「ドコモからワイモバイルへ乗り換えようか考えている」という人もいるでしょう。そこで本記事では、ドコモからワイモバイルへ乗り換えるとどのような違いがあるのか、両社の比較をしたいと思います。
ドコモは大手キャリアの1つで、安定した通信回線と高品質なサービスが売りです。一方のワイモバイルはソフトバンクのサブブランドで、安い通信料金と比較的安定した通信サービスが売りです。
両社にどのような違いがあるのか、本記事で詳しく紹介します。
目次
まずはドコモとワイモバイルの特徴を紹介します
以下ではドコモやワイモバイルはどのような会社か紹介します。
ドコモの特徴
ドコモはNTTグループの1社で、日本を代表する大手通信会社です。格安SIM各社に積極的に通信設備を貸し出しており、多くの格安SIMではドコモの通信回線を利用できるので不調です。
2022年にドコモは5G対応の大容量高速通信プランを新設。他社と比較してもシンプルで安心感のある通信サービスが特徴です。
ワイモバイルの特徴
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドです。格安SIM並みに通信料金が安く、通信サービスは大手企業並みに良いことで評判です。
ソフトバンクグループが運営している通信会社で、格安SIMでは珍しく国内通話かけ放題オプションを提供しているのが魅力的です。
ドコモとワイモバイルの料金プランを紹介します
以下ではドコモとワイモバイルの料金プランについて紹介します。
ドコモの料金プラン
ドコモの料金プランは下記のとおりです。
下記でご紹介する料金プランの内容は2022年4月現在のドコモ公式サイトに基づいています。
【5Gギガホ】
月額料金(2年契約なし) | 7,650円/月 |
利用可能データ量 | 100GB/月 |
国内通話料 | ・家族間通話無料
・家族以外は20円/30秒 |
音声オプション | ・かけ放題:1,700円
・5分かけ放題:700円 |
その他 | キャンペーン期間中はデータ量無制限 |
参考:ドコモ
【5Gギガライト】
利用可能データ量:月額料金(2年契約なし) | ~1GB:3,150円/月
~3GB:4,150円/月 ~5GB:5,150円/月 ~7GB:6,150円/月 |
国内通話料 | ・家族間通話無料
・家族以外は20円/30秒 |
音声オプション | ・かけ放題:1,700円
・5分かけ放題:700円 |
その他 | 7GB超過後は最大送受信速度128kbpsまで制限されます。 |
参考:ドコモ
【ギガホ】
月額料金(2年契約なし) | 7,150円/月 |
月額料金(2年契約あり) | 6,980円/月
※更新月以外の解約金:1,000円 |
利用可能データ量 | 30GB/月 |
国内通話料 | ・家族間通話無料
・家族以外は20円/30秒 |
音声オプション | ・かけ放題:1,700円
・5分かけ放題:700円 |
その他 | ・キャンペーン期間中はデータ量60GB/月
・データ容量超過後は送受信最大1Mbpsまで制限されます。 |
参考:ドコモ
【ギガライト】
利用可能データ量:月額料金(2年契約なし) | ~1GB:3,150円/月
~3GB:4,150円/月 ~5GB:5,150円/月 ~7GB:6,150円/月 |
利用可能データ量:月額料金(2年契約あり) | ~1GB:2,980円/月
~3GB:3,980円/月 ~5GB:4,980円/月 ~7GB:5,980円/月 |
国内通話料 | ・家族間通話無料
・家族以外は20円/30秒 |
音声オプション | ・かけ放題:1,700円
・5分かけ放題:700円 |
その他 | 7GB超過後は最大送受信速度128kbpsまで制限されます。 |
参考:ドコモ
ワイモバイルの料金プラン
Y!モバイルの料金プランは下記のとおりです。
下記でご紹介する料金プランの内容は2022年4月現在のY!モバイル公式サイトに基づいています。
【スマホベーシックプラン】
プラン | S | M | R |
月額料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
新規割(契約月の翌月~6か月間) | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
おうち割光セット(A)もしくは家族割引サービス(2回線目以降)適用 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
月額データ通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
通話料 | 1回10分以内なら国内通話無料(10分超過時は30秒ごとに20円) |
参考:Y!モバイル
【データベーシックプラン】
月額通信費 | 高速データ通信量 | 速度制限 | |
データプランS | 1,980円/月 | 1GB/月 | 高速データ通信量超過後は最大通信速度128kbps |
データプランL | 3,696円/月 | 7GB/月 |
参考:Y!モバイル
【スーパーだれとでも定額】
Y!モバイルが提供する「スーパーだれとでも定額」オプションを契約すると、他社携帯電話や固定電話への国内通話が無料になります。
対象料金プラン | ・スマホベーシックプラン
・スマホプラン ・ケータイベーシックプランSS ・ケータイプランSS ・ケータイプラン |
申し込み | 必要 |
月額料 | ケータイプラン:1,500円
その他:1,000円 |
参考:Y!モバイル
【データ増量オプション】
Y!モバイルではデータ通信量を割安でチャージできる「データ増量オプション」が提供されています。
対象料金プラン | ・スマホプラン
・スマホベーシックプラン |
申し込み | 必要 |
月額料 | 500円/月(初月無料) |
参考:Y!モバイル
追加されるデータ通信量は契約しているプランによって異なります。
プラン名 | スマホベーシックプランS | スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランL |
通常の通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
増量後の通信量 | 4GB
(500MB×2回) |
12GB
(500MB×6回) |
17GB
(500MB×6回) |
参考:Y!モバイル
ドコモとワイモバイルのメリット・デメリット
以下ではドコモとワイモバイルの長所と短所について紹介します。
ドコモのメリット・デメリット
ドコモは高品質な通信サービスが特徴ですが、一方で他の通信キャリアと比べて、低価格帯の通信プランに弱みがあります。
ドコモのメリット:高品質な通信サービスが利用できる
ドコモは他の大手キャリアと同じく5G通信サービスを利用できます。また格安SIMと比較して、お昼時間帯などの混雑時に速度制限がかかりにくいので、いつでもどこでも高品質なデータ通信を利用できます。また他の大手キャリアと比較して、テザリングを無料で使い放題という点は、大きな魅力です。
通信事業者としての歴史も長く、安定感では日本トップクラスの通信キャリアと言って良いでしょう。
ドコモのデメリット:低価格プランが少ない
ドコモのいまいちなポイントを挙げるとすれば、低価格通信プランが少ないことです。ギガライトを選択してあまり通信しなければ、割安に通信料金を抑えることもできます。しかしそもそもあまり通信しないのであれば、ドコモよりも格安SIMを契約した方がお得です。
auはUQモバイル、ソフトバンクはワイモバイルといったサブブランドがありますが、ドコモにはサブブランドとしての通信キャリアがありません。
スマートフォンを外出先でかなり利用するヘビーユーザーにとってドコモお勧めですが、あまりデータ通信を利用しない人にとっては割高なキャリアかもしれません。
ワイモバイルのメリット・デメリット
モバイルは格安SIMの中では比較的サービス内容が充実しています。一方で格安SIMの中では通信料金はやや高く、大手キャリアよりも通信サービスも充実していないというデメリットもあります。
ワイモバイルのメリット:大手キャリアより月額料金が安くて高品質
ワイモバイルを契約すれば、大手通信キャリアの約半額ぐらいは通信費を節約することができるでしょう。また月額1,700円で国内通話かけ放題オプションを選択できるのも大きな強みです。
格安SIMでは国内通話かけ放題オプションに対応している事業者が少ないです。通信費を抑えつつ音声通話もたくさん利用したいという人は、ワイモバイルを契約してみてはいかがでしょうか。
ワイモバイルのデメリット:他社格安SIMより料金が高く、大手キャリアより通信品質は劣る
ワイモバイルの弱みを挙げるとすれば、格安SIMの中では通信料金が比較的高めであることです。割引を利用できなければ月々2,000円以上の通信費がかかります。これは格安SIMの中では比較的高い通信費といえます。
ある程度たくさんスマートフォンを利用する人なら良いですか、あまりデータ通信を利用しない人は割高といえます。他の格安SIMでは月々1,000円台から音声通話SIMを契約できます。とにかく安さを求めている人は、他の格安SIMを検討してみてはいかがでしょうか。
ドコモとワイモバイルのMNP転出手順を解説
以下ではドコモやワイモバイルからMNP転出する方法を紹介します。
ドコモからMNP転出する手順
ドコモからMNP転出する場合は、MNP予約番号を下とする必要があります。
ドコモからMNP番号を取得する方法は、電話で申請するか、ドコモショップへ行って申請するか、インターネット経由で申請する方法が挙げられます。
1番オススメなのは電話でMNP予約番号を申請する方法です。
実店舗へ来店する必要もなく、インターネットのように自分で操作をする必要もないので、非常に楽です。
ドコモインフォメーションセンターへ電話することで、MNP予約番号を取得することができます。詳しくはこちらをご確認ください。
ワイモバイルからMNP転出する手順
ワイモバイルからMNP転出する場合も、ドコモと同じようにMNP予約番号を取得する必要があります。こちらも同じように、ワイモバイルからMNP予約番号を取得するには、電話するか実店舗へ来店するか、インターネットから申請する必要があります。
やはりワイモバイルカスタマーセンターへ電話することが1番確実で手っ取り早い方法です。ワイモバイルカスタマーセンターの詳細についてはこちらをご確認ください。
まとめ:ドコモとワイモバイルはどちらもおすすめ!
いかがでしたか。
ドコモやワイモバイルがいかに魅力的なサービスか分かりましたね。高品質なサービスを求めるならドコモ、通信料金を下げつつ音声通話やデータ通信の安定性を重視するならワイモバイルとの契約をおすすめします。
MNP転出も手軽に行えますし、2年縛りによる違約金も以前より緩いものに変わりつつあります。これを機にドコモやワイモバイルへの乗り換えを考えてみませんか。