WiMAXの実測データ通信速度が気になるあなたへ、本記事ではWiMAXの実測データ通信速度などがあまりあてにならない理由について解説します。
目次
WiMAXの速度実測はあてにならない理由
結論ですが、WiMAXの通信速度は周りの環境に依存します。よって他人の実測値を参考にしても、あなたの周りの環境ではその実測値が当てはまらない可能性があります。
通信速度は検証しているエリアに依存する
WiMAXの利用している電波はスマートフォンのそれとは違い、遮蔽物があると、電波が通りにくくなります。またWiMAXは地域によって高速データ通信に対応している場所としていない場所があります。
こうした周辺の環境やエリアによってWiMAXの通信速度がピンチになります。他の人の実測報告はあまりあてになりませんし、もしあてにするのであれば、自分のまわりに住んでいる人の実測報告をあてにした方が良いでしょう。
場所や周囲の建物などの環境に左右されやすい
繰り返しになりますが、WiMAXの利用している電波は遮蔽物があると透過しにくいです。よってWiMAXを室内利用すると、外で利用時よりもWiMAX通信速度が遅くなることもよくあります。
電波干渉の有無によって実測値がことなる
またWiMAXは周辺の電子機器の電波干渉によって、通信が妨げられるリスクもあります。
スマートフォンを利用しながら電子レンジをオンにした場合、インターネット通信がうまくできなくなる現象に遭遇したこともある人もいるでしょう。実はこれも電子レンジが発生する電波とインターネットが利用している電波帯が合致し、お互いに干渉しているのが原因です。
例えばWiMAXを利用している人が多いマンションで利用したり、ビルの中で利用したりすると、電波干渉を受ける可能性もゼロではありません。
速度実測が当てにならない！WiMAXが使えるか検証する方法
以下では、WiMAXの実測報告があてにならない以上、自分でWiMAXが使えるかどうか検証する方法について解説します。
レンタルWiMAXの契約
公式サイトやプロバイダからWiMAXを契約すると、通常は2年または3年契約を結ぶことになるケースが多いです。こうしたプロバイダから契約すると、契約更新月以内で解約した場合、多額の解約違約金を請求されるリスクがあります。
そんな時は、まずはレンタルWiMAXの契約をお勧めします。レンタルWiMAXは会社によっては最短1日からレンタル可能で、手軽にWiMAXを利用できるのがお得です。
無料のお試しサービスを利用する
最近ではWiMAXを15日間お試しで利用できるサービスもあります。お試し利用期間中は完全に無料でWiMAXを利用できるので、自分の環境でWiMAXを快適に利用できるのか、あらかじめチェックすることが可能です。
WiMAXユーザーにルーターを借りて検証する
周りにWiMAXを利用している友達もいれば、一時的にルーターを借りて、自分の周りの環境で使えるか確認してみることもお勧めです。
他人の速度実測を当てにしない！WiMAXが本当に利用できるか注意すべきポイント
以下ではWiMAXが本当に利用できるか、速度実測時に気をつけるべきポイントを紹介します。
他人のWiMAX実測速度報告よりも：自分の利用シーンで試してみよう
繰り返しますが、WiMAXの速度報告を確認するよりも、自分の実際に利用する環境でWiMAXを確認したほうが確実です。
WiMAXは周辺の家電と電波が干渉したり、障害物があるとうまく電波を受信できなかったりと、周りの環境に影響されやすいです。
WiMAXの通信速度は周辺環境に依存しやすい
WiMAXの利用している電波の特性として、周辺に障害物があると電波を通しにくいです。
外出先でWiMAXを利用した時と、室内で利用した時にWiMAXを利用するのとでは、実際の速度に大きな変化が見られるでしょう。
このように、WiMAXは簡単に通信速度が変わってしまいます。必ず自分の利用する環境で、WiMAXの通信速度をチェックしてみましょう。
他人のWiMAX実測速度報告よりも：自分の自宅で利用できるか試してみよう
WiMAX購入を迷っている人は、まず自分の自室で利用できるかチェックしてみましょう。
部屋の中と一口に言っても、周りにどんな電子機器があるかによって、WiMAXの通信速度が大きく左右されます。レンタルWiMAXやお試しWiMAXなどを活用し、本契約する前にいちどWiMAXを利用して、自分の部屋などで利用できるかを試していましょう。
WiMAXのモバイルルーターは室内利用に弱い
WiMAXが利用している電波は、障害物があると電波を通しにくいです。
最新のWiMAXルーターやホームルーターなど、室内でも電波をキャッチしやすいルーターを購入するよう心がけましょう。
他人のWiMAX実測速度報告よりも：利用予定のルーターで試してみよう
WiMAXはルーターによって通信速度が大きく変わります。
最新のルーターであれば通信速度は早いですし、一昔前のルーターだと、ものによっては受信感度がイマイチなものもあります。
レンタルWiMAXやお試しWiMAXで、あらかじめ自分の購入したいルーターをレンタルし、実際に試してみましょう。
ルーターによって通信速度は変わります
最新のルーターは固定回線と遜色ない位通信速度が速いモデルや、2.4Ghzと5GHzの通信電波規格を適宜変更できるものもあります。
WiMAXサービスをフルに利用するのであれば、基本的には最新のルーターを購入することをお勧めします。
WiMAXの速度実測値よりも気にするべきポイント
最後に、速度の実測値よりもWiMAXを契約する前に注意すべきポイントを解説します。
そもそもWiMAXは必要なのか？
そもそもの話ですが、あなたは本当にWiMAXが必要なのでしょうか。
WiMAXに代わるサービスは、現在には様々な手段があります。
格安SIMとテザリングの方が安い
一番おすすめの方法は、WiMAXと格安SIMの併用です。
通信速度が遅いと評されがちの格安SIMですが、混雑時間帯でなければ大手キャリアと変わらない通信速度でインターネットを利用できます。
基本的に格安SIMのテザリング機能を利用しつつ、通信速度が遅い時間帯だけWiMAXを利用する、という方法がおすすめです。
格安SIMの中には特定のアプリで消費したデータ通信量をカウントしない「カウントフリー・オプション」を選択できるMVNOもあります。
たとえばBIGLOBEモバイルではYouTubeやAbemaTVなどを利用すると発生する通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」を選択可能です。YouTubeやAbemaTVはデータ通信量が多いので、エンタメフリー・オプションを活用してうまくデータ量を節約したいですね。
大手キャリアとテザリングで荷物がすっきり
格安SIMでテザリングした場合、通信速度は格安SIMの規格に準じたものになります。よってお昼の混雑する時間帯は通信速度が遅くなりがちです。
快適にモバイルデータ通信したいのであれば、大手キャリアと契約して、そこからテザリングすることをおすすめします。
WiMAXほどデータを無制限に利用できるわけではありませんが、通信速度はほぼ遜色ないでしょう。
契約期間・違約金の条件はチェックしたか
WiMAXの契約は2年や3年単位で行うものが多いです。
短期間で解約すると、1万円を超える多額の解約違約金を請求されます。すぐにWiMAXサービスを使わなくなる可能性がある人は、レンタルWiMAXなどのサービスを利用することをお勧めします。
フリーWiFiスポットの活用で代替できないのか？
最近は都市部を中心に、だれでもWiFiサービスを利用できる「フリーWiFiスポット」が多く確認できます。フリーWiFiスポットをうまく活用すれば、外出先でもデータ通信量を気にせずインターネットが楽しめますね。ただしフリーWiFiはセキュリティが低い問題もあるので、あまりビジネスでの利用はおすすめできません。
とはいえプライベートでアプリを更新したり映画をダウンロードする場合、データ通信費を抑える有効な手段でもあります。また有料のWiFiスポットを契約するのもおすすめです。
まとめ：WiMAXの速度実測報告は参考程度にしましょう
いかがでしたか。
WiMAXの速度を実測した検証報告はネット上にたくさんありますが、あまり鵜呑みにしすぎるのも良くないです。WiMAXの通信は利用環境や利用する場所によって簡単に大幅に変わります。またルーターによっても、提供できる最大の通信速度は大きく変わります。
インターネット上に転がっているWiMAXの速度報告は参考程度にして、レンタルWiMAXやお試しWiMAXといったサービスを活用して、実際の利用環境でWiMAXを使用することをお勧めします。
