就職活動を行う上で必要になる書類はいくつかあります。
その中でも「エントリーシート」は面接を行う上での「導入部分」になることも多く、きっちりと書く必要があるものです。
しかし、枠や文字数が予め定められていることから「難しい」と感じてしまう人がいます。
特に「自由に表現をしてください」という項目に悩んでしまい、そこで手が止まってしまう人は多いのではないでしょうか?
実は「自由に表現」の項目は多くの人事担当者が大事にする部分なので「自分の良さ」を表現する必要があります。
この記事ではエントリーシートの自由に表現をする項目の攻略方法を徹底解説するので是非参考にしてください。
きっと記事を読めば自由に表現をする項目の埋め方が分かり、自分の魅力をアピールすることができるでしょう。
目次
【基本】エントリーシートを記入するうえでのルール
自由に表現の欄にどのようなことを書けば良いのかを知る前に、まずは「エントリーシート」を記入するうえで知っておくべきルールを紹介します。
まず、エントリーシートというのは上述したように面接などでアイスブレイクに使われる書類です。
話の導入になることや、話題の入口として使用されることが多い書類なので面接をスムーズに行い、自分の魅力をアピールするためにはエントリーシートの存在は欠かせません。
就職活動に欠かせないと知った途端「想いをぶつけなきゃ!」と感じ、たくさんの情報を記入したくなる人もいるでしょう。
しかし、エントリーシートに記入には「ルール」があり、ルールに歯向かう書き方をすると人事の方が読んでくれない可能性もあります。
というのも、人事の方は一度に数多くのエントリーシートを目にするため基本的な書き方に沿わないエントリーシートは省く可能性もあるでしょう。
職種によっては「面白い」と思ってもらえる可能性はありますが、新卒で就職活動をするうえでエントリーシートの記入方法にはルールがあることは知っておくことこそ「当たり前」なのかもしれません。
基本的なルールというのはとても簡単なことで「簡潔に読みやすく書く」ということです。
人事担当者が読みやすくまとめて書くことこそ、エントリーシートを書く上でのルールになります。
一番重要なポイント!基本項目の書き方
エントリーシートを記入することになると、まず「基本項目」を埋めることになります。
簡単に書くことができそうな項目ほど「コツ」が必要です。
ここは「書き方が揃う部分」になるので、ちゃんと書けていない人が目立ってしまうと考えることもできるでしょう。
基本項目というのは名前から分かるように、あなたの氏名や住所、メールアドレスなどを記入していきます。
ここで大事になるのは「日付」と「住所」です。
まず、住所は都道府県から記入をすること、そして建物名などの省略はせずに書くようにしてください。
「省略して書かないでしょう」と感じている方もいるかもしれませんが、普段から使い慣れ過ぎていて忘れていることは結構多いです。
改めて注意をしてください。
また、帰省をしているタイミングなどで企業から重要な書類が届く可能性があります。
すぐに確認が必要な書類も場合によってはあるため、その他の住所欄に帰省先の住所を書いておく必要もあるでしょう。
そして「日付」には提出をする日を記入するようにしてください。
郵送の場合はポストに投函をする日、メールに添付をする場合は送信日を記入するようにしましょう。
間違えて「記入をした日」を日付欄に書いてしまう人は多いので注意が必要です。
目的が知りたい!自由に表現の欄がエントリーシート内ある理由
エントリーシートの基本的な書き方をおさらいしました。
ここからは「自由に表現」の項目の書き方について詳しく解説をします。
まず、どうしてエントリーシートに「自由に表現をしてください」という項目があるのかが気になる方もいるでしょう。
ある程度テンプレート化されている基本情報の項目などは書き進めやすくても、どうしてもここで躓いてしまう方は多いです。
しかし、自由に表現の欄には「個人差」がかなり出る部分でもあり、ある意味人事担当からすれば「ここを見ればその人の志望度合いが分かる」と感じる部分になります。
そのため「何があってもこの企業に就職をしたい」という企業のエントリーシートに「自由に表現をしてください」という項目があれば、全ての力をかけて仕上げる必要があるでしょう。
入りたければ入りたいほど時間を労力をかけて記入するのが自由に表現の欄です。
また、自由に表現の欄には「自由」というその人の個性が求められます。
欄によっては「絵や図を使っても構いません」と注意書きがされていることもあるほどです。
「エントリーシートに絵を記入するなんて…!」と驚く方もいるかもしれません。
しかし、デザイン系の会社や服飾関係の会社などは「個性」を見るために絵や図を大事にしていることがあります。
自分が入社をしたいと考えている企業は「どんな人材を欲しいと感じるのか」を予め調べておくことこそ「自由に表現」の項目を記入するうえで必要になることを覚えておいてください。
採用担当はエントリーシートのどこを見る?自由に表現の欄を書くポイント
エントリーシートの自由に表現の欄は「入社したい」という志望度合いが高ければ高いほど「本気」で向き合わなければならない部分になります。
ただし、どれだけ本気で入社をしたいと考えていてもこの欄の記入が苦手な人は多いでしょう。
ルールや決まりの多い就職活動を行う中で、突然「自由の提示」を求められると焦る方も多いはずです。
だからこそこの機会に「ポイント」をいくつか抑えておく必要があります。
書く前に下準備をすること
自由に表現をする欄だからこそ「下準備」はかなり重要になります。
自由だから準備をしなくては良いと適当に取り組むと必ず痛い目を見るでしょう。
何よりも「下準備が重要な項目」になることを覚えておいてください。
例えば、志望している企業が「どのような人材を欲しいと感じているのか」を調べる必要もあります。
ここを調べておくことで「アピールすること」が比較的絞りやすくなるでしょう。
ただ自分のことをアピールするのではなく、「こういう部分がそちらの企業にマッチしている」ということを伝えられるだけで好印象を持ってもらえるはずです。
また、下調べをしていることが伝わることで、あなたの志望度も伝わるでしょう。
「自由に表現」と聞くと「何でも書いても良い」と感じてしまい、本当に自由に進める方がいます。
しかし、就職活動の「自由に表現」は、ルールに従って「どこまで自分と企業がマッチしていることをアピールできるのか」が肝心になることを覚えておいてください。
企業に就職をした後の自分の未来を描く
自由に表現の欄は「自分と企業がマッチしていることを伝える場所」であることが分かりました。
そんな場所だからこそ、あなたがその企業に就職をしたらどんな姿になっていたいのかを想像して「将来像」を描くことも大事です。
例えば「10年後の自分はこうなっていたい」と記入をすることで、未来を見据えた思考を持っている人であることが伝わります。
そして、その会社で「長く働きたい」という意思も伝えることができるのです。
自由記入欄には「現状の自分こと」を表す人が多いぶん、未来を描ける人は「魅力的」に捉えられることが多いと言えるでしょう。
発想力をアピールすること
どんな会社に入社をしても「発想力」は求められます。
しかし、最近はここを疎かにしている人が多いのも現実です。
だからこそ「発想力」を自由に表現する欄でアピールすることで「面白い」と感じてもらえる可能性があります。
冒頭でも説明したように、エントリーシートは「話題の導入部分」になることや「面接の入口」になることが多いです。
「この人と会って話をしてみたい」と思わせることこそ、自由に表現の欄でできるアピールになるでしょう。
【攻略法をチェック】自由に表現の欄は上手く書ければ採用率アップ
エントリーシートの「自由に表現」の欄がどれほど重要な項目であるのかが分かったはずです。
最後に自由に表現の欄を上手く書くコツを紹介します。
苦手意識を持っている人は是非参考にしてください。
レイアウトが肝心になる
自由に表現の欄には「絵や図を使って記入をしても良い」などの記載が書かれていることがあります。
そういった記載がある場合は遠回しに「文字だけではダメ」であるという意味だと思う方が良いでしょう。
例えば、将来的にその企業でやりたいことを絵や図で表現したり、色鉛筆などを使って視覚的に訴え欠けることも大事になります。
ここで大事になるのが「下書きをすること」です。
先述したように自由に表現の欄には「時間と労力」が必要になります。
だからこそ、ちゃんと下書きをしてイメージを形にしてから取り組むことこそ最大のコツと言えるでしょう。
まとめ
エントリーシートの欄には様々な項目があり「自由に表現をしてください」という項目も見受けられることが多いです。
つい、悩んでしまう項目ではありますが、人事担当者はあなたの性格や考え方を知るために詳しく見ていることが多くなるでしょう。
記事の中ではどのように表現をすれば良いのかを解説しました。
どうすれば認めて貰えるんだろう…と難しく書いてしまう気持ちは分かるのですが、大事なのは自分の魅力を引き出すことです。
そして、企業の考え方に合うような表現ができると良いでしょう。
この記事を読んだことが少しでも参考になれば幸いです。