皆さんの家族は仲が良いでしょうか。
現代は、核家族化が進んでいますし、男女の役割等も以前とは変わって来ています。
それでも、女性は家のことを行い、男性は外で仕事を行うという傾向はあります。
しかし、女性も家事や子育て等を行いながら、仕事を行う人も増えて来ています。
朝、家族の朝食やお弁当等の用意をして、朝早くに職場等へ出てしまう母親もいるかもしれません。
始発の電車に乗って職場へと向かう父親もいるかもしれませんし、部活や勉強等で、朝早く学校へ向かうお子さんもいるでしょう。
朝、家族全員が同じ時間に朝食を摂ることは、難しいかもしれません。
母親が仕事をしていて、お子さんが帰宅する頃には母親が不在で、おやつ等が用意をしてある場合があるかもしれません。
父親は仕事や付き合いなどで帰宅が遅くなったり、お子さんも、部活や塾、習い事等で帰宅が遅くなることもあるでしょう。
現代においては、皆、忙しいのです。家族の仲が険悪なものでなければ、朝や夕飯を家族全員で同じ時間に同じ場所で摂ることが出来なくても、仕方がないことかもしれません。
しかし、出来たら、家族で仲良く過ごしたいものです。家は人を作り、人は家を作ります。
家の状態が良いと、家族との関係性も良いものとなります。
今回は、家相の状態を確認して行き、家族運を上げる風水をご紹介して行きたいと思います。
家相と家族との関係性
家相と家族との関係性には、とても深い繋がりがあるとされています。家相を確認する前に、まずは、家の中心を求めましょう。
家の中心は、宅心(たくしん)と言います。宅心は、家の形を正方形、もしくは長方形に見立てて、四隅から二本の対角線を引いて、それらの線が交わった点が、宅心になります。
宅心は、家の中で、最も尊い場所であるともされています。
家に張り(家の一部の三分の一以下が張り出している部分)や、欠け(家の一部が引っ込んでいたり、欠けている部分)がある場合は、対角線を引く箇所が変わって来ます。
張りや欠けが三分の一以下であれば、張りや欠けを考慮せずに、そのまま正方形もしくは長方形に対角線を引いていきます。
しかし、三分の一以上の張りや欠けがある場合には、張りと欠けが同じ面積になる場所に線を引いて、そこから出来上がった正方形や長方形の四隅から、二本の対角線を引いて行きます。
宅心の位置が分かったら、次は、方位を見て行きます。なお、方位には、二種類あって、本来の北を表すものを、真北(しんぼく)、磁石の北を表すものを磁北(じほく)と、それぞれに言います。
家相を見る場合には、真北を用い、家の中の各部屋の中の家具やインテリア等の配置を見る場合には、磁北を用います。
今回は、家相から、家の状態を確認して行くので、真北を使います。
家相の見方は、下の図の様に、実際の東西南北とは、全て逆になります。
東、西、南、北の方位をそれぞれ30度に、北東、東南、西南、北西の方位を、それぞれ60度ずつに分けます。
そして、北と南、東と西の方位の中心を走る線を、正中線と言います。
北東と西南、北西と東南の方位を結んだ中心を、四隅線と言います。
この、四隅線の各15度以内に、玄関、浴室、お手洗いが無い方が良いのです。
北東の方位は表鬼門、西南の方位は裏鬼門となります。陰陽道では、鬼が出入りする場所であるとされ、特に配慮が必要な場所となるので、常に清潔にしましょう。
表鬼門には、台所、浴室、洗面所、お手洗い、階段、神棚、仏壇、井戸、大木、築山等を置くことは避けましょう。
裏鬼門には、門、玄関、台所、浴室、お手洗い、階段、神棚、仏壇、井戸、泉、築山等を置くことを避けましょう。
家相と家族との関係性➁
十干(じっかん)という、古代中国の思想も、家相をにおいては重視をしています。
十干とは、10日間を一区切りにして、一日ずつ、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)と、それぞれに名前を付けたものとなります。
十干は、十二支と五行論や陰陽論に基づいています。
十干と十二支をそれぞれ方位に当てはめて行くと、
癸・子は、北
甲・寅、己・丑は、北東
乙・卯は、東
戊・辰、丙・巳は、東南
丁・午は、南
己・未、庚・申は、西南
辛・酉は、西
戊・戌、壬・亥は、北西
となります。
表鬼門と裏鬼門の方位を除いて、壬、癸、甲、乙、庚、辛の八干には、浴室やお手洗い等の水回りを置いても良いとされています。
また、正中線、四隅線には、不浄な物を置かない様にしましょう。
次は、家相の吉相と凶相を確認して行きます。
吉相とは、部屋が張っていること、壁で止まっていること、別棟があることです。
凶相とは、部屋が欠けていること、窓がある、間口があること、浴室やお手洗い等の水回りがあること、玄関があることです。
玄関は、東南か南向きであるのが良いとされています。
正確な家相の判断には、家相盤を参照して下さい。
方位と家族との関係性
方位は、運気や家族にも対応をしています。
それぞれの方位について、見て行きましょう。
北は、豊かな愛情、交際
北東は、貯蓄、相続、次男、三男以降
東は、発明、才能、長男
東南は、結婚、事業、18歳以上の女性
南は、地位、名誉
西南は、資産、不動産、母親
西は、恋愛、金運、18歳以下の少女
北西は、権力、父親
となります。
これらのことから、北西は父親、西南は母親、東は長男、北東は次男、三男以降、東南は女性、西側は少女の部屋が適しているのだということが分かります。
家を家相と照らし合わせて、それぞれの方位の吉凶の確認を行ってみて下さい。
例えば、家相において、北西が凶相であれば、父親が単身赴任であったり、不在がちであったり、父親の影が薄くなってしまう可能性があります。
東南が凶相であれば、娘さんが縁遠くなる可能性があります。
また、東が凶相であれば、長男が家を出てしまったり、北東が凶相であれば、次男が病弱である可能性等が考えられます。
その他に注意をする点は、一家の大黒柱である、父親を表す北西を、最優先的に吉相にしましょう。
どうしても難しい場合は、家の中の家具やインテリア等の配置を替えたり、掃除をや整理整頓を行い、風水カラー等を取り入れて見るなどをして下さい。
その他に出来ること
家族が幸せになる為に、風水で出来ることも、いくつかご紹介をして行きます。
一つ目は、玄関、台所、居間、寝室、浴室等の水回りのお掃除を、しっかりと行うことです。天井や壁や家具、家電等の埃を叩き、綺麗に拭きましょう。
水回りのぬめりやカビ等も取りましょう。床もほうきで掃いたり、掃除機を掛け、窓のサッシやドアノブ等の金属や窓、鏡も拭きましょう。
明るく、不要なものはなるべく置かず、整理整頓された空間を保ちましょう。
二つ目は、クリーム色の物を取り入れることです。クリーム色は、2022年のラッキーカラーでもあり、家庭運を上げてくれます。玄関、居間、寝室等や、自分自身に取り入れてみましょう、
三つ目は、西南は、家庭運を司る方位です。西南を綺麗にしたり、西南にラッキーカラーである黄色、ベージュ色、金色、茶色等の物を取り入れたり、観葉植物を置いても良いでしょう。
四つ目は、玄関に、家庭運を上げるオレンジ、マンダリン、ベルガモットの香りを取り入れることです。リードディフューザーやアロマストーン等がお手軽です。
五つ目は、西南や居間にカレンダーを飾ることで、家庭運を上げることに繋がるとされています。温かみのある、暖色のものを選びましょう。
情報等を共有しやすくなりますし、居間等で、家族が集まることが期待出来るでしょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
家相の全てを吉相にすることは、難しいと思います。
その様な場合には、家の中の家具の配置を替えたり、掃除をや整理整頓を行ったり、家庭運を上げる風水等を取り入れて、家族関係の絆を深め、今以上に、より豊かな関係性にして行きましょう。