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『待ち人来ず』の意味とは?運命の人についてのおみくじを紹介!

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おみくじに書かれている「待ち人来ず」とはどのような意味なのでしょうか。日本人が正月に神社に出向き、新しい一年を占うために買うおみくじ。そこに良い事が書いてあれば新年早々、良い一年になりそうな予感がします。そのおみくじに書かれている「待ち人来ず」の一文。
この記事では「待ち人来ず」の意味について解説し、待ち人に関する他のおみくじについても意味を調べます。

おみくじの『待ち人来ず』それって誰の事?

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それでは早速、「待ち人来ず」の意味について調べていきましょう。「待ち人来ず」の言い回しは100年以上使われている伝統的な言い回しです。

待ち人とは誰か①言葉の由来

おみくじは元々、国の重大なまつりごとの決定やリーダーの選挙のために行われていました。神社で現在のようなおみくじが行われるようになったのは鎌倉時代の事。そして神社のおみくじが庶民に広まったのは江戸時代の後期です。この時期におみくじを庶民に広めたのは慈眼大師天海という人物。

当時、慈眼大師天海の夢の中に、信州の戸隠にあるおみくじを引きなさいというメッセージが出てきたとの事。慈眼大師天海はそのお告げに従って、実際にその場所にあったおみくじを引きました。そのおみくじの事を慈眼大師天海が口コミで広げた事によっておみくじは庶民に普及したとされています。

「待ち人来ず」という言い回しは江戸時代のその頃から使われています。

待ち人とは誰か②本来の意味

「待ち人来ず」という言い回しを聞いた時に、人々は誰の事を思い浮かべるでしょうか。多くの人が、将来の恋人を思い浮かべる事でしょう。しかし、この待ち人とは必ずしも恋人を指す訳ではありません。元々おみくじが庶民に広まったのは江戸時代の事。

その頃は商人が他の地方を旅したり、子供が町に奉公に出るといった事が行われていました。今の時代に比べれば旅路のトラブルが多かった時代。「待ち人」とは当時、旅路からの帰りを待ちわびている人という意味で使われていた言葉です。

待ち人とは誰か③現在の意味

江戸時代には「旅路からの帰りを待ち望んでいる人」を指していた「待ち人来ず」という言葉。しかし時代が変わるにしたがって意味も変化してきました。現在「待ち人来ず」の「待ち人」とは、「自分にとって運命だと思える人やもの」を指す言葉になってきています。

したがって、「待ち人」とは未来の恋人を指す場合もありますが、そうではない場合もあります。例えば理想の職場の上司や、自分の道を教えてくれる師匠である場合もあるでしょう。また、現代においての「待ち人」は人物ではない場合もあります。

例えば受験の合格や子供の懐妊など、自分が運命として待ちわびている事は「待ち人」になります。

おみくじの『待ち人来ず』を引いてしまったらどうすれば良いか?

このように「待ち人」とは自分にとって運命である大切な人やものです。つまり「待ち人来ず」とはその運命がやってこないという意味になります。それでは「待ち人来ず」のおみくじを実際に引いてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。運命が来ないとなると、多くの人は落ち込んでしまうでしょう。

神社のおみくじは未来予知ではありません。おみくじは神様から与えられたメッセージだと捉えるのが正解です。つまりそのメッセージをどう活かすかという事がおみくじの正しい解釈となるでしょう。「待ち人来ず」の本当の意味は「一度自分の力で頑張ってみなさい」という神様のメッセージかもしれません。

『待ち人来ず』以外にもあり!運命の人に対するおみくじの意味

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このようにおみくじの「待ち人来ず」は、自分にとって戒めとなるメッセージです。このようにおみくじには「待ち人」という言葉が良く使われます。そしてその待ち人に関するおみくじのメッセージは他にもあります。

この記事の後半では、待ち人に関するおみくじのさまざまなメッセージとその意味について取り上げましょう。

待ち人についてのおみくじ①さわりあり

待ち人に関するおみくじとしてまず「待ち人さわりあり」があります。「待ち人さわりあり」は何かの理由で待ち人が滞っている事を表しています。その運気は訪れてはいるものの、障害があるために幸運がやってこない状態を表していると言って良いでしょう。

この場合、まずはその障害になっているものが何か考えてみましょう。そしてそれを克服する事を考えれば良い運勢に向かうかもしれません。

待ち人についてのおみくじ②来ずさわりあり

待ち人に関するおみくじとしては「待ち人来ずさわりあり」という文面もあります。「待ち人来ずさわりあり」の場合、自分が分岐点に立っている事を表していると言えるでしょう。自分にとって現在の状況は分岐点であり、良い道を選べばこれから良い事が訪れると解釈しましょう。

現在置かれている状況を振り返ってみて、今後どのような道に進めば良いのか考える時期にあるのかもしれません。

待ち人についてのおみくじ③来ず音信あり

待ち人に関するおみくじとしては「待ち人来ず音信あり」という文面が出る事もあります。ここでの「音信」は「おんしん」という通常の読み方ではなく「おとづれ」と読みます。この場合、運命の人やものではない何かが訪れるという意味に捉えて良いでしょう。

現在訪れつつある人やものは、現在の自分にとっては運命と呼べるものではありません。しかし自分の考えようによってはそれが幸福を導く何かに変わり得るという意味です。

待ち人についてのおみくじ④音信なく来る

待ち人に関するおみくじとして、次は「待ち人音信なく来る」です。「待ち人音信なく来る」は待ち人が前触れなく訪れるという意味になります。この場合、自分にとって影響を及ぼす人との突然の出会いを意味するかもしれません。また、思わぬ成功や幸運が突然訪れるという意味にも取れるでしょう。

いずれにしても近々幸運が起こる事を暗示する良い結果と言えるでしょう。

待ち人についてのおみくじ⑤便りなし来る

待ち人に関するおみくじと、次は「待ち人便りなし来る」です。「待ち人便りなし来る」は「待ち人音信なく来る」と似ていますが、まだ自分も気づいていないところにその待ち人がいる事を示唆しています。例えば恋愛であれば、今まで意識した事がなかった身近な人が突然気になりだすようなケースです。

しかもその人は自分にとって重要な人になる可能性が大。日頃気にしていなかった身近な関係に注目してみましょう。

待ち人についてのおみくじ⑥便りありて来たる

「待ち人便りなし来る」があれば、反対の「待ち人便りありて来たる」もあります。「待ち人便りありて来たる」は待ち人が現れる際の予感や予兆がある事を暗示しています。例えば恋人を求めていたところ、タイミング良く友人からコンパに誘われたというようなケース。

今の職場に限界を感じていたところ、知り合いからスカウトがあったというような場合もあるでしょう。これから自分の大きくプラスに向かわせる出来事が予期できます。

待ち人についてのおみくじ⑦来る驚く事あり

待ち人に関するおみくじでは「待ち人来る驚く事あり」という文面もあります。「待ち人来る驚く事あり」はびっくりするようなスピードで急に待ち人が現れる事を示しています。つまりサプライズだと考えて良いでしょう。恋愛で言えば、想像もしなかった相手からの突然の告白があるかもしれません。

ビジネスであれば、自分の実績が買われて突然新規プロジェクトに抜擢されるといった状況が考えられます。これも良いおみくじの結果と言えるでしょう。

待ち人についてのおみくじ⑧来るつれがあり

待ち人に関するおみくじ、「待ち人来るつれがあり」というものもあります。「待ち人来るつれがあり」はその待ち人との出会いがあるものの、そこに何かしらの障害がある事を示します。恋愛であれば、意中の相手に恋敵がいたり、忙しくてなかなか会えないといった状況が考えられます。

仕事であれば、やりがいがある業務である反面忙しいといった困難が考えられます。このおみくじの結果が出た時は、自分に振りかかる試練を覚悟しなければならないでしょう。

待ち人についてのおみくじ⑨腐れ縁に注意

待ち人に関するおみくじでは、「待ち人腐れ縁に注意」という文面も。「待ち人腐れ縁に注意」が出た場合、腐れ縁と考えているものについて今一度思い直してみる必要があるでしょう。例えば、長く付き合った恋人で別れを考えているような場合。その人と別れる決断をする前に考えるべき事があります。

このおみくじでは、現在鬱陶しく思っているその気持ちを処理できれば、その先に幸せが待っている事を示しています。

待ち人についてのおみくじ⑩気長に待て

待ち人に関するおみくじで、「待ち人気長に待て」という文面を引いた場合。この場合は焦った決断はするべきではないという意味になります。例えば新しい恋人に乗り換えたり転職を考えている場合、その決断は待った方が良いかもしれません。早とちりの決断は出すべきではないという事をこの文面は教えています。

そして気長に待つ事によって、本当に意味がある待ち人が訪れる可能性を示唆します。

待ち人についてのおみくじ⑪粘り強く待て

待ち人に関するおみくじ、最後は「待ち人粘り強く待て」というものです。「待ち人粘り強く待て」は「待ち人気長に待て」と良く似ていますが、現在が更なる辛抱の時である事を伝えています。このおみくじを引いた場合、現在は待ち人が訪れる気配すらないかもしれません。しかしそこで落ち込んではいけません。

待ち人は必ず訪れるので、その時まで気を落とさずにしましょうという意味です。

おみくじの『待ち人来ず』は自分が変わるきっかけである!

この記事では、おみくじに書かれている「待ち人来ず」という言い回しについて解説しました。「待ち人来ず」の「待ち人」とは必ずしも人物に限らず、自分を変える重要な出会いを指します。「待ち人来ず」は否定的な意味ではなく、「今は自分の力だけで頑張りましょう」という解釈をすると良いかもしれません。

また待ち人に関してのおみくじの文面は他にも複数あります。おみくじの「待ち人」の意味を理解して自分の生活に活かしてみましょう。

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