風水では方角には意味があるとされており、良い方角もあれば悪い方角もあると考えられています。ここでは、風水で考えられている方角ごとの意味や関係のある運気などを紹介していきます。
方角ごとの風水で考えられている意味や影響する運気
風水と方角は強い関係があり、運気の流れやイメージできる意味なども違います。風水を生活に取り入れることができれば、さまざまな運気を高めることができるとも言われています。そのため、風水を実際に取り入れて運気を高めたいのであれば、方角の意味や得られる運気なども把握しておくことをおすすめします。次に、風水で考えられている各方角の意味や関係のある運気、おすすめのカラーなどを紹介していきます。
北
風水で北の方角は「水」を意味していると考えられています。水は流動しており、さまざまなものを流すこともできます。そのため、風水では「水」は悪い気を流してくれると言われており、悪い気を正常に戻すことも可能と言われています。また、「水」には「冷たい」というイメージもあるため、冷静になることもできると考えられています。
北の方角におすすめの色は白色やピンクです。また、北は風水的に恋愛運や金運と関係があると言われているので、北の方角に白色やピンク色のインテリアなどを配置してみてはいかがでしょうか。
北東
北東の方角は「土」を意味していると言われています。「土」はさまざまな運気を生み出すと考えられているので、北東の方角を風水的に環境を整えることができれば、金運や仕事運、恋愛運などを良くしてくれると言われています。運気が生れる方角ということもあり、始まる場という捉え方もでき、引っ越しをするときの運気にも影響してきます。「土」の気は良い方向に働けば闘争心を高めることができるため、仕事やスポーツをしている人に良い効果が見られやすいです。
しかし、悪い方向に働いてしまうと短気になってしまうと考えられています。北東のおすすめの色は黄色や白色、青色となっています。
北西
北西は風水で重要な方角と考えられています。北西は仕事運と関係がある方角と言われているため、仕事運を高めたいのであれば、北西の環境を整えるようにしましょう。また、北西は「主人の方角」とも言われているため、家族や企業などにも関係してくると言われています。そのため、家の主人であったり、経営者などの運気に直接関係する運気でもあります。
したがって北西の方角が散らかっていると仕事運が悪くなってしまい、家族間の関係が崩れてしまったり、経営がうまくいかない可能性も出てきます。そのようなことにならないためにも北西の方角は綺麗に整理整頓することをおすすめします。北西と相性が良い色は緑やベージュ、白色、金色などです。これらの色の家具やインテリアを北西に飾ることで仕事運を高めることができます。
南
南の方角は「火」を意味していると考えられています。風水で「火」は悪い気を払ってくれると考えられているため、運気の流れを変えることも期待できます。また、人気運や芸術運にも関係していると言われているので、南の方角を風水的に環境を整えることで人気が出たり、芸術的に成功することも期待できるのではないでしょうか。しかし、「火」はお金を燃やしてしまうとも言われているので、金運との相性は悪いです。
そのほかにも「火」の気が悪い方向に働いてしまうと感情をコントロールすることができず、攻撃的になるとも言われています。南の方角と相性が良い色は緑色です。緑色は植物をイメージすることができ、植物を燃やして「火」の気を高めることができると考えられています。
南西
南西は風水で「土」の気があると考えられています。「土」の気は安定や不動といった意味があると言われており、家族運や不動産運に影響してきます。しかし、南西は裏鬼門の方角であり、風水的にあまり良くない方角と考えられています。「土」の気は安定を意味していますが、家の出入口は運気が流れる場所であるため、相対してしまいます。そのため、南西の方角に玄関や勝手口がこないように設計することが好ましいです。
南西との相性が良い色は茶色や緑色です。相性が良い理由は茶色は「土」をイメージすることができ、緑色は土から成長する植物をイメージすることができるからです。
南東
南東の方角は風水では人間関係や恋愛運に関係していると考えられています。人間関係が良くなれば、人脈が広がり、仕事運を高めることができたり、恋愛運を良くすることで家族運も良くなると言われています。そのため、南東の方角は風水的に重要な方角と言えます。しかし、悪い方に運気の力が働いてしまうと意固地になってしまったり、さまざまなことを批判してしまいやすくなると言われており、人間関係を悪くしてしまう可能性があります。
南東と相性が良い色はピンク色やオレンジ色です。
東
東の方角は風水で「木」の気があると言われています。「木」の気は植物が成長したり、広がっていくという意味があるため、人間的に成長することが期待できます。また、人として成長することは仕事運にも影響すると言われており、仕事が順調に進むとも考えられています。ただし、「木」の気が悪い方向に働いてしまうと取り越し苦労になってしまったり、せっかちになるなどと言われ、物事が止まってしまいやすいです。東の方角と相性が良い色は赤色やピンク色となっています。
西
西の方角は風水で「金」の気があると言われており、金運と関係があります。そのため、西の方角を風水的に良い環境に整えることで金運を高めることができ、お金の流れを良くすることができると言われています。金運が高まることは単純にお金が貯まりやすくなるだけではなく、お金が貯まることで恋愛がうまくいくようになったり、人間関係が広がることも期待できるため、恋愛運や対人運にも影響すると考えられています。
しかし、西の方角の環境が乱れてしまうと金運が悪くなり、浪費が激しくなるとも言われているので注意が必要です。
風水を参考にして方角を取り入れること
風水で良い方角を知った後にどのようなことに取り入れることができるのか分からない人もいるのではないでしょうか。良い方角を知っただけでは運気を高めることができないので、風水を生活に取り入れたいのであれば、次に紹介する方法で取り入れてみてはいかがでしょうか。
間取り
風水で言われている方角の意味や関係している運気は間取りを決めるときに参考にすることが多いです。例えば、鬼門や裏鬼門となる方角に水回りを配置したり、玄関を配置することは良くないと考えられています。正確には風水ではなく、家相という考えではありますが、風水で言われている方角に相性の良い色のインテリアなどを飾れば運気を高めることが期待できます。
運勢
上記でも紹介したように風水で考えられている方角に込められている意味は運気を左右すると言われています。そのため、特定の運気を高めたいのであれば、相性の良い方角におすすめな色のインテリアなどを置くようにしましょう。そうすることで運気を高めることができると言われているので、悪い気をなくすことも期待できます。
まとめ
ここでは、風水で考えられている方角の意味や相性の良い色などを紹介しましたが、参考になったり、取り入れたいと思うことができたでしょうか。特定の運気を高めたいのであれば、適した方角の環境を綺麗にしたり、相性の良いインテリアなどを飾るようにしましょう。どちらもすぐにできる方法でもあるため、比較的風水で考えられている良い環境にすることができます。風水を参考にして運気を高めるようにしてはいかがでしょうか。