1ヶ月で会社を退職したい人たちの理由はなんなのでしょうか。
やっぱり、会社というものは相性がありますからね。我慢していつまでも居座り続けるよりは、早めに決断がいいという場合もあります。
しかし、1ヶ月で退職なんてちょっといくらなんでも早すぎという感じもあります。
ほとんど、会社では、研修をみっちり行って、さあ、これからみなさん頑張って仕事をしてくださいと指導している頃です。
つまり、本格敵始動という時に、いきなりリタイアです。非常に会社にとっても迷惑……という感じがあります。
今回、1ヶ月で退職はOKなのか、などについてお話しします。
1ヶ月で退職してしまうと、転職活動にも大きく影響してしまうかもしれないですよ。1ヶ月で退職……、なおさらしっかり考えなければならないことがあります。
目次
本来1ヶ月で退職はアリ?
多くの人たちが、1ヶ月で退職と聞けば、それはないでしょうという意見を持つのではないでしょうか。
実際に、このようなことを入社した全部の人たちがしていたら、会社は大損害で、大打撃です。
ただし、逆に言えば、あなた一人程度、1ヶ月で退職しても、大したことはありませんよということかもしれません。
しかし、よく考えてください。新卒や中途採用で会社に入っても、すぐに嫌になることってあるので、仕方ないと言えば仕方ないのではないでしょうか。
仕事場の雰囲気が、自分自身にはマッチしないということもあるでしょう。そして、仕事
内容をだいたい把握するのも1ヶ月あたりで、そのとき自分にはこの仕事は合わないという判断も、その頃起こるでしょう。
1ヶ月で退職は、気まぐれ過ぎて会社には迷惑というものの、仕方ないと言えば仕方がないです。
会社に入る前には、いろいろそれぞれの人たちがイメージを抱いているでしょう。しかし、段々と、イメージが違っているということに気付くことがあります。
この会社は、抱いていたイメージとは違うとはっきりと理解できるのもだいたい1ヶ月あたりと言います。
そして、日本の場合、ゴールデンウイークがありますよね。それまで、一生懸命がむしゃらに頑張って来たのですが、だいたいどのような会社なのか把握した頃、このようなゴールデンウイークがあるとそこで気持が切断されてしまうことになります。
一生懸命頑張って来ただけに、ゴールデンウイークが終了して、会社に行きたくない病が起こることがあります。1ヶ月で退職というのも非常に理解出来るのではないでしょうか。いわゆる五月病ですよね。
でも、1ヶ月で退職してしまうと、転職活動にも大きく影響してしまうかもしれないですよ。
1 ヶ月で退職できる
そもそも、1ヶ月で退職というのはOKなのでしょうか。
結論を急げば、会社に入社して、1ヶ月で退職はno problemです。
それは日本では、職業選択の自由を保障してもらうことができているからです。
いつだって、あなたが辞めたいときには、会社というものは辞めることができるのです。
それは、民法627条に従い、1ヶ月で退職を申し出ても、2週間後に雇用契約を解除することができます。
ズバリ、会社には、それを拒否する権利はありません。
だとすれば、本当に、1ヶ月で退職する人たちって、想像している以上、多いという感じがありますよね。
1ヶ月で退職するヤツは、いい加減なヤツだ……。そんなことは、勝手に思いたいヤツに言わせておけばいいのです。
1ヶ月で退職して、再び、転職して1ヶ月で退職、また転職して、1ヶ月で退職、そして、結果、一番マッチしている会社に勤務することができればいいのですが、そんな不埒で本当に大丈夫なのでしょうか。
そんないい加減な人間を、法律が守ってくれているというのでしょうか。
1ヶ月で退職者は警戒されるかも
しかし、民法627条で1ヶ月で退職する人たちは守られているというものの、そんなに気軽なモチベーションで退職は出来ないと思いますよ。
それは、民法627条以外に、会社は会社で、会社の就業規則というものが存在して、退職についてのルールもこちら側で定められているからです。
1ヶ月で退職するにしても、就業規則のルールに従って、退職手続きは取られていくことになります。
そんなもの無視すればいい……、果たして、そんな気持でいいのでしょうか。そもそも、あなたは社会人なのですから、いくらなんだって社会的常識に従う必要があります。あなたがしなければならないのりは、会社に迷惑かけないこと、そして、正当な手続きです。
そして、1ヶ月で退職して、転職することについて考えてみましょう。転職は、果たしてスムーズに進行して行くのでしょうか。
1ヶ月で退職してしまったことで、転職に対して、少なからず影響はあるようです。
それは、次の企業が、あなたが1ヶ月で退職したことを知れば、またこの会社でも、1ヶ月で退職するのではないか……ということを警戒してしまうでしょう。
1ヶ月で退職することはもちろん会社には迷惑なことです。そして、1ヶ月で退職する人間に対して、意思が弱い、気まぐれ、根性なしなどいろいろ悪いレッテルを貼り付けてしまうことになります。
1ヶ月で退職までしなければならないこと
1ヶ月で退職であなたが何をしなければならないかということですが。
たった1ヶ月で退職なのですから、ここで引き継ぎの問題は出てこないですよね。
あなたがしなければならないのは、1ヶ月で退職した反省です。
もう1ヶ月で退職を決めた訳ですから、くよくよ後悔する必要はありませんが、反省はしっかりしなければならないでしょう。
それをしないと、また同じことを二度、三度繰り返すことになります。それを寛容に受けとめてくれる程、社会は甘くはないでしょう。
1ヶ月で退職してしまったから、今度は成功させてください。そのために、どうしてこのような事態になってしまったのか、会社分析、自己分析をしっかり行いましょう。
会社が悪いというのなら、それを知りまた似たようなタイプの会社に就職してしまうことはないでしょうか。
1ヶ月で退職はちょっと早すぎかも
1ヶ月で退職というのはちょっと早すぎかもしれません。それは、まだ、研修期間を終えた程度で実際には何も学ぶことができていないからです。
せっかくこの会社に入社したのですから、学び何かを身につけて退職というのがいいのではないでしょうか。
会社なら基本、いつでも辞めることができる訳ですから。
そして、研修が終了して、本格的に仕事を始動したとき、そこにやりがいが見つかり、会社のイメージも変わって来るかもしれません。
そのような意味でも、1ヶ月で退職という判断はそれ程妥当ではないのかもしれません。
どのような会社でも、そこからあなたが学ぶ気持でいれば、学ぶことができることは一杯あります。 基本的な業務スキルはもちろん、顧客とのコミュニケーションの方法、チームワークの重要性……、会社とは、やっぱり私達の普段の生活とは違う存在であり、社会人により構成されたシステムなのです。
あなたが学ぶ気持があれば、次へと繋げることができるでしょう。
とにかく、会社が嫌だという気持になってしまうと、1ヶ月で退職することばかり考えてしまって、こちら向きの意識をもつことがなかなか出来ません。
転職活動で面接官は、前の会社で何を学んだのかということを質問して来ます。ですから、あなたは、ここで何かを学ばねばならないということです。
1ヶ月で退職でも、成功できる転職
1ヶ月で退職する人に対して、新しい会社では、いろいろネガティブな評価を貼り付けてしまっている可能性があります。
あなたには1ヶ月で退職した理由は存在しているのかもしれませんが、特に新しい会社の面接官を納得させる言い訳が必要です。
つまり、短期間で辞めることになった正当な理由また、入社後の活躍を期待させるアピールをしっかり用意している人は、転職してもきっと成功できるでしょう。
1ヶ月で退職 転職理由は?
短期間で辞めることになった正当な理由&入社後の活躍を期待させるアピールについてしっかり考えましょう。
そのとき、短期間で辞めることになった正当な理由は人間関係と言う人たちが非常に多くいます。
面接官になんであなたは会社を1ヶ月で退職しようと思ったのですか?と聞かれて、あなたは、以前の会社では、人間関係があまり良くなくて退職しましたと、それが正当な理由かのように話すことがあるかもしれません。
しかし、それって、正当な理由ではありませんし、あなたを不利にさせる理由です。
なんで、人間関係で辞めてしまうことが不利なのかといえば、会社組織というものは、多かれ少なかれ似ているものです。以前の会社で、人間関係で退職したとすれば、この会社でも人間関係で退職してしまう可能性が充分あるということです。
つまり、人間関係のトラブルメーカーは、会社ではかなり使えない人間なのです。
それが事実でも、もっと違うまともな理由を説明しましょう。つまり、面接で話ししなければならない短期間で辞めることになった正当な理由とは、嘘も方便、「入社後の活躍を期待させるアピール」です。
「1ヶ月で退職」まとめ
いかがでしょうか。今回、1ヶ月で退職する人たちについて解説
しました。
1ヶ月で退職はOKです。辞めるのは、あなたの自由です。
しかし、もうちょっと頑張ってみませんか?
せっかく入社した訳ですし、そこから何かを学んでいただきたいのです。転職して面接官にも、前会社で、何を学んで来たのか聞かれることでしょう。
とにかく1ヶ月で退職はOKです。あなたは、退職日までの残された時間、せめて反省をし、貴重な体験をここでしていただきたいですね。