朝のTV番組で、毎日放送しているお馴染みの星座占いは果たして、信憑性はあるのでしょうか?あんな不特定多数にあてはまる占いなんて、無理・無理信じられないなんて言いながら実は、毎朝チエックしています。本当に当たり障りのない占いなんだけど。一位だと嬉しいし、最下位だと少し落ち込んで、忙しい朝が始まります。
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どうも正しい星座占いはTVの様な薄っぺらいものではないらしい
今やTVや雑誌の巻末にも、(〇〇座とか〇〇座の運勢)って大きな顔をして、載っているではないですか。あれだと、何も調べなくても信憑性がないのは、わかります。
でも、本当の星座占いってのは、あれではないらしいです。いえ、あれではありません。
星座占いはホロスコープを作って占うと信憑性がある
ホロスコープとは、占星術における各個人を占うための天体の配置した図。
惑星、黄道十二丘、十二室、角度の4つの要素で構成される。一般的に占いの対象者の生まれた時の天体の配置図を書き、占います。厳密に言えば4分ごとに違う図になります。時間や場所まで入れてかきます。
また、その図を持って生まれてきた本人の意志の力で影響を変えていくことができます。
一般的な星座占いは太陽の動きだけ?だから信憑性がないの?
TVや雑誌などの星座占いは、太陽の動きだけしか考えていません。太陽は毎年だいたい同じ日に同じ所を動くので、何年生まれの人でも共通した星座が当てはまるので、マスコミでは専ら太陽だけの占いを使っています。その場合は、「だいたい」なので本当は、年に依っては例年とは違う年も出てきています。
本来のホロスコープでは、太陽以外に月・水星・金星など全部で10個の天体と
5個の計算上のポイントを最低でも使います。
さらにもっと詳しく見たかったら、小惑星なども入れて15個の天体とか
計算上のポイント13個
それに加えて天体同士の角度とか。
同じ星座の中指でも場所によって30通りの意味があったり
生まれた時の図だけでこれだけあります。
さらに、進行図・経過図と呼ばれるその時々で変化する図
組み合わせて読むのが正式です。
月星座だと星座占いの信憑性が上がるの?
太陽星座と月星座の違いってこんなにあります
生まれた時に太陽が滞在していた星座……従来の星座
生まれた時に月が滞在していた星座……太陽とは違い月は約29日で12星座を一周します。一つの星座に滞在する期間は約2~3日と短く、月星座はスピーディーに移り変わっていくのが特徴。一日の間に月星座が移動することもあるので、生年月日が同じでも、早い時間にうまれた人は月星座・牡羊座、月の移動後にうまれたら月星座・牡牛座……ということも。
太陽星座と月星座は役割も性質も全く異なります。太陽星座は生涯のテーマや男性性、思考を示します。
月星座はその人の過去世や女性性、感性、潜在意識、本心などをあらわします。
性格の根っこ、潜在意識の部分、どれだけ年を重ねて、色んな経験をしても、変わらない本質や可能性。鉛筆の芯みたいなものです。
星座占い(太陽星座のみを観る方法)が信憑性がない?当たらない理由
①太陽星座よりも他の9つの惑星の星座の影響が強くでている
②他の惑星との角度が悪く太陽を使いきれていない
③周りからの期待に応えようとして太陽の生き方を選択せずにきた
④太陽の力を使いやすい「年齢域」ではない
⑤「インターセプト」という状態で太陽が隠されており太陽本来の力をつかいきれていない
⑥年齢とともに動いていく体内時計の変化で太陽星座が他の星座になっている
⑦出生場所から引越したため、現在地の惑星の影響を強く受けている
⑧「アングル」と呼ばれる太陽の軌道からの角度の影響を受けている
などの原因が考えられます。
ただ、太陽星座自体は、人生の目的を示しています。
星座占いの信憑性は「バーナム効果」が大きい?
星座占いが、これだけ人気があるのは、わかりやすい言葉で語られることも影響していると思います。それは、「バーナム効果」の影響も大きいです。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまりそうな性格などの特徴を言われた人が
自分にズバリ当てはまっていると勘違いしてしまう現象で、心理学用語のひと一つです。
誰にでも当てはまる書き方をされていることが多いです。
特に「〇〇な性格の反面、ΔΔという部分もある」という風に、真逆の要素をもち出してあることが多いです。
人々を操作するために意図してそう書かれています。
これは、占いとは関係なく、曖昧に表現している誰にでも当てはまる心理学です。
星座占いが当たらない人は騙されにくいかもしれません。「占いが当たらない」と思っている人は、バーナム効果にはまらず、独特の視点や観察眼を持っている人で、物事を冷静に見ることができる人かもしれません。
以下に、占いが当たらないという人の特徴を書きます。
1、ネガティブ思考に偏っている。嫌なことに気づきやすく、嫌な記憶を覚えている。
2、単純に、個別の出来事と占いが当たっていなかった。(恋愛運が最高のはずなのに、振られた、合格できるはずだったのに、落ちてしまったなど)
1、の場合は物事のもっと良い面を意識的に見つける習慣を身に着けると、もっと前向きにもっと人生を楽しめるようになると思います。
2、の場合は、単純に占いが個別のケースをカバーできないから、起こることです。占いはすべて当たるわけではありません。
そして、以下の場合は、それほど「バーナム効果」を気にしなくてもよいので、ラッキーです。
3、星座別の性格占いと、そもそもの気質がマッチしている人(牡羊座がリーダー気質、双子座が二面性を持っているなど)
西洋占星術の起源は、紀元前二千年紀のバビロニアと言われています。それ位太古の昔では、天体があらわす情報は生活に密接な関係があったと思われます。
星占いでは基本的な性格診断ができます。
獅子座はリーダータイプとか、うお座はロマンティスト、山羊座は努力家etc.
星占いの星座は太陽の位置で決まりました。これを「太陽星座」と呼ぶこともあります。
太陽星座があらわしているのは、自分の目指すべき場所、目的、他人から見える自分とか、社会の中の自分と言われています。
星座占い・月の位置で見ると信憑性あるの?
自分の本質は月の位置で見よう
太陽星座とは反対に、天体図で月がある星座は「月星座」と呼ばれ、生まれつきの性格や自分の内面、プライベートな自分、自分からみたいな自分の本質をあらわします。
星座占いの性格診断が少し違う気がすると思う方は、月星座を見てみるとストーンと心に染み込んできます。
国立天文台の重要な業務の一つに暦の計算があります。星の動きとはカレンダーそのものであり、その観測は100%近代科学の領域に含まれると言って異論はないでしょう。
歴史的に見て、多くの文化において天文研究は重視されてきました。一年の長さを正確に知ることは安定した農業税収を得ることとほぼ同義であり、国の運営を安定して
行う上で最優先すべき課題だからです。
恒星は一年の移ろいを知るよい目安
古代エジプトでシリウスの動きを農作業の目印としたように、古くから星の動きと人の暮らしは密接に繋がっていきます。
まだカレンダーが流通してなかった時代。季節の変化を知るには星の動きを知ることが
とても大切なことでした。
惑星は長期計画を立てるときのよいめやす
惑星は一年を通じてフラフラと変な動きを見せますが、それでも木星や土星
などは長い目で見るとそれなりに周期性のある動きをします。
夜空の同じ時間・同じ場所に見える周期は、木星「の場合12年。土星の場合は約30年です。人生設計を立てる長期目標としてこの二つの星の観察は、なかなか良い目安になります。
西洋占星術で用いられているホロスコープなどもなかなか良いものです。
また、ギリシャ神話やローマ神話に伝わる星〃の神様は、天文学的な星の性質をよくいいあらわしています。いまでいえば擬人化という表現がピッタリきます。
土星の守護神サターンの性格
例えば土星は英語でサターンです。もしかすると死神の印象があるかもしれません。
しかし土星の守護神であるローマ神話のサ-トゥルヌスで(=サターン)は農業の神様で、悪魔サタンとは別の存在ということになります。
そのローマの農業神サ-トゥルヌスはギリシア神話だと農業神クロノスになります。
そんな土星が空を一周するのに要する期間は約30年です。
星の動きから未来を予測することは可能なのか
占いが担うべき二大要素的は現状把握と未来予測です。
前半はカウンセリングと同じ様なものです。十分科学的な分野です。後半はどうですか?「星の動きから未来予測」することは科学的に可能でしょうか例えば星の動きから「〇月〇日に事故が起きるか」を予測するようなことは?
一見すると相関関係等なさそうですが、例えば海に行く人に「その日は満月だから潮の満ち干に気を付けて」というのは科学的アドバイスになりますが。それでも仕組みを知らない人には仕組みを説明できません。
結局のところ占いは科学なのかうそなのか,信憑性があるのか?
星占いは相応に科学だったと 言えます。ただしこれは、過去形です。年齢と職業が決まればほぼ完全に人生の先が見える社会では星占いの的中率はかなりのものだったに違いありません。多様性のない社会では人の一生でさえ再現性があるように見えたでしょう。星占いが科学かというよりも歴史の一時期において星の動きと人生に強い相関関係が見いだせた時代があったということになります。
まとめ
星座占いはホロスコープを使ってするようなものだと当たるみたいです。朝のテレビはエンタメに徹しているようです。でも星座占いって奥が深そう。自分だけのホロスコープを作ってみたら星座占いの見方も、変わるかもしれませんね。