ミラーリングは、相手に親近感を覚えさせる時に使用する心理テクニックです。
男性にも女性にも通用するので、恋愛やビジネスなどの場でよく利用されています。
ミラーリングはどんな時に活用し、どのように利用するのか気になりますよね。
今回はミラーリングの活用方法や心理効果についてご紹介したいと思います。
ミラーリングを上手に使い、恋愛でもビジネスでも優位に立って交渉を進めましょう。
目次
ミラーリングする女性&男性心理とは?
女性や男性がミラーリングを利用するのは、相手に「共感」や「親近感」を持ってほしいという心理が働いた時です。
ミラーリングには、相手と同じ行動を真似て、あなたに対する共感を引き出すという効果があります。
ミラーリングを上手く使えば、相手の懐に簡単に入っていくことができるので、比較的早く仲良くなることができるでしょう。
ビジネスでも恋でも使えるテクニックなので、ミラーリングは一回覚えておくと、何かと便利です。
特別な知識も要らず、やることはただ「相手の動作を真似る」だけ。
相手がジュースを飲んだら、あなたもジュースを飲む。
相手が足を組んだら、あなたも足を組む。
相手が笑ったら、あなたも一緒に笑う。
こんな簡単なことで、相手があなたに対して心を開いてくれるのです。
これなら、おしゃべりが得意じゃない人でも簡単に挑戦できますよね。
全く難しいことはありませんので、仲良くなりたいと思った人が出てきた時には、早速ミラーリングを使って距離を縮めてみましょう。
ミラーリングの心理効果を恋愛で役立てる
ミラーリングの心理効果を使えば、恋愛もあなたの思った通りに進められるかもしれません。
ミラーリングは誰でも簡単に挑戦できる心理テクニックなので、ここぞという時に使ってみて下さい。
片思いや婚活でのミラーリングの活用方法をチェックしていきましょう。
ミラーリングの心理効果を恋愛で活用する方法:片思い
片思いをしているなら、ミラーリングを使って、あなたと意中の相手の距離を縮めてみましょう。
もし、あなたが意中の相手と、今はそれほど仲良くない場合、まずは話す機会があった時に、「相手の話すスピード」や「相手の表情」と合わせるところから始めてみましょう。
最初は恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、「物まね」をする感じでやってみると、抵抗が無くなってくるかもしれません。
そして、意中の相手もあなたに対して、話しかけてくれることが多くなれば、ミラーリング効果は成功。
もっと話すことが多くなったら、更に相手の動作を真似て、ミラーリング効果を応用していきましょう。
ただし、あまりにも露骨に真似が多くなると、勘が良い子などは、「あの人のこと好きなんでしょ?」と勘付いてしまう場合もあるかもしれません。
周囲にバレてしまうと、ミラーリングを使えなくなってしまうので、あくまでもさりげなく使うようにしましょう。
そのため、ミラーリングをする時には、出来るだけ周りに勘付かれないように、二人きりの時にやった方が良いかもしれません。
ミラーリングの心理効果を恋愛で活用する方法:婚活
ミラーリングの効果を利用すれば、婚活も上手に進めることができるようになります。
婚活は短い時間で、大勢の異性と出会いますよね。
わずか数分の時間だけで、相手に印象を残すのは、なかなか難しいものです。
そんな時、たったわずかな時間であっても、ミラーリング効果で相手の話し方や手の動きなどを真似てみて、インパクトを残してみましょう。
短い時間の中でも、しっかり印象付けていかないと、婚活ではなかなか良い結果を出せずに苦戦してしまうかもしれません。
婚活は基本的に、女性は若くてキレイな人に人気が集中しますし、男性はハンサムで高収入の人が人気ですよね。
結局、外見や年齢だけで選ばれる人も多いので、外見に自信がない人は、異性とカップルになるためには、それなりのテクニックを使って、残っていくことが必要になります。
そのため、婚活で本当に結婚したいと思っている人は、ミラーリングは婚活で生き残るための手段として、積極的に実践していきたいテクニックの一つです。
ミラーリングの心理効果はビジネスでも役立つ!
ミラーリングは、ビジネスの世界でも使えるテクニックです。
特に交渉ごとの場では、ミラーリングの効果は絶大。
営業職に就いている人は、今すぐ覚えてしまいましょう。
ミラーリングの心理効果をビジネスで活用する方法:交渉
営業にとって交渉力は大事な部分。
契約が取れなくて苦労している営業は沢山いますが、ビジネスでミラーリング効果を使いこなせるようになると、契約も取りやすくなります。
ミラーリングは相手の行動を真似て、親近感を持たせるのに役立ちますが、ビジネスの交渉の場で使う時には、「相手の表情」「声のテンション」「話し方のスピード」などを合わせると、セールストークもちゃんと聞いてもらえるようになるでしょう。
ミラーリングの心理効果をビジネスで活用する方法:メール
ミラーリングをするのは、何も相手の行動だけではありません。
「メール」もミラーリングすることができるのです。
メールのミラーリングをする場合は、基本的に「文字数」「文調」「返信間隔」などを真似ると効果的。
特にビジネスの世界では、メールの返信は個々によってかなり差が出やすい部分ですよね。
毎回1日以内ですぐに返信をくれる人もいれば、催促をしないと1週間くらい返事をくれない人もいます。
メールの返信を待っている側は、「いつ返信が来るんだろう?」と、ヤキモキしながら待つことがよくあるでしょう。
個人的には遅いと思っていても、やはり1日返信が来なかっただけで催促のメールを出すのは、やはり気が引けるもの。
メールの返信スピードが合わない人は、そのうちよほどの上客じゃない限り、やはり疎遠になってしまいがち。
返信スピードの間隔が、自分が思っているペースとピッタリ合うと、やはりそれだけ相手に対しての印象が良くなるものです。
ミラーリング効果を使って、相手のペースを真似るというのは、互いに親密な関係を築く上でも、あながち間違った方法ではないということを実感できるでしょう。
ミラーリングの心理効果が裏目に出る可能性も!
ビジネスにも恋愛にも役立つミラーリング効果ですが、実は裏目に出てしまう可能性もあるので、使い過ぎには注意が必要になります。
ミラーリングが裏目に出るのは、やはり相手が「真似されて不快に感じている場合」です。
ちょっとしたマネであれば、見過ごすこともできますが、あまりにもミラーリングの頻度が多く、しょっちゅう行動を真似される場合、本人が気にするようになってしまうことがあります。
そのため、ミラーリングをする時には、いくら相手と仲良くなりたい気持ちがあったとしても、露骨に頻繁に真似をするのはやめましょう。
相手が嫌がっているのに無理に真似れば、親近感どころか、嫌悪感を抱かれる可能性が出てきます。
そのため、あなたがミラーリングをしているところを相手が見て、表情を曇らせた場合は、ミラーリングを控えること。
場合によっては、「真似しないでくれる?」と直接文句を言われる可能性もあるかもしれません。
ミラーリングをする時の注意点
ミラーリングは相手の行為を真似て、親近感を覚えてもらうための方法ですが、「真似してはいけない行動」というのもあります。
具体的にはどのような行動を真似てはいけないのかというと、「ネガティブな意味がある行動」です。
その代表的なパターンが、「腕組」です。
腕組は、一般的に「警戒している」「興味がない」「心を開いていない」など、親しくない相手や警戒している相手に見せる行動です。
心理学的にネガティブな意味がある行動を、ミラーリングで真似てしまうと、相手もあなたに対して良くないイメージを抱きやすいとされています。
そのため、相手のやっている行動だったら、何でもかんでも真似れば良いというわけではありません。
やはりポジティブな意味のある動作や、自然な行動だけを真似ることが大事です。
表情についても、できるだけ「怒った表情」などは真似しないように気を付けましょう。
ただし、「悲しみの表情」については、ミラーリングするのはケースバイケース。
悲しみの表情をミラーリングすることで、「相手の気持ちに寄り添っている」ということが伝えられるため、ネガティブな行動ではありますが、ミラーリングをしても悪い意味にはなりにくいです。
ミラーリングをする時には、どの行動を真似ようか、しっかりと見極めてからミラーリングしましょう。
ミラーリングをしているうちに、徐々にどの行動をマネするのが良いのか、次第に分かってくるようになります。
何度かミラーリングを試してみて、「あんまり効果が感じられなかった」と思うものについては、どんどんやめてしまっても問題ありません。
まとめ
ミラーリングの心理テクニックを使えば、恋も仕事も人付き合いが上手にできるようになるので、人間関係を築くのが楽しくなります。
これまで人見知りで、なかなか人と仲良くなるきっかけを掴めなかった人は、是非一度ミラーリングを試してみて下さい。
ちょっと相手の行動を真似るだけで、簡単に人と仲良くすることが出来るのです。
ミラーリングは人間関係をスムーズにしてくれるので、コミュニケーションが苦手な人ほど、実際の生活で試してみるべき価値があります。
会話の中でも、メールの中でも、ミラーリングは色々なパターンに対応できるのも良い点です。
ただし、ミラーリングは使い過ぎると、相手から不信感を抱かられやすくなってしまったり、ミラーリングをすると悪いイメージがついてしまうケースもあります。
ミラーリングを使わない方が良い場合と、使った方が良い場合の両方がありますので、やはり実際に使ってみて、徐々に覚えていくしかありません。
ミラーリングを、交友範囲をどんどん広げていきましょう。