せっかく一緒にいられるようになったのに、「同棲してからストレスで上手く行かない」という人は意外に多いもの。
結婚も視野に入れて同棲をした人にとっては、大きな誤算ですよね。
同棲を上手く結婚へつなげるためにはどうしたらいいのか?
今回は同棲でストレスを感じやすい原因や解決方法について考えていきたいと思います。
これから同棲をしようと思っている人は、是非参考に一読してみて下さい。
目次
同棲でストレスを感じているのは女性も男性も一緒
同棲は大好きな人と一緒にいられるという嬉しさがありますが、いざ一緒に暮らしてみると、女性も男性もストレスを感じがち。
最初はお互いの「生活リズム」や「価値観」の違いを楽しんでいても、次第に相手のだらしなさや嫌な所が目立つようになり、気持ちが冷めてきてしまうことがよくあります。
また、社会人同士のカップルなどは、お互いに仕事が忙しすぎると、同棲しても一緒にいられる時間が意外に少なく、同じ家に住んでいるのに、すれ違いを感じるようになることもあるでしょう。
そのため、同棲をしたからと言って、いつも二人でイチャイチャしていられるわけでもなく、逆に「掃除」「洗濯」「料理」などを分担してやらないといけない事も多く、意外にストレスがたまりやすいのです。
特に、同棲相手が家事をしない場合、一方のストレスが大きくなりやすいもの。
結婚話も進まない、生活リズムや価値観の違いで喧嘩もしょっしゅう、家事もいつも自分ばかり…。
そんな状態が続くと、「同棲をやめて別れたほうがいいんじゃないか?」と思うようになってしまう人が少なくないのです。
同棲でストレスを感じやすい原因は?
同棲は、これまで全く異なる環境で生きてきた他人同士が一緒に暮らしていくのですから、合わない部分があっても当然です。
しかし、それも「限界」がありますよね。
我慢ができなくなるほどのストレスを感じやすいのは、どのような部分なのでしょうか?
同棲でストレスを感じやすい5つの原因を見ていきましょう。
【1】家事の分担
恐らく同棲を経験した男性・女性で、負担が大きいと感じたことがあるのが「家事の分担」でしょう。
特に、家事の分担は「女性」の方が大きくなる傾向があるので、同棲のストレスや不満を抱きやすいです。
家事が好きで得意な人にとっては、相手に家庭的な部分をアピールできるチャンスですが、苦手な人にとっては面倒くさい事が増えてうんざりしてしまうでしょう。
特に、フルタイムで共働きをしているカップルにとっては、食事の準備が想像以上に大きなストレスになりがち。
仕事でヘトヘトになって帰ってきてから、夜ご飯の準備をするのは、かなり精神的にも体力的にもきついです。
結婚しているなら「家族のために仕方ない」と思うことができても、同棲の場合は「結婚してもいないのに、そこまで我慢しないといけないわけ?」と、献身的に尽くすことに疑問を感じてしまうもの。
ただでさえ女性は、同棲を結婚へ繋げたい気持ちがあり、男性よりも普段から我慢しがちなので、あまりにも家事の負担がきつすぎると、ストレスが限界に達してしまいます。
家事の分担で揉めないためには、男性がいかに女性の家事を手伝うかにかかっているでしょう。
【2】性格の不一致
付き合っていた頃よりも素が出やすい同棲は、「性格の不一致」が原因でストレスを感じやすいです。
ちょっとイライラすると口調がきつくなったり、不機嫌になると話し合いに応じなくなったり、あまりにも相手の態度がひどいと、ケンカをすることが多くなります。
お互いに気の強い性格だと、ついつい一言が多くなり、カッとなって激しい口論になるケースは少なくありません。
逆に、お互いに自己主張が下手なカップルだと、不満があっても直接本人に言うことが出来ず、限界まで我慢しがち。
そして、お互いに極限まで我慢して、「この人とはもう無理」という決定的な確信まで達してしまい、修復不可能になってしまうこともあります。
どちらかというと、「お互いに他人なんだから、価値観の違いがあって当然じゃん?」と気楽に考えられる人の方が、同棲でストレスを溜めにくいかもしれません。
相手に自分と同じ価値観を強制してしまう人は、同棲をすると知らない間に相手にストレスを与えてしまうため、上手く行かなくなってしまいます。
【3】結婚への温度差
女性は同棲をすると、その先に「結婚」が当然待っているように錯覚しがち。
実際、結婚前提で同棲している人も多いでしょう。
しかし、男性にとって、「同棲=結婚」と考えている人は意外に少ないもの。
中には、「同棲=結婚を迫る彼女から一時的に逃げるための手段」として、結婚願望がないのに同棲している男性もいます。
そのため、同棲に結婚を期待している女性と、結婚したくないから消去法で同棲を選んだ男性との間で、「結婚への温度差」が生じやすくなるのです。
そして、大概の場合、女性は男性のこのようなズルい本音を知らないもの。
男性の「いつかは結婚したいと思っている」という言葉を鵜呑みにしてしまい、結婚話がなかなか進まないことにストレスを溜めやすいのです。
女性は同棲を何年も続けたいと思っている人は少なく、「早く結婚したい」というのが本音。
同棲期間が長くなればなるほど、結婚願望が強い女性は男性に不信感を募らせるようになってしまうでしょう。
結婚への温度差を解消するためには、同棲を始める前に、しっかり具体的な挙式・入籍の日程まで決めておくことが重要です。
両家へ同棲の挨拶を済ませるかどうかも、「本気」かどうかを見極めるポイントになります。
期限を決めない同棲は、結婚へ繋がりにくいので注意が必要です。
【4】束縛
あんまりにも好きすぎて「束縛」がきつくなると、ストレスを感じた相手から同棲の解消を言い渡されてしまうことがよくあります。
同棲は結婚しているわけではないので、激しい束縛を受けると、相手が一緒に暮らしにくさを感じてしまいます。
「結婚したら、もっと束縛がひどくなるんじゃないか?」
そんな風に一度相手に不信感を持ってしまうと、結婚相手として考えられなくなってしまいます。
同棲中だって、職場の飲み会、友達との遊び、家族との団欒は普通に続けたいですよね。
しかし、中には恋人が他の人と交流を持つことを嫌がるタイプもいて、理由をつけて誘いを断らせようとしたり、他の人と出かける度に不機嫌になるケースがよくあります。
人間関係にまで干渉されるようになってしまうと、やはり良い気分はしないもの。
徐々に相手に対する不信感募り、最終的には別れを選ぶ人もいるでしょう。
束縛が原因で破局しないようにするためには、やはり相手に依存し過ぎないことが大事です。
【5】経済力
同棲のストレスとして、お互いに言いにくい悩みとして、「経済力」の問題が挙げられます。
同棲する時は、早く一緒にいたいので、相手に経済力があるかどうかなんて、あまり気にせず暮らし始めてしまう人もいるでしょう。
しかし、いざ一緒に暮らし始めて見ると、毎月の家賃、食費、光熱費など、現実は「お金」の問題が山積みです。
同棲前に、生活費をどのように支払うかちゃんと決めていなかった人は、後になってから「これも私が払うの?」と不満を募らせることがあります。
特に、仕事をしていなかったり、低収入の女性の場合、同棲中は相手の経済力に頼りたいとのが本音。
相手がそれを察知して、「自分が多めに払うよ」と配慮してくれる場合は良いですが、「結婚しているわけじゃないんだから、生活費は折半が基本」と、経済的に頼ること暗に否定してくる場合は、同棲で「格差」が生じてきます。
もしも経済的に苦しい場合は、「相手がきっと多めに払ってくれるだろう」と安易に考えず、同棲前から「収入が少ないので、ちょっと多めに払ってほしい」と相手に相談をしておきましょう。
また、同棲を始めても、男性側が低収入の場合、なかなか結婚話が進まないことがよくあるので、相手の経済力は同棲前によく確認しておきましょう。
特に、同棲中に「お金を貸してほしい」と言ってくるような事が多くなると、信頼関係が壊れてしまうので、安易にお金を貸してはいけません。
同棲のストレスを解消して結婚へつなげる解決方法は?
同棲中のストレスは、それぞれ原因が異なりますが、問題が出てきた時に、あやふやにせず、ちゃんと言いにくいことであっても話し合うことが大切です。
真面目な話をしようとしている時に、「疲れている今はやめよう」「今度話そう」と逃げようとするような相手であれば、結婚しても上手くいくわけがありません。
あなたが話し合いたいと切り出した時に、誠意をもって話し合いの場に応じてくれるかどうかというのは、結婚相手を見極める上で非常に重要なポイントです。
真面目な話を茶化して、まともに取り合ってくれないような相手なら、同棲を解消して別れた方が、あなたにとって本当の幸せになるかもしれません。
まとめ
同棲中は、次から次へと色々な問題が出て来るものです。
ちょっと話し合えば解決できる小さな問題から、「別れた方が良いかも」と思うような大きな問題まで悩みは尽きないでしょう。
特に結婚願望が強い人が同棲をする場合、一番気をつけないといけないのは、同棲したからと言って必ず結婚できるとは限らないこと。
婚約して、結婚式の日取りを決めて、万全の体制で同棲を始めたとしても、同棲中に相手の気が変わってしまったらそれまで。
同棲しても、別れることになる可能性は、いくらでもあるので、相手に依存しすぎないようにするのが大切です。
相手を束縛せず、お互いに適切な距離感を保てば、良い関係が築けます。
ほんのちょっとの思い遣りで同棲生活は円滑になるので、お互いへの気遣いを忘れてはいけません。
同棲を結婚へ上手く繋げるために、お互いに日頃からよくコミュニケーションを取り、問題が出てきた時には二人でよく話し合って乗り越えていくのがポイントです。