花風水という言葉を聞いたことはありますか?
その名の通り、花を使った風水のことです。
家の中に花を飾ると、気分がリフレッシュして良いものですよね。
そこに風水のパワーが加わることで、さらに運気アップが可能です。
本記事ではそんな花風水について取り上げます。
花風水とは
花風水のやり方に触れる前に、風水とはどんなものか簡単に見ておきましょう。
風水と花の関係についても解説します。
風水は環境を整える方法
風水とは古代中国で発祥した、生活環境を整えるメソッドです。
全ての物や事象は「気」という生命エネルギーでつながっており、その「気」を整えることで環境をコントロールできると風水では考えます。
生活に適した環境であることを、風水では「良い気が流れる」と言います。
良い気が流れる環境にいると心身の調子も良い状態に保たれ、物事が自然とうまくいくようになるのです。
そういう状況を「運気が上がる」と呼びます。
風水と花の関係
風水で気の流れを整える方法には色々あります。
大きなところでは、宅地の選定や家の設計が重要なポイントです。
とは言え風水的に環境を改善するために、転居したり家を新築したりするわけにもいきません。
たとえ立地や間取りに風水的な問題があったとしても、生活習慣やアイテムで十分にカバーできますので安心してください。
そして花も良い気の流れを呼び込む、強力なアイテムのひとつなのです。
風水では様々なアイテムを、適切な方角に置くことで気の流れを整えます。
その際アイテムの色も、気の流れに影響するのです。
花は色々な種類があり、色も様々ですよね。
すなわちTPOに合わせて花を家のあちらこちらに配置することで、気の流れを調整できます。
花風水で良い運気を呼び込もう
運気の中にも、いくつかの分野があります。
たとえば仕事運・恋愛運・健康運などです。
それぞれに合った気の整え方がありますが、その際に開運グッズを使おうとすると調達が意外と大変だったりします。
またずっと同じものを置いておくと、見飽きてしまうこともあるでしょう。
同じものを飾り続けると、風水的にも気が澱んでしまいます。
その点花は一定の頻度で取り替えますので、常に新鮮な気を呼び込むことができます。
色や種類も豊富なので、見飽きることもありません。
設置や移動も楽なので、様々な状況に合わせて微調整できます。
花風水は気軽に風水を取り入れることができる、便利な方法なのです。
花風水のやり方
花風水を行う場合、いくつかの注意点があります。
とは言っても難しいことは何もありません。
飾るのは生花
花風水では生花を使うようにしましょう。
ドライフラワーや造花は、風水では飾り物としては推奨されていません。
生きていないもののため、周囲の生気を吸い取る作用があると考えられているのです。
花風水で使うのは、主に切り花です。
鉢植えも悪くはありませんが、以下の点から切り花に比べ扱いづらくなります。
- 取り替えることが難しくなる
- 日当たりを考えると置くことが出来る場所が限られてしまう
また結婚を望んでいる方の場合、鉢植えには要注意です。
鉢植えは根が張っていることから、その家から出て行きにくい気の流れを生んでしまいます。
まずは切り花から花風水を始めるとよいでしょう。
ただし枯れた花は悪い気を出すので、しおれてしまったらすぐに取り替えるようにしましょう。
花が長持ちするよう、毎日水を換えてやることもポイントです。
方角と色を考える
風水では呼び込める運気が、方位によって異なります。
高めたい運気の種類によって、飾る方角を変えると効果的です。
また方位によって、それぞれ相性の良い色があります。
花の色も飾る方位にフィットするものにすれば、より強い運気を得ることができます。
方位別の運気と相性の良い色は、以下の通りです。
方位 | 関係する運気 | 相性の良い色 |
北 | 恋愛運 | 白・ピンク |
北東 | 健康運 | 黄色・青 |
東 | 仕事運 | 青・赤 |
南東 | 人間関係運 | 赤・オレンジ |
南 | 勝負運 | 緑・紫 |
南西 | 家庭運 | 黄色・緑 |
西 | 金運 | 黄色・紺色 |
北西 | 商売運 | 白・クリーム色 |
観葉植物との違い
花風水では、観葉植物は使わないのでしょうか。
観葉植物自体は、風水においてラッキーアイテムのひとつです。
ただし鉢物ですので、基本的には長期間置くことが前提になります。
TPOに合わせて色や配置を変える花風水とは、別物だと考えましょう。
上向きに成長する観葉植物は「陽」の気を持ち、玄関に置くと良いとされています。
下に垂れるように成長する観葉植物は「陰」の気を持ち、寝室に置くと安眠効果が期待できます。
このように観葉植物は家具同様に置き場所を定め、花風水と組み合わせて取り入れるのがおすすめです。
花風水を行う場所
花は色々な場所に飾ることができます。
家の間取りや上げたい運気の種類に応じて、様々なパターンを試してみるのも楽しいものです。
ここでは花風水を行う、代表的な場所について解説します。
玄関
玄関は外から新しい気が入ってくる所です。
花を玄関に置くことで、より良い気を呼び込むことができます。
玄関から入った気は家の中を循環しますので、花風水を始めるならまず玄関から考えるとよいでしょう。
花の香りは良い気の流れを生むのに効果的です。
香りの強い花を玄関に置くと、その家の気の流れが良くなります。
ただしトゲや鋭い形状の花びらを持った植物は、避けるようにしましょう。
風水では尖ったものを基本的に忌避します。
玄関にそのような花を置いておくと、気が逆に追い返してしまいますので注意してください。
トイレ
トイレは悪い気が発生しやすい場所です。
そのような所でも、花風水によって気の流れを改善できます。
トイレには「陰」の気が溜まりやすいので、「陽」の気を持つ花を置くとバランスが取れて運気が上がるでしょう。
赤やオレンジなど暖色系の花は、陽の気を持っています。
トイレにはそうした色の花を飾ると良いでしょう。
ただし家の中でトイレの位置する方角によって、相性の良い色が異なってきます。
トイレの方位とマッチする色の中から、暖色系を選ぶようにしてください。
なお風水では清潔であることが、最も大切です。
トイレに花を飾っても、そこが清潔でなければ運気は決して上がりません。
こまめに掃除をしているからこそ、花風水の効果が出るということを意識しましょう。
リビングルーム
リビングルームは、そこで過ごす時間が長い場所です。
気が溜まりやすい場所でもありますので、リビングの気を整えることで様々な種類の運気を上げることが可能です。
リビングルームの場合は、室内のどの方角に花を飾るかによっても気の流れが変わってきます。
上げたい運気を意識して、花の色や位置を変えてやるとよいでしょう。
ただしあれもこれもと欲張って、やたら色々な方向にバラバラな色の花を配置するのはNGです。
「仕事運も恋愛運も金運も、全部上げたい!」という気持ちは分かりますが、風水ではバランスをとても大切にします。
バランスが崩れてしまっては、結局どの運気も上がりません。
まずは優先したい運気を決め、動線の邪魔にならないように花を飾りましょう。
リビングルーム全体に良い気が流れるようになれば、他の運気も自ずと上がってきます。
後は必要に応じお花を動かしたり入れ替えたりすれば、バランスよく開運できるでしょう。
まとめ
以上で本記事を終わります。
花風水によって、気軽に風水を取り入れることができます。
花風水には、切り花が適しています。
花を飾る時は、方向や色に気を付けましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。