リクルート生の皆さま、毎日就職活動お疲れ様です!ob訪問は順調ですか?一生懸命やっているのに、なかなか手ごたえを感じられない…という方は、一度「質問の仕方」を見直して見た方がいいかもしれませんよ。今回は「ob訪問における適切な質問数」のお話です。
目次
質問数はどの位?ob訪問について
そもそもob訪問とは、就職希望先などの企業に所属する自分の大学のobを訪問することからそう呼ばれています。ob訪問の訪問時間は平均して1時間程度で、喫茶店などで行われることが多いようです。ob訪問は1時間と長時間であることと、人事の人間がいないことから、ざっくばらんな質問や会話で、有益な企業情報を得ることができる貴重な機会です。
【ob訪問】自分に必要な質問とは?
さて、就活において非常に重要な意味を持つob訪問ですが、どのような質問をし、どのような情報を得ることができるのでしょうか。ob訪問は就職活動において有効な手段ですが、1つ1つの質問を意味のあるものにしなければ、本当に知りたい情報を得られません。
ですので質問を考える前に、まずはob訪問での質問を通じて「自分が何を知りたいのか」を明確にしなければなりません。淡々と質問を作っていては、自分が知りたい情報の「軸」が見えてこないからです。例えば、「入社してどんな人達と働くことになるか不安」という悩みのある方は、企業の社員にどんな人間性を持った人が多いのかを知る必要があります。さらに、その人間性と自分の性格とが一致しているのかを見極める必要もあるでしょう。
このように知りたいことを明確化することで、自ずと自分に必要な質問が見えてきます。
ここでは、自分に必要なob訪問における質問を、パターン別に見ていきたいと思います。
パターン①【会社の内情や雰囲気】
多くの就活生がob訪問の質問を通じて知りたいことの1つが、会社の「雰囲気」や「内情」だと思います。やはり、働く上で最も大切なのは一緒に働く人達という事でしょう。どんなに会社の福利厚生や給料が良くても、一緒に働く人達と気が合わなければ仕事に対するモチベーションは上がりません。そういった意味では、会社選びの際には社員の雰囲気や内情を知ることが最も大切と言えます。もちろん、ob訪問でも重要なポイントになるでしょう。
ob訪問で会う社員の方は、長期に渡りその企業に勤めていて会社の内情に詳しい方ですから、会社の雰囲気を聞き出すのには最も有効的な手段だと言えます。obの方々はインターネットや情報誌では分からない会社のリアルを知っていますので、上手く情報を聞き出しましょう。また、会社や社員の雰囲気を掴むためには1人でも多くの社員に社内の雰囲気を尋ねる必要があります。なぜかというと、雰囲気に関する価値観には個人差があるからです。
ですのでミスマッチを防ぐためにも、志望度が高い企業へのob訪問では、「社内の雰囲気に関する質問」を複数人に積極的に行うと良いでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。
パターン②【詳しい業務内容】
将来どんな職業につくか迷っている学生にとって、会社がどんな業務を行っているのか事前に知ることは非常に大切と言えます。「こんな業務をしていたなんて、イメージと違った」と、入社してから嘆くようなことは避けたいですよね。納得して入社するためには、やはり業務内容に詳しくなっておく必要があります。説明会や座談会でも会社の業務内容は紹介されますが、より詳細に知りたい場合はやはりob訪問の質問の機会に聞いておきましょう。
パターン③【ワークライフバランス/プライベート】
近年注目されているワークライフバランスやプライベートの充実度についても、ob訪問で知っておくと良いでしょう。このような面において、自社の説明会で悪く言う企業はまずありません。ですので偏った企業説明会だけでは、入社の判断をするのは難しいと言えます。
ではどうしたらいいのでしょうか?「社員のホンネ」からワークライフバランスやプライベートについて聞くには、やはりob訪問が一番良い機会です。ここでの情報は入社後のプライベートの両立をイメージする糧になりますので、忘れずに聞いておきたいものです。
パターン④【就活で参考になる情報】
上述したような会社に関する情報と並行して、就職活動全般に関するアドバイスや情報もゲットしておくことが非常に大切です。obの方々は、いわば人生の先輩です。自分と同じように数年前に就職活動をし、その中で勝ち抜いてきた人たちです。また、社会人としても活躍している人たちでもあります。こうした方々の就活に関するアドバイスや情報は、非常に参考になるはずです。彼らの中には、人事部を経験してきた方もいるかもしれませんよ。
今後の就活を進めるにあたって、事前にobの方々から就職活動に関する情報を仕入れておけば、より良い就活を行うことができるでしょう。周りに気軽に聞けるようなobがいない方は、就活メンターズに登録し、オンラインやチャットで相談してみると良いでしょう。
ob訪問の質問数はどのくらいがベスト?
ob訪問を行う際の質問数は、時間に応じて用意するのが効果的です。例えば1時間もあるのに質問数が3個だけ、などでは少なすぎるでしょう。また30分しかないのに100個も用意してしまうと、ほとんど聞けずに終わってしまいます。時間配分を考えた、適切な質問数を用意する必要があるのです。一般的には、5~10個ほどの質問を用意するのがオススメです。
1つの質問にかかる時間を5分程度と仮定して、質問を揃えると良いでしょう。5分以上かかるような質問は、お互いの集中力が続きません。本命の質問に加え、予備の質問を1~2個用意しておけば、時間配分のミスにも対応でき、その場をもたせることができますよ。
ob訪問におけるオススメ質問って?
ではいよいよ、ob訪問においてウケのいいオススメ質問について見ていきましょう。質問は、4パターンに大別されます。ぜひ皆さん、次の質問を参考に準備してくださいね。
オススメ①【会社・仕事を知る質問】
企業説明会での回答や、ホームページなどの記載では、志望する会社が「○○系の商品を扱っている会社」ということしか分からない場合があります。このような時は、obに会社の利益構造や社員の業務内容を聞いて、会社の本質を見極めましょう。業務内容やタイムスケジュール、やりがいや辛かったこと、仕事をこなすコツなどを質問するのが効果的です。
質問例)「1日の流れを教えてください」
「繁忙期や閑散期はありますか?」
「入社後に必要となるスキルはありますか?」
「仕事を通じて嬉しかったこと、辛かったことはありますか?」など
オススメ②【obの人物像を知る質問】
「志望企業はどのような人材を求めているのか?」については、どの学生も知りたがっている情報でしょう。しかし、説明会で求める人物像を聞いてもいまいちピンとこない場合があります。そのような場合は、obの人物像から企業の求める人物像を探ると良いでしょう。
ob訪問に出てくるようなベテラン社員なら、会社の社風に良い意味で染まっている社員ということになります。企業が求めるスキル・人格を一定以上備えていると言えるでしょう。
質問例)「休みの日は何をされていますか?」
「入社を決意した理由は何ですか?」
「仕事をする上で重視している点は何ですか?」
「働く上でのモチベーションは何ですか?」など
オススメ③【会社の社風を知る質問】
「社風」という言葉はよく使われますが、実際のところ入社しない限りはっきりしないパターンがほとんどです。多少なりとも会社の雰囲気を知りたい人は、失礼にならない範囲で社風に関する質問をしてみましょう。obの生の言葉で、ヒントを得られる事もあります。
質問例)「研修ではどのようなことを行いますか?」
「社内の雰囲気はどのような感じですか?」
「会社の最大の魅力と言えば何ですか?」
「社内での交流は活発ですか?」など
オススメ④【選考について知る質問】
せっかくのob訪問ですので、ズバリ選考に関する質問を行うのも効果的です。ただし、100%受かる方法は存在しません。しつこく聞いて、obを困らせないように気をつけましょう。「どのように選考を乗り越えたか」を重点的に聞けば、自分も勇気づけられるようなエピソードを聞ける場合もありますよ。ぜひ皆さん、勇気を出して質問してみてくださいね。
質問例)「面接の際に気をつけることはありますか?」
「選考のプロセスはどのようなものですか?」
「書類選考を突破するコツはありますか?」
「esを書いてきたので、添削をお願いできますか?」など
ob訪問におけるNG質問って?
ob訪問において、「調べればすぐに分かる質問」「ネガティブな質問」「目的が分からない質問」「休日・福利厚生に関する質問」は低評価をもらってしまう可能性があります。例えば社員数や平均年収などはインターネットで検索すればすぐに分かりますし、離職率など退職に関する質問は前向きに取り組んでいるobにネガティブに取られてしまうでしょう。
また「ご家族は何人ですか?」「通勤中の音楽は何を聞いていますか?」などの目的が読めない質問も、避けた方が無難です。さらに「サービス残業はありますか?」「手当はどのようなものがありますか?」といった質問も、ob訪問でわざわざ聞く質問ではありません。
ob訪問における適切な質問数って?のまとめ
さて今回は、ob訪問における適切な質問数に関するお話でしたが、いかがでしたでしょうか?対応時間によって適切な質問数をイメージすることと、事前にしっかり質問内容を準備しておくことが大切と言えます。ぜひ皆さんこの記事を参考に、質問を作ってみて下さい!