ポケットWi-Fi(モバイルルーター)探しに悩んでいる人へ、本記事ではポケットWi-Fi(モバイルルーター)の概要とおすすめのルーターを紹介しています。
目次
おすすめ比較前に!ポケットWi-Fi(モバイルルーター)の違いとは?
まずはポケットWi-Fiとモバイルルーターの違いについてチェックしましょう。
ポケットWi-Fiとモバイルルーターの違いをチェック
結論ですが、ポケットWi-Fiもモバイルルーターもどちらもほぼ同じ意味です。
ポケットWi-Fiとは
ポケットWi-FiとはY!モバイル(旧イーモバイル)が発売したモバイルルーターの商品名です。つまり、ポケットWi-Fiとはモバイルルーターの商品の1つです。
モバイルルーターとは
モバイルルーターとは、持ち運びできるデータ通信サービスです。スマートフォンのように、外出中でもデータ通信を無線でできるのが魅力です。
一方でスマートフォンとは異なり、モバイルルーターはあくまで電波を”中継する”のが役割です。モバイルルーターを通してパソコンやタブレットをインターネットに接続するのが、モバイルルーターの主な役割です。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)にはWiMAX 2+がおすすめ
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)として有名なのが「WiMAX」です。
WiMAXはUQ Communicationsが提供するモバイルルーターで、スマホとは異なる独自の電波規格を利用し、ほとんどデータ使い放題の通信プランと安定かつ高速なデータ通信品質が魅力的です。
じつはWiMAXには「WiMAX 2+」というサービスがあり、現在はこちらが主流となっています。「WiMAX」サービス自体は2022年3月末をもって終了し、以降はWiMAX 2+に対応したルーターと通信プランに移行する必要があるので注意しましょう。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のメリット・デメリット
以下ではポケットWi-Fi(モバイルルーター)のメリット・デメリットを紹介します。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のメリット
モバイルルーターの一番のメリットは、どこでも持ち運べるのに上質なサービス内容であることです。
スマートフォン向け通信プランと異なり、モバイルルーターは大容量通信プランがお得に利用可能。さらに格安SIMと異なり、時間帯による速度制限も滅多に発生しません。
外出が多い人や出張・転勤が多い人は、モバイルルーターは必須アイテムといえます。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のデメリット
一方でモバイルルーターの最大のデメリットは「環境によって通信速度が低下しやすい」ことです。
とくにWiMAXの場合は遮蔽物があると通信速度が低下しやすく、室内利用にあまり向いていません。また通信可能エリアもスマホに比べて狭く、場所によってはデータ通信できないこともあります。
また、どのモバイルルーターにも言えることですが、固定回線と異なりデータ通信しすぎると速度制限がかかるリスクがあります。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめを徹底比較
以下ではポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめを、特徴を挙げながら紹介します。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめ比較1:カシモWiMAX
カシモWiMAXの特徴は「月額料金の安さ」です。ルーターは新古品を利用しているので、月額料金を抑えることができます。
また他のプロバイダと異なり、キャッシュバックなどを利用せずとも月額料金が安いので、安心して利用できるのもポイントです。
【カシモWiMAXの特徴】
- 端末代が0円
- 契約初月は1,380円で利用可能
- 最安プランで選べるルーターはWX05のみ
カシモWiMAXを契約するときの決め手は「受け取り方法が複雑なキャッシュバックは避けたい」「ルーターが新古品で少し古くても我慢できるか」によります。
月額料金が単純に安いという安心感はありますが、ルーターが少し古かったり、他のプロバイダと比較すると必ずしも月額料金が最安というわけではない点に注意しましょう。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめ比較2:どんなときもWiFi
どんなときもWiFiの特徴は「名前のとおり、(ほぼ)どこでも利用できるモバイルルーター」であることです。
【どんなときもWiFiの特徴】
- データ制限がない
- ほぼ日本国内全域で通信可能
- シンプルな料金(月額3,480円)
- 131カ国でそのまま利用可能
どんなときもWiFiはドコモ・au・ソフトバンクの回線を利用しているので、日本3大通信キャリアが対応している通信エリアであれば通信可能です。
またデータ通信制限がWiMAXよりもかかりにくく、料金プランが非常にシンプルなのもポイント。また面倒な手続きをしなくても海外でサービスを利用できるのも良いですね。
ただしあまりに大量のデータ通信を利用すると規制がかけられるリスクもあります。また海外料金は別プランとなりますので注意が必要です。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめ比較3:GMOとくとくBB
GMOとくとくBBの魅力はなんといっても高額なキャッシュバック。キャッシュバック金額の多額さでは他のプロバイダの追随を許しません。キャッシュバックを受け取れば、実質的なWiMAX利用料は全プロバイダの中でも最安クラスです。しかし注意点もあるので気をつけましょう。
【GMOとくとくBBの特徴】
- キャッシュバック金額が全プロバイダでトップクラス
- ただしキャッシュバック受け取り手続きは「契約11ヶ月目に」「GMOから提供されたメールアドレスに送信され」「メール送信日の翌月末までにキャッシュバック受け取り手続きを完了」する必要がある。
- キャッシュバック受け取り手続きを忘れた場合、キャッシュバックを受け取れなくなる。
GMOとくとくBBを契約するときに決め手は「キャッシュバック受け取り手続きを忘れないかどうか」にかかっています。どうしてもキャッシュバック受け取りが不安な人は、下記の別プロバイダでの契約をおすすめします。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめ比較4:イモトのWiFi
イモトのWiFiの特徴は「海外利用に特化したモバイルルーター」であることです。
自宅への宅配や店舗での受け取りはもちろん、空港にも公式ショップがあるため当日レンタルも可能です。
【イモトのWiFiの特徴】
- 1日680円から海外でデータ通信可能
- 空港での当日レンタルにも対応
イモトのWiFiを利用するときの決め手は「海外旅行(出張)中だけモバイルWiFiルーターを利用したい」かどうかです。
格安SIMは海外データ通信に対応していませんし、大手キャリアと契約しても国際ローミング料金は高額になりがちです。そんなときにイモトのWiFiを活用すれば、必要な時にピンポイントで、コストを抑えつつ海外でデータ通信できます。
たまの海外旅行時にデータ通信を利用したいのであれば「イモトのWiFi」がおすすめです。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめ比較5:BIGLOBE WiMAX 2+
BIGLOBE WiMAXの特徴はなんといっても「最低利用期間が1年のプランに対応」している点です。他のプロバイダだと2年、3年契約が当たり前。契約期間未満で解約する場合は解約料が発生してしまいます。
一方のBIGLOBE WiMAXであれば、以下のような特徴があります。
【BIGLOBE WiMAXの特徴】
- 1年以内の解約料は1,000円。2年目以降は解約料が不要。
- キャッシュバックの受け取り期間が短い
- 口座振替にも対応
- 長期契約する場合は、あまりお得じゃない
以上のことから、BIGLOBE WiMAXを契約するときの決め手は「お試しで1年ぐらいWiMAXを利用したい」と思っているかどうかによります。1年ぐらいWiMAXが必要という人にBIGLOBE WiMAXはおすすめです。その反面「WiMAXを長期的に長く利用したい」と考えている人にはあまりおすすめできません。
おすすめ比較じゃ物足りない?自分に合ったポケットWi-Fi(モバイルルーター)を見つける方法
以下では自分に適したモバイルルーターを見つける方法について解説します。
契約しているスマホのキャリアから選ぶ
一番手っ取り早い方法が、自分が契約しているスマホのキャリアが提供しているモバイルルーターを契約することです。
こちらは必ずしも料金的にお得とは限りませんが、スマホと同時利用することで割引を受けられたりといったメリットもあります。
通信に対応している地域から選ぶ
WiMAXの電波が届いていないエリアに住んでいる人は、通信に対応しているモバイルルーターを選ぶのも一つの方法です。
通信可能エリアはそのモバイルルーターの公式ページから確認できるのでチェックしましょう。
海外利用するかどうかで選ぶ
海外に行く機会が多い人は、モバイルルーターが海外利用できるかどうかで選ぶのも良いでしょう。
またモバイルルーターのレンタルサービスの場合、空港で受け取れるルーターもあります。
自宅で利用するかどうかで選ぶ
自宅でおもに利用している人は、最新のモバイルルーターを選びましょう。
とくにWiMAXの場合、最新のルーターのほうが室内でも電波受信しやすくなっております。ルーターはできるだけ最新のモデルを選ぶことをおすすめします。
比較の盲点!ポケットWi-Fi(モバイルルーター)をおすすめしない人の特徴
最後に、ポケットWi-Fi(モバイルルーター)をお勧めしない人の特徴について解説します。
外出先で大量のデータ通信をしない(安定した回線が必要ない)人
スマートフォンのデータ通信をあなたはどれくらい利用しているか把握していますか。
多くの人の場合、月に3GB以内で収まるケースが多いです。
もちろん自宅に固定回線があるといった前提条件もありますが、意外とスマートフォンで利用しているデータ通信量は多くありません。
それでもモバイルルーターを購入する必要があるのか、格安SIMや大手キャリアの提供する大容量通信プランでは物足りないのか、といったことをよく検討したほうが良いでしょう。
スマホのテザリングで十分な人
外出先でパソコンやタブレットを利用するからモバイルルーターを導入しようか悩んでいる人へ、もしかしたらそれは”テザリング”で解決するかもしれません。
テザリングとはスマートフォンをルーター化させる機能で、スマホのデータ通信を共有してパソコンやタブレットでもインターネットに接続させることができます。
スマホのデータ通信を利用しているので、契約している通信量の上限が来てしまうと速度制限がかかります。とはいえインターネットの閲覧や書類作成程度であれば、スマホのテザリングで問題ないでしょう。
あとテザリングはスマホのバッテリーを消費するので、モバイルバッテリーを携帯するなど充電には注意しましょう。
フリーWiFiをうまく活用できる人
最近では都市部を中心に、だれでも利用できるフリーWiFiスポットが増加しています。
フリーWiFiスポットはセキュリティのリスクがあるものの、スマホのデータ通信を消費せずインターネットを利用できるのが大きな魅力です。
アプリのアップロードやダウンロードなど、たくさんの通信量を消費する行動はフリーWiFiを活用したほうが良いでしょう。
まとめ:ポケットWi-Fi(モバイルルーター)のおすすめ比較を活用して賢く通信費を節約しよう
いかがでしたか。
ポケットWi-Fi(モバイルルーター)にも多くの種類があり、それぞれに特徴があります。
モバイルルーターはうまく使いこなせば、どこにいても上質なインターネットサービスを利用できる便利なモノです。自分のライフスタイルや予算と相談し、お得にモバイルルーターを活用しましょう。