち明けてみましょう。その対象は友達でもいいでしょうし、両親、大学の教授でも構いません。とにかく、自分の気持ちを否定されないような人に全部打ち明けてみましょう。
一度、自分の感じたことを話すことで、ストレスをある程度軽減できます。また、励ましの言葉を貰えれば、それは行動の燃料になるでしょう。次にどうするか考えると、どうしても頭が混乱しがちです。まずは、今の気持ちを誰かに打ち明けましょう。

次にやるべきことを一旦忘れて思い切り好きなことを1日する

気持ちにひと段落がついたら、次は自分の好きなことをしましょう。1日、2日くらいは、一旦自分の置かれた状況を忘れて、好き勝手遊んで構いません。心から楽しいと思えることをしましょう。
こうすることによって、落ちたショックから立ち直れます。つらい気持ちは、一旦忘れてしまいましょう。

次の目標に向かって行動をはじめる

楽しいことを1日中したのなら、落ち込んだ気持ちも復活しているはずです。気持ちに一区切りがついたのなら、就活を再開しましょう。しばらくショックのせいで就活を休んでいたという人は、なかなか手を動かせないと思いますが、まずははじめてください。
手を動かしだすと、自然とやるべきことが見えてきます。大切なのは、ひとまずはじめることです。

最終面接に落ちたら次への準備! ショックを受けすぎないのも大切

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最終面接に落ちてしまってショックを受けるという心情は理解できます。あまりショックを受けないという人であっても、最終面接まで来て、第一志望の会社に不採用を言い渡されてしまうのは精神的にこたえると思います。
しかし、ショックを受けたからといって、そこで作業を止めてしまうと何もはじまりません。多少心を休めることは大切ですが、行動なくして成果は得られないのです。
よって、つらい気持ちは忘れてしまいましょう。反省は成功の種になりますが、しすぎて自分を責めてしまうのは逆効果です。ダメだった点は事実として受け止めて、自分を責める気持ちは忘れてしまって構いません。そこから、次への準備をはじめてください。

まとめ

最終面接で落ちてショックを受ける方は多くいます。つらい気持ちになって、気分が落ち込んでしまっているのは自分1人ではありません。必ず同じようにつらい気持ちになって、悩んでいる人がいます。つらくなったら、それを思い出して、色々な人が自分と同じように戦っていることを思い出しましょう。
どうしてもつらい気持ちを拭えないという方は、誰か信頼できる人に相談しましょう。自分の気持ちを打ち明けて、励ましの言葉をもらうだけでも十分に気持ちが楽になるはずです。
ショックを受けること自体は悪いことではありません。心が受ける、当たり前の反応です。しかし、それが長引いてしまうと就職活動そのものに悪影響を及ぼします。自分のできる範囲で立ち直り、再び就活をはじめましょう。