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既卒者はどう履歴書を書くべき?書き方や自己PRに入れるべきこと

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既卒にとって頭を悩ませるポイントの一つ、それは履歴書の書き方です。

ニートをしていた空白の時期はどうやって書けばいいんだろう?
アルバイトは職歴として書くべき?それとも書いてはいけない?
正直自己PRなんて何も浮かばない……

といったように、悩みや問題に感じていることが多くてまいっている人は多いのではないでしょうか。

とはいえ、履歴書は自分の第一印象を形作る大事なものです。採用担当者に最初に見てもらう自分のアピール材料とも言えます。適当に書いてしまい、結果として内定のチャンスを棒に振るようなことは避けたいですよね。わからないことがあれば、履歴書の書き方について徹底的に問題を解決しておきたいものです。

そこで今回は、既卒の履歴書の書き方のポイントについて解説していきたいと思います。

既卒にとって履歴書は就活で困るものの一つ

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大学を卒業してその後就職せず、フリーターやニートを続けている人のことを25歳くらいまでは就職において「既卒」と呼びます。既卒は大学卒業後にストレートで就職していないからこそ、職歴や社会人経験がなく、いざ就職しようとなっても苦労することは多いと言います。

では既卒は履歴書で何に困るのか、なぜ悩みに感じるのか、理由や要因の実態を見ていきたいと思います。

空白の時間をどう説明するべきか困る

既卒の人には、ストレートに大学卒業後に就職した人と違って、「空白」の時間があることが多いです。就職せず遊んでいて、いわゆるニート状態だった、家に引きこもっていた……そんな状態がしばらく続いていることがあるのが既卒の特徴です。

もちろん就職していないとはいえ、働かなければ生活はしていけませんから、大学卒業後はアルバイトや派遣社員として仕事をしている人もたくさんいます。そのため既卒なら全員に空白の時期があるというわけではありません。ただ、既卒の場合、こういった点に悩んでしまう人はかなり多いと言います。

ちなみにニートでもなく、引きこもりでもなく、例えば夢を追っていたなどの時期がある人も多いでしょう。芸人を目指していた、漫画家になりたかったなど、夢を追うために就職しなかったという人もたくさんいるはずです。ただ、そういった夢を追っていたという正当な理由があったとしても、いざ就活で履歴書を作成するとなると、その空白の期間の説明には困ってしまうものです。

社会人経験が少ないからこそ何をアピールすれば良いのかわからない

既卒にとってネックなポイントとなるのは、社会人経験がないことです。バイトや派遣、契約社員などの非正規雇用では働いているかもしれませんが、社会人経験=正社員経験と考えられることは多いです。そのため既卒は、もう学生ではないのにも関わらず、社会人経験ゼロという不利なポイントを背負ったうえで就活しなければならなくなります。

同じ年代の第二新卒の場合は、一度社会人を経験しているため、履歴書でアピールできることもたくさんあるでしょう。実際にその経験を活かして転職を考えたという人はたくさんいるはずです。

では既卒はどうでしょうか。経験と言ってもアルバイト経験や学生時代に頑張ってきたことくらいしかありませんし、これではなかなか胸を張ってアピールできない……という人も多いでしょう。そうなれば履歴書にはとにかく何を書いて良いのかわかりませんし、ひたすら悩みに感じてしまうものです。もう就職できないかも……と現状を悲観的にとらえてしまえば、なおさら自分に自信がなくなって履歴書の自己PRは書けなくなります。

既卒者は履歴書の志望動機をどう書くべきか

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ではここからは、既卒の履歴書の書き方のポイントを具体的に整理していきたいと思います。まずは履歴書で重要になる「志望動機」の部分になります。

働く意欲が大事なので経験よりも意思をアピールする

基本的に既卒にとって大事になってくるのは、働く意欲や企業に貢献したいという熱意です。経験やスキルでは正直太刀打ちできないことが多く、無理に経験のことを取り上げても正直採用担当者には響きません。そんな誰でもできるバイトの経験のことを言われても……と思われてしまうことも多いでしょう。

そのため大事なのは、とにかく熱意のアピール。つまりはこれから頑張っていきたいという気持ちのアピールです。ただ、抽象的に「頑張りたいです」「努力していきたい」と伝えても、やる気があることは伝わりません。自分のこれまでの生活を踏まえてどう思ったのか、そこから何を頑張るのか、その頑張りを将来的に何につなげたいのかをしっかりアピールしていきましょう。

志望する企業や業界の特徴をよく分析することが大切

履歴書に書く志望動機は、どこの企業・どこの業界でも通じるようなのっぺりとしたものでは意味がありません。深みと説得力を持たせるためには、志望する企業の特徴や業界の性質などをまず研究する必要があります。

企業理念で感銘を受けたポイント、共感したポイント、事業内容で興味関心を持っているところなどを志望動機に織り交ぜていくと、熱意は伝わりやすくなります。

学歴・職歴に関連した志望動機だと説得力がある

既卒にとって、確かに職歴はあまり魅力を感じてもらえるポイントにはなりませんが、アルバイトの職歴も場合によっては志望動機に絡ませると効果的になることもあります。

職歴や学生時代に打ち込んできたことを絡ませてアピールすれば、自分のルーツを知ってもらうことで採用担当者に興味を持ってもらうきっかけになる場合もあります。志望動機により説得力を持たせることも、場合によってはできるでしょう。

既卒者は履歴書の職歴をどう書く?バイトや派遣の経験は?

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既卒にとって頭を悩ませるポイントの一つ、それは履歴書の職歴の欄です。既卒には社会人経験がないため、職歴をどう書くべきなのかは確かに迷うところでしょう。次に、履歴書の職歴の書き方のポイントを見ていきたいと思います。

アルバイトや派遣の職歴はそのまま書いて問題ない

アルバイトや派遣の職歴は、基本的にそのまま書いて問題ありません。というのも、社会人経験のない既卒は、アルバイトでも職歴などの情報があった方が人となりを把握しやすいからです。何をしてきた人なのかが分かりづらいため、既卒の就活の場合は履歴書にアルバイトや派遣で働いた職歴を書いておきます。

ただ、アルバイトを転々としてきた人は、たくさんアルバイト歴を書くことがかえってマイナスポイントになることもあります。長くやってきたアルバイトや派遣の仕事があるときは、職歴に書くといったスタンスでいると良いでしょう。

ちなみにですが、通常の新卒の就活や転職活動のときは、基本的にアルバイト経験は履歴書に書かず、新卒の場合は職歴のところは「なし」に、転職の場合は前職までの職歴を書いていきます。

ニートで空白期間がある場合は嘘を書かないように注意

ニートだった場合、もしくはアルバイト歴があまり長くない場合、つい職歴のところに嘘の情報を書いてしまう人が時にいるものです。これは絶対にやめておきましょう。基本的に就活の際に嘘をついても良いことはありません。正直に職歴なしと書くことと、後になってボロが出て嘘だとバレるのは、明らかに後者の方がマイナスです。

正直何もしていなかった、バイトは辞めたり始めたりを繰り返していた……という人は、正直に職歴のところは「なし」と書いておきましょう。間違っても嘘は書かないように注意してください。

既卒者は履歴書の自己PRで何をアピールするべきか

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では続いて、既卒は自己PRではどんなことをアピールするべきなのかを見ていきましょう。既卒にとってネックな要素の一つである自己PR。どんなことをアピールすれば……?アピールできることなんてない……と思ったときは、まず以下のポイントを心がけて自己PR欄を埋めていきましょう。

趣味や好きなこと、長所と関連させてアピールする

自己PRでも志望動機にと同じように、働く意欲や熱意をアピールすることは同じです。自己PRは自分という人間がどんな人間なのかを詳しく知ってもらうために書くところなので、既卒の履歴書では、趣味や好きなこと、長所、アルバイトや学生時代の勉強で学んだことなどと絡ませて書くのが非常におすすめです。

空白期間がある場合はこれからどうしたいのかをアピール

自己PRを埋める際には、空白期間を自分自身はどうとらえているのかに触れておくと良いかもしれません。空白期間を作ってしまいとても後悔・反省していることを踏まえて、それをどう変えていきたいと思っているのか、自分自身の決意表明と絡めてアピールしていくと良いでしょう。

採用担当者も、実際、既卒という時点で何かしらネガティブなポイントが職歴にあることはある程度わかっています。大事なのは本人がそれをどう受け止めているのか、問題視しているのか、そして今後どうするつもりなのかという点です。

自己PRを見た採用担当者が、「ニートで甘えていた時期を反省してるんだな。これだけ熱意がある人なら心を入れ換えて頑張ってくれるかも」と思えるようなアピールを意識していきましょう。

まとめ

既卒の就活では、一つの壁となるのが履歴書の作成です。履歴書の書き方がわからない、志望動機や自己PRに何を書けば良いのかわからない……と悩んでしまう人は多いでしょう。既卒は確かにアピールできる要素としての職歴を持たないため、確かに上手な志望動機や自己PRはなかなか書けないものです。

ただ、大事なのはマイナスだった過去をどう受け止めてどう変わっていきたいと思っているのか、そういった自分の熱意です。基本的に採用担当者が既卒を採用する場合は、熱意や働く意欲に魅力を感じるものです。ぜひ履歴書の書き方のポイントをしっかり押さえて、就活成功につながる鍵にしていきましょう。