インターネットの通信方式であるIPv6とIPv4。この2つの通信方式についてどちらが速いのか気になるという人はいませんか?そんな人に向けてこの記事では、IPv6とIPv4のそれぞれの速度について紹介します。また、速度測定に便利なツールや、それぞれの設定方法についてもまとめていますので、興味のある人は、ぜひご覧ください。
目次
【IPv6ではない】IPv4の速度
まずは、IPv4の速度から紹介します。
下り最高速度
最初に紹介するのは、IPv4の下り最高速度です。IPv4の下り最高速度は、76.98Mbpsです。
下り最低速度
続いては、下り最低速度です。IPv4の下り最低速度は、1.30Mbpsです。
上り最高速度
続いては、上り最高速度です。IPv4の上り最高速度は、166.41Mbpsです。
上り最低速度
続いては、上り最低速度です。IPv4の上り最低速度は、3.09Mbpsです。
最速PING値
続いては、最速PING値です。IPv4の最速PIN値は、25msです。
最遅PING値
続いては、最遅PING値です。IPv4の最遅PING値は、208msです。
【IPv4ではない】IPv6の速度
ここで、IPv6の速度を紹介します。
下り最高速度
まずは、下り最高速度です。IPv6の下り最高速度は、1039.29Mbpsです。
下り最低速度
続いては、下り最低速度です。IPv6の下り最低速度は、93.57Mbpsです。
上り最高速度
続いては、上り最高速度です。IPv6の上り最高速度は、590.31Mbpsです。
上り最低速度
続いては、上り最低速度です。IPv6の上り最低速度は、56.20Mbpsです。
最速PING値
続いては、最速PING値です。IPv6の最速PIN値は、3msです。
最遅PING値
続いては、最遅PING値です。IPv6の最遅PIN値は、27msです。
IPv4とIPv6の速度が測定できるおすすめツール
ここで、IPv4とIPv6の速度が測定できるおすすめのツールについて紹介します。
RBB SPEED TEST
まずは、RBB SPEED TESTです。RBB SPEED TESTは、上り・下り速度からPING値まで必要な情報はすべて網羅しているのはもちろんのこと、都道府県別や回線事業者別の実測値を掲載しているところが魅力となっています。
Fast.com
続いては、Fast.comです。Fast.comは、動画のストリーミングサービス「NETFLIX」が提供している速度測定ツールです。1クリックで速度の測定が開始でき、分かりやすく下り最大速度が表示されるため使い勝手も抜群です。ただし測定結果が出るのは、下り(ダウンロード)測定だけですので利用する際は注意してください。
Speedtest by Ookla
続いては、Speedtest by Ooklaです。Speedtest by Ooklaは、回線事業者情報から上り・下り速度、PING値まで必要な情報をすべて網羅しているのが特徴です。スマホのアプリでも人気が高く利用している人も多いようです。因みに表記は英語ではありますが、「GO」ボタンを押すだけですので、簡単に利用できます。
続いては、Googleです。Googleは、検索エンジンに回線速度の測定ツールが備えられています。Googleの検索窓に「インターネット 速度」と打ち込めば、検索結果の一番上に「速度テスト実行」と表示されますので、後はボタンを押すだけで測定開始。また、測定結果に応じてどれくらいの処理が可能かという目安が表示されるのもGoogleならではのメリットです。
ブロードバンドスピードテスト
続いては、ブロードバンドスピードテストです。ブロードバンドスピードテストは、使いやすさ・情報量共に優秀な速度測定ツール。表記も日本語となっていますので、始めて利用する人であっても使いやすいです。
【IPv6より速度が遅い】IPv4の設定方法
ここで、IPv4の設定方法について紹介します。
①「コントロールパネル」を表示
まずは、デスクトップ画面から、キーボードの「Windows ロゴ」キーと「X」キーを同時に押します。次に、表示されるメニューから「コントロールパネル」をクリックして開きます。次に、「ネットワークとインターネット」の項目内にある「ネットワークの状態とタスク表示」をクリックします。
➁新しい接続または「ネットワークのセットアップ」を選択
次に、「ネットワークと共有センター」の「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリックします。次に、「インターネットに接続します」をクリックし、「次へ」をクリックします。その後、「ブロードバンド(PPPoE)」をクリックします。
③「接続」を選択
次に「接続」をクリックします。すると入力する画面が表示されますので、ユーザ名欄には「guest@flets」を、パスワード欄には「guest」と入力し、「このパスワードを記憶する」にチェックを入れ、接続名欄には「サービス情報サイト」を入力します。
④デスクトップ画面右下にある「タスクバー」からネットのアイコンを選択
次に、インターネット接続のテスト画面にて、「スキップ」をクリックし、「閉じる」をクリック。次に、デスクトップ画面右下にある「タスクバー」からインターネットのマークをクリックします。最後に、「サービス情報サイト」の「接続」をクリックすれば完了です。
【IPv4より速度が速い】IPv6の設定方法
ここで、IPv6の設定方法について紹介します。
①「コントロールパネル」を表示
まずは、「コントロールパネル」を開きます。次に、「ネットワークの状態とタスク表示」→「ネットワークと共有センター」の順で進みます。
➁「アダプターの設定の変更」を選択
次に、画面左側に表示されている「アダプターの設定の変更」を選択し、IPv6を利用するネットワークデバイスを選択して右クリックし、「プロパティ」を選択します。
③「イーサネットのプロパティ」を開いて選択後、閉じる
次に、「インターネット プロトコル バージョン6(TCP/IPv6)」→「プロパティ」の順で選択し、インターネット プロトコル バージョン6(TCP/IPv6)のプロパティを表示させ、「IPv6アドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」を選択して「詳細設定」へと進みます。次に、「IP設定」タブでIPアドレスが「自動構成のみ」となっていることを確認します。次に、「DSN」タブで「プライマリおよび接続専用のDNSサフィックスを追加する」を選択し、「プライマリDNSサフィックスの親サフィックスを追加する」にチェックを付ければ完了。最後に、「ネットワーク接続」画面に戻って最終チェックを行ってください。
【速度】IPv4・IPv6でインターネットが繋がらない場合の対処法
ここで、IPv4・IPv6でインターネットが繋がらない場合の対処法について紹介します。
モデムやルーターの電源を入れ直す
まずは、モデムやルーターの電源を入れ直すという方法です。パソコンやインターネットなどの調子が悪い時は、再起動させてみるのも効果ありです。初歩的な方法ではありますが、再起動させることで改善される可能性は高いです。
ルーターに接続されている他の機器を外す
続いては、ルーターに接続されている他の機器を外すという方法です。これは、接続しているスマホやパソコンといった機器を一旦ルーターなどから外し、改めて接続を試みる方法です。もしどのデバイスでもインターネットに接続できない場合は、ネットワーク機器またはプロバイダ側に問題があるかもしれません。そんな時は、インターネットプロバイダに問い合わせてみることをおすすめします。
トラブルシューティングツールを実行する
続いては、トラブルシューティングツールを実行するということです。パソコンに付属しているトラブルシューティングツールを実行することで、接続が改善される場合があります。Windows10を利用している人は、「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」の順で進み、ウィンドウ左のリストから「トラブルシューティング」を探してクリックしてください。次に、画面右側から「インターネット接続」のトラブルシューティング項目を探してクリックします。1度クリックするとメニューが展開されるので、表示された「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリック。すると、トラブルシューティングツールが起動しますので、「インターネットへの接続に関するトラブルシューティングを行います」をクリックすれば、実行完了です。
【まとめ】自分のパソコンでIPv6またはIPv4の速度を測定してみよう
IPv6とIPv4の速度についてそれぞれ紹介しました。IPv6はIPv4と比べるとはるかに速度が速いです。ぜひ、自分のパソコンで速度を測定し、快適な通信でインターネットを楽しみましょう。