「夢占いって当たるの?」
「そもそも夢ってなに?」
上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では、「夢占いについて、現段階で分かっていること」「化学的な観点での夢占い」について解説していきます。
夢はとても神秘的で面白い要素がたくさんあります。
あなたも毎日見ているものなので、これを機に少し夢について学んでみてましょう。
目次
「当たるのか」を考える前に再確認!そもそも夢占いとは何か
そもそも夢占いとはなんでしょう。
夢占いとは、夢の内容から特別なキーワードや象徴となるものを見つけ出し、夢を見た人の現在の精神状態や置かれた状況、あるいは今後の見通しなどを読み取るものです。
夢占いの考え方は、夢には記憶や脳の整理だけではなく、無意識がもたらす何らかのメッセージ性があるという考え方が前提です。
しかし、少なくとも夢を見た人の心身の状態が関わっていることは間違いないといえるでしょう。
夢占いを紐解くには2人の学者の考えを知ろう
夢占いは紐解いていくためには、まず2人の学者の考えを学ぶ必要があります。
2人の学者の思想は、今の夢占い根本になっているためです。
それでは見てきましょう。
夢占いの根本的な思想はフロイトとユングから成る
夢占いについて調べると、フロイトとユング、2人の学者の名前を頻繁に目にします。
以下では、この2人の学者について簡単に説明していきます。
夢占いの根本的な部分に触れていきましょう。
【フロイトについて】
フロイトはオーストリア生まれ精神医学者です。元は神経病理学者であり、臨床心理学の分野で高い評価を受けている研究者でもあります。少し専門的な話ですが、心的外傷(PTSD)も含めた無意識についての研究も行っていました。
フロイトの夢についての考え方を簡単に説明するとこうです。
「無意識下で抑圧された性的な、あるいは他の様々な欲求が形を変えて表れたものが夢である」。一言で表すと、「欲求不満」でしょうか。
たとえば、遠距離恋愛中の恋人に会う夢は、恋人に会いたいという欲求の表れで、ダイエット中に甘いものを食べるような夢は、我慢せずに甘い物を食べたいという食欲の表れだとフロイトは言います。
【ユングについて】
ユングはスイス生まれの精神科医です。心理学者でもあり、当時は不治と言われていた分裂病(統合失調症)の解明、治療に大きく貢献した非常に名高い研究者です。
ユングの夢についての考え方を簡単に説明するこうです、「夢には無意識からの強いメッセージ性があり、そこから自分にとって必要な象徴を読み取っていくことができるもの」。
たとえば、自分が死ぬ夢を見たからといって、自分の死を暗示しているわけではなく、再生や復活を意味しているのだとユングはいいます。
つまり、「夢を部分的に切り取る中で、象徴となるものやキーワードを探し、これから起きることや自身の心身について知ることができる」と説いているのです。
ユングの考え方は、今の夢占いに近い思想だといえるでしょう。
現段階で夢について分かっていること
それでは現段階では、夢についてどのようなことが分かっているのでしょうか。
化学的な視点を踏まえ、以下にて確認していきます。
夢を見ることによって記憶が整理されている
人が眠っているとき、脳は記憶の整理を行っています。最近の研究でも次々にそれを裏付ける報告が出ており、現時点ではもっとも有力な仮説です。
あまり重要でない記憶を消去することで、脳内の記憶容量を整理したり、必要だと感じている記憶を取り出しやすいようにしています。
人は夢を見ている際の記憶の整理によって、生命に関わる重大な記憶を優先して残し、生存する上であまり役に立たない優先順位の低い記憶を消去しているのです。
記憶の優先順位とは、自身が生存するために重要である記憶を優先的に残していることを指します。生存と関係のない記憶は定着しづらくなっているということです。
また身体と連動した記憶も優先されやすく、繰り返し覚えようとする記憶も重要だと認識するため、優先されて記憶に残るとされています。
夢を見ているときは記憶が再生されている
人は眠っているとき、夢を見る区間であるレム睡眠(浅い眠り)と、夢を見ない区間であるノンレム睡眠(熟睡)を波のように繰り返しています。
記憶の整理は、レム睡眠でもノンレム睡眠でも行われいますが、記憶の整理方法が違いがあります。
レム睡眠のときは現実世界と同じ時間が夢の中でも流れており、ノンレム睡眠では記憶を再生する時間が圧縮されています。
これはマウスによる実験で判明してきましたが、現段階ではマウスが場所を移動した記憶でのことです。これは実験用のマウスを基にして分かりました。
マウスは実際に移動したのと同じ時間で、夢の中でも記憶を再生します。夢を解明するうえで、大きなヒントとなるでしょう。
当たるのか?!夢占いはやっぱり嘘?化学的に見る夢の結論
それでは結局のところ、夢占いは当たるでしょうか。
現代における、夢の結論についてみていきましょう。
夢に出てくるのは記憶に多いもの
夢には、記憶の多いものほど出てくる可能性が高いです。
普段一緒に行動している人や顔をよく合わせる人が夢に出てきやすく、長く居た場所も夢に出てきやすいです。学校や家、会社といった場所が夢の場所になることよくあります。
夢占いでは、学校や教室にいることは学びに対する解釈がされており、勉強を促されているということが多いです。実際に記憶の中に強く定着しているものほど、夢に出てきやすいというのは、あなたのこれまでの夢を振り返っても思い当たるところがあるのではないでしょうか。
また、夢は記憶に新しいものも夢にでてきやすいとされています。
新しい記憶というのは、夢の記憶整理の対象となりやすいためだといわれています。
たとえば、直前までテレビを見ていたのであれば、テレビを見ている夢をみるでしょうし、スマートフォンでYouTubeを見ていたのなら夢の中でもYouTubeを見ているといったことが起きやすいのです。
記憶にないものは夢にも出てこない
前提として、脳の中に記憶としてないものは、夢にも出てきません。夢で再生される映像や情報は、脳に入ったことのある記憶だけです。
ゾンビが出てくる夢は、ゾンビの映画やゲームなどを見たから出てくるのです。
「知らない人を見たことがある」という人でも、道端や電車で見た人を脳が記憶していて、それが夢の中で出てきたという可能性が高いです。
つまり、自分が忘れているものであったり、思い出せないものでも、脳の中には入っているというケースがあります。
夢でみた映像をきっかけに、それに関連する記憶を思い出すことで、忘れていた記憶を取り出すことができたという人もいるのではないでしょうか。
以上のことから、脳に存在しないものが夢となって出てくることはないと確実にいえます。記憶にないということは、脳細胞レベルで存在しないという意味です。
匂いの影響を受けやすい
夢は匂いによる影響も受けやすいといわれています。匂いは、鼻を通り、直接脳に届くので反応しやすいのです。
たとえば夢を見ているときに、みかんの匂いは嗅いだとしましょう。そうすると、高い確率で夢の中でみかんが出てきます。
もしくは自分が覚えていないだけで、夢の中には出てきているというケースもあるでしょう。
もちろん、脳が記憶している匂いでないと効果はありません。
嗅いだことのない匂いを嗅いだとしても、脳の中に無ければ反応はしないからです。
もし見たい夢があり、関連する匂いがあるのであれば、枕もとに匂いの元となるものを置いてみてはいかがでしょうか。
当たるのか?!夢占いとの向き合い方
夢占いは天気予報や、朝の情報番組で流される星占いと同じに近いです。
一日のちょっとした行動の指針だったり、何かを決めるためのきっかけとして活用できる便利なツールのようなものだと考えましょう。
暗く見通しの悪い足元を、ほんのりと、ちょっとだけ照らしてくれる明かりのような存在です。
そのため、あまり夢占いを過信しすぎるのも危険。あくまで行動の指針なので、少し頼りにするくらいにしておきましょう。
同じように、夢占いは何でも分かる魔法ではありません。
しかし今のあなたの心身の状態や、少し先の未来を映し出す鏡にはなりえます。
夢占いを信じすぎるのではなく、日々を楽しく過ごすためのツールとして上手に活用してみましょう。
まとめ
この記事では、夢占いについて詳しく解説してきました、
現代においても夢の全貌については分かっていません。夢はこの世ではなく、別次元に魂が飛んでいっているという研究者もいるほどです。
なんでもかんでも分かる便利なものではありませんが、何か上手くいかないことがあったり、ちょっと疲れた時には、夢占いを頼ってみてはいかがでしょうか。
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