キャリアから格安スマホへの乗り換えを検討しているという人も多いと思います。ですが、格安スマホへ乗り換えると、今までつかっていた機能はどうなるのかと不安を抱いている人も少なくありません。特に利用することの多いメールアドレスはそのまま利用可能なのかと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、キャリアからの乗り換えでメールアドレスはどうなってしまうのかを徹底解説。気になる人は、ぜひご覧ください。
目次
格安スマホでキャリアのメールアドレスは利用できない
キャリアから格安スマホへ乗り換えるとメールアドレスはどうなってしまうのか。キャリアで利用しているメールアドレスには「@docomo.ne.jp」というものですが、このメールアドレスは、結論から言うと格安スマホでは利用できません。何故なら、乗り換えた時点で、キャリアのスマホではなくなるからです。では、格安スマホではどのようなメールアドレスを利用することになるのか。詳しくは次で紹介します。
格安スマホで利用できるメールアドレス
格安スマホで利用可能となるメールアドレスについてここで紹介します。利用可能となるのは3種類です。
Gmail
一つ目は、Gmailです。Gmailは、「@gmail.com」の形。Googleが提供しているメールアドレスです。gmailは、どのスマホやパソコンからもログインができ無料で使うことができます。「マルチログイン」と呼ばれるサービスを使うことで、2つのGmailが同時に活用できるため、仕事用とプライベート用に分けることも可能。1通のメールあたり25MBまでのデータを添付することができるため、大量のデータ送信にも一役買います。
Yahoo!メール
二つ目は、Yahoo!メールです。Yahoo!メールは、「@yahoo.co.jp」の形。Yahoo! JAPANが提供しているメールアドレスです。Yahoo!メールもGmail同様、無料で利用でき、どのスマホやパソコンからもログインが可能。1つのYahoo! JAPAN IDに対して最低10個のメールアドレス作成ができ、作成方法もとても簡単。また、迷惑メールの対策も万全なため、トラブルに巻き込まれるリスクを減らすこともできます。
通信事業者の固定メール
三つ目は、通信事業者の固定メールです。これは、契約する通信事業者それぞれから提供されるメールアドレス。そのため、アドレスの形も異なります。現在独自のメールアドレスを持っている通信事業者は7社ほど。それ以外の通信業者で契約をすると、上記2つのフリーメールを使うことになります。
【格安スマホ】フリーメールアドレスのメリット
ではここで、格安スマホで利用するフリーメールアドレスのメリットについて紹介します。
複数のアドレスを使い分けることができる
一つ目のメリットは複数のアドレスを使い分けることができるということです。上記で紹介したYahoo!メールを見ても分かるように、フリーメールは一つのIDで複数のアドレスを持つことができます。そのため、人によって使い分けるのもおすすめです。
いざとなったら使い捨てができる
二つ目のメリットは、いざとなったら使い捨てができるということです。例えば、イベント運営や学校のPTA活動など、期間限定で利用したい場合、使わなくなったら使い捨てができます。また広告が多すぎて困るといった場合でも、この方法であればすぐにその悩みを解消することができます。
関連サービスが利用できる
三つ目のメリットは、関連サービスが利用できるということです。上記のGmailやYahoo!メールなどのメールアカウントを取得しておくと関連サービスが利用できます。また、サイト上でウイルススキャンを行ってくれるメールサービスもあるため、ウイルス感染のリスクも抑えることができます。
インターネット環境であればどこからでも利用可能
四つ目のメリットは、インターネット環境があればどこからでも利用可能ということです。フリーメールにスマホ用のアプリを入れておくと、WEBブラウザー経由でチェックするよりも手軽にアクセスできます。
【格安スマホ】フリーメールアドレスのデメリット
ここで、フリーメールのデメリットを紹介します。
サービスが終了してしまう場合がある
一つ目のデメリットは、サービスが終了してしまう場合があるということです。ある日突然終了してしまうということはありませんが、サービスを提供している通信事業者の都合によっては、終了してしまう場合があります。その場合は、他のメールアドレスに切り替えるしかありません。
容量制限がある
二つ目のデメリットは、容量制限があるということです。フリーメールは、各社のメールサーバー上に保存されているメールのため、容量制限があります。この容量は各社で異なりますが、容量がいっぱいになるとメールが受信できなくなるので、不要なメールは定期的に削除しておいたほうが良いでしょう。また、メールに添付するデータが大きすぎると、送受信ができないこともありますので注意してください。
迷惑メールの振り分けミスがある
三つ目のデメリットは、迷惑メールの振り分けミスがあるということです。これは、時々起きてしまう現象ではありますが、迷惑メールフォルダに振り分けられたメールは、一定期間後に削除されます。もしそのメールがとても大切な内容であったのならば消える前に確認をしなければなりません。そうならないためにも、たまにはフォルダ内をチェックしておくことも必要です。
キャリアと同等のメールアドレスが利用できる格安スマホ事業者
ではここで、キャリアと同等のメールアドレスが利用できる格安スマホ事業者を紹介します。紹介するのは「Y!mobile」と「UQ mobile」です。
Y!mobile
まずは、Y!mobileです。Y!mobileでは、「@yahoo.ne.jp」もしくは「@ymobile.ne.jp」のメールアドレスが使えます。Y!mobileは独自の回線を利用している格安スマホ。メールサービスは月額料金無料で利用できます。通信速度も安定しており、格安スマホとしてのサービスも充実しています。スマホプランは3つ用意されていて、月額料金は2,138円~利用できます。また、スマホプランS/M/Lには、10分以内の国内通話かけ放題がついていますし、オプションのスーパーだれとでも定額をつければ、時間無制限で国内通話がかけ放題となります。
UQ mobile
続いてUQ mobileです。UQ mobileは、au回線を使っている格安スマホ。メールアドレスは「@uqmobile.jp」の形となり、月額216円で利用できます。プランは、「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」の2つ。おしゃべりプランは、5分以内の国内通話かけ放題、ぴったりプランはS/M/Lに対応した無料通話分がついてくる内容です。UQ mobileもY!mobile同様、通信速度が安定します。また、余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができるため、無駄がありません。
キャリアのメールアドレスをそのまま格安スマホで使う方法
ではここで、キャリアのメールアドレスをそのまま格安スマホで使う方法について紹介します。
キャリアの契約を残す
一つ目は、キャリアの契約をそのまま残すという方法です。これは、キャリアの契約をそのまま残し、格安スマホを別に契約するという方法です。この場合、キャリアメールはキャリアの契約が残っていることから、継続して利用できます。
携帯電話を2台持ちする
二つ目は、携帯電話を2台持ちするということです。これも上記のキャリアの契約を残すと同じ方法。1台はキャリアのスマホ、もう1台は格安スマホにすることで、キャリアメールを継続して利用することができます。
WEBブラウザで確認する
三つ目は、WEBブラウザで確認するという方法です。キャリアでは、キャリアメールをパソコン画面で見るサービスを用意しています。ドコモではドコモメールブラウザ版があり、auではWebメール、ソフトバンクではS!メールどこでもアクセスがあります。ガラケーとスマホの2台持ちをすることなくキャリアメールを管理できため非常に便利。料金はドコモとauはそれぞれ無料、ソフトバンクが月額400円となっています。
フリーメールへ転送する
四つ目は、フリーメールへ転送するという方法です。キャリアメールは、格安スマホ契約している端末のフリーメールに転送することができます。転送設定することで、わざわざ2台持ちする必要はありませんし、格安スマホ契約している端末のみ所持してキャリアメールを確認できるため安心です。 ただし注意してほしいのは、フリーメールへ転送する場合、受信にタイムラグが発生するため、転送の設定にやや手間がかかります。
【まとめ】格安スマホではフリーのメールアドレスを
格安スマホのメールアドレスについて紹介しました。格安スマホではキャリアのメールを基本利用することはできませんが、裏ワザを利用すれば使うことは可能です。どうしてもキャリアメールでないと駄目、でも格安スマホへ乗り換えたい、とお考えの人は、今回紹介した方法を試してみてください。