ワイモバイルとソフトバンクの違いを知りたいという人もいるでしょう。本記事ではソフトバンクとワイモバイルの違いについて紹介します。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという位置づけで、ソフトバンクよりも低価格な月額料金と格安スマホを中心に取り扱っているという違いがあります。一方でソフトバンクはハイエンドスマホや魅力的な通信プランが提供されています。
ワイモバイルとソフトバンクには他にも細かい違いがあるので、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
ワイモバイルとソフトバンクの料金プランの違い
以下ではワイモバイルとソフトバンクの料金プランの違いについて紹介します。
ワイモバイルの料金プラン
Y!モバイルの料金プランは下記のとおりです。
下記でご紹介する料金プランの内容は2022年4月現在のY!モバイル公式サイトに基づいています。
【スマホベーシックプラン】
プラン | S | M | R |
月額料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
新規割(契約月の翌月~6か月間) | 1,980円 | 2,980円 | 3,980円 |
おうち割光セット(A)もしくは家族割引サービス(2回線目以降)適用 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
月額データ通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
通話料 | 1回10分以内なら国内通話無料(10分超過時は30秒ごとに20円) |
参考:Y!モバイル
【データベーシックプラン】
月額通信費 | 高速データ通信量 | 速度制限 | |
データプランS | 1,980円/月 | 1GB/月 | 高速データ通信量超過後は最大通信速度128kbps |
データプランL | 3,696円/月 | 7GB/月 |
参考:Y!モバイル
【スーパーだれとでも定額】
Y!モバイルが提供する「スーパーだれとでも定額」オプションを契約すると、他社携帯電話や固定電話への国内通話が無料になります。
対象料金プラン | ・スマホベーシックプラン
・スマホプラン ・ケータイベーシックプランSS ・ケータイプランSS ・ケータイプラン |
申し込み | 必要 |
月額料 | ケータイプラン:1,500円
その他:1,000円 |
参考:Y!モバイル
【データ増量オプション】
Y!モバイルではデータ通信量を割安でチャージできる「データ増量オプション」が提供されています。
対象料金プラン | ・スマホプラン
・スマホベーシックプラン |
申し込み | 必要 |
月額料 | 500円/月(初月無料) |
参考:Y!モバイル
追加されるデータ通信量は契約しているプランによって異なります。
プラン名 | スマホベーシックプランS | スマホベーシックプランM | スマホベーシックプランL |
通常の通信量 | 3GB | 9GB | 14GB |
増量後の通信量 | 4GB
(500MB×2回) |
12GB
(500MB×6回) |
17GB
(500MB×6回) |
参考:Y!モバイル
ソフトバンクの料金プラン
ソフトバンクの料金プランは下記のとおりです。
下記でご紹介する料金プランの内容は2022年4月現在のソフトバンク公式サイトに基づいています。
【メリハリプラン】
基本プラン(音声) | 980円/月 |
データプランメリハリ(最大50GB/月+対象アプリのカウントフリーサービス) | 6,500円/月 |
5G基本料 | 1,000円/月 |
通話オプション(任意) | ・準定額オプション+:800円
・定額オプション+:1,800円 |
半年おトク割(6ヶ月) | -1,000円/月 |
5G無料キャンペーン(2年間) | -1,000円/月 |
おうち割 光セット(対象者のみ) | -1,000円/月 |
みんな家族割+(対象者のみ) | 2人で利用:-500円/月
3人で利用:-1,500円/月 4人以上で利用:-2,000円/月 |
カウントフリー対象サービス | YouTube 、Amazon Prime Video、Abema TV、TVer、GYAO!、kurashiru、Hulu、スタディサプリ/スタディサプリ English、AR SQUARE、VR SQUARE、FR SQUARE、バスケットLIVE、LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok |
勝手に1,500円割引サービス
(カウントフリー対象サービス含め、月のデータ通信量が2GB以下の場合) |
-1,500円/月 |
特記事項 | 時間帯による通信速度制限あり |
【ミニフィットプラン】
データミニフィットプラン | ・~1GB:3,000円/月
・~2GB:5,000円/月 ・~5GB:6,500円/月 |
基本プラン(音声) | 980円/月 |
通話オプション(任意) | ・準定額オプション+:800円/月
・定額オプション+:1,800円/月 |
半年おトク割(6ヶ月間) | -1,000円/月 |
ネットとセットで(おうち割 光セット)(対象者のみ) | -1,000円/月 |
特記事項 | 5GB超過後は送受信最大128kbpsまで速度制限が発生します。
(データチャージで速度制限は解除可能) |
【スマホデビュープラン】
4Gスマホの場合 | 5Gスマホの場合 | |
データプラン1GB | 1,500円/月 | 1,500円/月 |
基本プラン(音声) | 980円/月 | 980円/月 |
5G基本料 | – | 1,000円/月 |
準定額オプション+(通話オプション) | 800円/月 | 800円/月 |
1年おトク割 | -1,000円/月 | -1,000円/月 |
5G無料キャンペーン(2年間) | – | -1,000円/月 |
小容量割 | -1,300円/月 | -1,300円/月 |
特記事項 | ガラケーからスマホへのりかえ(MNP)もしくは機種変更の方のみ契約可能 |
【通話オプション】
- 準定額オプション+:1回5分以内の国内通話が何度でもかけ放題
- 定額オプション+:24時間いつでも国内通話かけ放題
ワイモバイルとソフトバンクの細かい違い
以下ではワイモバイルとソフトバンクの細かい違いについて紹介します。
最新ハイエンド端末を取り扱っているソフトバンク
最新のiPhoneなど、最先端のハイエンドスマートフォンを取り扱っているのはソフトバンクです。ワイモバイルでもスマートフォンを購入できますが、格安スマホが中心となります。
通信サービスとハイエンドスマートフォンをセットで購入したい人は、ソフトバンクでの契約をお勧めします。
ワイモバイルでもスマートフォンを持ち込めば通信できますが、APN設定やSIMロック解除等をする必要があります。またスマートフォンを持ち込んで利用する場合は、キャリアでの分割払い購入といったこともできないので、スマートフォンを購入する場合は一括支払いか、クレジットカードの分割払いを利用することが求められています。
格安で国内通話かけ放題オプションを利用できるワイモバイル
ワイモバイルは国内通話かけ放題になる通話オプション「スーパーだれとでも定額」が提供されています。格安SIMでは音声通話オプションが用意されていない通信キャリアも多いため、国内通話完全かけ放題に対応しているワイモバイルは非常に優れているといえます。
スマートフォンでかけ放題オプションを利用する場合は、月々1000円追加するだけで国内通話がかけ放題になります。通信費を抑えつつスマートフォンで音声通話をたくさん利用する人は、ワイモバイルでの契約をお勧めします。
キャリアメールアドレスがワイモバイルとソフトバンクで違う
残念ながらソフトバンクのキャリアメールはワイモバイルで引き続き利用できません。
ワイモバイルでメールを利用するなら、ワイモバイルで発行されているキャリアメールもしくはフリーメールを利用しましょう。
ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えでもSIMロック解除は必要
同じソフトバンク回線だから、ソフトバンクで購入したスマートフォンならワイモバイルでもSIMロックを解除せずに利用できると思うかもしれません。
しかし残念ながら、ワイモバイルでソフトバンクのスマホを利用するには、SIMロック解除が必要となるパターンが多いです。詳しい対象端末はソフトバンク公式ページを確認ください。
ソフトバンクとワイモバイルの魅力の違いを紹介
以下ではソフトバンクとワイモバイルの魅力はどう違うのか紹介します。
高品質サービスを求めるならソフトバンクがおすすめ
5Gプランやカウントフリーなど、高品質なデータ通信サービスを求めるならソフトバンクとの契約をお勧めします。
ソフトバンクのメリハリプランを契約すれば、月々50GBのデータ通信容量に加えて対象アプリの通信費がカウントフリーとなります。メリハリプランを契約するほとんどの人は、通信容量に悩まされる事はないでしょう。
メリハリプランになって速度制限される可能性が出てきた点は少し残念ですが、それでもワイモバイルなどの格安SIMと比較すれば、比較的安定した高品質データ通信回線といえます。スマートフォンを外出先でたくさん利用するヘビーユーザーは、ソフトバンクとの契約をお勧めします。
コスパの良さを求めるならワイモバイルがおすすめ
月々50GBもデータ通信を利用しないという人は、ワイモバイルとの契約をお勧めします。ワイモバイルならデータ容量上籠も最大送受信速度1Mbpsで通信できます。これは、インターネットサーフィンなら快適にできる通信速度です。YouTubeでも標準画質なら視聴できるくらい通信速度が速いです。
外出先で大量にデータ通信を利用しないのであれば、ソフトバンクと契約するよりもお得に通信費を抑えることができます。音声通話かけ放題や通信品質を確保しつつ通信コストを下げたい人は、ワイモバイルとの契約をお勧めします。
違いが分かったら乗り換えよう!ソフトバンクとワイモバイルのMNP転出方法
以下ではMNP転出手続きについて、具体的に紹介します。
ソフトバンクのMNP転出手続き
ソフトバンクからMNP転出を行うなら、まずはMNP予約番号を取得する必要があります。MNPしたく予約番号は電話、MySoftBank、ソフトバンクショップから発行可能です。電話で予約するとすぐに済むので、できれば電話での予約番号申請をお勧めします。
ソフトバンクのMNP転出予約番号手続きの問い合わせ先はこちらをご確認ください。
ワイモバイルのMNP転出手続き
ワイモバイルからMNP転出する場合も、MNP予約番号を取得する必要があります。ワイモバイルでMNP予約番号を取得するには、通話での問い合わせ、ワイモバイルショップでの問い合わせ、インターネット上での問い合わせが必要になります。
電話で問い合わせるとすぐに手軽にできるので、まずはワイモバイルの問い合わせ窓口へ、電話で連絡してみることをお勧めします。詳しい問い合わせ先はこちらを確認ください。
まとめ:ソフトバンクとワイモバイルの違いは大きくありません
いかがでしたか。
ソフトバンクとワイモバイルは同じソフトバンク回線ですが、通信プランやサービスには細かい違いが多くありましたね。通信費を節約したい人はワイモバイル、高品質サービスを求めている人はソフトバンクの利用をおすすめします。
MNP転出手続きはだれでも簡単にできます。現在利用している通信回線に不満があるなら、この機会に乗り換えてみてはいかがでしょうか。